【例会報告】三つ峠山報告   M・S

山行日 4月22日(土)~23日(日)

参加者 女性16名、男性4名、合計20名

コースタイム

4/22 京都7;00=バス=登山口13:40~三つ峠山荘15:30~開運山15:50~御巣鷹山16:20~三つ峠山荘16;45

4/23 山荘7:40~木無山7:45~母の白滝9:40―事故―10:25~浅間神社=バス

【山行報告】

三ツ峠小屋前にて

4/22 久しぶりのバスハイク、コロナの為4年ぶりではないでしょうか。10人位集まるかなと10人位の計画を立てましたがなんと20人。御蔭様で交通費は半額、全国旅行割と労山割引で案内では35000円と出していましたが18000円で行けました。お天気も良くて、富士山を見るべく山梨県へ期待は高まります。途中の高速の路肩では藤の花が満開です。登山口までの車窓からは芽吹き始めた、まだ柔らかそうなモコモコした緑に山桜が点在していてとても綺麗です。桜と新緑が同時に見られるなんて滅多にないことです。自然豊かな日本に生まれて幸せです。大勢の仲間と山に行ける平和な日本に感謝です。

登山口から林道を少し登り、道が林道と登山道とに別れています。登山道は少し急ですが1時間ほどで林道と合流しました。しばらく歩くと小屋が見え、富士山も見えています。5合目位からが見えて白い雪を被ったどっしりとした富士山です。白いので陰影がはっきりとしていて立体感が有ります。もっと見たくてザックを小屋に預けて開運山を登りました。階段続きで息を切らしましたが、目線近く、真近に見えました。三つ峠山とは開運山、御巣鷹山、木無山の総称です。御巣鷹山へはいったん降りて登りますが展望も無く、レーダーの建物が有るだけでした。雲が出てきたので富士山の夕日は見られませんでした。

遠くにかすむ富士の山

4/23 曇っていて富士山が見えません。朝日に輝く富士山を期待していたのに残念です。木無山は花が多いそうで花の百名山に選ばれていますが、まだ季節が早いので花は咲いていません、富士山も曇っていて見えません。道標がしっかりと有るので迷う事は有りませんでした。母の白滝の道標から谷に降りて行きます。段差の大きな

階段が有ったり、幅の狭い登山道だったりで気を使いますが渓流は綺麗です。上から見ると鳥居が有り、やっと母の白滝(実は父の白滝)だと思っていると、後ろから 「危ない!」と声がして振り返ると中村さんが1回転して落ちてきました。直ぐに起き上がりましたが、額から血が流れています。取り敢えず水でを掛けて、ガーゼで圧迫止血、押さえ続けると何とか止まり、幸い携帯電話が通じたので救急要請をしました。

付き添いは私1人にして、高木さんは皆を追いかけて下山しました。山梨日赤病院に運ばれ、脳波や色々な検査をして、2か所、頭と額をそれぞれ4針づつ縫ったそうです。事故が起きても直ぐに病院に行けて治療してもらえる有難さを実感しました。時間を見ると12時半位です。バスがまだ近くならタクシーで駆けつけるので待ってもらえる様に頼み、タクシーを呼び、皆と合流して京都まで帰りました。

事故現場は鉄の階段が終わり、石段になった所です。滝の飛沫で濡れていて滑りやすくなっていました。落下は2mくらい、でも不思議に思ったのは下に落ちるのではなく、石段の横に1回転するほどの勢いで落ちた事です。本人に聞くと、おしゃべりをしていたり、よそ見をしていたりではなく、「その前に一度滑ったので気をつけないといけなと思っていたけど足を滑らせて落ちた。一瞬の事なので分からない」。他の人に聞くと、端の方を歩いていたみたい、ストックを滑らせたみたい。想像ですが、足を滑らせてスットクを突いても端なので空を着き、バランスを崩して横に落ちたのではないかと思います。

以前にも右京でスットクを滑らせて橋から転落。頸椎、を打って暫らく入院されていました。後遺症が無かったのが幸いでした。時々、道の端を歩いている人を見かけます。怖いから山側に寄ってと声を掛けますが、もしバランスを崩したらと思って意識して山側を歩くようにしましょう。ストックも谷側に着く時は一気に体重を掛けない様に気をつけてください。事故は危ない所よりも、何でもない所で起きる事が多いそうです。山では常に安全を心掛けてください。

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