例会報告  比良・武奈ヶ岳 記:K・S

【山行日】2021年11月11日(木)

【天候】 晴れ時々曇り

【参加者】男性4名、女性4名、以上8名

【コースタイム】:坊村8:30発~御殿山10:50~武奈が岳11:40着(昼休憩)発12:15~御殿山12:45~坊村14:45

【山行報告】

御殿山コースは防村からいきなり急坂です。この間倒木も整備されて歩きやすくなっていますが、すぐに衣服調整休憩、何度か休憩をとり一時間ほどで一旦急登が終わります。ここから夏道、冬道の分岐までの登りはブナ林の道幅の狭いトラバース道です。前日の強風で大量の落ち葉で滑りやすく慎重に登り、稜線に出ると今度は踏みあとが不明確でルートファインティング。声を掛けながら、夏道と冬道の分岐に10時に到着。ここから夏道ルートに入ります。強風でほぼ葉を落としたブナ林。落ち葉の世界ですが、ちょうど青空が見えてきて残り紅葉が映え、立ち止まって撮影会。青空をバックにきれいな写真も撮れました。今回の目的は一応達成です。分岐から御殿山への途中急斜面のいつもぬかるんでいる正直いうと歩きたくない箇所がありますが、大量の落ち葉で靴も汚れず(笑い)歩けました。

夏・冬分岐から夏道を進む

落ち葉は半端でなく登山靴がほぼすっぽり隠れるくらいです。ふかふか絨毯道を進んで御殿山への尾根へ。尾根に出ると冬の林の中を歩いている感じです。遠く蓬莱山やいつもは葉っぱが遮っている武奈ヶ岳も枝越しに見えます。

目指す武奈ヶ岳

御殿山には10:50分到着。天気予報では強風で、てんくらの登山指数はCでしたが、雲は出ても青空も見え、風もさほど吹いてないベストコンデション、御殿山頂上から武奈ヶ岳や比良山系の山々は紅葉は過ぎ、すっかり葉を落として晩秋から冬へ一気に季節が進んでいる感じでした。ワサビ峠への下りは石ごろで落ち葉だらけで慎重におり、近づく武奈ヶ岳を見ながら西南稜を進んで、最後のごろ石道を登り切って武奈ヶ岳頂上に11時40分着きました。

山頂から琵琶湖を望む
登頂記念です

遠く伊吹山や鈴鹿山脈、少し霞の中の沖ノ島、先日例会で登った釈迦岳やヤケ山も見え会話も弾んで楽しかったです。集合写真も皆さん笑顔いっぱいでいい表情です。

落ち葉で滑ります・・・

行き怪しくなり30分ほど過ごして下山を始めました。御殿山を過ぎトラバース道は登りで気を使った大量の落ち葉。急斜面では滑る、滑る、しりもちをついたりアクシデント続出、尻もち程度で済んで良かったです。気を遣う下山道を過ぎる頃になると天気は良くなり、色づいた葉が太陽の日を受けて黄色やオレンジ色に輝く様できれいでした。色づく紅葉を味わいながら順調に下山できました。

登山口の明王院に下りてくるモミジの色づき始めのグラデーションの紅葉がフィナーレを飾ってくれました。

比良縦走②ヤケ山~釈迦岳  記:M・A

日時:2021年11月7日(日)

天気:快晴

参加者:女性・6名、男性・7名、計13名 

コースタイム:JR北小松8:25~涼峠9:40~ヤケ山10:25~タンヤマノ頭手前・昼食11:20-11:45~ヤケオ山12:10~釈迦岳12:55~神爾の滝出合14:40~イン谷口バス停15:15

【山行報告】

雨予報がいい方にはずれ秋晴れの中、北小松からにぎやかに歩き始める。滝をちらっと眺めてから涼峠~ヤケ山と順調に登る。比良縦走①の10月3日は真夏日になり最初からへばったが今回は暑くなく気持ちよく進む。琵琶湖の絶景を何度も立ち止まり写真におさめる。タンヤマノ頭手前のススキが茂る秋らしい場所で昼食をとる。北小松を一緒に出発したランタンの2名とヤケオ山でやっと顔を合わせる。長い時間待っていてもらったようだ。釈迦岳からはリフト道を下る。さすがに足に疲れがでてペースは遅い。それでもイン谷口には、15:25のバスにぴったり間に合った。

比良駅横の「おばあさんの店」で反省会をする。山行はなんといっても天気が一番という結果に落ち着く。今日は最高の秋晴れでした。コースタイム5:40を6:50で楽しく歩けました。隣の席にいた女性二人組は、近江舞子駅~雄松山荘道~ワンゲル道~釈迦岳を歩いたと言う。朝、近江舞子駅で降りた人がいてどこへ行くのかなと思っていた方だった。また歩いてみたいコースだ。

Uターン京都トレイル② 清滝~京見峠 記:Y・T

山行日:11月3日(祝・水)

天 気:晴れ

参加者:女性7名、男性1名、計8名

コースタイム:9:00清滝―9:40潜没14橋―10:40高尾-12:10沢ノ池・行動食12:40ー13:30上ノ水峠―14:10京見山荘―14:30京見峠―15:00千束(解散)

【例会報告】

暫くコロナで開催が伸びていた{Uターン京都トレイル}を再開しました。コースは清滝~京見峠まで。季節も良し! 高尾のもみじが「色付きはじめ」の声が聞こえてきました。清滝から清流・清滝川沿いに歩くコースは最高のロケーションでした。

清滝を過ぎて沢池までは少し登りです。登り切れば沢池のほとりで何時ものお弁当を広げてリラックスタイム。お手製のお弁当とおやつでまったりです。

沢池を後にして上ノ水峠を目指すところ一部トレイルが崩壊してう回路が作られています。う回路に標識が無いので注意です。京見山荘まで来ると「美味しいハンバーグを頂ける店が有ります」とMガイドさんから声がかかりました。一同「食べに行きたい~」と絶唱。トレイル③は雪の中を想定しています。

例会報告 鈴鹿・御在所岳  記:Y・T

山行日:2021年10月31日(日)

天 気:晴れ

参加者:女性・8名、男性3名、計11名

コースタイム:京都7:00~名神・新名神菰野IC~9:00一の谷新道登山口10:00-11:00キレット-11:30行動食12:00-13:00山上公園-13:20山頂-13:40山上公園14:00-一の谷新道-16:40駐車場~新名神・名神東IC~19:30京都市内

【山行報告】

山頂にて

京都出る時には小雨が残っていたが鈴鹿に近づくにつれて雲が切れて青空が見え始め登山口に着いた頃には青空が広がり明るい日差しが降り注いできた。御在所岳を見上げると中腹から頂上にかけて緑、赤、黄色と色とりどりの満艦飾で飾られていて今が見ごろでした。歩き始めて少し過ぎたところでSさんが体調不良を訴え山下が付き添って駐車場に引き返し車で待機していただくことにしました。 (後からの話ですがSさんは体調が戻りロープウェイに乗って頂上まで行かれました。)パーティはサブリーダーの村田さんにお願いして登頂を続けキレット手前で山下が合流して頂上を目指しました。

鮮やかな山頂
秋満開

キレットを過ぎたあたりから頂上付近や遠くに見える尾根筋が紅葉していて見ごろで本当にきれいでした。

山頂ロープウェイ乗り場

頂上でゆっくり休憩して昔に降りた「一の谷新道」を下山しました。昔のイメージでスムーズに降りたような気がしていましたが一の谷新道は「中級者以上」と書かれた看板が所々に備えられていてちょっとビックリでした。看板通り少し難儀しながらそれでもエアリア・タイムの時間内で下山することが出来ました。久しぶりの御在所岳、今が見ごろの紅葉を堪能して帰路につきました。

無雪期搬出訓練報告 記Y・T

山行日:10月24日(日)

天 候:晴れ

参加者:右京4名、他7労山・25名、スタッフ・11名、合計40名

訓練会場:山科・安祥寺林道ゲートを越えたところ

【山行報告】

 スタッフ、参加者40名は4範に分かれ平地で 

  ①テープスリングで簡易ハーネスを作る

  ②8mm・細引きでクローブヒッチ結びの練習

  ③8mm・細引きでムンターヒッチ(半マスト)結びの練習

  ④8mm・細引きでオーバーハンドノット結びの練習

 以上の結びと簡易ハーネスを作って救助隊が準備していただいた山道の西斜面

 に登って班単位で「カラビナスルー」を行う。カラビナスルーとは簡易ハーネス先端にカラビナを付けそこに120cm・テープシュリンゲを使ってガースヒッチで結び(山下は)兎の耳(二本に分かれた先)にカラビナ2枚をつけて斜面に結ばれた細引きにカラビナを通して確保しながらトラバースを行う。所々で枝や幹の障害物があるので1枚のカラビナで確保、もう1枚のカラビナを外して障害物から先のロープにかけて障害物を越えて前のカラビナを外しかけ直して先に進む。少し説明しずらいですが厳しい斜面でのトラバースの際、リーダーが張ったロープを使って安全に通過する技法の事です。春にでもなれば右京例会で取り組んでみたいと思います。カラビナスルーが終われば細引きを使ってオーバーハンドで何個かのリングを作って簡易ハーネスにつけたカラビナを掛けて斜面の昇り降りの練習。オーバーハンドで作ったリングの長さが狭すぎてもダメ、長すぎてもダメ、リング間の距離の取り方が難しかったです。最後に山道の東斜面を使ってムンターヒッチを作って確保と登り降りの練習を行った。ムンターヒッチを使うときの自己ビレーの取り方を普段から慣れていないためまた、昇り降り役についても慣れていないので意外と時間がかかりました。コロナ禍の中で大勢の人が集まる訓練は差し引けていましたが宣言解除に伴い実施できたことはよかったです。

カラビナスルーの作り方。使い方簡易ハーネス+HMS型(ナス型、洋梨型)環付きカラビナ(安環):1個 平ビナ:2個スリング:60cm2本、又は、120cm1本

8の字結び(フィギアエイト・オン・ア・バイト) 末端処理もして下さい

8の字結び(フィギアエイト・フォロースルー)

クローブヒッチ(別名・インクノット): ロープの中間支点や自己確保(セルフビレイ)などで使用します。積雪期搬出訓練でも使います。

ムンターヒッチ(半マスト)

  ・引き下ろし、引き上げで確保す る時に使う方法です。

・操作を誤ると救助者は落ちます。完璧にマスターしてから使って下さい。

・細引きシングルでの登りは危険 なので使用しないで下さい。

・必ず HMS型(ナス型、洋梨型)環付きカラビナを使 って下さい。

平ビナはダメです。

・ 細引きの結び目を通過させる時は、「ピッ」の要領で行ったり、一人が補助して通過を介助します。手前の細引きをクルッとひねる。

オーバーハンドノット

 ・細引きを繋ぐ時の結び方です。

・違う太さや素材が違う細引きで結ぶ と徐々に抜ける危険性があります。