個人山行        2020.8.4(火)~7(金)

「 浅 草 岳 ・ 巻 機 山 」            記:O・S

(参加者)  リーダー・M 、M・A、・S 計3名

当初の予定では7月上旬でした。梅雨の合間にと待機するが連日の雨で結局1ヶ月遅れの山行となりました。したがって期待していた花の季節は終わっていて、浅草岳のヒメサユリ・ツバメオモトは実になっていました。そのなかにあって私たちを感激させてくれた花が巻機山で待っていてくれました。花の女王「ヤマユリ」です。

(日程)

4(火) 北陸自動車道 米山SA(車中泊)

5(水) 小出IC==浅草岳登山口→浅草岳登頂→下山==巻機山登山口(車中泊)

6(木) 巻機山登山口→巻機山登頂→下山==ホテル湯沢でんき屋(泊)

7(金) 信州秋山郷 温泉「楽養館」==帰阪

(浅草岳 晴)

ネズモチ登山口8:50→前岳12:00→浅草岳p1585 12:25~12:50→嘉平与ボッチ13:35→桜ゾネ広場15:00→ネズモチ下山15:50

前岳まで登れば後は木道を歩きながら展望を楽しめます。ヒメサユリは6月上旬から中旬、木道に残雪がある時期が見頃という地元登山者のアドヴァイスです。浅草は花の山、ツバメオモト・イワイチョウ・コバイケソウも6月なら咲いているでしょう。桜曽根はなだらかでブナ林が爽やかです。水場に近づくと冷風が心地良くたっぷりと山水を飲んで下山しました。守門温泉で汗を流して巻機山登山口に向って急いだ。登山口には既に数台が駐車していて翌日に向けてスタンバイしていました。

(巻機山 晴)

桜坂登山口5:40→六合目8:05→前巻機山10:10→織姫の池→御機屋11:10~11:30→巻機山p1967 11:50~11:55→避難小屋12:40→五合目15:15→桜坂下山16:30

ヤマユリ(和風カサブランカとでもいうか!)は里の花、咲いているのは4合目迄です。六合目になると展望がよくピラミダルな山容割引山が眼前に見えます。登山口標高730m、前巻機山標高1861m、この標高差の登りで疲れてきました。それを癒してくれるかのようなビロードのようなつややかな草原にニッコウキスゲが映えています。秋には草原の黄葉が山肌をおおうのだろう。織姫の池はワタスゲが清々しい。巻機山湿原の花も終わっていた。池塘があるから湿原には違いないが、昨年登った苗場山の方が湿原に風情があったように思います。山頂からの山々の眺望は巻機山の方が雄大です。11時間のコースタイムを見込んでいたので、牛ヶ岳はカットして下山することになりました。エアリアマップには避難小屋に水マークはあるが崖のようなところを降りていかなければならないということらしい。水汲みは諦めて下山する。六合目への道のりは長かった。それから桜坂登山口までも長かった。途中、子ウサギがピョンピョン可愛かった。ということで、なんとか下山できました。今夜の宿泊はホテルです。18時前に「湯沢でんき屋」に到着。コロナウイルス状況での客は私たち3人とあと1人ということで、宿泊費以上のおもてなしを受け大満足でした。

ヤマユリ

(信州秋山郷 温泉「楽養館」  長野県栄村)

昨年苗場山登山後に入った温泉にもう一度行きたかった「楽養館」。その赤い温泉でゆっくり寛ぐことができました。一般療養泉基準の倍以上という高濃度の赤湯は湯面に湯葉のような膜を張っているのです。入浴後の帰路、土地の直売所で沢山の野菜と果物を手に入れ、車に積んで帰阪しました。

山行報告 山行日:8月2日(日)

天 候:晴れ

参加者:Y(CL),K(SL),女性3名、男性4名、合計9名

コースタイム

    共 通:JR新神戸駅8:30‐9:00布引の滝9:10-9:20貯水ダム‐10:40

稲妻坂登り口

 A班:4名

 10:40稲妻坂登り口‐11:30学校林道分岐を過ぎたところ・行動食11:50‐13:50摩耶山山頂(気温・26℃)‐14:30下山

 B班:5名

10:40稲妻坂登り口-11:20学校林道分岐-12:30摩耶山三角点 -12:40摩耶山山頂13:10(気温26℃)‐14:00穂高湖-14:18シェール槍山頂-15:07摩耶山ケーブル駅着‐15:20下山

勇壮な布引の滝(雄滝)
Yさん、女子の横でにっこり・・
貯水ダムで一休み
B班、摩耶山三角点到着
A班摩耶山頂到着。お疲れさんでした・・
シェール槍山頂

【山行報告】

 当初予定していたトエンティクロス道は下見の段階で道半ば崖の崩落で通行止めになっていたことで急遽稲妻坂~天狗道~摩耶山に至るルートに変更した。遠方集合にも関わらず9名の方々に参加いただいた。梅雨も明けて晴れ渡った空のもと気温が高めでしたが湿度も低くからっとした陽気の中で行動を開始。勇壮な「布引の滝」を眺め貯水ダムまで難なく上り詰める。貯水ダムからフラットに近い山道を登り核心部の稲妻坂登り口に着く。ここで、A班、B班に分かれてそれぞれのグループ単位で摩耶山を目指す。フラットな山道からいきなりの急登でA班、B班共に時間を掛けて上り詰める。A班はゆっくり、B班はコースタイムに沿うよう歩きで頂を目指した。コロナのせいか日曜日にも関わらずすれちがうグループも少なかった。湿度が低いせいもあって汗はかいても纏わりつくほどでもなかった。山頂は26℃と下界に比べれば木陰に入ると涼しさを感じました。A班は山頂に到着後しばしレストランで休憩後、ロープウェイで先に下山。B班は行動食を取った後、シェール槍まで足を延ばし山頂を踏んで摩耶山頂に戻り、同じくロープウェイを使って下山した。

個人山行報告   愛宕山100回超の予定       記:K・A

愛宕山登頂記念碑

(4月15回 5月21回 6月18回 7月24回 8月24回) 

コロナウイルス感染拡大のおかげで予定していた100名山登山も海外旅行も国内旅行も全部なくなってしまった、本当に残念で仕方がない、しかしそんな愚痴ばかり言っていても何も始まらないので、トレーニングとして愛宕を登ることにした。4月から天気と体力と相談しながらできる限り毎日登れるように調整した、人の少ない早朝に限定して最大限のコロナ対策を施して登山する事にした。3時起床→3時45分自宅を自転車で出発し→登山口4時30分登山開始→愛宕神社5時45分~55分→登山口6時35分→自宅到着7時15分。土日祝には登山中に2~3組と出会う事はありますが、平日は誰とも出会わない日がほとんどです。最初のころはとにかく速く登って、速く下りるに集中しておりましたが、こうすると非常に体力を使い2日登ったら1日休まないととても体がもたないそんな状況でした。スピードをあまり考えずに適当な時間で登って下りる事にしたら、5日程度は連続で登っても大丈夫だと気が付き、その方が健康にも体にもいいのではないかと考えるようになり上記のような時間配分となった。最近気が付いたことだが、愛宕神社の一番上の社のすぐ下のところに3000回とか5000回登った人の記念碑がある、計算してみると大変な記録だと気が付く。毎日毎日連続で登っても3000回は8年では登れない、台風の日も、大雪の日もあるだろう、体調の悪い日もあるだろう、何年で達成するかは人それぞれだが、本当に凄い数字だと思う。記念碑を建てるにはどうしたら良いか神社に電話をして聞いてみた?社務所の方に相談してもらえれば―具体的には相応の寄付と共に申告頂ければ証明とかも必要ないです、それだけ登っていれば神社の人間も顔を覚えますから。俺は6時前にお詣りするのでこの時間には神社の人に会う事はないけどなー、この時間帯に登っている人は知る限り10人くらいいる。まあ達成したかどうかは自分が一番よく知っている事だからいいか、私もとりあえずは1000回を目指してみようと思った。

≪山行報告≫ 比良山系 釈迦岳 日帰り登山

『山行日』 2020年7月19日    記・S/A

『コースタイム』    8:40イン谷口~12:00釈迦岳~13:40北比良峠~15:45イン谷口

かつてのリフト乗り場
早朝の駐車場、けっこういますね・・・
かつてのリフト乗り場からロープウェイ乗り換え口
ようやく釈迦岳到着。みんな暑くてバテバテ
北平峠到着
かなり荒れてますね・・・
北平峠でまったり
大山川の渡渉、かなり増水すてます
4時のバス、結構いました。

【山行報告】 しらびそ小屋・天狗岳山行報告                               記:Y/T

山行日:3月20日(祝・金)~22日(日)

天 候:20日・晴れ(強風)、21日・晴れ(強風)、22日・曇り

参加者:、女性6名、男性2名、合計8名

コースタイム

20日(祝・金)京都・東本願寺前7:30‐しらびそ小屋登山口13:00‐14:30こまどり沢- 15:10しらびそ小屋(泊)

21日(土)しらびそ小屋7:00‐9:10中山峠9:20‐10:50しらびそ小屋12:00‐12:15こまどり沢-13:00しらびそ小屋登山口‐13:30稲子温泉旅館(泊)

22日(日)8:30稲子湯温泉‐15:00京都着

しらびそ小屋前にて

20日(祝・金)晴れ

  昨年、出発前日に降った大雪で中山峠までのトレースが消えて登頂を断念しそう になったころ、東京からのパーティーのご厚意によりトレースを借りて中山峠まで上がることが出来たが宿泊施設を替えていたことから時間切れとなり登頂を断念した。今年はそのリベンジ山行として再度企画した。 山行出発以前に天狗岳山頂付近の予報を見ていると強風が吹か入れる予想が出ていて山行が危ぶまれていたがその是の強さがどれ位のものか感じることも必要と思い強風があることを念頭に京都を出る。コロナの影響か、高速も渋滞することもなく京都から名神・中央道長坂ICまで予想以上に流れがよかった。諏訪を過ぎて長坂IC手前では彼方に雪を被った富士山が現れて車の中で写真タイムとなる。長坂ICを降りれ一般道を走る車はわずかでしえらびそ小屋登山口には予想以上の早い時間に到着できた。 身支度を整えてツボ足のままで小屋を目指す。途中すれ違う人はほとんど見当たらず小屋に到着したころ小屋付近で休憩を取っていた二組ほどのパーティーに出会っただけでした。参考までに天狗岳付近の天気について聞いてみると「中山峠を越えた稜線では強風が吹いていたので登頂を諦めて降りた来ました」と。予想通りの情報で気分が滅入りました。

今日も出会ったリス

21日(土)晴れ。 同宿のツアーに合わせて5時30分に朝食をいただき、ツアーが出かけるのを待って7時に小屋を出る。小屋周辺の風は凪いでいて昨日と違って今日は絶好調と気分を新たにして出発。積雪は十分で早朝でもありトレースもしっかりしまってアイゼンを履いていても足取りは軽かった。本澤温泉分岐を足早に過ぎて峠への登りにかかる。昨年と違ってトレースはすっかり踏み込まれて歩きやすい。核心の中山峠にかかるころ先に出発したツアーが立ち往生して渋滞に巻き込まれ時間をロス。後から聞くとツアーの中には軽アイゼンでの参加、雪道は初めての参加者など極めて安易な雪山参加者が多くみられ傾斜のついた処で立ち往生したようです。しばらく待って何とか中山峠を乗り越えてみるといきなり強風に見舞われ足がすくむ。立ち止まっていては体が冷えるので稜線まで上がってみると強風にあおられて足が止まる。空は晴れ渡り東天狗岳が凛々しく聳えているが苦渋の決断で登頂を断念した。記念撮影だけでもと携帯を構えるが体が風にあおられて携帯がブレる。何とか東天狗岳を携帯に収めて泣く泣く引き返すことにした。毎年のことだが中山峠直下の短い急登では今年は全員がバックステップを使って短い距離だが降りた。急坂から樹林に入るまでのわずかな距離も角度のある斜面なので慎重にステップを踏んで降りた。中山峠から麓を見下ろすと砂塵が舞っていて砂漠の砂嵐を見ているような光景に一瞬、我を忘れた。樹林に入りそのまましらびそ小屋へ着くとお昼前で時間もタップリあるのでコーヒー、紅茶などをいただきながら行動食を頬張る。昨年続き今年もリタイヤ。春の天狗岳は私たちをなかなか受け入れてくれません。後ろ髪を引かれる思いでしらび小屋を引か上げ麓の稲子湯温泉に向けて下山した。途中の林道では雪が消えて一日で様変わりをしていました。

しらびそ小屋ご自慢のティー(またはコーヒー)セット

22日(日) 情緒ある稲子湯温泉で一日過ごして一路京都にむって足早に温泉宿を出ました。早く出たことで道中コーヒータイムでも取ろうと端降りながら小奇麗なカフェなどを探しましたが9時すぎでは空いている店もなくアッと言うまに高速に入り、その後は渋滞もなくスムーズに流れる車の流れに乗って京都に着いた。2年連続でのリタイア。来年、またリベンジ山行を考えなければと一人思案にふけりました。

右京・川辺さんより「最悪の日にアタックしたんですね。天気図から30mの風が吹いていたかもしれませんよ・・」とコメントをいただきました。正に最悪な一日でした。