湖北・横山岳        記 M・J

【山行日】 5月29日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性5名、男性2名、計7名

【コースタイム】白谷登山口9:00~東尾根コース登山口9:45~横山岳(東峰)12:15(昼食)~横山岳13:10~鳥越峠15:00~コエチ谷登山口15:50~ 白谷登山口16:00

【報告】朝7時四条大宮を車2台(山下、近藤)で出発しました。天気は最高の晴れです。順調に走り予定どおり白谷登山口に到着しました。今回は横山岳を東から西へとぐるっと一周するルートです。東尾根登山口まで林道を進みます。

夜這橋を渡らず右へ進むと東尾根登山口です。いきなり急坂斜面を登り尾根に出ます。そこから急坂な尾根を進んでいきます。暑い日になったのでこまめな休憩と水分補給が必要です。吹いてくる風は涼しくほっとします。高度が上がってくると周りの山並みが見えてきました。

ブナの原生林の急登を超えて横山岳東峰に着きました。岩場で景色がよく、琵琶湖、竹生島、余呉湖、伊吹山、遠くに白山が見えました。木陰で昼食休憩です。長い急坂を登り終えてまずは一安心です。さらに尾根道を進んで横山岳(1131.7m)に到着です。

木々に囲まれて展望はありません。それよりもここからの下りはすごい急坂だということで、こちらを登り東尾根登山口へ下りる反対周りの方がまだ歩きやすいとの情報がありました。少しビビリながら稜線上を600mほぼ真っ直ぐに下っていきます。

新緑に輝くブナ林の原生林進む

何ヵ所もロープが設置してあります。かなりの斜度でズルズルと滑り大変でした。鳥越峠まで無事下りてきてほっとしました。コエチ谷登山口までもうひと下りです。谷に向かっての下りは暗く登山道は狭く急で転げ落ちそうで慎重に歩きました。登山口に着いたときは膝だけが笑ってました。

 花はギンリョウソウ、チゴユリ、ヒトリシズカ、ユズリハ、シャガ、ドウダンツツジ、イワウチワの葉、ヤブレガサの蕾、コアジサイの蕾などが咲いてました。 帰りはお疲れのところ山下さん、近藤さんの運転で無事に京都まで帰ってきました。お世話になりましてありがとうございました。

 今シーズンで一番の暑い中、無事に歩くことができて良かったです。暑さにも徐々に慣れていくためのトレーニングにもなりました。しっかり歩けた感があり楽しい例会でした。

六甲山最高峰(ロックガーデン経由)    記K・S

【山行日】 2022年5月22日(日)

天 候】 晴れ 

【参加者】 女性5名、男性5名、一般1名、計11

【コースタイム】阪急芦屋川駅発8:30~高座の滝8:55~風吹岩9:55~横池10:05~雨ヶ峠11:05~七曲り登り口11:35着(昼休憩25分)12:00発~一軒茶屋六甲越12:55(休憩10分)~六甲最高峰着13:10(休憩10分)13:20発~土樋割峠14:20~東お多福山14:40分~東お多福バス停15:40着・解散

【山行報告】

阪急芦屋川駅前広場は大勢の登山者で賑わっていたので、少し歩いてから自己紹介とコース説明。先頭を今回は順番にする事を伝え、山行を開始。天気が良く気持ちが良いが直ぐに暑くなってくる。高座の滝までのアスファルト道は足慣らしでも汗も出てくる。前後は多くの登山グループです。メジャーで人気のルート、今日は人が多いだろうと登る前から予想する。

高座の滝を経てロックガーデンに入ります。良く知られた岩場の急斜面は鎖もあり、三点支持、安全確保が求められますが、手掛かり、足掛かりもしっかりあるので問題なく登るメンバー。段差の大きい箇所では11名なのでそれなりに時間も掛かりますが、複数のルートができていて、楽々か少し急斜面か選びながら登ります。他のグループもおられて、下山者との離合もしやすく、ロックガーデンの岩場を楽しみました。

その後30分ほど登り道を歩いて風吹き岩に到着。高度も上がり神戸の街並みも眼下に広がり一息つきます。風吹岩も大勢の人、人、人。それでも登った代表を(笑)撮影。予想以上の人でいつもの猫たちはさすがに隠れていました。

休憩は短めで、風吹き岩から早々に離れて10分ほどで横池への分岐に到着。通常はそのまま魚屋道を進みますが、今日はお楽しみで、立寄ることのない横池へ向かいます。

2、3分歩き林を抜けると、突然現れる大きな池が横池です。山の中に広がる大きな池の景色に驚き、更に感動的だったのが湖面に浮かぶ真っ白いスイレンの花、ちょうどタイミング良く立ち寄れた、スイレンの咲き広がる横池の情景が見られて最高でした。

池のほとりで休憩をされていた方にお願いした集合写真。頑張って登ってきたメンバーが余裕を見せている表情が良いですね! テンションも上がって気分も良くなり、足取りも軽く?魚屋道に戻って雨ヶ峠を目指します。雨ヶ峠までの道は急坂、アップダウンも多く、ペースも少しゆっくりになりますが、木漏れ日が綺麗です。小休憩を挟みながら本庄橋跡横の急階段を登り切り、七曲り登り口の川辺に到着。日差しはきつくなってきて疲れも出てきたところでした。

予定通り川辺の木陰で昼食休憩を取りました。昼休憩で元気になって、当初頂上まで行けるか心配されていた方たちも「ここまで良いペースですよ」とコメントを入れると、気持ちを改め?本日の頑張りどころの七曲りの急坂に向かいます。七曲りの登り始めは流石にきつめですが、先頭のIさんのペースが絶妙で、ちょうど良い登りペース歩きでした。             途中、他のグループの方が足を引きつって動けなくなっておられたのですが、Mさんが対処方法を教えてあげたり、たくさんの老若男女や、出会う若者に声をかけたり、経験豊富、余裕の?皆さんでした。七曲りの登り始めは流石にきつめですが、先頭のIさんのペースが絶妙で、ちょうど良い登りペース歩きでした。 

六甲越えの道を隔てた広場には素敵なデザインの新しいトイレが建てられていて、トイレ前には芝生の広場やサイクリング車用の駐輪スペースが供えられ、快適な空間が出来ていました。大勢の人がのんびりと休憩や食事をされていて、こちらも昼寝でもしたい気分でしたが、最後の急坂を登って六甲山最高峰に13:10登頂しました。

たくさんの人が360度の展望を楽しんでおられました。若者も多く、テーマパークの様な人込みの六甲最高峰(931m)です。近くの高校生グループの元気な姿からエネルギーをもらい、撮ってもらった集合写真、皆さんも晴れ晴れとした笑顔の素敵な写真になりました。

下りの七曲りも順調で登り口の川辺に到着後もそのまま土樋割峠まで一気に向かいます。バス時間の余裕を考え、本日2座目の東おたふく山には15分ほどで頂上に到着です。あまり花はなかったですが、展望が良い場所から、眼下に広がる神戸や大阪の街並みの展望は疲れを癒してくれました。下山の登山口までには少し滑りやすい箇所もありましたが、東おたふく山のバス停に15:40に到着。ゆっくり感想も聞いて解散しました。

 菊水ルンゼ~鍋蓋山    M・J

【日時】 5月15日(日)

【天候】 曇り

【参加者】 女性6名、男性1名、計7名

【コースタイム】鈴蘭台9:00~菊水ルンゼ9:40~菊水山11:50(昼食)~天王吊橋12:50鍋蓋山13:30~七三峠13:50~猩池14:15~諏訪山公園下15:10

【山行報告】例会前3日間雨天が続きルンゼの様子が心配でした。当日は曇り空で涼しい天候でした。どのくらい濡れているのか?岩場の様子がわからない不安がありました。ルンゼとりつきまではスムーズに辿り着きました。やはり結構水が流れています。登り始めは狭い岩場です。滑らないように三点確保で慎重に登っていきます。右に左に足場を考えながら上に向かいます。

2か所補助ロープを設置しました。徐々に高度が上がり、分岐を左に進み尾根に出て菊水山山頂に着きました。無事に登頂できてよかった、みんな静かに喜んでいました。昼食休憩をとり、神戸の景色を眺め、 記念写真を撮りました。元気を取り戻し、荒れた縦走路をどんどん下り天王吊橋から鍋蓋山を登って行きます。

ルンゼ1
ルンゼ2
菊水山山頂

ルンゼの疲れでかなり辛いですががんばりました。鍋蓋山山頂でも神戸の景色を眺め、記念写真を撮りました。ここからは元町方面へ下って行きます。七三峠手前にピンク色のモチツツジの木が並んでいて見事でした。貯水池として作られた猩猩池で新緑に癒されてしばし休憩します。そろそろ膝や腰が痛み出してきました。

鍋蓋山山頂

最後の力を振り絞って再度谷川の川筋に沿って緩やかに下って行きます。この辺りの登山道にはもみじの木がたくさんありました。青紅葉が涼しげで疲れを癒してくれました。民家の跡や朽ちたお堂などを通り、民家や学校が現れ出して、諏訪山公園下に無事に着きました。急に都会に出てしまう、これが六甲山らしさです。三宮までの途中で、少し寄り道してスイーツでエネルギーを補充して帰路につきました。

〈気づいたこと、感想〉

ルンゼ半ばでヘルメットをかぶるのは良くないです。ルンゼ入り口で足場の安定しているところで「ヘルメットをかぶって下さい」と声をかけるべきです。ルンゼ半ばで足場が不安定な所でかぶるのはよくありません。ロープについても同じく、入り口で「使わないかもしれないが用意して下さい」と一言声をかけた方が良いです。

久しぶりの岩登りで濡れている所は滑りやすくて怖かったですが、下りの新緑と花に癒されました。紅葉シーズンも楽しみなルートですね。

岩場を登るのがとても楽しかったです。先に登る人の手や足の置き方を観察して、登ることが出来ました。濡れていて怖いところもありましたが、ドキドキより、ワクワクが勝っていました。

ルンゼの谷筋の岩壁では濡れた岩に苦戦しましたが、ロープを張っていただき安全に登ることができました。一度行ったことのあるコースでしたが、鍋蓋山からの下山途中に青モミジが美しいところがあり、モミジの多さに気づいたり季節で目に映る景色が変わり、新しい発見がありました。また、紅葉の頃に来たいなと思うコースでした。

2021年3月に女性委員会で登ったコースを例会にしました。下見には行かず、前回の記録と記憶を頼りに進みました。前回参加者が3名いたのは心強かったです。ただ標高350mあたりで尾根が現れルンゼは右ルートを進むところ、今回は左のルートから尾根に登りそのまま道なりに菊水山へ着きました。濡れた岩場を怖い思いをして登っていたのでまだ、もうひと頑張りルンゼを進むより、今回のルートも安全登山の面から良かったと捉えています。経験の浅いリーダーでしたが、今回はパーティーの一体感があり、みんなで助け合って無事に登ることができて、本当に良かったです。ありがとうございました。

甘南備山報告     M・S

日 時  5月14日(土)

参加者 女性6名、一般1名、計7名

コースタイム 

新田辺駅9:10~京田辺駅9:20~一休寺9:40~登山口10:10~展望台11:00~神南備神社(山頂221m)12:00~三角点12:20~登山口13:50

【例会報告】新田辺駅から一休寺を目指して歩きます。一休寺は伽藍の有る大きなお寺です。一休寺からは「甘南備山」の道標を見て進みます。長閑な農道をあちらこちらの花を見て賑やかですが中々前には進みません。甘南備山登山口には10台位停められる駐車場が有ります。甘南備山は周遊できるので左の管理道を歩きます。車が通れる道です。よく整備されていて道案内の看板も沢山有りますが、手持ちの地図とは合いません?よく見ると看板の地図は南が上になっています。地図をひっくり返して納得。雨上がりの綺麗な新緑をゆっくりと楽しみながら歩きます。

新田辺駅から一休寺を目指して歩きます。一休寺は伽藍の有る大きなお寺です。一休寺からは「甘南備山」の道標を見て進みます。長閑な農道をあちらこちらの花を見て賑やかですが中々前には進みません。甘南備山登山口には10台位停められる駐車場が有ります。甘南備山は周遊できるので左の管理道を歩きます。車が通れる道です。よく整備されていて道案内の看板も沢山有りますが、手持ちの地図とは合いません?よく見ると看板の地図は南が上になっています。地図をひっくり返して納得。雨上がりの綺麗な新緑をゆっくりと楽しみながら歩きます。

低い山ですが良く整備されていて色々な木が有り飽きません。本で見たことが有るユリの木の大木を初めて見ました。もくれん科の木で高い所に咲いているので花は良く分かりませんが特徴の有るクリーム色の花びらが落ちていました。三角点から大回りして、まだ時間が早いので吉ヤんの滝に寄り道して元の登山口に着きました。里山の良さが一杯詰まった山で超ゆっくりでも大丈夫です。

甘南備山221m・・感想文   H・S

当日の朝までどうなるだろうと思っていました。でも心配は無用でした。登山道に入ると緑のシャワ-が降り注ぎ涼風が吹いて心地よく本当に来てよかったと思います。ずっと以前に地域の人たちと登りましたが展望台を往復しただけでした。今回は雄山、雌山を通り三角点にも寄りヒノキの小径、花木の小径などいろいろな小径を歩くことができました。ここの案内板は所々にありましたが南北が逆になっていてわかりにくいものでした。展望台では比叡山が正面に見えました。やっぱり高いです。ここでリスに遭遇しました。歩いていると足元に白いオレンジが入った大き目の花びらが落ちていて、見上げたら大木に花が咲いていました。詳しいSさんがユリの木だと教えてくれました。

以前、美術館の近くでユリの木と書かれた街路樹があり「花でも咲くのか」なぐらいに思っていました。思わぬ出会いでした。この時季の花をいろいろ見ることができました。「あれも見たい、これも見たい」との声がありましたがそれなら再々来ないといけないし「遠いから無理やわ」となりました。帰りに店も我々も感染対策してお茶して帰路に着きました。ありがとうございました。

 大尾山~水井・横高山    M・A

日時:    2022年5月8日(日) 晴れ、薫風

参加者:   女性1名、男性3名、計4名

コースタイム:大原8:20~音無滝8:40~大尾山9:43~小野山10:27~仰木峠10:53~水井山11:52~横高山12:14~釈迦堂13:07~八瀬駅14:43

【山行報告】大原バス停からまだ観光客のいない三千院の青紅葉を眺めながら音無滝に到着。ここから沢沿いの楽しいコース。ですが、ずっと雨が降っていないので水も少なく苔も白っぽい。スリルもなくちょっと残念。クリンソウはきれいでした。三段の滝を見て尾根の取りつきに。急登を一気に大尾山へ。「大尾山」「梶山」「童髪山」3つの名前がある。

頂上は見晴らしもなくあっさり通過。小野山の探しにくい表札を見つけ仰木峠へ。その手前が本日唯一のビュースポット、薫風が気持ちよくすっきりと澄んでいて琵琶湖が美しい。三上山、伊吹山もいい感じで見える。仰木峠は薄暗く陰気なのでもう少し登った広々とした切り株で昼食。朝のバスにもたくさんのトレランの若者が乗っていたがここまでにも20人以上とすれ違った。そんななかやっと一人の青年がザックを担いで追い越していった。同志に出会ったようでほっと嬉しくなる。山ツツジもきれいに咲いていました。そのあともトレランはどんどん来る。

5月21日に「琵琶湖国際トレラン大会」があるそうでスタッフのような人に聞くと80km、50km、23kmがあり1000人ぐらい参加するとのこと。今日はその下見、練習でたくさん来ているのだ。水井山の上り、横高山の下りは土がくずれ石がごろごろ。1000人が走って下れば土は剥げ落ち根っこがむき出しになる。困りますね。玉体杉にはたくさんの人が食事中。密ですね。釈迦堂の観光客は意外とまばら。

八瀬へ下る西山峠では太いタイヤのマウンテンバイクの若くない5人組。一気に下って行った。倒木がありますが顔面を打たなかったか心配です。我々高齢登山者は、コースタイムをはるかにしのぐ快調なスピードで気持ちよく山行を終えました。Hさんペース配分ありがとうございました。