山行日】 2021年4月18日(日)
【天候】 晴れ一時雨
【参加者】 女性4名、男性6名、合計10名
【コースタイム】 京阪比叡山坂本駅8:20~無道寺道入り口8:35~明王堂10:10~ケーブル延暦寺10:30~大比叡三角点11:10着(昼食20分)11:30発西山峠12:30~11:30発~八瀬ケーブルカー駅13:30着・解散
【山行報告】午後から一時雨の予報が出ているので少し気にしながら新緑が進み始めている坂本駅をスタート。時折、日も差し天気は持ちそうだが風が強く肌寒い。15分ほど歩いて無動寺登山口に到着する。
ここから先の道は千日回峰行で知られた無動寺に続く道で、無動寺谷道と呼ばれている。比叡山延暦寺の僧侶もよく歩かれているコースらしい。急坂が所々にあるが整備もされていて歩きやすい登山道です。一か所だけ沢の斜面が崩れていて柱ほどの幅の3m位の一本橋が掛けられている。少し緊張しながらもみなさん簡単?に渡られていた。途中にはたくさんのお地蔵さんや石仏があって信仰の山だと感じます。
登りはじめは森林の中の道が続くが尾根筋に出てくると琵琶湖が一望できる見晴らしの良い場所もあり気持ちよく休憩がとれる。あとで標識を見ると遠見岩と書かれていました。何度かのアップダウンを経て最後の急坂を登り、獣除けのゲートを通ると玉照院に到着する。ここから舗装道になり急坂を上ると無動寺だ。 時間的に余裕もあるので無動寺の明王堂に立ち寄ることにする。思わず見上げる急な階段ですが一段一段をしっかり踏みしめて元気に(個人差はありましたが)明王堂に到着。ここからの景色は大津市街が一望できるので登ってきた甲斐がある場所でした。この辺りに来ると観光に来られている人たちとも出会います。マスクをしながらの登りはなかなか厳しいですが外せません。ケーブル延暦寺で休憩を取り大比叡までの急坂に向かいます。あとひと踏ん張りと思っていたら北の方から黒い雲が流れてきてポツリポツリと小粒の雨。急いで上だけ雨具着用。大比叡近くまで登ってくるとガスも出てきて、幻想的な中を歩く感じです。11時30分大比叡三角点に到着。風が強くなり気温も下がってきて(体感温度は5~6度くらいかな)風の当たらない場所をそれぞれ探し、早昼食をとって早々に下山に入ります。
駐車場の方へ下り始めると陽が当たり始めホッとします。暖まった地面から蒸気が立ち上り不思議な景色の中を歩きます。四明岳横を通ってスキー場跡の北側のつつじヶ丘休憩場所に着くと大きな山桜が何本も咲き残っていて、とても綺麗です。
ゆっくりしたかったのですが残念ながら帽子が吹き飛ぶくらいの強風で、ピンクが映える素敵な景色を写真に収め逃げるような下山となりました。そのあとの西山峠までの道は林道や比較的歩きやすい道が続きます。この間例会で2度ほど通っている西山峠ルートに入ります。峠から先は枯葉が多く葉っぱの下の石や枝で滑りやすいので注意を促して下山を始めました。風も止んできて雲の合間から陽も差し始め、順調に下山も出来て、山頂とは大違いの好天でぽかぽか陽気の八瀬ケーブル駅前に13時30分到着しました。 今回は頂上の強風で急ぎましたが、天気が良ければ滋賀と京都の景色をゆっくり味わえる5時間ほどのコースです。延暦寺方面には向かいませんでしたが、少しは寄り道も出来そうです。