【山行日】 2025年10月19日(日)
【天 候】 くもり
【参加者】女性2名、男性2名、計4名
【コースタイム】三上山登山口9:15~割岩9:40~三上山山頂10:15(休憩15分)~東光寺日陽山11:30(昼食休憩25分)~田中山13:05~旗振り山13:35~野洲駅14:25
【山行報告】 近江富士と言われる三上山と北尾根縦走例会です。野洲駅から10分ほどバスに乗り登山口に到着。海外遠征や急病の関係もあって新会員のKさんも含めた4人の参加者でスタートです。
朝方京都では小雨模様でしたが天気も回復し、表参道の急坂階段を15分ほど登って妙見堂跡に到着し、衣服調整をしてさらに階段道を登ります。富士の名の通り円錐形の山なので直登の急階段が続くので疲れます。
30分ほどでお楽しみの「割れ岩」に到着。メタボ、肥満度確認岩(笑い)と言われる巨岩の間にできた狭い割れ間を(狭いところは20㎝もない)無理やり?通るところで、横に普通の道もありますが、今回は3名が挑戦、鎖場の岩を登りザックを持ち上げながら、これ以上おなかが出ていると通れない(誰?)隙間を10メートルほど進みます。壁岩に凸凹があり大変でしたが肥満度OKで達成感もあり、楽しかったですが、ザックも服もこすれて孤軍奮闘の跡が残っておりました。

10年ほど前に三上山に例会で来たことがあるKさん、「覚えているのはここだけです」の話に笑ってしまいました。

割れ岩の後は岩場登りが続き、三点支持やロープも張られているところもあり、表参道は熟練者向きのコースの表示に納得。

50分ほどで山頂手前の展望台に到着。近江平野や比叡山、西山の景色を満喫したら、すぐ上の御上神社奥社で皆さんの安全登山を祈願し、山頂広場で休憩と記念撮影して、健脚コースの根っこだらけの急坂を慎重に下りて北尾根への分岐に向かいました。

北尾根コースはザレ場が多くアップダウンが連続する登山道になります、気を使いますが、大きな奇岩やトンネル状の岩があったり、展望が開けるところでは、振り向けば三上山の三角形の美しいシルエットが目に入り、麓の希望ヶ丘や近江富士花緑公園、比良山系が見えたり素敵なパノラマコースでした。

昼食を東光寺日陽山の手前の東屋でとりました。先客に滋賀県の山岳会に入っておられる祖母と小学3年生がおられて、山によく行かれているので話も弾み楽しい昼食休憩でした。昼食後は東光寺日陽山を通過し、急坂のザレ場や巨岩の落石横を通り、林道に下りて田中山登山道に入ります。予想以上の急登で何度も休憩をして田中山山頂に到着。山頂には三角点がありましたが展望は今一つで、手前の展望の良い場所で休憩。琵琶湖川が伐採されていてこちらは湖東の街並みや田畑、比叡山が一望でき、風も少しあって気持ちの良い休憩になりました。急登でお疲れのメンバーからは「ここで解散でも良い(笑)」との声も出るほどで、ホッと一息付ける良い休憩場所でした。

休憩で元気になったメンバーは続いて旗振山へ。ロープありの急坂をスムーズに下り、旗振り岩に到着。かつて米相場を旗で伝えたといわれる山で、岩には竿をさしていたと思われる穴も残っていました。旗振り山からの下山道の後半は滑りやすいザレ場でしたが登山口に14時到着し、旧中山道を30分ほど歩いて野洲駅向かって駅で解散しました。

今回摩崖仏には立ち寄れませんでしたが。山歩きや装備の話も出来て充実した楽しい例会が出来ました。皆さんありがとうございました。
