【山行日】 2022年11月10日(木))
【天 候】 晴れ
【参加者】女性2名、男性2名、計4名
【コースタイム】 JR大津京9:00発~長等山テラス9:55~長等山三角点10:10~ 如意ヶ嶽11:05(昼食休憩40分)11:40発~大文字山三角点12:15(20分休憩~幻の滝12:55~中尾の滝13:10~東日本震災鎮魂碑前13:55~月待山14:15~大文字登山口14:25銀閣寺道で解散
【山行報告】今回はいつもの京都から大津にむかう逆向きで、大津側の皇子山公園から出発。公園の木々も少し色づきメタセコイヤは黄金色に染まっている。長尾神社への長い階段を日差しを受けながら登るので神社に着く頃には汗も出て皆さん衣服調整ですっかり薄着になった。
「こんな急坂やったかな」といいながら逆歩きは景色も新鮮で面白い。軽快な足取りのSLのKさんのペースもよく、長等山テラスに楽々10時前に到着。テラスからは遠くは霞んでいたが、大津市街や琵琶湖はそれなりに見え、展望はまずまずだ。ちょうどベンチに同年代位の?女性が休憩中で声をかけると地元の方で散歩コースとのことだった。山歩きの話など気さくに話が出来て写真も撮ってもらい、ゆっくり休憩をとる。
三角点でまたお会いし、今年の春から登り始めて50回くらい登っているとのことだ。三角点に設置のノートを広げながら1000回を超えるつわものもおられると話されていた。元気をもらえた。
三角点から大文字までは登り基調で、アップダウンの繰り返しで距離もある。まず如意ヶ岳に向かう。、アップダウンの繰り返しで距離もある。まず如意ヶ岳に向かう。 途中の灰谷園庭跡付近の紅葉が始まっていたので写真に収めて、その後はガードレールくぐりのコースに登らず、そのまま細い如意越道を西へ進み、地理院地図で示されている、急斜面登山道を登る。
下りには使いたくない急坂だが、いつもの大津市や琵琶湖が見えるポイントに出て気持ち良い。その後少し舗装路の坂道を登るといつもの如意ヶ岳の広場に到着する。
青空の下、誰もいない広場でほっこりしながら昼食をとる。広場を独り占めならぬ4人占めだ。時折吹く風が心地よい。あっという間に至福の時間が流れた。リフレッシュ出来た後は途中雨社に立ち寄り湧水を確かめ、大文字三角点に向かう。
三角点は予想通り次々と登ってくる登山者でいっぱいだ。どこかの山岳会の方たちがケーナを吹いておられて拍手もされて盛り上がっている。にぎやかな三角点だ。常連の年配の方達のグループも座っておられて交流の場になっている様だった。
この間三角点に様々な個性的な「大文字」の私設看板?が掛けられていたが、スッキリなくなっているなと思っていたら、朽ちている立木ではあるが、なんと直接ペンキで「大文字」と複数の木に書かれていたのには驚いた。観光で来られる方も多いところだから、そろそろ公的な掲示があっても良いのではないか、と思いながら、早々に三角点から幻の滝にむかった。
幻の滝の辺りは毎年紅葉が綺麗だが今回はまだ早く、続いて中尾の滝に向かう。滝への沢筋の登山道が荒れている。この夏の豪雨でだろう、花崗岩質の登山道がいたるところで崩落し、倒木だらけだ。中尾の滝の辺りも岩が崩れ随分雰囲気が変わっていた。ただ中尾の滝付近は例年通り早めに紅葉が始まっていて、色づき始めた木々の葉が陽に照らされて、今日一番の紅葉が見られた。
ここ数年大文字山は、熊山や鹿山などが有名になり、網の目の様に道があるので、今回は一番近道を使って下ることにした。ちょうど表道に下りる手前の砂防ダム横でびっくり!巨大キノコの群生に遭遇。後ろから来られた常連さん?曰く3日前にはなかったとのこと。もちろん食べられないが見事なキノコで盛り上がる。
その後、まだ時間もあるので京都府連盟が寄付を募って先日建て直しがされた「東日本大震災鎮魂・復興祈願碑」へ向かうことにする。諸事情で、まだ鎮魂碑の序幕は出来てなかったが、未曽有の被害、犠牲者があった震災のことや、今も4万人近くの被災者が避難生活をされていること、福島原発事故、復興支援について考えさせられる機会となった。
帰りは少し紅葉の始まった月待山頂上に寄って、午後2時半に銀閣寺道に下りてきて解散した。今回はKさんにSLをお願いしました。気持ちよく歩けました。お疲れ様でした。