「平日例会報」六甲3座巡り 七兵衛山・打越山・金鳥山    記K・S

【山行日】 2025年10月8日(水)

【天候】 晴れ  

【参加者】 女性2名、男性3名、計5名

【コースタイム】阪急芦屋川駅8:45~高座ノ滝9:15~風吹岩10:30~七兵衛山11:15(昼食休憩20分)~打越山12:05~金鳥山13:20~保久良神社14:05~阪急岡本駅14:40

【山行報告】六甲には多くの山がありますが、今回は例会ではあまり訪れない3座(七兵衛山・打越山・金鳥山)に登りました。10月に入っても暑さが残る中、快晴の空の下での山行は爽快で変化に富んだコースを楽しむことが出来ました。スタートは阪急芦屋川で高座の滝を経て 岩場のロックガーデンを登り、風吹き岩へ向かう王道コースです。

ロックガーデンではいくつもの垂直に近い急登や鎖場もあり、メンバーは慎重に登り、無事風吹き岩に到着。

ほぼ貸し切り状態で快晴の空をバックに写真撮影を楽しんでいると、後から元気な若者たちが次々と登ってきて、にぎやかになり、写真をってあげたり、会話も交わし、元気をもらいました。皆さん最高峰を目指すようでした。

その後は横池(雄池)と奥の池(雌池)に立ち寄りました。 横池では以前見事だったスイレンの話をし、5分ほど森の中を進むと訪れたことのない小さい雌池が現れます。立ち枯れの木々が池に立ち並び、どことなく上高地の大正池を思わせるちょっと神秘的な雰囲気の池でした。

最初に向かう七兵衛山は神戸の街並みや六甲アイランドを正面に臨む展望の良い山です。横池からの道はあまりアップダウンもなく、歩きやすい道で、紅葉もまだなので立ち止まることもなく、先頭の中山さんがぐんぐん歩かれます。時々でペースを落として下さいと声をかけるほどでした。

七兵衛山登り口分岐から10分ほど登ると山頂です。古木や倒木を使ったユニークなベンチに座り、昼食休憩を取り、七兵衛山(462m)山山頂からの景色を堪能しました。休憩後はいったん下って打越山(480m)へ。ゆるやかな登山道を登ると、展望は今一つでしたが、石のベンチがあり一息つける山頂でした。

3座目の金鳥山へ向かう登山道は下り基調で、この登山道は面白く、古木や倒木で作られたベンチや柵・橋が点在し、どれもアート作品の様で、特に「こもれび広場」と名付けられたところは、ベンチと机がいくつも並べてあったり、まるで森の教室のようでした。谷間にかかる橋は釘や紐も使わず、曲がった古木を押し込むように組み合わせて強度を保ってありすごかったです。いったいどんな人達がこんな造形物(作品)を造ったのだろうと感心しながら金鳥山へ向かいました。

3座目の金鳥山(338m)ではゼロ磁場の噂を聞いていたので、コンパスを使って山頂付近を探しましたが、それらしき場所は見つからず「信じる者は信じる」でよいだろう、ということで探索活動を終え、保久保神社への下山コースに向かいました。

途中展望の良い広場に立ち寄ったりしましたが、石階段が続き、段差が大きかったり、崩れている個所が多く、長く感じた石階段道でした。30分ほどゆっくり下って無事保久良神社に到着。

一息ついて急カーブ急こう配のアスファルト道を下りて、無事阪急岡本駅到着、解散しました。六甲3座巡り、岩場登りに始まり、静かな池や展望の良い山頂、ユニークな手作りベンチや橋など変化のある楽しい山行でした。