例会報告 平日山行 右大文字(465m) 記:K/S

【山行日】 2020年3月12日(木)

天候】  晴れ 

【参加者】 女性7名。男性6名、合計13名

【コースタイム】

蹴上9:00~銀閣寺右大文字登り口10:10~中尾城址10:40~中尾の滝10;55~幻の滝11:20~右大文字三角点11:50(昼休憩)12:25出発~山科後山階陵13:45~山科駅14:15(解散)

大文字山山頂

【山行報告】

平日山行3月企画は幻の滝から右大文字三角点へ。下山は山科へのBルートです。出発は足慣らしも含めて蹴上からで哲学の道歩きのおまけつき。参加者13名となりこの間の平日山行例会としては最高人数となった。

9時に地下鉄蹴上駅前を出発し、南禅寺の中を通り哲学の道に入る。時間もあるので今年の干支(えと)のねずみの狛犬ならぬ狛ねずみがいる大豊神社に立ち寄る。Sさん曰く、子年ということでお正月は大変な人出だったらしい。それにしてもねずみが2匹、愛らしく鎮座していて思わず微笑んでしまう。静かな境内で、拝殿で無事の山行をお願いする。健脚さんばかりで一時間ほどで銀閣寺橋に到着。いつもなら観光客が大勢いるのにコロナウイスルの影響でまばら。閑散とした表参道を行く。ザック姿でも迷惑もかけないので表道を堂々と歩く。土産物店はどこも閑古鳥が鳴いている。これからどこも経営が厳しくなるだろう。

銀閣寺の山門前を左に曲がり、朝鮮学校横からの表道から離れて山道に入る。この辺りは倒木がすごい。処理はされているが北山同様酷く痛々しい。登り口に入り山行開始。いきなりの急坂が待っていて、慎重に登る。汗が出てくる。一つ目のピークで衣服調整をし、北山のような雰囲気の尾根道を進むと時々木々の間から比叡山が見える。何度かのアップダウンを繰り返し中尾城址に40分ほどで到着。最近は有名になったのでいくつも表示板が掛けてある。倒れた木も多いが山城跡の雰囲気が残っている。そのあとも尾根筋にそった歩きやすい道を進み、いったん下ると中尾の滝前に着く。

沢に沿った道は花崗岩が多く、沢筋からはきれいな水が流れ出ている。秋の読図例会で歩いたのと逆のコースなので沢筋を上っていく道歩きだ。中尾の滝から沢に沿った道沿いに、石をバランスよく重ねた「石重ねアート」がたくさんあって目を楽しませてくれる。何度か小さな渡渉を繰り返し、足元が悪い登り返しを経て「幻の滝」に30分ほどで到着。水の流れていない幻の滝だ。「表示があるから分かるけど水がホンマに流れていたのかどうかな」等など突っ込みフリートーク。お昼時間に近づいているのですぐに出発。出会い坂など急坂を通り11時50分右大文字三角点に到着、お昼休憩にする。

三角点では絶好の天気で展望もよく、あべのハルカスや大阪のビル群が遠くにしっかり見えて気持ちの良い昼食タイムになった。30分ほどの昼食休憩後、平日と思えないぐらい大勢の登山者がいる中、集合写真を撮ってもらい三角点を後にした。下山は、山科Bコース。トレイルコース表示74-2の分岐をそのまま進み、その後はAコースと別れて地図にはないピーク400への整備された左の道に入る。いくつかアップダウンはあるが倒木はすっかり除いてあって気持ちよく歩ける道が長く続く。P400から250mあたりに下りてくると急坂が続きペースは落ちるが、鉄塔下に下りてくると木々もなくなり、山科の街並みや正面には音羽山などが見えて気持ちがよい。