「個人山行報告」日本100名山第86座目立山(大汝山3015m) 記K・A

【山行報告】

9月25日JRにて京都出発→富山駅→富山地方鉄道・ケーブルカー・バスを乗り継いで15:20室堂バスセンター着

宿泊予約してあった室堂小屋徒歩15分、どの小屋も満杯のようで、ほかの小屋で断られた人が同室となった。こちらの小屋も大部屋が満杯で私たちは本来個室の7畳くらいの部屋に3人で宿泊した。それなら食事も温泉もメチャ混んでいるかと思いきや、温泉はたまたまガラガラのタイミングで、食事も椅子を一つ空けての着席でとてもゆったりと食事する事が出来ました。

翌朝は4時前に起床して4時30分出発、天気予報は降水確率20%だったが残念、とりあえずの証拠写真を撮って10時過ぎに雷鳥沢に下山。山を下り終えたあたりから雨が降り出した、今から山に登る人がたくさんいる―かわいそう、まあ仕方ないわな。早く帰宅したかったので、下山後の温泉にも入らず11時バス乗車口に並んだ、正解、雨なので早い時間から行列となってケーブルカーは満杯となった。山の天気は市街地の天気とは異なる、仕方ない、そのうちまた天気の良さそうな時に再チャレンジしよう。

「例会報告」星田10座(一蓋被の嶺・248m) 記Y・A

【山行日】 2023年9月24日(日)

【天 候】 晴れ(京都最高気温30.3℃)

【天 候】 晴れ(京都最高気温30.3℃)

【参加者】 女性8名、男性1名、合計9名

【コースタイム】JR星田駅9:25-高岡山・平和台霊園・星田新池9:55-10:33旭山・電閃尾丘10:16-10:18広望丘-10:44地獄谷-11:11割林山-11:24茄子石山-11:33一蓋被の嶺(昼食)12:07-12:36早刈山-13:03高松山-13:134坂登山-13:55JR星田駅

【山行報告】

一蓋被の嶺にて 248.2m

大阪府交野市にある「ほしだ園地・生駒山系の最北部」にある星田60座の中から、2回目の今回は10座を繋げて歩きました。まだ残暑が厳しいこの時期、お花もないし紅葉もまだまだだし、楽しみはピークハントぐらいかなと当初思った例会でした。でも、気温はお彼岸頃でやや下がっていて、風も時折吹いていて山歩きが楽しみの時期になっていました。

星田60座のうち前回15座を踏んだので、今回は回りやすい10座を選んで、最高峰は一蓋被の嶺の248mだしゆっくり山行でいけると思って実施しました。 JR星田駅に9名集まり暑い中出発です。

傍示川(ほうじかわ)沿いの散歩道を上がっていくと古墳のような①高岡山が見えます。平和台霊園地でお彼岸の墓参りの人達が多そうなのでパスして、さらに坂道を上がっていきました。草に覆われた星田新池広場がありますが荒れていました。そこに②旭山の登山口の表示があり、尾根道を進んで行くと旭山のピークがありました。さらに進むと60座には入っていませんが、電閃丘があり、時々岩場だったり花崗岩質の登山道だったりで、滑りやすく低山とはいえ気を抜けませんでした。

広望丘182m

③広望丘は、名前の通り眼下に星田の町や枚方市が見えました。④地獄谷山あたりで今日初めて登山者に会いました。数人でトレランをされていて、前回歩いた北山師山の方から走って来たと言われました。私達は、この辺りの分岐で割林山の方に行きますが、少し道迷いをしてしまいました。地獄谷山からずっと下っていくと沢があり傾いた橋がありました。橋を渡ると分岐になっていて、確かめをせずに前に進んで行くと、下見では歩いたことのないような道になっていました。仲間の人達の指摘があり、ヤマップで確かめるとやはり違っていたので、元に戻り軌道修正をして進みました。どうにか⑤割林山のピークに行く入り口に着きピークを踏みました。

茄子石山212m

今度は稜線から30mほど急坂を下っていくと、⑥茄子石山のピークを踏むことができます。急坂にはずっと新しいロープが張ってあったので、とても助かりました。またもとの稜線に戻って今日一番標高が高い⑦一蓋被の嶺に着きました。ここで昼食タイムにしました。ピークは狭い所ですが、景色は見えて愛宕山も見えました。集合写真を撮ってから再出発です。ここからはずっと下って行きます。

⑧早刈山(142m)まで100mほど下るのですが、なかなかの急坂で滑りやすいため枝をつかみながら滑らないよう慎重に歩きました。ここで今日2回目の道迷いをしました。少し行ってから道を外れているのが分かり、分岐迄皆さんに戻ってもらいました。尾根がいくつもあり確かなルートを見つけるのはやはり難しいです。

早刈山からさらに下って行くと星田新池の上部に着きました。ここで今日2回目の登山者に会いました。その方も次の山に行くと言われたので、⑨高松山、⑩坂登山へ行く道を教えてもらいました。無事10座のピークハントができたので、JR星田駅に向かい今日の行程を終えました。休憩を含む4時間半の行程で、ゆっくり例会の範囲だと思いますが、アップダウンがいくつもあり急坂もありで少し歩きにくい登山道でした。JR星田駅前は新しく開発されたようで、お店が沢山できていました。ジェラードのお店に入り、プレミアムアイスを食べて一服しました。あまいごほうびになったかな。皆さん、これにこりず、また星田○○座に付き合ってください。有難うございました。

「例会報告」金毘羅クライミング④  記M・A

日 時:2023年9月24(日)

参加者:女性2名、男性4名、合計6名

コースタイム:江文神社9:30~ピラミッド~江文神社15:30

【山行報告】

涼しくなってきて晴天クライミング日和ということで駐車場は満杯です。朝のうちは風もあり気持ち良かったですが昼頃からはどんどん暑くなり汗だくでした。ゲイトロックもチムニーも先客がいます。仕方なく空いていたピラミッドで今日は一日楽しみました。

ノーマルルートとその左とに2本ロープをセットしてそれぞれ順番に登りました。Nさんはリードにも挑戦しいい感触を得られたよう。さすがにリードは緊張感が全く違うと見ていてもわかります。次回からはリードでどんどん登ってもらえそうです。みんなそれぞれに苦戦もしながらいろいろ考えて登り切った後は達成感を満喫しました。昨年から始めて8回目になりますが少しずつでも上達はしていると思います。目標を持って続けていきたいものです。

「個人山行報告」 水晶岳  記 M・S

日時 9月11日~14日

【山行報告】

9/11 この日は名神の夜間通行止めが有るので凄い渋滞です。大山崎から京都東まで3時間かかりました。予定が狂い、飛騨清見の手前パーキングで車中泊。

12日 新穂高から登山道にはいりました。早朝出発の予定なので双六小屋までエアリアタイムで7時間半。何とか行けるだろうと思い小池新道をひたすら登り、鏡平小屋に着いた時にはこの小屋に宿泊を取らなかった事を後悔するほどしんどかった。ここから3時間かけて双六小屋に到着。双六小屋では単独登山者の女性部屋、4人ほどで一人で奥深い山(皆、水晶岳、雲の平の登る)に登る人だから話しは面白かった。私も百名山の99座めだと言うと、92座目だとか85座目だとか言い、色んな山の情報ももらいました。

13日 水晶小屋まで5時間です。黒部源流を通り岩苔乗越まで急登です。でも意外と小屋には早く着き、お昼を小屋で食べて、ガスが出て来たのでゆっくりとして、2時ごろに水晶岳に登りました。でも真っ白で何も見えませんでした。ライチョウが3羽、登山道で愛嬌を振りまいていました。傍を通っても逃げません。小さかったので今年親離れした兄弟かもしれません。足には真っ白な毛がフワフワと生えていました。

14日 朝、風が強く肌寒いです。1日目のダメージも有り鷲羽岳は登らず、前に登った事が有ると言い訳してきた道を引き返しました。御蔭でお昼には双六小屋に到着。スッタフのお帰りなさいの声に迎えられて部屋でゆっくりしていると雨が降り出しました。

休憩後、双六小屋から一気に新穂高に降り、車で東海北陸自動車道に乗りました。今日は名神の夜間通行止めの最終日なので又渋滞がひどいと思い白鳥から北陸自動車に回りました。同じ考えの人も多く結構混んでいました。これで百名山のうちの99座が終わりました。後1座は火山活動の為、登山規制されている草津白根山だけです。

「個人山行報告】北アルプス・白馬岳

【山行日】8月12日(土)~15日(火)

【天 候】12日:晴れ、13日:麓晴れ、稜線小屋・ガス

     14日:小雨後一時晴れ、後雨

     15日:曇

【参加者】女性2名、男性1名、計3名

【コースタイム】

12日:9:00京都発~途中越~湖西道路~北陸道敦賀IC~糸魚川IC~松本街道・JR白馬~五竜スキー場駐車場(テント泊)

13日:7:00五竜―タクシー7:30猿倉~8:50白馬尻小屋~10:00雪渓に入る~11:00雪渓を出る~13:00岩室跡~15:25白馬岳頂上山荘~16:00白馬山荘(泊)

15日:5:50白馬鑓温泉小屋~6:40杓子沢~8:30小日向コル~10:00白馬鑓小屋分岐~10:20猿倉登山口―タクシー10:50五竜駐車場―中央道・名神高速東IC―17:00京都着

【山行報告】

12日(土):お盆の帰省と台風の進路を両目に見ながら予定より時間を早めて京都を出発。途中越から名神栗東に乗る予定をナビが「敦賀から北陸道へ」誘導していたので中央道を目指さず北陸道に切り替え一路敦賀へ。敦賀から北陸道に乗れば渋滞もなくスムーズに糸魚川まで。糸魚川で高速を降りて白馬に向けて「松本街道」を南下。相当前の荒れた松本街道が綺麗に整備され車の流れも良く予定より白馬に早く到着したことで夕食の前に温泉へ。一汗流し余裕でテントを張って夕食を取る。

13日(日):朝7時にタクシーを手配、五竜テレキャビン前から猿倉へ。途中、タクシー運転手さんより「最近の雪渓はどんどん溶けていまでは1時間ほどしか歩か無いそうです」と乗せた登山者の方の話を聞かせてもらい「ちょっと興ざめ」。予定通り7時30分に入山。雪渓目指してひたすら歩く。台風のせいか白馬尻小屋雨の広場では登山者はまばら。小屋前からは雪渓の端が見えずゴーゴーと音を立てて水が流れていた。雪渓に入る登山口まで延々と 歩く。

大雪渓入り口

以前の記憶では小屋からわずかな距離で雪渓に入った気がしていたのレ道を登って行くのに疲れました。暫く歩くと雪渓が右手に見えてきましたが雪渓に入る人は居ませんでした。程なく歩くとちょうど良いポイントを見つけたので軽アイゼン(チェーン)をつけて入渓。

雪渓の上で

いベンガラを目標に登っていく。入渓した頃からガスが降りてきて視界が効かない。ひたすらベンガラを目印に歩くと先の方にぼんやりと尾根が見えたので近づくとそこが雪渓の終点でした。わずか1時間ほどの雪渓歩きです。大雪渓は偽りですね・・・

葱平よりはるか手前で雪渓から尾根に上がり「岩室跡」目指してガレた道を登る。最大の難所で相当時間がかかりました。途中でパトロールの二人組と出会い「頑張って下さい」と励ましの言葉とアミノバイタルをいただいて気合いを入れて稜線の「頂上宿舎」目指した。雪渓はガスに包まれていたのが岩室跡辺りはガスも取れて日が射してきたが稜線に上がると再度ガスに包まれ風も出てきて白馬山荘まで少し時間がかかった。白馬山荘では6人部屋を3人で使用、余裕でゆっくり寝ることが出来ました。

14日(月):朝食は5時30に済ませたが外はガスで霧雨。身支度を調えたがガスが晴れるのを待つ為、山荘ご自慢の「スカイプラザ白馬」でティータイム。しゃべりをしながら気長に待っていると外が明るくなり小雨もやんだので「白馬岳」目指してゴー。山頂でゆるりと時間を過ごし、のんびりと丸山・杓子岳・白馬鑓ヶ岳を目指す。

白馬山荘前
白馬山頂

遙か彼方に「剣岳」が見えてルンルンで稜線を歩いているとどんどんガスが湧いてきて「丸山」からはカッパを着込んで小雨の中をひたすら歩く。コマクサを見つけて喜んでいると杓子岳手前で雷鳥に遭遇。そっと近寄って写真をパチリ。杓子岳を過ぎて白馬鑓ヶ岳の登りで「親子連れの雷鳥(5羽のヒナ)」とまた出会う。周りの景色はガスで何も見えない中、雷鳥に会えただけで疲れがどこかに飛んで行きました。

白馬下山路・遙か彼方に剣岳

白馬鑓ヶ岳からひたすら降りる。先頭の駒井さんのピッチも快調で雨に吹かれながらあっと言うまに鑓小屋分岐に到着。ここから急激な下り。ヤマップではこの後、「コマクサの群生」と書かれていたが雨で視界が効かない。足下を中心に周りを眺めていると不意に「コマクサ」を見つけ顔を上げると確かに群生が目に入る。しかし小雨の中、立ち止まるのも躊躇、携帯を取り出すことなく通過。出会う人も居ない静かな山道。かなり降りたところで「チングルマの咲き終えた群生」に出くわし「花の咲く頃は凄く綺麗な所」と三人とも頷いて今度は携帯を取り出す。

チングルマの群生
白馬鑓ヶ岳山頂

雨も稜線から降りるに従い小雨となる。「ここからストックを締まってください」の看板に従いストックをたたんでしまう。鎖があったり岩をへつったり、所々に難所が待ち受け足下が悪いため時間を掛けながら通過。その頃、三度目の「親子連れ雷鳥」に出会う。雨の中での雷鳥デーでした。小屋が眼下に見えてきて一安心。最後の難所を越えて「鑓温泉小屋」に到着。小屋ご自慢の露天風呂は日の明るい時間では女子はなかなか入れないので「女性専用内風呂」に、男子は露天に直行。汗と雨に濡れて冷えた体を温めた。夕食後。20時から露天は女子専用となり右京の二人は時間前にいそいそと出かけ「めっちゃ熱かった」とフーフーいいながら温泉を満喫していました。

15日(火):朝6時に出発。5時の食事時にはガスがかかり、帰り支度でカッパ上下を着込んで小屋を出る。小屋を出る頃はガスも取れて小雨も上がって居たので上着を脱いで下山。杓子沢迄来ると以前、出張った大岩で休憩して居たときMさんが岩の先端から下を覗いていたことを思い出した。雲の流れはさほど早くなくあまり台風の影響をまだ感じませんでした。杓子沢から双子岩への登りは最後の日にしては応えました。足取りも重く思うように登れない。時間を掛けて何とか小日向のコルまで上り詰めて一休み。

杓子沢

後は下るだけい。「少し遅れます」の連絡が取れない。

濡れた足下をしっかり見つめて安全第一に足を運ぶ。鑓 温泉小屋分岐近くまで来たとき(10時前頃)何とか電波が届き「少し遅れます」の一報を入れる。猿倉には10時20分に到着。手配したタクシーに乗り車を置いている五竜に向かう。五竜について荷物をほどき台風の上陸場所と近畿地方を通過する時間を比較しながら「中央道を通って台風とすれ違いをしよう」とお風呂、お昼、お土産の時間をたっぷり使ってゆっくり京都に向かってのんびり帰りました。

ホタルフクロウ
タカネイブキボウソウ
ミヤマトリカブト

今回の山行は帰省ラッシュと台風に翻弄されました。第一目標の「大雪渓」は偽り「小雪渓」でした。代わりに「ライチョウ一家」と出会い、楽しい時間を過ごすことが出来ました。