「個人山行報告」 那須岳 記 M・S

日 時:10月1日(日)~4日(水)

参加者:女性6名

【山行報告】

三本槍岳山頂

10/1  京都発~那須温泉

10/2  紅葉を期待していたのですが昨日まで30℃の暑さ、期待できません。ロープウェイのアナウンスも「昨日から秋が始まりました。」山頂駅に到着。掲示板には風速14m、気温8℃。強風の中茶臼山に登ります。登るにつれ風は強くなります。気をつけないとバランスが崩れます。山頂で写真を撮ると直ぐに下山します。風はもっと強くなり、風の間を縫って進みます。途中の峰の茶屋、三本槍の分岐でこれ以上進むと危ないと思いそのままロープウェイ山頂駅まで下山しました。そこから今晩宿泊する三斗温泉の道が有ります。本当は今日三本槍を登って三斗温泉に着き、明日この道を下山する予定でしたが予定変更。山頂駅から茶臼山の麓を迂回して三斗温泉に着きます。風は無くなり、姥ヶ平では茶臼山の全貌が見える絶景です。火山灰が積もって平になった姥が平は公園の様に椅子、テーブルも有りひょうたん池も綺麗でした。又、紅葉の綺麗な時に着たくなる様な景色です。三斗温泉までは思っていたよりも遠く感じましたたが、強風を逃れて来たことを思うと安心です。三斗温泉の煙草屋に到着。ここの露天風呂は小高い所に在り囲いも屋根も無い本当の露天風呂。楽しくなります。なぜか皆笑っています。小屋のご主人に風が強くて三本槍に行かずにきた事、明日のコースを相談したところ、ご主人曰く「明日はそよ風、三本槍に行けるよ」との事でした。

蛇ヶ原から見た茶臼岳
大峠登山道から見た紅葉

10/3 宿のご主人の通り風は無く、大峠を回って三本槍に行く事にしました。最初は川沿いを進みます。渡渉が4回有り水はふくろはぎ半ば以下ですが流れが有り、ここの川の石はヌルヌルと滑り易くわたる所を探してウロウロ。川を離れて大峠に登って行くと天気は晴天。紅葉も進み何よりも山々の重なりが綺麗でした。三本槍から下山します。気楽にどんどん下ります。熊見曽根からは道は一変。朝日岳、峰の茶屋の道は延々と鎖が続きガレ場、トラバース道の連続です。以前にも通った事が有りましたが登りだったせいか若かったせいか記憶が有りません。緊張が続きます。私たちが通った3日後に4人の方がここで滑落、疲労凍死で無くなっています。こんな所で雨風に有ったら危険で怖い事です。つくづく、2日に無理をせず下山して良かったと思いました。通ってきた所で遭難事故が有って事を知り事故を身近に感じました。シニア世代は無理をしない事です。峰の茶屋からロープウェイ山麓駅までう回路を降りて車で宇都宮まで行き、翌日京都に帰りました。