音羽山~東千頭岳・西千頭岳      記:K・S

【山行日】 2020年10月15日(木)

【天候】 晴れ 

【参加者】女性2名、男性5名、合計7名

【コースタイム】東海自然歩道大谷出発9:00~音羽山頂上10:20着~牛尾山10:47~東千頭岳11:45分着(お昼休憩30分)12:15発~西千頭岳12:35(休憩5分)12:40~東千頭岳12:55~大平山13:40~千寿バス停14:30~中千町バス停14:45到着・解散

【山行報告】

朝方は冷え込んでいましたが天気は上々で山行日和となりました。京阪大谷に集まり午前9時、音羽山へ続く東海自然道を歩き始めました。ご存じの何百段もの階段上りが始まり、急坂が続くのでゆっくりペースです。夏とは違い空気は冷たくて心地よい登り?ではありましたが。朝方の寒さで着込んでいたので汗がどんどん出てきて衣服調整休憩を何度かはさみます。ぼちぼちペースでしたがコースタイム通りの1時間20分で音羽山に到着。

快晴の空が広がり空気も澄んでいて琵琶湖・比叡山京都市街、西山もくっきり一望出来て大満足の景色が待っていました。頂上のベンチで休憩をされていたご夫婦?に琵琶湖をバックに写真を撮って頂きました。あまりに景色が良いからと自分たちの場所を譲って「京都市街をバックにも撮ってあげるよ」と親切に言ってもらってたくさんの記念写真を撮って頂き感謝です。今日は山科東の連山歩きということで次は牛尾山です。本日の山は音羽山(593m)牛尾山(551m)東千頭岳(600m)西千頭岳(601.8m)大平山(464m)の5座(約11km)を目指します。

前半は東海自然道で道幅もあり整備も行き届いていましたが、東海自然歩道と別れてからの千頭岳に向かう辺りからは、整備はされていますがアップダウンの繰り返しで、急斜面があったり折れた枝が引っかかったりしながらの道になりました。しかし、天気も良く時々木々の間から琵琶湖や瀬田や南郷などの街並みが見えるので、気持ちの良い楽しい稜線歩きコースでした。11時45分東千頭岳に到着。頂上と言っても見晴らしはなく道の分岐でベンチがある休憩場所のようなところです。何人かの登山者が通られ、醍醐から登ってくる人もおられました。昼食をとりながら時間があればと考えていた西千頭岳にもいくことになりました。地図では15分くらいの距離のようでしたが、以前リーダーをされたNさんから「右京労山の50周年記念登山の京都山城30山で、このコースを来た時は西千頭へは往復1時間かかったよ」とのアドバイス。帰りのバスの時間には少し余裕があり、皆さん、ペースも良いので、予定通り西千頭岳を目指すことにしました。歩き始めるとなるほどすぐに急坂が待っていて音羽山からのこれまでの道とは大違いです。更に登山道はこの間の台風や豪雨で登山道は堀削られ、木々も大木が倒れていて通れません。仕方がないので迂回ばかりで、コースもはっきりしない急斜面を下ることに、悪戦苦闘しながら西千頭への道を下ります。先頭のSさんがルートを探りながらの道を20分。ようやく登りになると道も明確になり、三角点があるという、そびえ立つ高圧鉄塔下へ到着。三角点は見つけにくいというのでNさん、Yさんの案内でフェンスを一回りして、本日の最高峰西千頭岳三角点(601.8m)に到着。フェンスに囲まれながら記念写真を撮り、再び東千頭へ戻ります。帰りの登りは行きの急斜面のルート探しで難儀したのとは大違いで、何事もなくお昼の休憩場所に戻って来れました。東千頭岳から大平山へはひたすら下りと思ったら大違いで、何度もピーク越えのアップダウンがあり、滑りやすい急斜面に気を付けながら尾根道をあるき、途中には滋賀の山並みが見える場所がいくつもあって、遠く伊吹山も見えました、休憩用のベンチで一息つきながら最後の長い下り階段を下りて千寿の郷のバス停に14時25分到着しました。バスの時間には一時間ほども余裕があったので、歩き足りない?ので30分ほど先の中千町バス停へ向かいました。秋色に染まった田園風景が気持ちよかったです。音羽山から千頭岳コースはアップダウンがあったり滑りやすい場所も一部ありましたが、途中には眺めがよい場所がいくつもあり、楽しめる稜線歩きコースでした。青空の下での山行が出来て良かったです。

例会報告                    釈迦岳・ポンポン山       記:T・M

日 時  2020年10月11日(日)

天 候  曇りのち晴れ

参加者

1班 女性5名、男性2名、計7名

2班 女性4名、男性2名、計6名

3班 女性6名、計6名               

合計19名 

コースタイム:善峯寺バス停 準備体操9:15…出発9:25…ポンポン山分岐9:50…釈迦岳11:10…ポンポン山11:55~12:30…本山寺13:50…神峯山寺15:05…神峯山口バス停15:35

山行報告:阪急東向日駅から乗車したバスは満員になりました。一つのグループが小塩で下車。少し空き、一駅座ることが出来ました。善峯寺バス停で体をほぐし出発です。長く連なって歩くのが好きなのですが、コロナ禍ということもあり、三つのグループに分けました。吉峯の車道の登りはきついですが、西山古道に入るとホッとします。雨上がりのせいか沢ガニに出会います。ペシャンコになったのも居て…。 ポンポン山分岐から急な登りが始まります。太陽に照らされた緑の葉っぱと、その間に見える青空を目指して歩きます。台風で雨が続き、久し振りの晴れ間です。見落としてしまいそうな釈迦岳も、この日は人であふれていました。釈迦岳からひと下り、登り返して鉄塔を一つくぐり抜け、もう一つを横目で眺めるとポンポン山はもうすぐです。お待たせしました。3班到着は12時前。2班との差は20分ほど、1班との差は…。ポンポン山の頂上は見事に人だらけです。30分(3班は)だけ昼食時間を取り、班ごとや、全員の集合写真を撮りました。

下山は、3班先頭で、東海自然歩道を行きます。ここにもありました。しめ縄を巻かれた天狗杉が。近くにあった苔むした大木は何の木でしょうか。このコースも何度か下ったことはありましたが、本山寺や神峯山寺に立ち寄ったのは初めてです。次に寄せてもらった時には、ゆっくり拝観したいところです。 原立石のバス停より、手前の神峯山口バス停の方が近いので、そちらに下りることにしました。近道の表示も有り、全員無事にバス停に到着。山行を終えました。  善峯寺は、1時間に1本のバスしか有りませんが、こちらは1時間に3本のバスが有り、帰りの時間を気にせずに済むのが良いところです。

個人山行                 「荒船山・国師ヶ岳・那須岳」

                 記録:O・S

予定では日光白根山・蔵王岳も登るところ、台風接近で切り上げて帰阪する。

(日程)

6(火) 大阪===荒船山===軽井沢XIV(泊)

7(水) ===国師ヶ岳===八王子滝山(車中泊)

8(木) ===那須白川XIV(泊)

9(金) ===那須岳===大阪

(荒船山 曇) 荒船不動登山口14:25→星尾峠15:10→艫岩16:00→経塚山p1422 16:35→荒船不動17:40 おそらく入山者は私達だけだったと思う。誰とも会わなかったから。星尾峠から艫岩の間はなだらかな心地よいコースだ。艫岩に着くと、崖に近づきすぎないように、落ちた人がある、との注意書きがある。命名「荒船山」はどこからきているのだろうか? 荒船らしい姿はここからは感じられない。下から山を見上げた時に見られるのかな。戻って経塚山に向かう。山頂からの展望も無い。荒船山の“売り”は何なのだろうかと思わずにはいられなかった。下山を急ぎヘッドランプを使用することもなく荒船不動に到着できた。

(国師ヶ岳 曇のち雨) 大弛峠2360m 12:43→夢の庭園13:05→前国師岳13:32→北奥千丈岳p2601 14:00→国師ヶ岳p2592 14:20→大弛峠15:05 登山口からして2360mあるので、登山口までの紅葉景色もドライブウェイのように素晴らしかった。登山口から階段が続く。直進を見送って夢の庭園にまわる。春夏にはたくさんの花が咲くのだろう。なかでもシャクナゲの頃は最高だ。登山道の左右はシャクナゲでいっぱいだ。庭園を巡って直進道に合流する。階段は続くがそれも終わったら前国師岳に着き展望が一挙に開けた。雲海上に遠方の山々も見渡せたが何といっても五丈石でそれとわかる金峰山がまじかに見えたのには感激した。奥千丈岳の稜線は紅葉に覆われていて北奥千丈ヶ岳に立ち寄り再度展望を楽しむ。国師ヶ岳に登頂した頃から霰が降り出し雨となる。急いで下山した。

(那須岳  曇雨) ロープウェイ山頂駅から峰の避難小屋までは行くが、ここで撤退する。峠の茶屋からロープウェイ山麓駅に下山した。今回登頂できなかった山は次の機会に…。 

尾瀬(燧ヶ岳(2356m)・至仏山(2228m))個人山行報告      記:Y・M

【山行日】2020年10月6日(火)~9日(金) 

【コースタイム&天気】

6日(火)尾瀬戸倉~鳩待峠9:15・曇り~アヤメ平11:50~桧枝岐小屋15:40・晴れ10℃

7日(水) 桧枝岐小屋7:10・晴れ5℃~見晴新道~燧ヶ岳12:15~13:00・晴れ~長蔵小屋17:10・曇り

8日(木)長蔵小屋7:00・雨5℃~桧枝岐小屋11:30~12:40・小雨11℃~山ノ鼻小屋15:00・雨

9日(金)山ノ鼻小屋7:00・曇り~至仏山11:25・霧4℃~鳩待峠15:40・雨~尾瀬戸倉16:55・雨

尾瀬沼よりの襚ヶ岳
襚ヶ岳より尾瀬ヶ原と至仏山を眺める

【報告と感想】

10月6日(火) 前日麓の尾瀬戸倉の旅館に泊まり,シャトルバスで鳩待通りと呼ばれる尾根を東に進む。富士見田代の三差路で北に延びるなだらかな尾根を下る。この辺り一面黄色く紅葉した樹林でたいへん美しい。偶然にも前日泊まった旅館の方と出会い驚いた。尾根を下り終えると尾瀬ヶ原に出る。「ここが有名な尾瀬ヶ原か」と思った。想像していたより広大である。木道を歩き途中のベンチで横たわった。ここには日常耳にするコロナ感染やアメリカ大統領選挙の話題もない。尾瀬ヶ原とそれを囲む美しい樹林があるだけである。宮十字路を右に進み桧枝岐小屋に泊まる。登山客が少なく,泊まる小屋すべての部屋を一人で使わせてもらった。また,「GO TO トラベル」キャンペーン中で宿泊料金は2食付きで35%引きの6300円程だった。(身分証明書が必要)

10月7日(水) 

 今日も天気が良い。登山道の周囲には熊笹が繁っている。傾斜が徐々に急になり,ズルズルと滑りやすい地面で,木の根が出ていてたいへん登りづらい。その後岩稜になり燧ヶ岳に至る。山頂からは尾瀬ヶ原や至仏山が見え,素晴らしい景観である。マナイタグラの頂上の手前から長英新道に入るのだが,道標がなく,熊笹が繁っていて見落としやすい箇所である。長蔵小屋は尾瀬で最初に建てられた小屋で旅館の様な感じがした。江戸時代,会津沼田街道上の宿場であった。

10月8日(木) 今日は台風の影響で一日雨のようだ。尾瀬沼の周囲を半周する途中,尾瀬沼のうしろに燧ヶ岳が霞んで見えた。木道が濡れていて,下り坂で,2・3回スリップして転んでしまった。沼尻で木道が終わりその先が分かりづらい。小さい谷が登山道なのだが,雨で沢の様相になっていて,この沢が登山道だとはすぐには分からなかった。昨日泊まった桧枝岐小屋に着くと,主人がおられ迎えていただいた。明るく親切な方だ。ストーブのある部屋で昼食をとる。玄関に手首を負傷した登山者が入ってきて,小屋の方が応急手当てを施されている。私と同じく木道で滑って負傷したとのことだ。三角巾を首からかけ腕を固定して下山して行かれた。自分も気を付けないとと思う。お礼を言って小屋から出た。尾瀬ヶ原の真ん中を通り,ほぼまっすぐ山ノ鼻小屋を目指して歩いた。小屋に着いて,従業員の方が検温されると,34.3度しかなかった。長時間冷たい雨の中を歩くと,自覚症状がなくても低体温症になり始めているのだ。乾燥室で濡れたものを乾かし,夕食に時間があるので玄関で外を眺めていると,子熊が木に登って悠々と木の実を食べている。この辺りの熊は人を恐れないのだろう。

10月9日(金) 小屋を出発するとゆるやかな登りになる。1時間程登ると傾斜が急になり,岩場が出てきて滑らないよう慎重に登る。森林限界の2100m付近を過ぎると傾斜が緩やかになり至仏山山頂に着く。山頂はガスっていて風が強かった。傍にいる登山者に温度を尋ねると4℃だった。写真を撮っていただき寒いので小至仏山へ向かう。この2つのピークの間は岩場が多く,予想以上に悪路だった。風を避け岩陰で休憩し弁当を食べた。その後さらに岩場を下り,緩やかな樹林帯を歩いて出発地点の鳩待峠に到着した。 戸倉温泉に着くと安心したのか疲れが出てきた。明日谷川連峰の西端の平標山に登る予定だったが,運悪く台風が最接近するので中止し帰京することにした。

    

例会報告    雲取山911m~天狗杉           記:M・A

日時: 2020年10月4日(日) 

天気:曇り

参加者:女性3名、男性4名、計7名 

コースタイム:花脊高原前BS9:15~寺山峠9:56~二ノ谷出合10:48~雲取山・昼食休憩11:38~11:56~ハタカリ峠12:23~寺山峠13:06~旧花脊峠14:12~天狗杉14:26~花脊峠BS14:45

シダの急登
旧花背峠

バス停を降り廃校、廃スキー場を過ぎると寺山峠までは沢筋である。早速ヒルが迎えてくれる。「雲取山→」の看板にうっかり一ノ沢を上り始め慌てて戻る。二ノ谷出合からまたヒルを見ながら立命ワンゲル小屋へ。そこからは今日一番の急登となる。シダの群生で足元が見えないなか休憩なしで一気に頂上へ辿り着く。短い昼食休憩の後、雲取峠~ハタカリ峠~京産大小屋と通過していく。しばらくして新たに削られた林道を歩き寺山峠へ戻る。そこからもずっと林道が横を通っている。所々登山道を分断している。正規のルートが無くなり、地図とGPSでなんとか進む。結局林道は尾根を巻いて旧花脊峠まで続いていたことになる。寺山峠から旧花脊峠までののんびりとした尾根歩きは、新たな林道のだらだら歩きで面白みも風情もなくなってしまった。花脊峠15:08のバス時刻に合わせる山行となり時計を見ながらの歩きだったが無事にバス停に辿り着く。意外とロングコースで渡渉、急登もあり大変でしたがメンバーの足もそろい、SLのペースも良かったです。ただ、渡渉で2度転倒があった。沢では岩にのる、特にコケ付きの岩にのるは絶対ダメ。濡れても水の中の砂利を踏むのが一番安全。また、下りで根株につまずき転倒もあった。これは誰でも起こる。足に疲れがでる時間帯は特に注意、集中して歩く。幸い大事に至らなくてよかった。

もう一つ昼食後出発早々右に行ってしまった。一旦座ってしまうと方向を忘れる。出発する前に確実に方向を確認しておく。色々あってこれもまた楽しい山行でした。ただ「安全第一!」です。