【天 候】 曇
【山行日】 2023年3月21日(祝・火)
【参加者】 女性12名、男性2名、合計14名
【コースタイム】近鉄壺阪山駅9:15~土佐街道~壺阪寺ハイキングコース~壷阪寺10:30~分岐10:50~五百羅漢遊歩道11:35~高取城址跡碑11:40~高取山本丸跡12:00(昼食休憩)~国見櫓13:00~猿石13:10~高取城跡、宗泉寺分岐13:35~植村家長屋門~松ノ門14:10解散
【山行報告】
高取藩の城下町として栄えた土佐街道を楽しみながら、壺阪寺を目指して出発です。 街道に土佐と名前が付いている由来は、大和朝廷の都造りに駆り出された土佐(高知)の人々が帰郷できず、この地に住み着いたことが起源とされています。
町家の雛めぐり祭りが行われており、家々に飾られている雛飾りや家々の前に飾られているかわいい花々をみながら、薬の町として賑わっていた高取町のメインストリートをゆっくりと楽しみながら進んでいきました。街道を後にして壷阪寺へと向かいます。しばらく車道を歩くと左手の方向に壷阪寺ハイキングコースの入り口があります。沢沿いのなだらかな道を進むと壷阪寺のバス停脇にでます。しばし景色を楽しんだ後、駐車場を横切って壷阪寺参道入り口を過ぎて車道を通って五百羅漢の分岐へと向かいます。五百羅漢遊歩道には道中にたくさんの磨崖仏(まがいぶつ)があり、アップダウンが続く崖にあるので注意して歩きました。
五百羅漢遊歩道を進んで行くとNTTの電波塔が見えてきます。電波塔を過ぎると高取城跡の分岐までもう少しです。いくつもの門跡を通り、急な階段を上ると本丸まであと一息。たくさんの門跡があり、くねくねと入り組んだ高取城を攻め入るにはかなり困難があったのではないかと少し歴史を感じることができました。
高取城は、美濃岩村城、備中松山城と並んで「日本三大山城」の一つに数えられています。本丸のあるひときわ高い石垣の脇をぐるっと回っていくといよいよ本丸跡(高取山山頂)です。近くに見える山々をゆっくり楽しみながら昼食タイム。天守跡に上り三角点を確認して下山です。
帰りもいくつもの門跡を過ぎると国見櫓という奈良盆地が一望できる展望の良いスポットがあり少し寄り道。曇っていたのであまり展望はよくありませんでしたが、二上山や耳成山などを見ることができました。分岐に戻り、二の門跡を過ぎるとひょうきんな顔をした猿石があり、右方向に行くと明日香村へ行くことができます。
今日はまっすぐ七曲りというくねくねとした途中に急坂のある登山道を宝泉寺との分岐 まで下ります。分岐から林道を下ると公園が見えてきて木々にきれいな花が咲いており、梅か桃か桜かとみんなでワイワイ言いながら高取の城下町を目指しました。途中、現在も旧藩主の住居として使われている植村家長屋門など、現存する数軒の武家屋敷を見ながら松ノ門で事故なく無事解散しました。
途中雨が心配でしたがほとんど降られることもなく、旧城下町の佇まいが残る 土佐街道や高取城址の立派な石垣などを見ながら、歴史を感じることができました。