【例会報告」古辺路(高野山から熊野本宮までの熊野古道)      記M・S

日 時:9月25(木)~9月28(日)

参加者:女性6名

「山行報告」

9月25日(木)高野山10;50~ろくろ峠11;15~大滝集落13;35~大股、民宿かわらび荘17;22:

高野山千手院バス停からろくろ峠まではいきなりの急登です。そこから薄峠までゆっくりとしたアップダウンで初秋の気配を楽しめました。薄峠からはどんどんと下って行きます。これから1000mのスカイライン出会いまで登るのに心配になるほどの下りです。やっと赤い鉄橋が見え、渡ると今度はひっくり返るほどの急登。我慢してチビチビと登っていきます。今日は午後からの山行、楽だと思っていたのにと思わず愚痴が出てしまいます。スカイラインに入ってから今日の宿舎かわらび荘に電話を入れ下山口に迎えを頼み一安心。アスファルト舗装の登りは続き、やっと大股の分岐が有りました。山道に入ったら又急登。スカイライがあっという間にはるかかなたの足元に、尾根に登ってタノイ原林道の出ました。ここから山道とアスファルト道を行ったり来たりして大股に着きました。宿の好意で近くの温泉まで送ってもらい今日の汗を流してさっぱりとして夕食の鴨鍋を楽しみました。

9月26日(金)

かわらび荘7;18~大股登山口7;27~伯母子岳11;39~民宿政所17;29ろくろ峠で昼食タイム。

今日は今回のハイライト伯母子岳を登ります。本来の古道はピークを登らづに巻いて峠を下るのですが、何年も前から土砂崩れで通行止めになっています。古辺路の古道は何か所迂回路が有ります。和歌山観光協会のネットに載っています。また協会に古道のマップを請求すると4ページも有る詳しい案内マップが送られてきて、非常に役に立ちました。伯母子岳は1344m、昨日の急登を思うと覚悟して登ります。距離は長いが意外と穏やか、思ったより早く山頂に着きました。後は麓までの下りです。穏やかな下りを歩いていると。本来の古辺路と今、歩いているう回路の合流点の200m位手前の大きな木の洞に難十匹の黄色スズメバチが飛び交っています。巣作りの最中みたいで、私たちには興味ないみたいなのでゆっくりと迂回して通り過ぎました。民宿で詳しい場所は判らないが2か所ハチの巣が有ると注意を受けてました。後で民宿に場所を通報、協会に連絡してくれました。尾根を下り植林道に入ります。仕事路のせいか、ほとんど水平。行けども行けどもあまり下りません。それどころか迂回路は尾根を登ってしまいます。テープで囲われたところにも迂回路がありました。おそらくスズメバチの巣が有ると思います。だんだんと日没の時間が気になり始めました。後ろから「気を付けながらもペースアップ」と声を掛けます。6時には日没、それまでには下山したくて「平な所では、もっとペースアップ」。待平屋敷跡に17;00頃に到着、ここで宿舎に電話連絡をします。「まだ、そんな所、そこから急坂になるので気を付けて」と声を掛けてもらい、連絡が着いたので少し安心して降りて行くと橋が見えます。橋を渡ると嬉しいことに宿からのお迎えが有りました。築300年か500年の古民家の宿で足の悪いお母さんの世話をして息子さんが一人で切り盛りしているので6人が限度だそうです。協会からも古辺路を予定している人は三浦地区の宿を確保してから計画してくださいとのメセージが有りました。夕食の子持ち鮎の塩焼きは美味しかった。私達、登りより下りに時間がかかるのだと痛感しました。

9月27日(土)民宿政所6;43~登山口6;51~三浦峠10;56~西中バス停13;56=十津川温泉

で楽に感じます。古辺路道全体で時期も有るのですが、キノコがとても豊富です。種類も量も多くて楽しめました。古辺路は高野山から熊野本宮まで熊野古道の参詣道とはいえ、1000m級の4つの峠と4つの渓谷を越える全長72キロのロングコースです。泊まれるところも決まっていて老いも若きも同じ行程です。山道を歩いて地図を見ると集落に降りて西中から十津川温泉まで8キロ2時間の舗装道路歩きが有ります。そこで皆と相談。暑い中アスファルト道を歩かづにバスに乗ることに全員一致で賛成。十津川温泉からはバスで近鉄大和八木まで路線バスが有るみたいで、そこから京都まで帰れます。今回は3日間十分疲れたのでいったん帰って出直すことにしました。そう決まると心なしか足取りが軽くなります。西中のバスは2;05間に合うはずです。所がしばらく歩いていると地図では30分の所ヤマップでは50分かかるとの声、ともかく急ごうと林道、アスファルト道を歩きます。内心では私達、ヤマップより早く歩けたことないけど地図を信じて急ぎます。急ぎすぎて西中バス停に降りる階段を見落としてウロウロ。ヤマップではこのまま進んで50分、地図は近道で30分見たいです。何とかバスに乗れました。午後のバスはこれ1本です。バスに乗っていると途中何回も有っている大学生4人組も乗ってきました。若きもバスに乗るんだとニンマリ。宿に着くと温泉と鮎の塩焼きでほっこりしました。

9月28日(日)今日は帰るだけなので朝から温泉に入って、ゆっくりしました。10時台の日本一長い路線バス?途中、休憩地で谷瀬のつり橋を渡り4時間以上かかって近鉄大和八木に着き京都に帰りました。11月に残りの果無峠を登って熊野本宮に行くことを決めました。

熊野古道・小辺路(3泊4日)を歩く Y・A

【山行日】 2025年9月25日(木)~28日(日)

小辺路の参詣道は思っていたより険しかったです。毎日1,000m以上の峠越えがあります。1日平均18kmほど歩くとのこと。荷物は有難いことに食料は少なめでよく、3日間共、夜は民宿や温泉で美味しい食事を堪能しました。4日目は雨予報もあり、私達は3日間の歩きで足の疲れが出たので、最後の日は歩かず、次回に持ち越すことにしました。11月に4日目の続きの小辺路歩きをします。軟弱ながら十津川温泉でゆっくり温泉を楽しみました。十津川からバスで帰る途中で、谷瀬の吊り橋も歩きました

①高野山の起点から25分後ろくろ峠で昼食タイム

②赤い鉄橋。ほとんど人に会わず静かな小辺路歩きです

③1日目最高の水ヶ峰入口。舗装林道も厳しかったです。

④どんどん歩くと平辻に出る。少し歩くと民宿の迎えの車あり。

⑤2日目、大股の集落を通って山道へ、つづら折りが続く。

⑥萱小屋の広場で休憩。大学生や外国の女性との出会いあり。

⑦2日目の最高地点、伯母子岳(1334m)山頂。展望抜群です。昼食も食べて、ゆっくり休憩。偶然逆から登ってこられた人にシャッターを押してもらいました。

⑧水ヶ元茶屋屋敷跡の近くにある弘法大師座像の祠。小辺路歩きの安全を祈る。

⑨2日目の宿泊地は三浦口にある民宿政所です。築300年とのこと。定員6名の宿で私達だけです。3日目の朝も天気が良く気持ちよく出発です。

⑩吉村家跡には杉の巨木や墓石が多い。

⑪三十丁を超えると見晴らしが良くなる。眼下に三浦の村。

⑫3日目の最高地点、三浦峠(1080m9東屋やトイレがある。この後、古矢倉跡、出店跡、五輪の塔、矢倉観音堂と下り坂を歩き、やっと西中の集落に出ました。みんなで相談して十津川あmでの8.5kmはバスに乗りました。