「例会報告」 金毘羅クライミング 記M・A

日 時:2023年11月5(日)

参加者:女性1名、男性4名、合計5名

コースタイム:江文神社9:30~ホワイトチムニー~江文神社15:30 

【山行報告】11月になり涼しくなってきたはずなのに今日は、京都市内26,5℃の夏日。目指していたホワイトチムニーに辿り着くまでにフラフラで汗だくでした。チムニーとサラワリにロープをセットしていたら20名ほどの団体が押し寄せる。滋賀の会の人たちで一般参加の岩初体験の人もいるよう。左のルートにロープをセットされる。さすがに全員は無理なので半数はピラミッドへ行かれた。

ところが昼前に10人ほどの別の団体がやってきてレイバッグ、右ハングにロープをセット。足元は広い所だが人であふれている。ロープを取り替えたり、譲り合ってこちらのロープで登られたり人だらけで混雑していた。こちらは「サラワリ」で悪戦苦闘中。

見本を見せてもらおうとリーダーらしき男性に声掛けして「サラワリ」を登って頂いた。核心部をいとも簡単に通過されたのでもう一度リプレイをお願いすると少し下ってまたゆっくりと説明しながら登って下さった。それを参考に再度アタックしたが核心部はその人が置いた足場やホールドはまったく見当たらず「なんで?」その男性は、背も高いし、若いし、腕力もかなりありそうな二の腕をされていた。大いに落胆。技術の違いを痛感させられました。

「サラワリ」まだ2回目、これから何度も足を運べば何とかなるだろうか。

 昨年、N・Sさんに無理を言って始めた「金毘羅クライミング」例会も計10回実施できました。事故もなく無事に終えられてほっとしています。西村澄さん、Iさんには毎回丁寧なご指導をして頂きありがとうございました。参加メンバーもみんな毎回それぞれに達成感を持って楽しめたように思います。目標にしていた「支点構築」「リードクライミング」の基本をしっかり身につけることができました。これを足掛かりに今後は何度もトレーニングして技術を少しずつでも高めていきたいものです。登りは、山頂を目指す山登りとまた違った面白さもあります。どちらも体力維持のためのトレーニングは必要ですが。私個人としては、岩、丸太切り、その他いろいろと忙しいですがまたゆっくり楽しめる山行にも参加できればとも思っています。

「個人山行報告」 ネパール/ゴーキョ  記M・S

日時 10/19~11/7(山行は10/20~10/30)

参加者 女性2名

【山行報告】

10/20  カトマンズ=飛行機=ルクラー(2840m)~パクディン(2610m)ルクラからパクディンまでは下りです。パクディンは川沿いで寒かった。

10/21 パクディン2610m)~ナムチェ(3440m):ヒラリー橋まで長い吊り橋を渡ったりして250m登ります。ここから600m長い登りです。ここが今回一番しんどかった。

10/22 高度順応の日。早朝、日の出を見るために丘の展望台まで登ります。同行の娘はエベレストビユウホテルまで高度順応。

10/24 高度順応の日

10/23 ナムチェ(3440m)~ドーレ(4200):ナムチェから400m登って、マンガでコーヒータイム。400m下ってリバーサイドのポルツェタンガ、又500m登ってドーレ到着。この間エベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)、アマダブラム6189m)が見れました。

10/24 ドーレ(4200m)~マッテルモ(4470m): 標高差は無いけれどアップダウンが有りました。チョーユウ(8188m)が正面にどっしりと白い姿を見せてくれました。

10/25 マツェルモ(4470m)~ゴーキョ(4800m):この間、湖が3つも有りとても綺麗です。6000m、7000mの白い峰々に囲まれて蒼い湖は神秘的です。3つも湖の淵を回るので道は延々と続きます。

エメラルドグリーンに輝く湖

10/26 ゴーキョ(4800m)~ゴーキョリ(5300m)~マッツェルモ(4470m):いよいよゴーキョリに登ります。500mの裸山をほぼ直登。5000mを超えているので空気は薄く息が切れます。休み休み登りやっと山頂に。エバレストベースキャンプのカラパタールより2倍しんどくて、3倍眺望が素晴しい。8188mのチョユウ、エベレスト(8848m)ローツェ(8516m)マカルー(8468m)の連なる山脈、地球の背骨、世界で一番高い山脈が見えます。数々のドラマの舞台となった山々です。眼下には三つの青い湖、すいおんが低いため魚もいなくて水草もはえていません。エメラルドグリンからピーッコクグリーンのグラデーションもとても綺麗です。お昼をゴーキョで食べてマッツェルモまで下ります。

エベレストの背骨

10/27 マッツェルモ(4470m)~マンガ

高度障害の心配ないのでひたすら下ります。

10/28 マンガ~ナムチェ~パクディン

10/29 パクディ~ルクラ

10/30 ルクラ=飛行機=カトマンズから車で5時間西のルクラ行専用の飛行場は混雑するため10月、11月はこの飛行場から発着。=車=カトマンズ

11/1~11/4  予定より2日早く下山出来たのでカトマンズから車で2時間のリゾート地ナダルコッタに行きました。あいにく雲が出て来ましたが、800m~6000mの山々が27座も見られました。その中には中国のシシャパンマ(8013m)マナスル(8157m)も見られました。

ゴーキョに行く途中のドーレ。山はシャクナゲの木で覆われて、谷もシャクナゲで埋め尽くされていました。プーンヒルよりもランタンよりも多いと思います。高度も4200mなのでゆっくりと歩けば高山病にも掛かりにくいと思います。愛宕山に登れる人なら行ける様に、標準よりも行きも帰りも1日づつ増やして計画したいと思います。来年の5月は屋久島を予定しているので再来年になるかもしれません。

「例会報告」赤坂山~寒風峠  記M・J

【日時】 11月3日(祝・金)

【天候】 晴れ

【参加者】女性7名、男性2名、合計9名

【コースタイム】赤坂山登山口9:50~武奈の木平10:45~粟柄越11:40~赤坂山11:55(昼食休憩30分)粟柄越12:30~寒風13:45~西山林道出合14:30~寒風登山口15:15

【山行報告】晴天が続き11月に入ったとは思えない暖かい日でした。山科から滋賀県琵琶湖一帯は霧で真っ白でした。山を登り出して10時を過ぎた頃から太陽と青空が出てきて素晴らしい秋晴れになりました。水分休憩を4回摂り、順調に登って行きました。木々の紅葉はきれいです。山頂で昼食休憩中も風が穏やかで寒くなく良かったです。360度の景色を堪能しましたが、少しかすんでいました。今回はこの後、寒風までもうひと頑張りです。

赤坂山山頂

斜面一面ススキが揺れて秋を感じます。眼下に琵琶湖を眺めながら絶景の尾根歩きですが、小さいながらアップダウンを繰り返し結構疲れます。中間地点で温かいお汁粉をすすり景色を眺めて一服しました。尾根から見下ろしたメタセコイア並木はまだ青々としていました。寒風からは急斜面を一気に下って行きます。途中のベンチで休憩をして、最後の下りをケガのないよう慎重に進み無事に下山しました。天気に恵まれ、無理なく調子よく歩を進めて、楽しい山行となりましした。

「例会報告」武奈ヶ岳   記K・S

【山行日】 2023年10月29日(日) 【天候】 曇り一時雨   

参加者】 女性5名、男性3名、合計8名

【コースタイム】 坊村登山口8:25~御殿山10:55~途中昼食休憩20分~武奈ヶ岳12:15(15分休憩)~御殿山12:55~坊村登山口15:00着

【山行報告】

途中を超えたあたりから雨雲が時々流れてきて小雨模様、坊村駐車場では小雨がぱらぱらと降っているのでカッパを着用。山はガスがかかっていますが天気予報では回復基調と出ていて、皆さん「もうすぐやむよね!」と前向きで登山口からスタートです。 御殿山コースの始まりはいつものきつい急坂が待っています。今日はカッパを着ての登りなので、気温は10度ほどですが直ぐに汗が流れ衣服調整休憩を取ります。細かく何度か休憩を挟みながら1時間ほど登り、急斜面のトラバース道です。慎重に進んで冬道との分岐手前に到着。薄くガスのかかった登山道、樹林帯の色づいた落ち葉が広がり、明るく秋らしくなっています。今年は全体に色づくのは遅いようで、中間地点辺りはまだ少し色づく程度でした。

雨上がりの泥道を進みます

積雪時冬道分岐を過ぎるころには雨はやみ時々青空が雲の割れ目から見えたり、適度に風も吹き、山歩きのコンデションになってきましたが、しかし、昨日の雨で道はべちゃべちゃ、ズルズルのぬかるみの急坂、ここまで靴が汚れたらどうにでもなれ(笑)の開き直りの心境になるほどの泥道。勾配のきつい場所を登ります。でも高度が上がってくると赤や黄色に色づいた木々の葉も増え、冬道との合流地点で展望も良くなり気持ちは前向きです。ちょうど洛中山岳会の3名が登って来られてご挨拶、さっさと抜いて行かれます、我々も出発、気持ち元気で予定時間より早く御殿山に到着。

高度が上がり綺麗な紅葉

御殿山頂上では武奈ヶ岳にかかっていたガスも風に飛ばされて綺麗に見えてきました。若者グループが強風の中、休憩や食事をしていましたが、若者は風に負けず、我々は直ぐにワサビ峠に向け下ります。滑りやすい急坂を下り、風よけの場所で昼休憩を取りました。

時々青空
もうすぐ山頂

食事の後は一気に西南稜への登りに向かいます。今回この辺りが一番綺麗に色づいていてドウダンツツジが真っ赤に染まり鮮やかでした。西南稜に出ると風は湯とくなり頂上まで強風の中の登りでしたが、山々に陽が差し、進みゆく紅葉、グラデーションが綺麗でした。武奈ヶ岳山頂に12時過ぎに到着、山頂からは遠く鈴鹿山脈や伊吹山、琵琶湖、蓬莱山が日差しを受け360パノラマの展望を味わえました。風が強くて長居は出来ませんでしたが続々と若者?が登ってきて、元気な声が広がるにぎやかな山頂、集合写真を気持ちよく撮って頂き、山頂を後にしました。

遠く伊吹山と琵琶湖。下界は晴れで展望、良かったです。
武奈ヶ岳山頂・1214m

山を始めるころから空には北から雨雲がかかり始めて小雨模様になり、御殿山に着く頃には武奈ヶ岳山頂はすっかり雲に覆われ、あの大パノラマの景色、あれは嘘の様でした。 御殿山から下る頃には小雨もやみましたが猛烈な風。寒い下山でしたが風のおかげで道や濡れ落ち葉も乾き始めて、心配していた急斜面も何とか大きく滑らずに下りられました。が、泥道は残っています。靴は泥まみれ、底はスリッパ状態、しりもちをつきたくない共通の思いで、登りで苦労した急坂を慎重に無事下って、15時には坊村登山口に到着しました。大きな汚れもなく(笑)「来週あたりから見ごろを迎えるかな」「新緑の季節も良いね」と余裕の会話をして武奈ヶ岳例会を終わりました。こんなに汚れた靴を見たことがない例会、洗いがいがありましたね。皆さんお疲れ様でした!

初めての例会 武奈ヶ岳」 K・R

右京労山に入会して初めての登山でした。小雨模様でのスタートとなりました。最初から急な登りが続き足元も滑り下山の事を考えると不安になりました。でも頂上に着く頃には青空も見え強風でしたが360度見渡せる絶景を見る事が出来感動しました。山の醍醐味です。
 下山の道も思いの外乾いていて紅葉も楽しめほっこり出来るひと時でした。まだまだ初心者でわからない事ばかりです。ご指導よろしくお願い致します。

「例会報告」六甲山・蛇谷北山 記K・S

【山行日】 2023年10月22日(日) 【天候】 晴れ 

【参加者】 女性3名、男性2名、合計5名

 

【コースタイム】 東おたふく登山口バス停8:55出発~東おたふく山山頂9:35~土樋割峠9:55~蛇谷北山山頂10:25~石の宝殿10:55~後鉢巻山11:05~六甲山頂上11:30(昼休憩35分)~雨ヶ森13:20~横池14:05~風吹き岩14:15~高座の滝15:00~芦屋川駅13:30着・解散

【山行報告】快晴の日曜日ということで駅もバスも大勢の登山者です。阪急芦屋川駅から下山時によく使う東おたふくバス停標高460mに一気にバスで向かいます。乗客はほとんど下車し、登りの舗装道路を歩き六甲最高峰を目指すのでしょう、我々のように東おたふく登り口から山道に入る人はいません。舗装道路組ばかりです。

東おたふく山からススキ越しの神戸の街

東おたふく登山道コースにはその後何組かのグループとあいましたが、急坂のえぐれた道もあり多少の汗もかきながら山歩きはやっぱりこちらでしょう!と思いながら林を抜けて頂上近くになると展望も開け神戸の街並みが眼下に広がってきました。ススキ野原も綺麗でちょうど可愛いセンブリの花も見つけられました。ススキの穂が広がり秋の気配をしっかり感じさせてくれます。東おたふく山頂上に30分ほどで到着、ススキ越しに神戸の街並みをゆっくり見て一息つきます。

可愛い」センブリの花

頂上から土樋割峠まで10分ほど下って例会ではあまり通っていない蛇谷北山に向かう登山道を登ります。整備された道ですが急斜面や少し岩場もあり変化を楽しみながら登ります。六甲山山頂への道の一般的な七曲りの整備された道とは違う登山道です。下見の時は全く人に出会いませんでしたが、今回は休日ということで、出会ったのは数人で、静かなコースでした。

芦屋市単独最高峰「蛇谷北山山頂」(840m)には休憩を挟みながら予定より早めにに到着しました。途中で抜いて行かれた若いカップルが休憩をされていたので写真をお願いしました。初々しい雰囲気?のお二人で、こちらも清々しい気持ちになりました。神戸の街並みを見て一息つき、お二人を後にして下りの尾根道を進みます。ここから急坂や大きな段差や滑りやすい箇所が待っていて足元に気を使いながらでしたが、ほとんどは緩やかな尾根道で石の宝殿に11時前に到着しました。

蛇谷山北山山頂で清々しく
六甲山最高!峰!

石の宝殿の登り口は六甲縦走路を歩くときによく標識を見ますが、登ることはテキスト ボックス: 六甲山最高!峰!ないところで、今回の皆さんも神社まで来たのは初めてでした。掃除や整備もされてきれいな神社で展望も良いので、機会があれば立ち寄ってみるのも良いかなと思います。

続いてピークハントで後鉢巻山に向かいました。少し藪漕ぎをして展望もない標識のみの山頂でしたが、ここも初めての方もいて良いトレーニングになったかもです。その後は車に気をつけながら六甲越に向かいます。    六甲越の休憩所に近づくとこれまでの静かな山歩きと打って変わって、あふれる人混みが待っていました。六甲越のトイレ前の休憩所は人とサイクリング自転車があふれ、山頂への登り道も一軒茶屋周辺も大勢の人で、繁華街の様な賑わいで圧倒されます。最高峰に着いても写真を撮るにも順番待ちの列が出来ていて、観光地状態でした。頂上で昼食をとることにしましたが、すぐ後ろや前に人が座っている過密状態です。でも天気も良く暖かく、人は多かったけど気持ちの良いお昼休憩をとれました。

集合写真は順番待ちでしたが気軽に撮って頂いて最高峰を後にしました。下りに使った七曲りではたくさんの登山者が登ってくるので何度も離合とあいさつ、「絶好の登山日和やもんね」と話しながら雨ヶ森峠に13:20到着。時間に余裕があったので横池にも立ち寄って、風吹き岩、激下りの岩場もある足元注意が続くロックガーデンを経て高座の滝には15時到着。芦屋川駅で15時30分解散いたしました。

紅葉は「もうすぐ

まだ紅葉には早かったですが、ほんの少し色づき始めた木々もあり、秋の六甲山、まもなく紅葉を楽しめると思いました。YMAP記録では登り786m、下り1222m。登りは控えめでしたが下りを堪能した例会が出来ました。皆さん有り難う御座いました。