〈例会報告〉 金比羅クライミング3 記 M・A

日 時:2022年7月23日(土) 晴れ

参加者:男性4名、女性2名、計6名

コースタイム: 江文神社9:30~「フネ」~江文神社16:20

【山行報告】天気は週初めの大雨から回復し、いよいよ夏らしい晴れ空。そんなわけで今回はかなりの車が先に駐車している。北尾根取付きを眺めMKでリードクライミングされてる方を羨望の目で眺め「フネ」に向かう。が少々ルートを外しいろんな岩を見ることができた。まだまだ知らない岩がいっぱいある。やっと「フネ」に到着し今日はここでリードクライミングをやります。

右脇道から終了点に行き自己ビレイを取って支点構築。ロープダウンでは2回とも岩に引っかかってしまった。ここは岩の傾斜が緩やかなのだ。支点を西村澄さんに確認してもらい、いつものように西脇、村上、西村さんと順に懸垂下降で下りる。だんだん慣れてきているので気を引き締めもう一度しっかり安全確認を行った。 それから各自最初はトップロープで登ってみる。続いてクイックドローの掛け方を練習する。上下、左右の確認をし掛けた後外していく。そしていよいよリードに挑戦。「フネ」は難所もなく意外とスムーズにリードで登れた。なかなか気持ちが良い。難度の高い岩場ではこんなに楽にはいかないはずだが。今日は遅くまで粘ってみんなそれぞれに楽しんだ例会となりました。 9、10、11月とあと3回予定しています。 無理せず安全にクライミングの初歩を楽しむ例会です。興味のある方はぜひ参加してみて下さい。次回は「ピラミッド」でのクライミングです。

クライミング一言感想             記 M・A

6月に10年ぶりに岩登りにトライしました。ワクワクびくびくです。金毘羅のゲートロックに挑戦しました。思いとは裏腹になかなか一箇所がクリアできません。皆さんの励ましとアドバイスで2回目でクリアできました。岩登りは危険ですが3点支持を守ればロープで確保してもらえるので危険は少ないです。ホールド(手で持つ岩)、スタンス(足をおく岩)を捜して一歩一歩よじ登って行くのは快感です。ひたすら上を見て進んで行くので高さに対する恐さは少ないです。極端に言えば山の中を歩くのは一人でも歩けます。岩登りは指導者とビレー(確保)する人、道具がないと出来ません。縁あって山岳会に入会しだから一度ぐらいは経験してもいいのではと思います。

【7/23日(土) 第3回 岩登り例会「金比羅」】

<使用した岩場> ; 「フネ」

<目的、テーマ> ; “リードクライミング”を練習する。

<練習内容と成果>この日は、参加者の皆さんが希望されていた“リードクライミング”の練習です。使用する岩場は、北尾根の北側で「MKフェース」の上部奥にある岩場「フネ」です。この岩場には、傾斜が緩くてガバのホールド、スタンスがあり、大体1.5m間隔でランニングポイントのピンがあって、初めての“リードクライミング”を体験する人には最適のルートです。右京でも、他の会も“リードクライミング”の初めての人向けには、大体この岩場で練習します。

当日、林道工事でややこしくなっていますが、林道をY懸尾根への道を左に見て「MKフェース」へ行きます。そこから尚も上部への踏み跡を辿って「フネ」の岩場へ向いましたが道を迷ってしまい、探せども「フネ」の岩場が見つかりせん。岩場を知っている西村(済)さんと、石田で手分けして探しましたが見つからず、もう一度「MKフェース」に戻って、そこから慎重によりしっかりした踏み跡を辿り直して、やっと「フネ」の岩場に着きました。こんな所でもルートファインディングをおろそかにするとえらい目に会います、反省!私のチョンボのお陰で、約1時間弱のロス。お陰でこの日は皆さんに残業をお願いして予定の練習をしてもらいました。申し訳ありませんでした。

岩場に到着後、まず最初に、右側の巻き道から、澄子さん、Mさん、Nさんで終了点を作り、トップロープをセットしてもらいます。設置後は、Mさんと西脇さんは練習がてら懸垂下降で下ります。取り付き点で、皆さんに“リードクライミング”のやり方(ヌンチャクのかけ方とロープのかけ方等)と、落下時のリスク、ビレーヤーとのやりとり等を説明、その上で皆さんに“ヌンチャク掛け”の練習をしてもらいました。これは、トップロープで登るのですが、実際に各支点のピンにヌンチャクを掛けながら登ります。ルートの確認と支点の位置を確認して、本番の“リードクライミング”に備えます。

その上で、少し経験があるMさんとNさんには実際に“リードクライミング”で登ってもらいました。一部ロープの通し方で、“逆クリップ(ロープが下向に出る)”の所もありましたが、無事にクリア。続いて“リードクライミング”が全く初体験の佐々木さんと本当に久し振りのM・Aさんには、同じように“リードクライミング”で登ってもらうのですが、万一の時に備えて別途トップロープで確保して登ります。これは、“なんちゃってリード”と言われて、初めてリードクライミングを行う人に、より安全に技術を習得して頂くために良く行われています。これで、ヌンチャクのかけ方、ロープのかけ方を体得してもらった上で、実際の“リードクライミング”をやってもらいました。皆さんクリアです。

この後、よりスムーズにリードクライミングの動作が出来るように、各自2本目を登ってもらいました。“リードクライミング”はリスクの高いクライミングですので、皆で慎重に登りますので、結構時間がかかります。途中から朝の時間ロスのお陰で、残業になってしまいましたが、熱心に全員が2本以上の“リードクライミング”を行ってこの日の練習を終えました。参加者全員が、“リードクライミング”を体験し、練習してそのシステムを習得されました。成果のあった「岩登り練習例会」となりました。

 

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