「例会報告」六甲・地獄谷報告    記M・S

日 時:7月7日(日) 晴れ

参加者:女性3名、男性2名、計5名

コースタイム:芦屋川8;24~8;44高座の滝~8;55地獄谷入口~堰堤前~a懸垂岩~c懸垂岩跡~b懸垂岩跡~11;16万物相~ロックガーデン中央稜分岐~11;49風吹岩~ロックガーデン中央稜~13;00高座の滝~13;20芦屋川

【山行報告】地獄谷は3回目です。いつも谷を出てから花崗岩の奇岩の中を迷います。今回はヤマップにルートの軌跡が載っていました。心強い限りです。高座の滝横を登って、中央道から離れ谷に降ります。ロープが張って有りますが跨いで入ります。今まであまり人が居なかったけどヤマップに記載されたせいか今回は次々と人が入ってきます。沢を登りますが沢靴やロープを使ったりしません。念のためにヘルメット着用。最初に1mちょっと位の滝、梅雨時のせいか水量が多い、足場用に木が立てかけて有ります。腕を伸ばすと全身びっしょり、足が登り切りません諦めて隣の岩を登りました。「前は登れたのになぁ~、水量が多いからかなぁ~」ちょっと悔しい。踝位の中、時々岩を登り、出来るだけ水の多い所を歩きます。

大きな赤い壁、階段状になっていますがその奥にも壁が有ります。繋がっているかなと逡巡していると、後ろから2人組が来ました。道を譲ってお手並み拝見。するすると登っていきました。私たちも慎重に登ってしばらく歩くと出口の目印の堰堤が見えてきました。今までは堰堤を超え右の岩に移るのですが、ヤマップの軌跡もそうなっていますが、後ろから来る人は堰堤前にある右の谷のほうに行っています。休憩しているベテランそうな人に聞くと「そっちはやぶ漕ぎが酷い、こっちの方がいい」確かにやぶ漕ぎをしたなぁ、地図を見るとこの谷を破線のコースに出そうです。お勧めに従って谷を詰めるとa懸垂岩跡に出ます。ハーケンが打って有り、クライミングしている人を見たことが有ります。

崗岩の中の道、あっちこっちに有ります。進んでいくとここは前に登って行き止まりで苦労した所、ヤマップで確かめ引き返し進みます。木1本も生えてない花崗岩の山の絶景、いい所です。岩の隙間の道をザックを擦りながらこの道を作った人は鉛筆みたいに細い人やねと文句を言っていると広い道に出会った、あれ。やがて中央道に出会い、風吹岩まで10分くらいでピストン。後はロックガーデン中央道を高座の滝まで帰ります。今まで破線の登山道でしたがここからは実線の登山道、安定しています。木漏れ日の中、風も涼しく急坂の所も有りますが高座の滝に到着。ここから炎天下の市街地を通って芦屋川の駅まで歩きます。ゆっくり休憩して下山報告をいれ、水を飲み体温を下げてから歩きます。ほんとに暑かった、テレビで明日は非常に暑くなり、高齢者は外出を控えるようにと言ってたなと思いながらようやく芦屋駅に到着しました。

高座の滝で下山報告をしたつもりでしたが届いてなく、また着信音が0になっていたため連絡が付かず御心配をかけて申し訳ありませんでした。家でルートを確認すると、破線ルートを外れることなく歩いたのですが正規の登山道でないせか標識がなくて、どこがc懸垂岩跡、b懸垂岩跡、万物相か判らづ通り過ぎてしまいました。今度来るときは地形図に書き込んできます. 

「例会報告」6月公開ハイク・音羽山~醍醐寺「例会報告」  Y・T

【山行日】6月16日(日)

【天 候】曇のち晴れ

【参加者】女性6名、男性2名、一般3名、計11

コースタイム】京阪大谷駅登山口8:40~10:15音羽山10:30~11:10牛尾観音11:25~11:35桜馬場12:00~13:00高塚山~14:40醍醐寺~14:50地下鉄醍醐(解散)

【山行報告】6月公開ハイクとして一般の方に呼びかけて3名の方が参加して頂きました。朝からどんよりした雲に覆われた天候のなか一般参加の方々を含めて参加者を紹介して出発。登山口から国道を越えて山の麓に入る。曇空のため気温はさほど高くないが風がないので直ぐに汗がしたたり落ちる。

山行に向かう長い階段道を登り切り尾根に出ると西から吹き上げてくる風がなんとも心地良い。音羽山山頂ではあいにく比叡山が雲に隠れて山頂が見えなかったが比叡の尾根スジを境に「左に京都市内、右に大津市内」を見渡す事が出来る眺望にいつもながら釘つけとなる。

音羽山から「牛尾観音」まで一気に下る。天気が不安定のせいかすれ違うひとはまばらでした。牛尾観音で一息ついたときご住職から「写真撮りましょうか」と声を掛けて頂いて一同カメラに収まる。牛尾観音の麓「桜の馬場」で行動食を取る。家族連れなど車二台がそれぞれBBQセット持ち出して談笑していました。山行を忘れてついふらっと寄り道そうそうな誘惑に駆られました。

木陰で行動食を取ってBBQに後ろ髪を引かれる邪念を捨てて「高塚山」に向かいます。高塚山頂上に着く頃には朝方の曇空は消えて青空が見えるほどに天気が回復していました。高塚山山頂も静かな一時で小鳥のさえずりがまだ耳の片隅に残っています。醍醐寺に着いた時には青空で気温も上がり強い陽射しのなか解散しました。

今回一般参加者のHさん、Tさんから感想を頂いたので紹介します。

H・Sさん:昨日の登山では、皆さんには大変お世話になりありがとうございました。登山を舐めてた訳ではないですが、しっかり準備が必要だと再確認した次第です。今度ともよろしくお願いいたします。有難うございます。これに懲りずに、出来る限り参加したいと思います。

T・Aさん:16日の公開山行に参加しました。天候も好転!山頂では青空と涼風に恵まれ、”無二“の京滋パノラマ眺望、牛尾観音こと清水寺奥の院・法厳寺に拝し、40年振りの高塚山頂を経由して、醍醐寺へ無事到着!道中のSton.Buddaや皆様の助け合い、連携プレーも拝謁し、素晴らしい一日となりました。機会をいただき感謝いたします。 

「例会報告」 金毘羅クライミング・マルチ 記M・A

 日 時:2024年6月16(日)曇りのち雨

 参加者:男性2名

 コースタイム:江文神社9:00~Y懸尾根~ゲートロック~江文神社15:45 

【山行報告】

今回も雨を気にしてのトレーニングとなりました。予報は15:00ごろから降るようです。

ところが駐車場は超満杯でした。

今日は2人なのでY懸尾根をじっくりとマルチで登ります。いろいろ思い出しながらですがやっぱりまだまだ忘れていて勘違いがあります。確認し合いながらですので時間がかかり暑さもあって疲れました。当初は2往復する気合いでいましたが諦めてY懸頭の下の日陰で昼食をとりました。頭では趣味登山会の方たちがトレーニング中。無理を言って1枚写真を撮って頂きました。この写真のようなY懸頭の絶壁にロープを張りカラビナスルーをされていた。確かにこんな超危険なところでカラビナスルーを練習しないと訓練にはならないですね。北尾根からも続々と登ってこられる。その中に前回ゲートロックでお話しした方たちがおられ源次郎尾根を登ってきたと言われ羨ましく聞いていました。その後頭から少し左をロープなしで下降していかれた。そんなところ行けるの?と感心する。こちらは疲れもありいつものルートをゆっくり下る。

ホワイトチムニーもピラミッドもにぎやかに登っている。ゲートロックは昨夜の雨でまだ乾いていないので空いていた。左カンテルートをなんとかリードで登り支点構築。西脇さんに2本登ってもらう。濡れて滑るなかリードで登るのはやはり怖いものだ。いい練習になりました。15:15どし降りのシャワーを浴びて終了です。

「個人山行報告」江若国境の山『百里ヶ岳(△931.3m)』    記I・T

右京で最高齢に属する80才会員の山行報告です。登山は年齢を重ねても「安全登山」を心がけ、キッチリ「準備」と「トレーニング」をして取り組めば、楽しめるスポーツと思います。山は良いです!皆さん、登山を“生涯スポーツ”として楽しもうではありませんか!年を重ねても、大いに楽しみましょう!今回は中央分水嶺“高島トレイル”16座の一つ『百里ヶ岳』に行ってきました。のんびりほっこりと自然を満喫出来る楽しいコースでした。秋にでもお楽しみ下さい

【行先】 ; ・高島市朽木『百里ヶ岳(9313m)』  【地図】;1/25000「古屋」

【日時】 ; ・6月8日(土)   【天候】; 晴れ後曇り

【山行目的】 ; 古くからのルート“百里新道”からの『百里ヶ岳』登山を楽しむ
・県境尾根からの展望とブナ林を楽しむ

【山行者】 ; I・T(80才)

【コースタイム】宇治(7;30)-<自動車/81.4㎞>-小入谷越登山口P/501m(9;51-10;32)=<百里新道>==590m(10;51)==700m(11;23-28)==“シチグレ峠”/793m(12;18)=
県境尾根/845m(12;32-38)==『百里ヶ岳/△931.4m』(13;07-45)==県境尾根分岐/845m(14;07-09)==805m(14;38-43)==605m(15;23)小入谷越登山口P(15;45-16;10)-小入谷(16;15-16;25)--<自動車/69.2㎞>-(18;40)宇治

・歩行時間;5時間26分(内休憩時間;1時間25分),歩行距離;7.3㎞,

【報告と感想】“高島トレイル”には16座の山々が繋がっていて、その各々の山はいろいろ特徴カがあり、趣も違います。16座を縦走するのは達成感もあって楽しいですが、各山々を個別にピークハントするのも中々楽しいものです。「赤坂山」のようにアクセスが良くて多くの人が楽しむ山もありますが、殆どの山は大分奥深い場所にあったり、雪深い所もあって自然が多く残っている山が多くあります。私はこの時期には、福井の山か湖北の山、または高島トレイルの山に行き、緑が深くなり出した青葉の中を静かな山歩きを楽しんできました。ところが最近の熊騒動には一寸腰が引けます。“静かな山歩き”を求めていると、“高島トレイル”の「駒ヶ岳」や「湖北武奈ヶ岳」などは、1日歩いていてもだーれも会いません。具体的な熊の目撃情報は聞きませんが、余り人が入っていない山はやはり腰が引けます。そこで同じ“高島トレイル”の山でも『百里ヶ岳』は以前から人気があってよく登られている山ですのでここに行くことにしました。丁度古くからの登山道“百里新道”を歩いた事が無いので、このルートを登りました。

【報告と感想】

“高島トレイル”には16座の山々が繋がっていて、その各々の山はいろいろ特徴カがあり、趣も違います。16座を縦走するのは達成感もあって楽しいですが、各山々を個別にピークハントするのも中々楽しいものです。「赤坂山」のようにアクセスが良くて多くの人が楽しむ山もありますが、殆どの山は大分奥深い場所にあったり、雪深い所もあって自然が多く残っている山が多くあります。私はこの時期には、福井の山か湖北の山、または高島トレイルの山に行き、緑が深くなり出した青葉の中を静かな山歩きを楽しんできました。

ところが最近の熊騒動には一寸腰が引けます。“静かな山歩き”を求めていると、“高島トレイル”の「駒ヶ岳」や「湖北武奈ヶ岳」などは、1日歩いていてもだーれも会いません。具体的な熊の目撃情報は聞きませんが、余り人が入っていない山はやはり腰が引けます。そこで同じ“高島トレイル”の山でも『百里ヶ岳』は以前から人気があってよく登られている山ですのでここに行くことにしました。丁度古くからの登山道“百里新道”を歩いた事が無いので、このルートを登りました。

今日の私の熊対策は、カウベルタイプと鈴タイプとの2ヶの熊鈴をストックの手首のベルトにくくりつけて歩きます。ザックにつけると登りはそんなに振れないので殆ど鳴らないため、私はストックにつけてそれを振りながら歩きます。熊は出会い頭で会うのが最も危険で怖いです。細い尾根は、今は下草が殆ど無いので見通しが良く、前方の尾根に注意をはらって歩けば良いのですが、コンターが緩くなって、尾根がだだっ広い所や、小広いピークを形成している場所は要注意です。前方だけで無く四方に注意が必要ですので、私は時々ストックの先を持って高く掲げて鈴を鳴らし、澄子さんに教えてもらったのですが、「ホッホー!」「ホッホホー!」と大きな叫び声を上げながら、左右・前方に注意を払って進みます。

余談;先日〇〇労山が「ポンポン山」に何かの花を見に6人パーティーで行ったそうです。その時は、「ポンポン山」の裏側は人が少ないので、6人全員が熊鈴をつけて2人が笛を鳴らして歩いたそうです。そして昼食時はラジオをボリューム一杯上げて鳴らして休んだとのこと。皆さん苦労されています。(「ポンポン山」も東尾根で良く熊の目撃情報があるそうです)登山道は、時々スギ林もありますが、殆どは奇麗な落葉樹林の中を尾根通しで進みます。静かで緑が一杯で、急登は余り無くてアップダウンを繰り返しながら気持ちの良い尾根歩きを楽しみます。“シチグレ峠”の手前で男女2人連れのパーティーが休んでいました。「私たち地図読みしながらですので遅いんです」と言っておられました。そうですね、地図読みするのも楽しい尾根です。いろいろ楽しめる山です。

“シチグレ峠”は気をつけていないと見逃すような峠です。ただ古い登山道だけに、何か人間くさい趣のある名前の峠です。ここから少し登ると“高島トレイル”のルートで、“おにゅう峠”からの道に合します。ここにはキッチリした道標があり、ここで中央分水嶺の主尾根に乗ります。ここで右折して“高島トレイル”のルートを辿り、最後の一登りで『百里ヶ岳』山頂です。横長の広い山頂からは、名前の由来では「百里四方が見渡せる」とのことでうすが、今はまわりの樹林が伸びたのかそんなに展望はありません。それでも気持ちの良い山頂です。見通しの良い山頂の真ん中付近に腰を据え、お楽しみの昼食タイムです。日差しも強くなく、風は気持ち良く、緑は奇麗、見晴らしもほどほどにあって、本当にのんびりほっこりのお昼です。毎度のお握りとサンドウィッチですが美味しいです。途中で単独の若者が1人、そして登りで会ったフ2人連れパーティーが上がってきました。今日通して会った登山者はこれだけでした。食後のコーヒーを楽しんだあと重い腰を上げて下山に向います。車を置いてあるので登ったルートを引返します。高島トレイルのルートを“おにゅう峠”方向に進みます。20分ほどで小入谷越登山口への支尾根に分かれる分岐です。ここを左に折れて支尾根に入ります。先ほど登ってきたルートですので気が楽です。熊対策の鈴を鳴らし、狭い尾根では前方注意!広い尾根や小ピーク上では熊鈴を振上げて鳴らし、前方から左右まで注意!注意!その上“ホー!ホッホー!と掛け声をかけて進みます。緩やかなアップダウンがありますが、歩きやすい尾根道をトットコ下ります。順調に進んでいますが、700mのコンター付近ではアップダウンを繰り返すばかりで中々降りません、しびれを切らす頃にやっと605mの小ピークに出ます。ここで左へカーブして最後の降りです。少しばかり傾斜が強くなった尾根を100m程降ると駐車場です。駐車場にある「登山者カードBox」に下山届を投入して今日の山行を終えました。そして着替えて小入谷集落へ出て、会に「下山報告」を発信して帰路につきました。帰りは1車線の府道783号を走って、367号の梅の木に出て帰りました。道は細いですが大分と近いです。

”百里新道“は楽しいルートでした。杉林も一部混じりますが、基本的には落葉樹林の中の静かな尾根歩きが楽しめます。途中にはブナ林もあって緑一杯の自然満喫ルートです。
累積登高は730m程ありますが、小さいアップダウンの尾根道ですので、それこそのんびりほっこりと自然を楽しみながら歩けます。秋の紅葉シーズンも楽しそうです。



「例会報告」金毘羅クライミング・トップロープ 記M・A

 日 時:2024年7月7(日)晴れ、猛暑

 参加者:男性2名

 コースタイム:  江文神社9:00~Y懸尾根~江文神社13:00

【山行報告】

梅雨の間隙に奇跡的な晴れマークにびっくりです。今回も二人でのんびりトレーニングと思いましたが、熱い!!京都市37℃で静岡では今年全国初の40℃となったようです。江文神社上の広場では20人ほどがロープワークを始めています。Y懸尾根では女性3名が取付いていました。洛中の方でした。遅れてリーダー村上さんも追いついて行かれました。夏山に向けての岩稜トレです。

9月に前穂北尾根に行かれるよう。羨ましいですね。以前にも会った同志社ワンゲルの学生もここで新人の基礎練習のようです。こちらは暑さに耐えてゆっくりとロープワークを復習しながら休憩しながら水を飲みます。佐々木さんも久しぶりということで無理しません。

Y懸頭に辿り着きいつもの写真を1枚撮り昼食としました。早々にまたゆっくりと下ります。日陰はなんとか大丈夫です。途中ホワイトチムニーでは10名以上がトップロープを何本も垂らしてがんばっておられます。さすがにピラミッド、ゲートロックでがんばる人はいませんでした。ゲートロックでリードしようかと話しましたが今日は止めときましょうとの協議結果となりました。早い時間の下山終了でしたが十分に楽しめました。ただいつもの1カ所で一歩目が滑り右ひじを擦りました。シャワーを浴びてヒリヒリ痛くて見てみると真っ赤になっていました。第一歩もしっかり確認です。