「例会報告」六甲全山縦走路3分割① 記K・S

【山行日】 2025年11月3日(日)

【天 候】  晴れ

【参加者】女性2名、男性2名、計4名

【コースタイム】須磨浦公園駅前8:50~鉢伏山9:20~旗振山9:25~鉄拐山9:40~高倉山10:05~栂尾山10:35~横尾山11:00~東山11:40(昼休憩30分)高取山山頂14:00~鵯越駅15:20

【山行報告】六甲全山縦走大会コース(全縦)の3分割の①は、須磨浦公園駅から鵯越駅までの約12km。海抜10mからスタートし300m前後の8つの山を越える累積標高1000mになる、須磨アルプスの岩場や高取山などピークからの展望などを楽しめる縦走コースです。今回は全縦大会参加経験者3名と全縦コースは初めてのKさん。Kさんは全縦コースを踏破したいとの思いをお持ちでの参加です。

当日朝は肌寒く感じましたが、さすがに最初の鉢伏山への急階段で一気に汗が出ます。それでも全員が展望台まで休まず登れたので、その後のペースは特に配慮なしで歩くことにしました。大会ではピークを避け、一部ショートカットするところもありますが、今回は初めての方もおられるので鉄拐山登頂を含め全ての縦走コース通り歩きます。高倉台を越え、栂尾山への400段階段では個人差が出たものの一息休憩を挟みながら、横尾山に到着。朝から歩いて来た山々や明石海峡大橋が一望出来て気持ちを新たに先に進みました。

次のピーク横尾山以降は急斜面の岩場やザレ場、鎖場もあり慎重に下り、無事須磨アルプスへ。

一気に展望が開けて須磨アルプス馬の背の迫力のある岩場の景色に思わず立ち止まって写真撮影タイム。階段を下って花崗岩の削れた滑りやすい岩場を注意しながら進み、急登部分は三点確保で登ります。馬の背のピークでは来週の大会に向けたトレーニング登山者や若者グループで賑わっていて、記念撮影を撮っていただきました。

馬の背を無事通過して登り返しで東山山頂に到着し、昼食休憩を神戸の街並みや港を眺めながらゆっくりとりました。その後、妙法寺まで一気に下り住宅街を抜け、高取山への登山道へ向かいます。300m近い登りではさすがにペースダウンです。下山してくる学生グループと出会ったので、声をかけると朝5時に宝塚を出発し、須磨浦公園まで行くとのこと、疲れ知らずの若者たち(笑)に元気をもらって高取山西峰の荒熊神社に到着、赤い鳥居をくぐって高取神社へ。

希望者3名は最高峰にも立ち寄り神戸の街や港を一望できる絶景に感激し、高取神社に参拝し参道を下りました。有名な?猫たちにも出会い、月見茶屋・安井茶屋を通過して鵯越駅までの住宅街に入ります。上り返しのような登り道が長くて疲れます。

交差点でお会いした高齢の男性が「70代最後の挑戦で来週の全縦走大会参加する」とのことでちょっとびっくり、ただ足取りは厳しそうで、励ましの言葉をかけ、自分たちも昨年参加したと伝えると、なんと全縦には何度か参加し、マラソンやトレランもしていた、さらに四万十100㎞マラソン完走、富士山登頂マラソンは関門に引っかかったなど、往年の輝かしい経験談を聞いて互いの話で盛り上がり、急坂もめげずに、いつの間にか鵯越駅に到着したのでした。

今回、一部頑張りのコースでしたが、展望の良い山や須磨アルプスの迫力のある岩場歩きも楽しめました。引き続き②も計画していきますので、是非参加してください。

=感想=   K・T

7月の立山依頼の山行は先月の長命寺山だけ。体力に不安がありましたが、ご一緒した3名のベテランの方達に励ましてもらいながら、何とか迷惑掛けずにあるきる事が出来ました。見上げる様な登り階段には挫けそうになりましたが、須磨アルプスの馬の背はドキドキ、ワクワクと楽しめました。②も楽しみにしています。