金毘羅岩稜トレーニング①

日時 8月18日  晴れ

参加者  M(L),女性4名、男性2名、合計7名

コース  金毘羅、Y懸取りつき~中間~Y懸沢

北アルプス、奥穂高岳のトレーニングです。奥穂高岳のザイティングラードや山頂付近は高度間のある岩場が有ります。その場で立ちすくんだりしない様に、一度は金毘羅の岩稜トレーニングに参加を条件つけました。取りつきでそれぞれビレーをして、何回か登り降りして、村井さんはビレーの練習をしました。この日はとても暑くて、岩を触っていると岩盤浴をしているみたいです。Y懸の頭手前まで行って、1時半に終了してMK沢を降りました。ゴロゴロした石が有る急斜面のMK沢は岩稜とは違った緊張の有る沢でした。

硫黄岳・天狗岳山行

山行日:8月12日(月)~14日(水)

天 候:12日・晴れ、13日・晴れ、14日・山頂小雨・麓曇り

参加者:Y(CL)、K(SL)、女性2名、合計4名

コースタイム

8月12日(月)京都→桜平田→硫黄岳山荘

 5:25京都東インター~9:06諏訪インタ~9:47唐沢鉱泉・桜平分岐~10:10桜平着~ 10:30登山道発~11:15夏沢鉱泉着~12:10オーレン小屋着~12:45夏沢峠~14:20硫黄岳山頂~15:00硫黄岳山荘着

8月13日(火) 硫黄岳岳山荘→天狗岳→根石岳山荘

 7:00硫黄岳山荘出発~7:30着・硫黄岳山頂7:45発~8:30着・夏沢峠~9:20天狗岳・夏沢峠・オーレン小屋分岐~9:55根石岳山頂~10:35東天狗岳山頂~10:45東天狗岳発~11:05西天狗岳山頂着~11:25西天狗岳発~(東天狗途中より中山峠に向かうが途中で引き返す)~12:25東天狗岳~13:00根石岳山頂~13:15根石岳山荘着

8月14日(水)根石岳山荘→桜平→京都

 6:35根石岳山荘出発~6:45天狗岳、夏沢峠、オーレン小屋分岐~7:25オーレン小屋着~8:05夏沢鉱泉~8:15夏沢鉱泉発~8:37登山道口着~8:50帰路~9:25縄文の湯~11:45諏訪インター・彦根で高速を降りる~17:00京都着

【山行報告】

 8月12日(月)

 今回の山行は台風の急な発生で山行を断念しようと考えたときもあったのですが本土を目前にして急に行動が緩慢となり停滞気味になったことからエアーポケットのように僅かだが山行が可能と判断して結構に踏み切った。8月12日(月)早朝5時過ぎに京都を出た。今回車を停める予定の桜平には三ヶ所の無料駐車場が整備されているのだが登山口付近を第一、中間点と第二、そこから下を第三駐車場としたとき、第三駐車場に停めれば登山ゲートまで2時間の歩きとなり第一は無理としても第二駐車場には何とか停めたい第二からはせいぜい20~30分でゲートに着く。そんな気持ちがあり早朝の出発となった。焦る気持ちを抑えながらアクセルを踏み込まないでゆるりと高速を走る。早朝に出た事で走る車の量もぐんと少なく中央道に入っても渋滞や混みあうこともなかった。諏訪ICで降りて茅野市内を抜けて山道に入る。後ろから就いてくる車もなひたすら一台だけデコボコの山道を走る。前から一台タクシーが降りて来たので「上は混んでますか」と尋ねると「第二は一杯だね、でももしかしたらその上の第一辺りに停めることが出来るかも知れないよ」と返事をもらう。第二駐車場に着いて場内を一周したが一台も停めるスペースがない。運転手さんの言った通り。仕方なく上の第一駐車場(20台ほどが置ける)に向かって登って行った。道端の停めることが出来るスペースには必ず来るが何台か留まっていておけるスペースは無い。はらはらドキドキしながら 登っていくと山道から左に入る林道(5m先に進入禁止のチェーンが張っていた)にわずかに1台置けるスペースを見つけて車を停める。(神様に感謝です・・・)。

       一日目・硫黄岳山頂

車を置いて身支度を整えて歩いて行くと直ぐに登山口のゲートが現れた。登山ゲートを10時30分に出発、夏沢鉱泉を経てオーレン小屋に12時頃に到着。そこから少し登って夏沢峠について行動食をとる。3年ほど前の春先に本沢温泉から登ってきたことを思い出しました。この調子だと硫黄岳山荘には2時過ぎに着くだろうと予想したのですがなかなかどうして、爆裂火口を左に見る硫黄岳の急斜面にてこずり山頂に2時20分に着いた。風も穏やかで硫黄岳山頂とは思えなかったが眼前の赤岳に雲が架かり両サイドの阿弥陀岳・横岳が顔を見せた。山頂も沢山の登山者で賑わっている。赤岳山頂の雲がなかなかきれないので痺れを切らして硫黄岳山荘に向かい15時に手続きを済ませた。硫黄岳には何度も登ったがこの山荘に泊まるのは初めてでした。驚いたことに一人1枚の布団は幅広く寝返りを打っても隣の人にあたることが無いくらい幅広の布団で心地良く寝ることが出来ました。

8月13日(火)

 6時30分朝食でゆっくり朝を迎えました。蝶ヶ岳では緩和なかったご来光も小屋を出て直ぐのところで拝むことが出来、仲間は大いに喜んでいました。ただ、今日のスケジュールで横岳に向かう稜線い取付く予定でしたが昨日の硫黄岳斜面への登りを見て急遽予定を変更してすぐに硫黄岳へ控えし東・西天狗岳へのチャレンジを優先することにしました。硫黄岳山頂では爆裂火口に沿って少し東に足を延ばすと北アルプスが遠目に一望できるスポットに出会い「あれが槍、あれがキレットで左が穂高」などかすかに見える北アルプスに酔っていました。硫黄岳を後にして急斜面を降りて夏沢峠に8時30分に着きました。昨日の登りを見ていたので今日の下りの時間は脅威的に早いです。皆さん進化しています。峠で少し休んで箕冠山の斜面(眼前に見ると急に見えたがいざ登ると緩斜面でした)を登って今日の宿泊施設・根石岳山荘によって宿泊の手続きをして荷物を置いて身軽になって東・西天狗岳に 向かった。根石岳山頂から見る天狗岳は手強そうに見えてエアリアタイムに仲間から疑問符が出てきた。しかし、ここまで来たなら登るしかないのでまずは東天狗めがけてアタック開始。根石岳を下って鞍部に降りると東天狗への斜面は石がゴツゴツして手強く見えた。時間は十分あるので慎重にゆっくり登り始める。SLでトップを行くKさんを見ていると特に怖がることもなくスイスイと難所をクリアしていく。後ろから見ていると驚きでいつの間に今なに成長したのだろうとおもった。

       二日目・東天狗岳山頂

東天狗にはほぼエアリアタイムで登頂。しばし休憩後西天狗に向かう。東天狗山頂で西までのタイムは20分と書かれているので「うそ・・・・」とブーイングが出ましたがいざアタックっしてみるとエアリアタイムで登頂。西天狗山頂で早い行動食を取って中山峠を目指すプランを進めるため西を下山して東の裾をトラバースするコースを取る予定が東の裾に来るとトラバース道に羽通行止めの柵がしていて止む無く東を登り返す。東を登り返して東の難所の岩場を下って行ったが途中で下山を停めてミーティング。中山峠から東天狗を経て根石岳山荘まで3時間として今から下りて山荘に着く時間を考えると少し不安になったのでここで引き返して山荘に変える事を提案し、了承してもらう。しかし不安だった岩場も難なく突破して東天狗を経て根石岳に到着。私一人が不安に思っていたことで仲間に申し訳なく恥ずかしい気持ちになりました。根石岳山荘に早く着いた事で念願のお風呂(汗を流すだけ)に入ることが出来ました。この山荘も硫黄岳山荘と姉妹山荘で小さな小屋ですが布団などの設備は硫黄岳山荘と同じスタイルでゆっくり休むことが出来ました。

     二日目・西天狗岳山頂

8月14日(水)

今日は下山だけですが6時30分出発の予定が外は小雨交じりの風雨にさらされていて携帯の予報では7時に一時的に雨が止む予想でしたので30分遅らすことを決定、しばらく様子を見ていると6時30分ごろ雨がやんで風が残っているだけでしたので下山を開始。小屋を出て樹林の中の山道に入ると風雨を避けることが出来た。暫く下山していると風雨も止んで来たのでレインの上を脱いでオーレン小屋を目指して降りて行った。途中3組ほどが登ってきたので台風に接近が考えられるのにどこに行くのか不思議でした。オーレン小屋に7時30分についたが人影は見当たらず。ひと息ついて夏沢鉱泉に向かって下山。エアリアタイムで登り50分、下り30分と書いてあったがもう少しかかるだろうとおもっていたがどうしてどうしてエアリアタイムで夏沢鉱泉まで降りることが出来ました。夏沢鉱泉もまたまた硫黄岳山荘・根石岳山荘と姉妹店、むしろ2山荘の本店だと思います。我が仲間は根石で買ったバンダナを本店の夏沢鉱泉の売り場で素敵な色合いのバンダナと何と交換を持ち上げすんなり交換していました。なかなか商売上ずですね・・・。夏沢鉱泉まで来ても小雨が降り続いていたが桜平を過ぎて茅野市内まで降りてくると雨もやみ青空が見ていました。帰り道の「縄文の湯」で汗を流し茅野市内の蕎麦屋で昼食を取って帰路に着く。途中、諏訪PA、養老PAなどは人と車で溢れていました。養老を過ぎて電工掲示板に竜王自然渋滞が目に入り彦根で降りて琵琶湖湾岸道路走って堅田から京都・地中を経て八瀬に出て仲間を一人一人順に降りていただいて無事帰宅しました。

硫黄岳・天狗岳

                     記:S/M

令和元年の夏山は、硫黄岳・天狗岳へ行ってきました。台風が来ていて直前までどうなるかとヒヤヒヤしていましたがのろのろ台風だったので無事行くことができました。

八ヶ岳のしっとりした森を抜けて、ごろごろと岩の転がる登山道は足に堪えました。硫黄岳は爆裂火口が迫力満点でした。山半分吹っ飛んでいました。高山植物もたくさん見られました。特に嬉しかったのは夜、流星群と天の川が見られたことです。すごく素敵でした☆願い事し放題でした。

硫黄岳山荘は、建物は古いもののトイレは水洗、なんとウォシュレット付き!お布団もゆったりスペースで、ふかふか毛布が上下に2枚。今までで1番快眠できました。

3月に中山峠から見るだけだった天狗岳にも念願叶って登れました。目の前にあるのに赤岳にずっと雲がかかっていて姿がはっきり見えなかったのが残念でした。

いつも通り足が遅くて、同行のメンバーにお世話をおかけしました。ありがとうございました。

硫黄岳爆裂火口

                八ヶ岳 硫黄岳~天狗岳

                                    K/R

      東天狗から硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳を眺める

 北八ヶ岳と南八ヶ岳の境は夏沢峠にあるそうです。今回は夏沢鉱泉からこの夏沢峠を通って1日目は南の硫黄岳へ、2日目は北の天狗岳へと行きました。硫黄岳は何と言っても爆裂火口が見どころです。岩でゴロゴロのジグザグ道を登るとむき出しになった岩壁が迫ってきます。想像もできないような大噴火の痕のすぐ近くを歩くのはスリルがありました。硫黄岳の山頂は意外にもなだらかで登りきると正面に赤岳が顔を出していましたがすぐにガスに隠れてしまいました。少し下ったとこに1泊目の硫黄岳山荘があります。稜線上にあるので夕日もご来光も楽しむことができました。台風10号でお天気が心配されましたが1日目、2日目は晴れて念願の天の川を見ることができ、さらに夏の風物詩の流星群も見れて今までで最高の星空でした。

 2日目は来た道を夏沢峠まで戻ります。硫黄岳へ登り返すと大感動パノラマが広がっていました。山頂から爆裂火口の縁を歩いて少し先へ行くと北アルプスの全貌が見えました。大キレットがくっきりと見えその両側に穂高と槍ヶ岳、右に目をやると立山と剱、さらにその右には鹿島槍、五竜、白馬と知ってる山がたくさん並んでいて感動しました。御嶽山や中央アルプスも見えずっと続いている様な景色でした。名残惜しいけど夏沢峠まで下り一息入れて天狗岳へと進みました。すぐに樹林帯へと変わり苔の広がる森を30分ほど登って箕冠山に着きました。少し下ったとこに根石岳山荘があり先にチェックインを済ませ根石岳へ登りました。根石岳から見る東天狗と西天狗はとても雄大に見えこれからこの2つにアタックするのかと思うと気おくれしそうなドキドキ感がありました。西天狗からは歩いてきた稜線や正面からの爆裂火口や赤岳も見えました。 八ヶ岳は3回目ですが初めて山頂に立つことができ、たくさんの景色や高山植物を楽しむことができ大満足でした。

例会報告 金剛山(1125m)

【日 時】2019年8月4日(日)        記:S/W

【天 候 晴れ

【参加者】 S(L),女性7名、計8名、一般1名、合計女9人

【コースタイム】

登山口(10:00)~タカハタ道~腰折れの滝(10:30)~山頂(12:45昼食14:00)~伏見峠(15:00)~ロープウエー前バス停(16:00)

報告と感想】                           記:S・W

南海線はあまり皆さんにはなじみがなく、迷われ方もいらっしゃって集合時間が少しずれこんでしまいましたが、無事全員揃い登山口を出発しました。カトラ谷は相変わらず通行禁止で今回もタカハタ道をのぼりました。本当に暑い今年。でもやはり山は涼しくて心地よかったです。沢沿いに歩いて時々沢を渡り途中から木の根道に入ります。少しバテられた方もいらっしゃいましたが、しばらくの休憩ですぐ元気になられました。よかったです

鹿島槍・五竜・唐松 縦走 3泊4日

2019年8月1日~4日
メンバー:T(CL)、S、K

参加者感想

最高の天気予報!!気がかりなのは午後からの雷ぐらい。と高鳴る期待を胸に現地へ向かいました・・・が、お天気良すぎ~。 下界はどんどん気温が上昇していくし、特に初日は昼からの登山開始だったので、扇沢から種池山荘までの登りは暑さとの闘いでした。 それでも、やはりスカッと爽快な空だったので、久しぶりの絶景登山を堪能できました。おかげで帰ってきたらスマホ写真は200枚ぐらいになってました(≧▽≦) (写真は右京HPで!)
ちなみに教訓は、北アルプス三大キレットの八峰キレットより、その後の一般登山道の方がよっぽど危険だということを実感しました。 (T)

 まさかまさかの鹿島槍から五竜縦走。厳しい岩稜歩きの連続と3大キレットと言われる八峰キレットに挑戦するとは。
 昨夏、興味本位で購入していた特集「スリルと展望の岩稜案内」の雑誌ワンダーフォーゲル。 
 開くとしっかり体力度も技術度もそれなりのレベルが必要と掲載してある。八峰キレットの解説ページには、鹿島槍から五竜をつなぐ吊尾根の4キロを指すと書かれてあり、八峰キレットだけではない。
 キレット小屋横の八峰キレットは難所ではあるが、実際は鹿島槍から五竜の間4キロ、連続する鎖場やハシゴが幾つもあり、鎖の無い岩場ではルートファインディングの技術が必要と書かれある。その通りで手ごわかった。
 鎖の無いところはコース取りが分かりにくいし、高度感のある所もかなりあって、「えらいとこに来てしもた、鎖もやけど緊張が切れたら一巻の終わりかも」と何度も頭をよぎりました。 
 南アルプスなどでそれなりに岩場は経験していましたが、今回はレベルが違います。険しい岩稜個所が続いていて、不安定で崩れそうな岩場も無数にありました。 
 トラバース時には何十メートルも下の谷底を見ながら(あまり見てませんが)ルートを探して進む(鎖が無い、これが何十メートルも続く)ので緊張の連続。
 思い出すと何故か楽しくもありましたが、3日目の五竜岳南面のG5やG4の突き出た岩稜斜面のトラバースは、さすがにかなり難しくて、高さもあって緊張個所の連続、危険個所を超えて無事頂上に着いた時は、さすがに喜びと達成感もひとしおでした。
 今回、岩場でたっぷり三点支持や重心移動の技術取得?ができ、多少は岩場歩きの技術向上出来たのではないかと自画自賛。蝶ヶ岳テント泊後、すぐの山行だったので心配もありましたが、これまでとは難易度の違う岩稜歩きの経験をさせてもらい、とても良かったです。
 T・Sの両氏には大変お世話になりました。ありがとうございました。(K)

早朝に滋賀県を出発して扇沢に12時過ぎに到着。扇沢から種池山荘の登りの柏原新道の樹林帯は強烈な気温と湿度でやや脱水症状の兆候が出てグダグダの登りになりました。
 2日目は種池山荘から爺ケ岳を経て鹿島槍ヶ岳へ。その後このルート一番の危険地帯の八峰キレットに突入。
 この日はキレット小屋に宿泊。
 3日目の五竜岳へのトレイルも昨日の八峰キレット以上に険しい岩稜帯が続きます。
 五竜岳から山荘への下りで体調に異変が起きました。
 予想以上の高温と険しい岩稜の連続で軽い熱中症を発症して立ち眩みが頻繁に発症する様になりました。
そういう状況もあって本来は唐松山荘まで行く予定でしたが、情報では唐松山荘のテント場は数が少ない上にかなりの斜面に作られている為にちょっとした移動が大変という事で時間は12時過ぎでまだ早い時間ですが急遽この五竜岳山荘のテント場に今夜は泊る事にしました。
  天候に恵まれ過ぎて今までになくバテバテだった4日間でしたが、最後の下山中の遠見尾根は視界が無ければ全然面白くない尾根ですが、今回は絶景に恵まれてラッキーでした。(S)