「例会報告」六甲山最高峰と東西(中)お多福山巡り   記:K・S

【山行日】 2025年5月18日(日)

【天候】 曇りのち晴れ

【参加者】 女性7名、男性2名、計9名

【コースタイム】 東お多福登山口バス停9:00~東お多福山9:50~土樋割峠10:05~六甲越11:10~六甲最高峰11:25(昼食)11:55発~本庄山(中お多福山)12:15~西お多福登山口12:35~西お多福山12:50~ガーデンテラス14:00~神戸ゴルフクラブ分岐14:30~油コブシ15:05~六甲ケーブル下16:10

【報告】よく知られている六甲山の東お多福山。意外と登られてないのが西お多福山。そこで今回は六甲山最高峰と東西両お多福山を制覇?訪れる企画です。そして東西に加えて最近知った「中お多福山」にも登る企画です。地図では865mのピーク表示が本庄山で、それが中お多福山と呼ばれているとのことで、ちょっと興味と期待もあり立ち寄ることにしました。

東お多福山登山口までは阪急芦屋川からバスを利用。流石にハイキングシーズン、登山者で超満員、東おたふくバス停で全員下車にはびっくりでしたが、東お多福登り口分岐から登るのは我々だけで、皆さんは舗装道から土樋割れ峠に向かわれるので、こちらはマイナーな道ですかと思いながら、静かな登山道を30分ほど登ります。一気に展望が開けて神戸や大阪の街並みが眼下に広がる気持ちの良い東お多福山登頂に到着です。

東お多福山頂からは土樋割峠へ下ってポピュラーな七曲りの道を登ります。六甲最高峰への定番コースは登山者も多くどんどん追い越していかれますが、青もみじの木陰で休憩をいれゆっくりペースでしたが元気?に最高峰に予定より早く到着しましました。珍しく人も少ない最高峰。昼食場所もゆっくり確保できて快適なお昼休憩になりました。

昼食休憩の後、最高峰から少し下ったところの旧最高峰記念碑に立ち寄りました。記念碑には戦後、山頂周辺は在日米軍の軍用地になっていて立入禁止で、1993年の返還まで最高峰には立ち入ることができなかった。そのため、この場所が最高峰とされていたとのこと。現在は自由に登れますが、今回旧最高峰に立ち、歴史を知り平和の大切さを改めて考えさせられた旧最高峰記念碑のケルンでした。記念碑横を通り全山縦走路を進みます。

今回、東西お多福山に加えて中お多福山があるということで立ち寄ることにしました。 一般車道のガードレールを越えて急斜面を下るマイナーなコースですので、希望者7名だけで向かいました。急坂を下り、ササは茂ってますが明確な登山道を進み本庄山(中お多福山)865mのピークに到着。お多福山は表示も展望もない山頂でしたが、予定外の中お多福登頂で、皆さん満足顔で記念撮影!帰りは戻るだけですが、急坂で足を取られながらも、往復15分程で待ってくれていたメンバーと合流、ちょっとした変化のある道を楽しめました。

続いて西お多福山へ向かいます。何度も歩いているコースですが、次々に現れる満開のツツジに圧倒されながら、改めて六甲の魅力を感じた縦走路歩きになりました。

下見で確認していましたが西お多福山への登り口は不明瞭で、山頂までは藪漕ぎ登りです。山頂にはすぐ到着しましたが、ここも表示も展望もない山頂です。それでも今日3座目のお多福山登頂になり「六甲東中西お多福山3座制覇」ということで、喜びいっぱい笑顔いっぱいの集合写真が撮れました。本日の例会は六甲最高峰と東西お多福山プラス中お多福の山頂制覇と満開のツツジと出会えた満足感一杯の山行が出来て良かったです。

皆さん疲れ知らず?で、8月例会予定のガーデンテラスのジンギスカンレストランを横目に通り、ソフトクリームも我慢して、ケーブルを使う人もなく、予定通り、油コブシ登山路を下って16時過ぎに解散場所のケーブル下駅に無事到着しました。 

登り累計868m、下り累計1083m、 距離13.1㎞、  約7時間、皆さんよく歩かれました。 お疲れ様でした。

「例会報告」大文字山(トレーニング) 記:K・S

【山行日】 2025年5月16日(金)

【天候】  くもり 

【参加者】女性1名、男性1名、計3名

【コースタイム】 銀閣寺道登り口8:55~大文字山三角点10:10~天の原10:40~夢見庵10:55~熊山11:10(昼食20分)~中尾城跡12:05~銀閣寺道登り口12:50

【報告】トレーニング企画第2回目は大文字山北面を歩く。無数にあるピークには、いつ誰がつけたのか知りませんが熊や鹿の親子に孫にひ孫・・・の山名が付けられ、さらに尾根道や坂道、谷道にも、またまたいろいろな名前が付けられています。今回はそんな北面を参加者が3名ということもあって縦横無尽にトレーニングを兼ねて歩きまわりました。急登を登ったり、新緑の青もみじに見とれたり、花が咲いていれば立ち止まり、写真を撮ったり若葉に包まれながらゆっくりトレーニングが出来ました。

熊山などピークは何度か登っていますが、今回の押しは天の原です。新緑に包まれた尾根道を下ると突然現れる素敵な広場で、小川も流れていてお薦めです。行かれたことのない方、ぜひ一度立ち寄ってみて下さい。今回は急坂を登っては下る繰り返しで、累積標高は570m程ありました。蒸し暑い中での山歩き、汗を流しながら暑さにもなれる暑熱順化で熱中症対策も出来た良いトレーニング例会にもなりました。

「例会報告」湖北・横山岳  記:Y・A

【山行日】 2025年5月11日(日)

【天 候】 曇り時々晴れ

【参加者】 女性4名

【コースタイム】四条大宮バスプール(7:00発)=木之本=杉野=白谷登山口(9:05発)~(網谷林道)~東尾根コース登山口(9:50~10:00)~金居原分岐(11:35~40)~横山岳・東峰(昼食12:25~12:55)~横山岳・西峰(13:25)~(三高尾根コース)~鳥越峠(15:40~45)~コエチ谷登山口(16:25)~白谷登山口(16:35着)

【山行報告】 横山岳を計画された三橋さんがスキーで負傷されたため、当初中止になりましたが、横山岳に登りたいと思っている人もいて、運営委員長や山行部長とも相談して、急きょ吉野が代行で実施することになりました。車1台のため、4人のメンバーで例会として横山岳に行って来ました。

私は2014年10月に右京の例会で横山岳に登っていて、何と11年振りです。秋の黄色のブナ林に感動したのを覚えています。「花の横山岳」と言われていますから、春にも登りたいと前々から思っていました。たった4人のパーティーなので、ずっと気楽な気分で登山しました。心配した雨も上がって、丁度良い気候の中を歩きました。

登りのコースは、白谷登山口から網谷林道を通る東尾根コースです。急坂もありますが、歩きやすい尾根道です。ブナ林の新緑がずっと続いていて気持ちよく心身共に癒されます。金居原分岐を越えると緩い坂で、イワウチワの群生地帯になってきます。くぼ地には残雪も所々見られます。イワウチワの花を堪能しているうちにイワナシの花も出てきてたくさん見ることができました。写真を撮ったり、花を観察したりしてゆったりした自然観察会のような山歩きになっていました。

山岳の東峰からは展望がよく、奥美濃の山々や、琵琶湖、余呉湖、伊吹山など360度見渡せます。ゆっくりここで昼食をとりました。西峰の方からたくさんの登山者が来ていました。やはり下山に東尾根コースを使っているようです。駐車場で出会った人達が、「三高尾根コースの登りは、とても急坂だったよ。」と言ってくれたので、私達も、「東尾根コースも急坂でした。」と返しました。横山岳の西峰は広場になっています。すでに1時半になっていたのですぐに下山開始しました。

「三高尾根コース」は想像以上に急坂で、昨晩の雨で湿っていて滑りやすくなっていました。ずっとロープが張ってありましたが、その斜面を慎重に、慎重に時間をかけて下っていきました。「ここは登りも嫌だし、下りも嫌だね。」「絶対にケガをしないようゆっくり下りようね。」などと声をかけながら下りました。 やっと鳥越峠に出ました。ホッとしたのもつかの間、ここからのコエチ谷コースの下りも想像以上に急坂でまだまだ気を抜けませんでした。駐車場に着いた時には、たくさんあった車が1台もなく自分の車だけ残っていました。山行時間は7時間半になっていました。でも、花もたくさん見られたし、全員無事で下山することができて大満足でした。往復の道路も全く渋滞がなくラッキーでした。

出会った主な花・・・イワウチワ、イワナシ、イチリンソウ、イカリソウ、    オドリコソウ、オオカメノキ、カキドオシ、コブシ、チゴユリ、 スミレ、谷ウツギ、ノリウツギ、ムラサキケマン、ミヤマカタバミ、ミヤマハコベ、ヒトリシズカ、車葉草、シャガ、 つぼみのヤマシャクヤク、北国ミツバツツジ、   など

【横山岳の一言感想・・・M・A】

初めての横山岳は30年前ツアーで「白谷本流コース」の往復でした。ミヤマハコベの小さな白い花がびっしりと咲いていたのを覚えています。西峰に立派な展望台がありました。今はありません。 東尾根の登山道は平成16年に整備されました。今回は東尾根コースから登ります。急坂の連続です。足元にはイワウチワの群生がずっと続き、見上げればブナの新緑。北国ミツバツツジの強烈な赤紫の花が、とてもいいアクセントになっています。木々の間から見える残雪。何と1か所残雪を横切りました。東峰から西峰へのやせ尾根にはイワナシの群生です。 三高尾根をくだります。足場の悪い急坂の連続です。緊張してゆっくり下りました。花がいっぱいありました。湖北の明峰、また訪れたいです。

「例会報告」 金毘羅クライミング 記:M・A

日 時: 2025年5月11(日)曇り

参加者:女性1名、男性2名、一般(滋賀雪稜会)1名、計4名。

駐車場は久しぶりに超満杯。乙訓、洛中、八日市の知ってる方も続々と入山して行かれる。一年ぶりで笹原君が参加してくれました。北尾根に取付きましたがちょっと濡れていて気をつけます。

その後北壁をと思ってましたが前回と同様Mフェイスまで下ってしまいたくさんで混み合ってるルートを眺めさせて頂きました。正規の北壁に取り付けずその右ルートを登ることになります。2度目で特に力と気合を入れることもなく終了点へ到着。時間かあるので正規の「北壁」へ取り付こうかとも思いましたが3時ごろから雨予想なのでできるだけ下部へ移動しゲートロックで少し楽しみました。Y懸尾根では夏山に向けての岩稜トレを賑やかに行っておられます。乙訓の方たちは4往復するそうです。気合入ってます!右京でも5月、6月と2回予定していますので頑張りましょう。

「例会報告」松尾山(トレーニング) 記:K・S

【山行日】 2025年5月9日(金)

【天 候】 くもり

【参加者】 女性4名、男性5名、一般2名、計11名

【コースタイム】阪急松尾駅8:40~苔寺バス停9:00~松尾山山頂10:30(休憩15分)10:45発~阪急嵐山駅11:30  

【山行報告】いつまでも山に登り続けたい。そのための体力・筋力・登山力を保つために近くの山でトレーニングも兼ねた例会企画の第一弾の松尾山例会です。一般の方も含めて11名参加されました。

今回のコースは京都トレイル西山コースの一部で、一般コースタイムでは登り1時間15分、下り45分程の短い設定ですが、スタートの苔寺の登り口からは、最初に急階段があり、登り下りに急斜面やいくつか岩場もあり、変化を味わいながらトレーニングのできるコースです。今回は短い休憩を挟みながら1時間半ほどで皆さん問題なく山頂に到着。ゆっくり行動食を取り山頂から少し下ると見える嵐山方面や観光客のあふれるモンキーパークの景色を味わっておられました。

天気が下り坂なので渡月橋の人通りは少なめでしたが、常日頃感じている京都のインバウンド問題談義で盛り上がっておりました。午前中だけの山行でしたが楽しい山歩きになりました。

=感想= いつものように登りは辛い。軽く足を運ぶ方法は無いものかと思うが、体重を落とす以外には、思いつかない。
 松尾の山は新緑が美しい。モチツツジのピンクも可憐。登りの距離もちょうど良く、ここを自分のトレーニングの山にするといいと思いつく(この思い、いつまで続くかが問題)。例会では、みんなに付いて歩けるかの不安が先にきて、参加をためらってしまう事が多々ある。
 そんななか、自分でトレーニングをすると、歩き続けられるのではないかと、明るい見通しを持つ事が出来た山行でした。参加して良かったです。 T・M

=お誘い= 今後も平日にトレーニングを兼ねた例会を計画していきます。今回参加者のみなさんからも「平地ではなく山歩きのトレーニングの必要性を感じました」「一人では山に行くのは難しいので例会としてやってもらえたらありがたい」など感想や要望が出されていました。年齢を重ねてきても山歩きを続けたいと思っておられる方はたくさんおられると思います。ゆっくり時間をかけた企画も設定しますので、都合が合えば参加して頂ければと思います。