例会報告 六甲全山縦走②     記K・S

【山行日】 2022年9月25日(日)

【天候】 晴れ 

【参加者】 女性5名、団競り4名、計9名

【コースタイム】鵯越駅8:40発~石井ダム登山口9:15~菊水山9:55着・10:20発~ 鍋蓋山11:40着(昼休憩35分)12:15発~摩耶山15:35~掬星台15:40~摩耶別山16:00~記念碑台17:40~六甲ケーブル山上駅17:55着・解散

【山行報告】六甲全山縦走3分割の2回目。朝から快晴の山行日和です。長丁場ですが気温も朝は低めで気持ちよく歩けることを期待して、前回の続きの鵯越駅から登山開始です。

六甲全山縦走路は昔は総距離50km超えるとされていましたが、最近の測量では47Km位らしいです。今回の縦走コース3分割の2回目はその中でも距離は公式約17㎞と長く、登り累積標高差は1600mあります。登りがい歩きがいと覚悟と根性がいるコースです。出発前から数人の方から「行けるやろか心配」「摩耶山でロープウエイ使ってでも下りられますよね?」など消極的な訴えもありましたが、リーダーから「歩く前から弱気は却下!」と優しく?励ましの言葉をかけられ、気持ちを切り替え歩き始めます。一つ目のピーク菊水山の登り口まで30分ほどはアスファルト道で、皆さん余裕の歩きでしたが、登山口からの登りは急登の階段が待っていました。

菊水や展望台から望む旗振山と鉄拐山

延々と続く階段、日差しも強くなってきて、水分補給休憩を何度も挟みますが、いきなり急登なので疲れも汗も遠慮がありません。「菊水山は、まだ一座目やけどきついわ!」と言いながら登り40分。ようやく林の中を抜けて視界が広がり、菊水山山頂(458m)に到着です。登り口から頂上までの高低差は300m程でしたが、ほぼ急階段、お疲れ様顔での登頂でした。

 

一息ついて余裕の菊水山頂上

山頂は風もあり、菊水山と書かれた立派な石碑もあって展望台からは瀬戸内海や前回①で登った旗振り山や鉄拐様などの山々が見えて、休憩ベンチで気持ちよく一息つけました。広い山頂では大勢の登山者やグループ、草原には自然保護観察の人達なのか大きな虫網を振り回している人たちもいてにぎやかでした。元気な高校生に集合写真を撮ってもらって次のピーク鍋蓋山へ向かいました。

急な鍋蓋山への登りが続きます

菊水山から急坂を下り天王吊橋に到着。続いて下った分の登り返し、ここからまた急登、菊水までの階段ほどではないけれどしっかり急登です。 途中、メンバーの一人が体調不良でペースを落とし、何度か休憩を入れましたが 鍋蓋山には予定よいち早く頂上に着きました。

鍋蓋山山頂は広くて眺めも良く、ベンチやテーブルもあって大勢の人でしたがゆっくり昼食休憩をとれました。ここも次々に登って来られるトレランや全山縦走の練習のグループがお賑やかな鍋蓋山山頂でした。快晴の山頂で撮影。

快晴で気持ちの意鍋山山頂

次のポイント大龍寺までは下り基調なので余裕の歩きです。縦走コースにそって再度越を通り大龍寺山門に到着。山門前の自販機で飲み物補給休憩をとり、市ケ原まではしばらく舗装道です。この辺りは青モミジが茂っていて「紅葉の時は見ごたえがある道やね」と余裕の会話が弾みます。市ケ原は布引の滝からのハイキングコースとの合流地点で、日曜日とあって大勢の人でごった返していました。川遊びの家族連れグループも多かったです。

ここからまたまた登りです。今回のコースで一番きつい登り坂の稲妻坂は高低差300mほど、その次の天狗道が200mほどの高低差。昔に比べたら整備されていて時々岩場を登る箇所もありますが、歩きやすくなっています。摩耶山三角点にはペースを少し落としていたので希望者だけ立ち寄り、掬星台には15時40分到着。ここで不調の1名とサポートをして頂くYさんはロープウエイで下山されて、残り7名で続きを歩くことにしました。掬星台から摩耶別山、アゴニー坂に向かいます。

掬星台展望台から望む神戸の街並み

アゴニー坂の石ゴロのザレ場の下りは疲れも出てきて思っていた以上に長く感じます。舗装道路に出ると下り基調でホッとしながら、道路から登山道に入るとそれほどの登りではないのですが、皆さんお疲れで会話も少なくなります。

午後4時半を過ぎ「日暮れが早くなってきたね」と話しているうちに三国岩、そしてダイヤモンドポイントの案内看板まで到着。別荘地帯をぬけるころには5時を過ぎ「6時のケーブルに乗るのは無理かなあ」と言いながらも無心に歩くメンバーです。記念碑台では5時40分。見事に17時55分ケーブル駅に到着!18時のケーブルで下山できました。

メンバーの体調不良のアクシデントはありましたが、当初のケーブル時刻より20分ほどの遅れで到着出来て良かったです。約17㎞、高低差累計1,600m全山縦走②皆さんよく歩かれました。お疲れ様でした。今回も先頭を順番にお願いして、気持ちよく歩けました。ありがとうございました。