【例会報告】桟敷岳報告    記M・S

日時 10月30日(日)

参加者  女性5名、男性2名、計7名

コースタイム:岩屋橋9:30~岩茸山11:10~桟敷岳11:50=昼食=12:20薬師峠13:30~志明院14:00~岩屋橋14:20

【山行報告】

桟敷岳山頂にて

コロナが流行ってから久しぶりの北山です。3~4年ぶりです。岩屋橋から林道を歩き、登山口の標識から西谷林道に入ります。何年も人が入っていない様に林道は一面、コケで覆われていました。でも以前有った倒木は片付けられていて、歩きやすくなっていました。林道の突き当たりから渡渉して尾根に登っていきます。薬師峠から桟敷岳に至る稜線に出会い桟敷岳へと登っていきます。登山道を登って行くと先頭の駒井さんたちが立ち止まりました。行き過ぎたみたいで引き返して分岐を探します。判りにくい分岐です。そういえば以前もここで間違えました。後で思い出しました。岩茸山の分岐を確認して進み、岩茸山は帰りに登る予定です。岩茸山を巻くはずでしたが急斜面を登りきると岩茸山の標識が有りました。

薬師峠六隊地蔵

桟敷岳は何回も登っていますがこの道は初めてです。

岩茸山を直登するか、巻くかだけだと思っていましたが、間から登る道が有るなんて知りませんでした。後はスムーズに山頂まで到着しました。帰りは久しぶりに志明院を通って下山ですが、歩きにくい谷道で大分遠回りでしたが岩屋橋発のモクモク号が15:10しかないので時間を見て下山しました。

岩屋橋たもとに下山

【例会報告】近江・八幡山(283.8m) 記Y・A 

【山行日】 2022年10月23日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性17名、男性2名、一般1名、計20名

【コースタイム】京都駅(9:00発)=近江八幡駅(9:30)=近江鉄道バス(9:45発)=渡合バス停(10:05着)~百々神社登山口(10:25発)~水郷展望台~望西峰(278m)(昼食タイム11:40~12:10)~北ノ庄城跡(12:30)~八幡山(13:30)~八幡城跡・村雲瑞龍寺~ひむれ八幡宮下山口(14:40着・解散)

【山行報告】

近江鉄道バスに参加の20人が乗り、渡合(わたらい)で降り、長命寺川を渡って百々神社(ももじんじゃ)に到着しました。一般参加者の吉田さんがおられるので、簡単に自己紹介をしてから10時25分頃登山口を出発しました。登山口の案内板を見ると最初は急な坂ありと書かれていました。樹木の根っこは張り出していますが、これまでのの晴れ続きで土はしまっていて、ゆっくり登れば大丈夫な坂です。日陰なのであまり汗はかきません。

低山の山ですが、3月はショウジョウバカマ、4月はオオイワカガミの群生地があり、「花回廊」の看板が立っています。先頭を歩いていた私は、オオイワカガミの沢山の青い葉につられて花回廊に突っ込み、少し正規の道から外れてしまいました。後方を歩いていた人達に指摘してもらい、分岐まで戻りました。この頃、自分の思い込みで道間違いをすることがあるので反省です。ショウジョウバカマの葉は色づいているはずだけど見つけられなかったので、また、来春にこの花回廊に来て確かめたいと思いました。

急坂や花回廊を過ぎると水郷巡りの西の湖や田畑が眺められます。さらに奥の方には安土城跡のある安土山や観音寺山なども見られます。ヒノキの植林地帯があり、樹木の間隔も整備され、伐採の枝などもきれいに並べられています。歩き始めて1時間15分位で望西峰(278m)に到着しました。少し早めの昼食タイムにし、ここからの眺めも楽しみました。西の琵琶湖側が見られ、長命寺のある津田山やピンクのコスモス畑や、さらに奥にはうっすらと比良の峰々も見えます。

西の湖と近江八幡の田畑

昼食後、先に進むと北ノ庄城跡(254m)に着きました。ここで休憩していた人達が2~3人いて、何と今日初めて出会った人達です。私達は先を急ぐので立ち休憩だけで進みましたが、ここも眺望のよい所でした。この山の縦走路はそれほどきつくはないですが、アップダウンが何回かあり、鞍部も何か所かありますので、侮れないです。春には餅ツツジのトンネルが楽しめますよ。

八幡山の頂上で集合

さらに進んで行くと、「長命寺港展望台」や「のろし展望台」などの標示がありました。いよいよ八幡山の最後の登り坂になりました。最初に目に入ったのは石垣の一部でした。八幡山その横を通っていくと三角点のある八幡山の広場(北の丸)に着きました。ここは八幡城跡で、戦国時代の豊臣秀次の菩提寺の村雲瑞龍寺もあり、沢山残っている石垣が戦国時代の名残を偲ばせてくれます。

望西峰で昼食タイム・長明寺のある津田山を望む
西の丸跡から琵琶湖と比叡山や比良山を望む

下山はロープウェーを横に見て、歩いて下りました。家族連れや若者達が歩いて登って来ていました。やはり八幡山は人気の山のようです。全員無事に2時40分頃ひむれ八幡の神社横に下山し、ここで解散しました。この後三々五々、神社にお参りに行かれた人達や甘処へ寄られた人達や近江八幡駅まで歩いて帰られた人達がおられました。皆さんお疲れ様でした。

【例会報告】生石高原報告   記M・S

日 時 10月18(火)~19(水)日

参加者 女性9名

コースタイム 

18日  四条大宮8:00=車=白浜14:00

19日  ホテル=車=生石高原駐車場11:30~笠石~生石ヶ峰12:00~展望台~駐車場12:30=車=帰京

【山行報告】

18日(火):西日本最大の生石高原のススキを見に行きました。全国旅行支援を利用して。南紀 の美味しい魚を食べる目的も半分有ります。18日は白浜のホテルでチェックインし000円のクーポンをゲット。サービスのコーヒーを飲んで一息入れてから、白浜のとれとれ市場に行きました。3000円分のお土産を買ってホテルに戻り、温泉とグルメを楽しみました。

19日(水):ホテルをゆっくりと9時に出発して、生石高原の駐車場、観光バスも駐車できる 大きな駐車場です。高原全体がススキの原で見渡す限りススキの山が重なっています。この日は雲一つ無い青空でススキがとても綺麗です。突き出している笠石で展望を楽 しんでから、ススキの中の小道を登って生石ヶ峰まで登ります。30分程で山頂に着き、大展望を楽しんでから、駐車場近くの山の家「おいし」で昼食、卵かけご飯が美味しかって。卵の味が濃かった。お天気も良くて楽しいひと時でした。

生石高原(生石ガ峰・870m)ゆっくり例会感想  記Y・A

山行日:10月18日(火)~19日(水)

和歌山県紀美野町にある生石高原に初めて行きました。ススキ原に覆われ、ちょうど10月中旬頃ススキの穂が銀色に輝きとても美しかったです。高原にはたくさんの花も自生しているとのことです。センブリやリンドウやアキノキリンソウなどの花々も見ました。山頂の高さは870mですが、車山行なので頂上近くの「山の家おいし」まではドライブです。頂上からの360度の展望を眺めながらとてもゆったりした山登りを楽しみました。

生石高原の「笠石」大岩塊上での集合写真
リンドウの花
センブリの花
生石高原ススキ原

前日は白浜のエクシブ泊で、アドベンチャーワールド、和歌山空港、白浜の海を眼下に見たり、買い物や美味しい食事を楽しんだりしました。京都から少し遠いですが、秋を満喫できる場所に行けて良かったです。有難うございました。

アドベンチャーワールド
白浜空港

【例会報告】六甲全山縦走③  記K・S

【山行日】 2022年10月16日(日)

【天候】 晴れ時々曇り 

【参加者】 女性6名、男性4名、以上10名

【コースタイム】丁字ヶ辻9:20発~記念碑台9:35~六甲山頂上11:20(休憩30分)11:50発~一軒茶屋11:55~六甲越12:05~後鉢巻山12:10~水無山12:30~船坂山13:25~大平山14:00~大谷乗越14:25~譲葉山15:05~岩倉山15:20~塩尾寺15:35~宝塚16:25着・解散

【山行報告】六甲全山縦走三分割例会も3回目、前回続きの記念碑台から宝塚までの約17㎞。今回は下り基調とはいえコースには6山あり、アップダウンが随所にあるコースです。

今回はなんと六甲山ケーブルが運航停止というアクシデントから始まりです。前日再確認していて判明。代替えバスの運行はあるとのことでしたが時間がかかり回数も少ない。どうするかと思案の中検索をかけ見つけたのが集合場所の阪急六甲駅からドライブウエイ経由で記念碑台近くの丁字ヶ辻を通る路線バスがある。朝2便だけの激レアなバス路線ですがうまく9時発、これならいける、なんと交通費も安く、ケーブル駅から記念碑台までの15分の登りもない。安くて楽して記念碑台に到着できる(笑い)。ラッキーでした。交通機関は「何が起こるか分からない」と改めて実感、前日の直前確認の必要性を感じたのでした。

六甲山最高(峰)

テキスト ボックス: 六甲山最高(峰)記念碑台からの全縦路前半はドライブウエイとコースが重なるところもありで、猛スピードで走ってくる車もあるのでヒヤヒヤ歩きと横断です。素早く渡れる方ばかりでした。ゴルフ場を抜け、みよし観音でひと息つき、六甲ガーデンテラスで観光客と混じり、アップダウンの繰り返し登山道を歩きます。全山縦走大会の時は、ポイント通過になるので、いくつかの登りのピークは飛ばしてドライブウエイを通るショートカットが主流とのことですが、今回は省かず全縦路を丁寧になぞって歩くので、歩きがいがあります。

秋も深まりススキも綺麗です

時々神戸の街並みが見えるので一息つきながらアップダウンに負けずゆっくりでしたが山最高峰(931m)には11時20分到着。

神戸の街並みをバックに、先は長いですが余裕の皆さん

頂上は日曜日とあって大勢の人が休憩中でした。すすきの穂が秋の訪れを伝えてくれておりました。

太平山への登返し

広く綺麗になった一軒茶屋横の休憩所下りるとサイクリングやトレランの人たち、山のグループや家族連れ、街中の様な人でびっくりでした。休憩所を後にしてドライブウエイに沿って東六甲分岐点で登山道に入り、急坂や石ゴロで歩きにくい箇所がいくつもありましたが、水無山(804m)を順調に通過し、船坂峠まで一旦下り、ホッとする間もなく登り返しで大平山(681m)へ、息が切れます。大平山には無線基地局があり、頂上はフェンス中かその周辺の様?YAMAPの頂上表示でちょっとアバウトに判断です。その後は下り基調で舗装道路から再度山道に入り、岩場の急斜面を降りて大谷乗越にでます。

くっきり見える大阪のビル街

ドライブウエイを渡ると譲葉山へのまたまた登り返しです。時々風はあっても汗が流れます。アップダウンの繰り返しで疲れも見えますが、皆さん良いペースで譲葉山、岩倉山(488m)と過ぎ、整備工事中でしたが塩尾寺手前の荒れた急坂もスムーズに下りてお寺には15時35分到着できました。

一休みして長い舗装道路を下り塩尾寺休憩所展望台へ。展望台からの眺めは空気が澄んでいて街並みが輝くように見え、疲れを癒してくれました。ゴール地点の宝塚湯元大広場には16時25分到着し、解散前に全山縦走3分割の3回参加、全山縦走路完歩の西村さんと村上さんの健闘をたたえて、みんなで拍手を送り、三分割③を無事終え帰路に着きました。皆さんホンマにお疲れ様でした!

平日例会報告 飯道行場巡り 記K・S

【山行日】 2022年10月13日(木)

【天 候】 晴れ時々曇り

【参加者】 女性4名、男性3名、計7名

【コースタイム】貴生川駅8:42~三大寺登山口9:20~杖の権現茶屋休憩所10:45~飯道山頂上11:10~飯道神社11:40(昼食休憩30分)~行場巡り~飯道神社13:15~杖の権現茶屋休憩所13:30~三大寺登山口15:00~貴生川駅15:30到着・解散

【山行報告】飯道山は最近テレビで紹介されて人気の山ですが、昔から近江の三大修験道のひとつとして山岳信仰の対象とされた山です。今回は貴生川駅から三大寺登山口コースを登り、その後飯道神社に立ち寄り、希望者には修験道行場巡りを案内する計画をたてました。

朝は涼しく秋の訪れ感じましたが気温がどんどん上昇して暑い日になりました。駅から通る村の田園は稲刈り真っ盛り、飯道寺に寄って40分ほどで三大寺登山口到着です。登山口からの林道は雨でえぐられ凸凹はありますが、石仏があったりも古道の痕跡もあります。途中から舗装道になり、364mPにはベンチと綺麗なトイレもあって、水が豊富で一応水洗でした。

長い歳月を感じる石仏

川沿の道には沢蟹がいて単調な舗装道ですが自然を味わいながら歩くハイキング道です。舗装道が終わり山道に入ると岩ゴロゴロの急坂道になり、雨上がりで水が流れているので注意して登ります。ゆっくりペースで登り森を抜テキスト ボックス: 縦横無尽に延びる枝が前衛的けると「杖の権現茶屋休憩所」に到着。日差しが暑く水分補給をして頂上への急坂に向かいます。滑りやすい急登箇所には鎖やロープも葉ってありますが汗が流れます。尾根筋に出ると縦横無尽に枝を伸ばし前衛芸術の様な木と遭遇。しばらく不思議な光景に見入っていました。

縦横無尽に伸びる枝が前衛的

最後の急登を登り終え頂上に到着すると、大きな「飯道山664m」の看板が迎えてくれます。頂上からは三上山や薄曇りのかかった比良山が見えました。ベンチは有ってもさほど広くない山頂なので昼食は飯道神社にすることにし20分ほど下りると飯道寺遺跡に到着。広大な遺跡跡で最盛期には20か所あまり寺院が立っていたそうです。飯道神社の大きな鳥居をくぐり奥に進み本殿前に到着。拝殿前で昼休憩タイム。

吉田類の日本百低山でも有名になりました

【行場巡りコース】希望者の予定でしたが、皆さん興味津々で全員参加です。

テキスト ボックス: 平等岩にチャレンジ中のベテラン女子2人本殿横から行場に向かいますがいきなり急斜面を下り、鎖を使い巨岩を乗り越えますが、まだ行場ではありません。狭いトラバースの崖路をさらに下り、5~6mはある巨岩の「天狗岩」に到着。見上げながら狭い斜面を通過し、最初の行場「不動の押し分け岩」に到着。大きな岩の間は人が通れるかどうかのギリギリの隙間で鎖やロープに頼りながら下りていきます。体形制限がありそうな隙間、通れるか心配されていた方もおられたが、無事戻ることなく全員通過出来ました。

平等岩にチャレンジ中のベテラン女子2名

その横の「平等岩」は5~6mの高さの巨大な岩で2方向から鎖が垂らしてあるが足場が不明瞭でしたが、岩の上を目指しチャレンジャーが挑みます。下りが難しそうでしたが、岩の頂上にはMさんが登頂出来て、行場らしくなってきた。

蟻の塔渡り 左は谷底。落ちないように慎重意に!

続いて本命の「蟻の塔渡」に向かう。手前に「先に進まず安全に神社に戻れる抜け道あり」と優しくショートカットの道案愛があるが全員行場コースへ。いよいよ修行の場らしく難度高め。片側は断崖絶壁の狭い岩の上を渡って行くのだ。岩壁には鎖が張ってあるが揺れ幅が大きいのであてにしてはいけない、要注意だ。用心に鎖を持ちながら尖った岩の上をバランスを崩さないで渡って行く。10m程の短い距離だがちょっとスリルがあった。

その先には「胎内くぐり」の巨岩があり、太い鎖を支えに巨岩の間を一気に下る。段差があって足場が分かりにくいが無事通過。 最後の「岩上」の行場が一番難所だったと思う。垂直に近い崖を登るのだが、ここも足をかける場所が不明瞭で鎖も使いながら三点支持で体重移動、足場を探しながら体力もいる行場でした。

最後の難所 岩上を登る

一つ目を登り、二つ目の岩壁を登り切って先に進むと本殿裏に到着。テキスト ボックス: 東ののぞき岩から山の向こうに小さく三上山が見えます本殿裏には二つの巨岩の「東ののぞき岩」があり、岩の上からは遠く三上山や近江の町が見えました。登りは出来ても下りに難儀したのぞき岩でした。

東ののぞき岩から山の向こうに小さく三上山が見えます

緊張感がある巨岩、奇岩の行場巡りちょっとスリルも味わえて楽しかったです。拝殿前で安どの表情で集合写真を撮って帰路につきました。下りはペースも早く、時間もあるので、日本で最初にビールの元祖麦酒を作ったという、水口の総社神社に立ち寄りました。貴生川駅には15時30分到着し。解散をしました。

行場巡りを終えて終えて余裕顔のメンバー

「吉田類の日本百低山」で紹介されてから一躍有名になった飯道山、古くから信仰の山の霊峰飯道山、修験道者に加えて甲賀忍者の修業の場でもあったそうです。緩やかなハイキング道登山とちょっと緊張感のある行場巡り、皆さん楽しまれたようで良かっです。

東ののぞき岩3mに挑戦中