<例会報告> 終い山行<地蔵山~愛宕山>  記Y・A 

【日時】2021年12月19日(日)

【天候】晴れ

【参加者】A班・女性6名、男性2名、計8名 B班・女性6名、男性2名、計8名 C班・女性5名、男性2名、計7名 合計・女性17名、男性6名、計23名

【コースタイム(C班参考)】八木駅バス8:24出発~越畑原8:58着~地蔵山登山口9:15~9:50芦見峠 9:55~11:45地蔵山山頂・昼食休憩12:15~13:30愛宕神社階段前・小屋休憩14:05~表参道清滝口16:15~京都バス16:50発

【報告・感想】

地蔵山の頂上で集合写真

17日の夜半から京都府北部に雪が降り、寒波到来。今年の終い山行は昨年同様雪の中の登山だと覚悟しました。19日の早朝は気温が低く防寒対策をして出発です。有難いことに天気は晴れて青空がみえます。途中の亀岡も何故か霧が出ていません。八木駅8時24分発のバスに参加者23名が乗り込み、右京労山貸し切りバスになりました。途中の山沿いの村辺りから雪が多くなり、去年の終い山行を思い出します。原到着でバスを降りると、道路が凍てついていて、ため池は氷が張っています。滑らないよう気を付けて、いつもの登山口の広場まで行きました。久し振りの雪山歩きでテンションが上がっている人も多そうです。登山口からA班、B班、C班の3つのグループに分かれ、それぞれのCL、SLの方に任せて、地蔵山で昼食休憩のため一同集合することを伝えました。到着に時間差があることを想定し、コーヒーセットも渡しました。(ガスコンロや水などを持ちあがってもらって有難うございます。)

私は最後のグループのC班でゆっくり歩かせてもらいました。芦見峠から地蔵山までの登山道は、積雪20㎝ぐらいで先発班の人達が歩いてくれたルートを迷うことなく安心して歩けました。少し急な坂は靴先をけり滑らないようキックステップで歩きます。ずっと樹氷を見ながらの雪山登山で、途中で写真を撮ったり話をしたりゆっくり歩きで、お陰で急な登り坂の所もあまり辛さを感じませんでした。

西向き地蔵の辺りから雪を被った蓬莱山が見えました。地蔵山で昼食、集合写真を撮り、次の目的地の愛宕山を目指して出発しました。(先発隊の方達にお湯をわかしてもらい有難うございます。)この縦走の時、結構登ってくる人達に出会いました。元気な登山者は雪景色や樹氷を求めて足を延ばしているのですね。

樹氷が青空に映えます
西向き地蔵も雪の中

愛宕山の三角点には、右京の元気組5人ほどが登って行きました。また、愛宕山の神社に御札を求めて雪の積もった階段を登って行く人達も数名おられました。トイレ前の小屋で大休憩をしてから、表参道から降りることにしました。表参道から登って来た人達に尋ねると道は凍っているとのこと。皆さんアイゼンを着けての下山になりました。例会案内では、下山はツツジ尾根を降り、保津峡駅に行く行程でしたが、すでに山頂出発が2時を過ぎていること、冬至の早い日没、風が強く吹き出したこと、表側にも雪が多いからツツジ尾根はさらに多いかもしれないこと・・・・など、皆さんの意見も参考にして、表参道から清滝口に下山しました。

アイゼンを6.5合目辺りではずし、雪が少なくなった道をひたすら下り、16時15分頃清滝口に下山できました。バスの本数が少ないので、30分ほど待たないといけなかったので、元気な人達は丸太町通りまでさらに歩いて帰られました。余談ですが、嵐山は最後の花灯篭のイベントでライトアップをしていて、人や車で混雑していたので、さらに帰りが遅れてしまいました。皆さん、大変お疲れ様でした。1年間の締めくくりの終い山行に多数の参加とご協力有難うございました。

【例会報告】 白坂アイゼントレ 記:Y・T

 山行日:12月12日(日)

 天 候:曇り

参加者:女性6名、男性3、計9名

 コースタイム7:30四条大宮・京阪五条・山科-8:30JR高島駅駐車場-9:00大炊神社-       9:40白坂ゲレンデ・トレーニング14:20-15:00大炊神社-15:20JR高島駅駐車場-      17:00京都(解散)

山行報告

集合

レーニング開催日は12月中頃になったこともあって白坂ゲレンデには右京以外の姿はなく気楽にトレーニングに時間を掛ける事ができました。トレーニングにあたっては冬山教室の川端さんが連盟機関誌に書かれていた文書を見直して「フラットフィッティング」を今日のトレーニングの課題として取り組むことを確認してゲレンデに向かった。

書かれた文章の1節です。 「フラットフィッティングを意識し、登りではかかとに力を入れ、下りでは拇指球のあたりに力を入れて、小股で歩くと滑らない。恐る恐る足を出して下るとへっぴり腰になるので、前に踏み出した足にしっかり真上から体重をのせると滑らないと信じて踏み出していく。慣れてくると全員、しっかりとフラットフィッティングで歩けるようになり、登り、下りに加えてトラバースの練習も積み重ねる。トラバースは軸足とそうでない足とで、得手不得手の向きがあったが、練習を繰り返し、の足でもしっかり歩けるようになった。

トラバース1
トラバース2
後ろ向き下降
ザックを背負って
固い氷を想定した下降
固い氷を想定したトラバース
丸裸の大炊神社

今日の合言葉は「フラットフィッティング」。ゲレンに入るとまずはアイゼンレスでの歩行練習。登りはかかと、下りは指母指球を意識して歩いてみるがこれがなかなか上手くいかない。登りは何とかこなせても下りは少しでも重心が後ろに移ると滑りやすくなりますます後傾になる。どうしても重心が膝の上に乗らない。母指球の上に体重がかけられない。「言うは易し行い難し」です。アイゼンレスばかりで時間を掛けてはいられないので適当な時間でアイゼンをはいて何度も同じ動作で練習を繰り返す。人鳥練習を繰り返し最後はザックを背負って今までやってきた課題の反復練習に取り組んで終了しました。 白坂ゲレンデに向かうときに通過する大炊神社が見事に周囲の樹木が伐採されていて驚きました

【例会報告】金勝アルプスハイキング 記:M・H

【山行日】 2021年12月5日(日)

【天 候】 曇り時々晴れ

【参加者】女性5名、男性5名、計10名

【コースタイム】JR草津駅東口バス停(8:00発)~上桐生バス停(8:21着)~登山口(8:30発)~落ヶ滝(10:10着)~鶏冠山分岐(11:15)~天狗岩(11:50)~耳岩(12:50) ~白石峰(13:10)~狛坂摩崖仏(13:40)~逆さ観音(14:45)~オランダ堰堤(14:55)~登山口(15:00着)

【総 括】金勝アルプスは、登山道が良く整備された、小さなお子さんからお年寄りまで誰でも安全に、安心して楽しめる山です。当日のお天気は快晴ではありませんでしたが、暑くもなく、寒くもありませんでした。そして天狗岩によじ登って四方を見晴らし、琵琶湖や比良山系、伊吹山の絶景を堪能したり、耳岩登りにも挑戦してみたりと、適当に冷や汗をかいて、非日常の、金勝アルプスらしい快適なハイキングを楽しみました。

【山行報告】天気予報では「晴れ時々曇り」でしたが、当日の朝に小雨が降ったりして、私がリーダーをした前回の「堂満岳」が頭の中をよぎります。登山口から落ヶ滝を目指します。何か所かの分岐点がありますが、「落ヶ滝、鶏冠山」の表示があり、間違えることはありません。路面の岩も落ち葉も滑ることはなく、正にハイキングです。滝に到着すると記念撮影です。先ほどまでいたグループは出発し、私達だけで独り占めです。昨夜来の雨で少々、滝の水量は多いのでしょうか。

落ヶ滝
一枚岩

稜線に登ると右手の木々の間から琵琶湖や紅葉に染まった岩山を見ることができ、気持ちの良いものです。でもなかなか、天狗岩に到着しません。私の思いでは天狗岩に11時30分に到着して昼食休憩を取り、12時10分に出発としていたのですが、どうやらゆっくり歩きすぎたのかもしれません。天狗岩到着後にすることは、「登頂」しかありません。「ご案内します。」とお伝えすると、ザックの留守番を引き受けてくださった山下さん以外の「全員」が参加です。登った岩の上は、高度感はありますが、岩が広いので恐怖感は感じません。記念写真でも皆さん、笑っておられます。

天狗岩山頂

天狗岩に上がった時には登山者も少なかったのですが、降りるときには渋滞です。20人近くが登ろうと取り付きのロープの下で待機です。帰りの時刻があるので、ゆっくりしては居られません。20分で昼食休憩を済ませていただきます。12時35分に出発して、次は耳岩です。稜線歩きでは、巨岩庭園の散策に相応しい景観が次から次へと見られます。また、天狗岩に登っている人達を望見すると、よくもあんなに危ないところへ行ったものだと変に感心します。耳岩に到着です。今まで耳岩に登ったことはありませんでしたが、Yさんから「登れる」との話を聞き、早速、複数名が挑戦です。皆さん、本当にチャレンジ精神が旺盛です。耳岩から白石峰までも同じように稜線歩きを楽しむことできます。紅葉と巨岩が独特の景観を構成しています。白石峰からは下山路になります。展望はもう期待できません。

振り返って天狗岩を望む

一路、狛坂摩崖仏を目指すだけです。摩崖仏までの登山道は石組みのよく整備された道です。感動が続いたせいか、皆さん、一様に言葉少なになっておられます。狛坂摩崖仏に到着です。うっそうとした林の中の巨大な花崗岩(6m×4m)に摩崖仏が彫られています。中央が阿弥陀如来、左右は菩薩像で、その他12体を含めた15体の像が彫られているとのことです。製作年代は奈良時代後期、平安時代末期など諸説あって判然としません。

狛坂摩崖仏から新名神高速道路のトンネルを抜けるまでは林道が続いています。始めは傾斜のきつい石だらけの、膝が痛くなるような歩きにくい道です。滑ったりしないように注意が必要です。そのうちに広い道になってきます。今度は緩やかな、枯れ葉が舞い散って一面を覆っている道です。ダラダラと続く道のため、歩くのが段々と嫌になってきます。新名神のトンネルからはアスファルトの道になり、そして出たところが二方向に分かれています。左側が「逆さ観音」を経て、登山口のある上桐生バス停に至る道です。道には「諸車通行止め」のロープが張られていますが、無視をしてロープをくぐります。道の先の方が陥没をしていて、車は通れないのですが、人は通れます。逆さ観音に到着です。鎌倉時代に彫られた摩崖仏がこの逆さ観音になったのは、明治の治山対策として行われたオランダ堰堤の切り石工事によるものです。

狛坂摩崖仏
逆さ観音

奈良時代までは金勝アルプス(田上山系)には大量の杉やヒノキが生い茂っていました。しかし、奈良時代に都や寺の造営のためにその多くが伐採され、植林もされないままに放置されたうえ、さらに江戸時代まで燃料等の伐採が続いたため、土砂崩れ、土石流を起こす山になったようです。何度もの土石流で多数の人命が奪われ、田畑や建物の被害があっと記録されています。治山治水工事のため、「身を削られ、逆さまになっても地元の人々を大洪水から守ってくださる。」と敬われていると案内板にありました。オランダ堰堤から登山口までは、キャンプ場が続いています。夕方近くのこんな時間から「バーベキュー」のための火を起こしている人がいます。オランダ堰堤は、明治時代のお雇い外国人「ヨハネス・デレーケ」の指導に基づいて明治政府が作った砂防ダムです。ダムの前は砂の広場になっていて、子ども達の遊び場になっています。格好良い形をしています。白石峰までは30分以上も想定より遅かったのに、予定どおり15時に登山口に戻って来ました。まだ、明るいです。皆さん、下りは超お得意なようです。15時30分発の草津駅東口行のバスに乗れました。皆さん、楽しいハイキングをありがとうございました。

上桐生バス停

例会報告 飯盛山     記:S・W

山行日:2021年12月4日(土)

天 気:晴れ時々曇り

参加者:女性 9名

コースタイム:JR四条畷駅9:30~四條畷神社9:50-10:00~展望台11:00(昼食)-11:30~頂上11:55(写真撮影)12:00~楠公寺12:10-12:20~桜池12:40~13:50野崎観音(慈眼寺)~JR野崎駅

【山行感想】行程の報告は前回とほとんど一緒なので今回は感想を載せさせていただきます。昨年飯盛山を歩いたときは12月半ばでしたが、桜池から野崎観音までの紅葉がとても美しくてまた来たいと思っていました。それで今年は紅葉が早いと感じましたので12月の初めに実行したのです。

しかし美しかったのは頂上から楠公寺までの間と野崎観音ぐらいでした。上りの階段も前の例会の時(今年の春、3月だったとはとても思えません。ずっと前のような気がします)階段が新しかったためかとても上りやすく楽でしたが、今回は結構しんどかったです。私の体力が落ちたためでしょうか? 階段の土が減ったためでしょうか? 展望台からの見晴らしは冬のことでもあり、お天気もよくて京都の方まで見えました。また楠公寺のお手洗いがバイオトイレになっていたのには感激です。今までは勝手に使っていいのかと気遣いながら使わせていただいていましたが、これからは安心してつかわせていただけます。下山途中に滝があり結構見応えがあると荒木さんが言っておられましたので、また初夏にでも来たいと思いました。皆さんに助けていただいて無事山行を終えることができました。皆様ありがとうございました。