「例会報告」西山連峰トレッキング② 記K・S

【山行日】 2023年10月18日(水)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性2名、男性4名、計6名

 【コースタイム】老ノ坂バス停9:05発~大枝山10:00~大暑山11:00~小塩山12:08(昼休憩30分)~金蔵寺13:10~南春日バス停14:25着・解散

【山行報告】秋晴れの登山日和になりました。 老ノ坂のバス停から登り口に向かいます。山城丹波国境道標を見て少し北に入った首塚大明神に立ち寄りました。  昔、鬼の頭領酒呑童子の首を討ち取り、都に持ち込もうとした源頼光らが、老ノ坂の地蔵尊に「不浄なものを都に持ち込むな」と忠告されて、この地に埋め祀った、とのことです。歴史を感じたあとは林道に戻り坂道をすすみ、西山トレッキングの小さな標識をみて登山道に入ります。

首塚大明神

ここからはいきなり尾根筋に沿っての急坂が始まります。ペースを落としながらでしたが電波塔跡横の大枝山山頂の標識に10時に到着。丘陵地なのでそのまま歩いて西山団地に入ります。天気が良いので住宅地を歩くのも気持ちが良く、家々に植えられている金木犀の花が満開で、甘い秋の香りに包まれながらゆっくり住宅地を抜けて大暑山登り口に到着。

道は登りになりますが最初の急坂に比べれば楽なもの?です。この登り口からの登山道はモトクロスバイクやマウンテンバイクがよく走っているようでタイヤの跡がたくさんあり、えぐられて枝道が出来ていて分岐の度に確かめながら歩くことになります。30分ほど登ると大暑山(568m)三等三角点に到着。登山道から2~3分ほど入ったところに山頂はありました。大きな表示標識と三角点がありますが展望はないので早々にもと来た道に戻ります。

小塩山までは多少のアップダウンはありますが尾根筋の歩きやすい道と舗装道路が続き、小塩山近くのカタクリの花の保護地域の横を通り、電波塔の点検用道路を進むと淳和天皇陵です。天皇陵の南側の小塩山(642m)山頂には12時5分到着、座りやすい丸太があるので、それぞれ楽に座ってゆっくり昼食休憩を取りました。

小塩山山頂・本日の最高地点642m 

ちょうどカタクリの保護団体の方が登って来られたので作業の話も聞かせてもらい、写真も撮ってもらいました。年に数回保護団体の方達がカタクリの保護作業活動をされているとのこと。「来年の春には、是非寄せてもらいますね」と話しておりました。

食後は金蔵寺に向かうルートを下山します。小塩山から舗装道路を何度か横切りながら登山道を下りますが、これがなかなかの急坂で雨などの時は大変と思います。ショートカットにはなるので大変さを感じながらも30分ほどで金蔵寺に下りてきました。山間のお寺でモミジの木がたくさんあるので「これからの季節見事な紅葉が見られるやろね」と話しながらゆっくり下山を始めました。

金蔵寺からの道は住宅地の間を通る舗装道路歩きになります。歩きやすかったのですが、メンバーの一名が段差で足を引っかけて転倒したので、午後の下山時の事故や怪我が多いといわれますが、注意喚起の必要性を改めて感じました。14時25分、南春日のバス停に下りてきて解散しました。