【山行日】 2025年5月11日(日)
【天 候】 曇り時々晴れ
【参加者】 女性4名
【コースタイム】四条大宮バスプール(7:00発)=木之本=杉野=白谷登山口(9:05発)~(網谷林道)~東尾根コース登山口(9:50~10:00)~金居原分岐(11:35~40)~横山岳・東峰(昼食12:25~12:55)~横山岳・西峰(13:25)~(三高尾根コース)~鳥越峠(15:40~45)~コエチ谷登山口(16:25)~白谷登山口(16:35着)
【山行報告】 横山岳を計画された三橋さんがスキーで負傷されたため、当初中止になりましたが、横山岳に登りたいと思っている人もいて、運営委員長や山行部長とも相談して、急きょ吉野が代行で実施することになりました。車1台のため、4人のメンバーで例会として横山岳に行って来ました。
私は2014年10月に右京の例会で横山岳に登っていて、何と11年振りです。秋の黄色のブナ林に感動したのを覚えています。「花の横山岳」と言われていますから、春にも登りたいと前々から思っていました。たった4人のパーティーなので、ずっと気楽な気分で登山しました。心配した雨も上がって、丁度良い気候の中を歩きました。
登りのコースは、白谷登山口から網谷林道を通る東尾根コースです。急坂もありますが、歩きやすい尾根道です。ブナ林の新緑がずっと続いていて気持ちよく心身共に癒されます。金居原分岐を越えると緩い坂で、イワウチワの群生地帯になってきます。くぼ地には残雪も所々見られます。イワウチワの花を堪能しているうちにイワナシの花も出てきてたくさん見ることができました。写真を撮ったり、花を観察したりしてゆったりした自然観察会のような山歩きになっていました。
山岳の東峰からは展望がよく、奥美濃の山々や、琵琶湖、余呉湖、伊吹山など360度見渡せます。ゆっくりここで昼食をとりました。西峰の方からたくさんの登山者が来ていました。やはり下山に東尾根コースを使っているようです。駐車場で出会った人達が、「三高尾根コースの登りは、とても急坂だったよ。」と言ってくれたので、私達も、「東尾根コースも急坂でした。」と返しました。横山岳の西峰は広場になっています。すでに1時半になっていたのですぐに下山開始しました。
「三高尾根コース」は想像以上に急坂で、昨晩の雨で湿っていて滑りやすくなっていました。ずっとロープが張ってありましたが、その斜面を慎重に、慎重に時間をかけて下っていきました。「ここは登りも嫌だし、下りも嫌だね。」「絶対にケガをしないようゆっくり下りようね。」などと声をかけながら下りました。 やっと鳥越峠に出ました。ホッとしたのもつかの間、ここからのコエチ谷コースの下りも想像以上に急坂でまだまだ気を抜けませんでした。駐車場に着いた時には、たくさんあった車が1台もなく自分の車だけ残っていました。山行時間は7時間半になっていました。でも、花もたくさん見られたし、全員無事で下山することができて大満足でした。往復の道路も全く渋滞がなくラッキーでした。
出会った主な花・・・イワウチワ、イワナシ、イチリンソウ、イカリソウ、 オドリコソウ、オオカメノキ、カキドオシ、コブシ、チゴユリ、 スミレ、谷ウツギ、ノリウツギ、ムラサキケマン、ミヤマカタバミ、ミヤマハコベ、ヒトリシズカ、車葉草、シャガ、 つぼみのヤマシャクヤク、北国ミツバツツジ、 など |
【横山岳の一言感想・・・M・A】
初めての横山岳は30年前ツアーで「白谷本流コース」の往復でした。ミヤマハコベの小さな白い花がびっしりと咲いていたのを覚えています。西峰に立派な展望台がありました。今はありません。 東尾根の登山道は平成16年に整備されました。今回は東尾根コースから登ります。急坂の連続です。足元にはイワウチワの群生がずっと続き、見上げればブナの新緑。北国ミツバツツジの強烈な赤紫の花が、とてもいいアクセントになっています。木々の間から見える残雪。何と1か所残雪を横切りました。東峰から西峰へのやせ尾根にはイワナシの群生です。 三高尾根をくだります。足場の悪い急坂の連続です。緊張してゆっくり下りました。花がいっぱいありました。湖北の明峰、また訪れたいです。