奥穂高報告

                               記:M・S

日時  9月13日(金、夜)~16日(月、祝)  晴

参加者 テント組 6名、小屋組 3名、合計9名

9月14日  上高地6:25~明神7:18~徳沢8:20~横尾9:20~本谷橋10:55~涸沢13:55 

    奥穂高山頂での集合写真

イクロバスはシーズン中、土日は上高地まで乗り入れ出来ないので平湯バスターミナルから5時30分の始発バスに乗りました。臨時バスがその前に一台出ていましたが上高地に着いてびっくり、人であふれていました。それもテント装備の男性が多い、トイレも女子トイレは空いているのに、男子トイレは列を作っています。Yさん、Kさん、私の3人はテント場と下に敷くベニヤ板確保の為、先発隊として先行します。早朝で平坦な道の為ゆっくりと歩いている人をごぼう抜きです。本谷橋までは調子よく、時間も人もバス1台分位は稼げましたが、ここからは急登が始まります。テント装備の重たいザックと急坂でフラフラになりながらも12時までには着きました。テント場の手続きをして、(ベニヤ板は影も形もありませんでした。)後続隊が来るのをヒュッテのテラスでジョッキを片手に待ちます。至福の時です。テント場は迷子になるほど超満員です。

9月15日 

出発6:45~ザイティングラード取りつき8:10~奥穂山荘1:00~奥穂高岳12:00~奥穂山荘14:00~涸沢小屋16:10~テント場16:20

今日は本番の奥穂高岳登頂です。6時45分に出発しましたが、もう列を作っています。早い人は夜明け前からヘッドランプを点けて登っていました。涸沢小屋からはガラ場と長いトラバース道です。ザイティングラードも行列です、一番ややこしい所の鎖場で降りてくる人(長いこと待っていたみたいです。)がしびれを切らしてコース外を降りようとしました。周りの人が「危ないから声を掛けて降ろしてもらわないと」と言いましたが強引に降りかけた時、大きな岩がゴロっと音を立てて動きました。慌てて引き返したので良かったのですが、事故の起きる様を見たように思いました。ザイティグラードでの事故はコース外を降りての落石や滑落が多いと聞きました。私たちは順調に奥穂山荘に着きましたが相変わらず、奥穂高岳の2段の梯子は長い行列です。しばらく眺めていたのですが、仕方がないので列に加わりました。団体が下りてくるらしく全然動きません、梯子から先の岩場ではすれ違いが出来ないので待つように上から声がかかりました。やっと動いて駒井さんを先頭に登り始めます。金毘羅の練習のせいか皆、立ち止まったりせずにスムーズに」登れています。上に登ると大勢の人が降りるのを待っています。山頂の祠でも写真を撮るのに人で溢れかえっています。祠を通り過ぎ山頂の広場まで行きました。奥穂高岳は今回で7回目ですが、今までで1番綺麗に見えました。真正面に槍ヶ岳が見えて、大喰岳、南岳、大キレット、北穂高岳、涸沢岳と登山道を辿れるほど綺麗に見えます。昼食を取りながら思う存分景色を楽しみました。帰りも長い行列です。動かないので座り込んで待っていると近藤さんが登ってくる人に何分待ったか聞きました。「1時間待った、40分待った」との返事です。納得。やっと降り始めて奥穂山荘に到着。西村佳志子さんが「初めてここに来ていたら怖かったと思うけど、金毘羅で練習しておいてよかった。」と言ってくれました。暑い中、練習した甲斐が有りました。奥穂山荘からの下りは、登ってくる人がお昼を過ぎているので少なく、降りる人もバラけているのでスムーズに降りることができました。

9月16日

出発6:35~分岐6:50~本谷橋8」04~横尾9:00~徳沢1:20~明神11:20~上高地12:20==お風呂==京都19:40

夜明け前から小雨が降っています。ちょっとがっかりですが、昨日あんなに良い天気を貰ったのだからと気を取り直しているうちに止んできました。朝食、テント撤収も楽にできました。分岐で小屋組と合流して下山です。結構早い速度ですが後ろも詰まっているので気を付けてついて行きます。やがて前が詰まってしまってゆっくりとなりまいた。前後が詰まっているので追い越すことも、追い抜かれることも難しいです。本谷橋からは登山道が広くなるのでそれぞれのペースで降りることができました。上高地に着くと先行していた山下さんが9人分のバスの席を確保してくれて早く平湯に着き、マイクロバスに乗り換えて京都に帰りまし

涸沢・奥穂高岳テント泊

                             記:S・M

涸沢でテント!

山を始めてから行ってみたいところのひとつでした。

上高地からまずは3時間の平坦な道を進みます。これが結構しんどい。ただただ、ひたすらに歩きます。

約1時間ごとに明神、徳沢、横尾で休憩を取り、横尾からは登山道となっていきます。少しずつ勾配もついてきて本谷橋からの急坂、休み休み登ります。テント泊のために買った新しいザックがさらに重く感じてきました。それでも私にしては比較的元気に登って涸沢に到着。涸沢は地形のせいか、テラスのせいか、ビールとおでんでまったりしている人のせいか、ゆったりとした時間が流れていて居心地がよかったです。先に登ってテントを張ってくれていたので、荷物を置き、早速テラスへ。おでん!にしたかったですがおでんは売切れていたので、ソフトクリームで乾杯!ソフトクリームを食べているうちに疲れがどっとあふれ出して、そのまましんどくなってしまいました。(いつも迷惑おかけしてごめんなさい)テントに帰り、1日目の豪華夕食にはありつけず、お白湯を飲んで寝ました(-_-;)何とか寝て体力回復させて,2日目は奥穂を目指します。朝から超イイ天気。今回楽しみにしていたモルゲンロートもばっちり。文句なし!大満足!美しい!!

奥穂高からの下り、穂高岳山荘手前が大渋滞

早朝からたくさんの人が歩いています。ザイテングラートですでに大渋滞。穂高岳山荘前は人であふれていました。奥穂の登り口は長蛇の列で、はしごを登るまで40分ほど待ちました。頂上でもメラ撮影の行列ができていました。お昼を済ませ長めの休憩。天気も良くて富士山も槍もきれいに見えました。お互いに写真を撮って下山。下山も大渋滞でした。最終日は、早朝パラパラと雨音で目が覚めましたが、出発のころには雨も上がり、奥穂に別れを告げて下山開始。どんどん下ってお昼ごろには上高地からのバスに乗車しました。今回は紅葉には早かったので、また季節を変えて訪れてみたいなあ、と思います。魅力的なところでした。今度はおでんたべたいな~。

涸沢テント泊~奥穂高岳

記:K・R

 行きたかった憧れの涸沢テント泊へ行ってきました。

     穂高を眺めながら食べたソフトクリーム

上高地から横尾までは7月の登山教室修了山行でも歩いた道です。この時もテント泊装備で横尾までへとへとになりながらやっとたどり着いた感じだったのですが、今回はさらに涸沢までまだ3時間もかかります。しかもここからが登り。本当にたどり着けるのか心配でした。横尾を過ぎると緩やかな登りになり徐々にペースを落として歩きました。本谷橋から急坂になるのでさらにペースダウンして登りました。だんだん高度が上がるとカールらしい地形や穂高の稜線が見えてきてヒュッテの吹き流しの旗が見えた時にはテンションも上がりました。何とかテント場にたどり着き荷物を下ろしてさっそくヒュッテのテラスでソフトクリームを食べました。北穂高を眺めながら食べるソフトクリームはおいしかったです。

 翌朝テントを出るとすでに穂高の稜線が赤く染まってきれいなモルゲンロートを見ることができました。常念岳方面の雲海もきれいでした。この日も快晴で奥穂高に登ることができました。山頂からは槍ヶ岳や北アルプスの山がたくさん見え、反対側には富士山や南アルプスが見えました。標高第3位、北アルプスでは一番高い所からの眺めはとても爽快感があって最高でした。ジャンダルムも近くに見えたくさんの人が立っているのがよく見えました。とても険しそうで私にはまだまだ行ける場所ではないなと思いました。

 涸沢の紅葉は上の方から少し始まっているようでしたがテント場周辺のナナカマドは真っ赤な実は付いてるけど葉はまだ青々としてました。いつか紅葉の涸沢へまた行くことができればいいなと思いました。

金毘羅岩稜トレーニング②

金毘羅、岩稜トレーニング②

日時  9月8日   晴

参加者 M(L),女性3名、男性2名、合計6名

コース   金毘羅 Y懸取りつき~Y懸の頭

奥穂高トレーニングの2回目です。1度では都合のつかない人のいる為、2回実施しました。9月になると暑さは前回よりもましになりましたが、日差しは暑い。N/Yさん、Mさんはビレーして。N/HさんはフリーでY懸の取りつきからY懸の頭まで何回か登り、降りをしました。

   小野アルプス

山行日:2019年9月1日(日)

天 候:晴れ

参加者:Y(CL),M(SL),女性8名、男性2名、計12名、一般1名、合計13名

コースタイム 

9:00鴨池駐車場9:20~タクシー~白雲谷温泉ユピカ登山口9:30-9:50高山-10:18前山-10:45安場山-11:35総山12:15―12:25アンテナ山-12:40惣山(小野富士)13:00-13:25紅山13:55-14:25鴨池登山口ー15:00鴨池駐車場

     紅山

【山行報告】

 参加者が13名となり車2台で茨木組と京都組に別れて出発、山陽道・淡河 PAにて集合。その後小野市・鴨池公園に向けて走り出す。鴨池公園到着後、手配ししていたタクシー3台に分乗、白雲谷温泉ユピカまで乗り継ぐ。 元はユピカ温泉駐車場を予定していたが8月半ばよりユピカ温泉全面改修工事がはいり駐車所へ乗り入れすることが出来ないため下山コースの鴨池公駐車場に車を停めてタクシーで登山口を目指した。登山口で装備を整えて出発、低山の連なる縦走を始める。登山口から直ぐに高山に取付き、高山、前山、安場山と走破する。ただ低山とは言え前回も感じたことだが一つ一つが険しく登り降りに足を使う。時間が経つにつれてトップと最後尾に開きが出来てきた。

     惣山(小野アルプス)山頂

開きが出来ても休憩ポイントで修正しながら縦走を続ける。総山で行動食をとりながら昼食タイムとした。ここまでの山は播磨特有の岩の山で足元がゴツゴツしていた。特に総山の手前のアンテナ山は岩山に草木が生い茂った足場の悪い山でした。山頂に届いても風が吹くこともなく蒸し暑い行動でした。瀬戸内を見下ろすところでは霞がかかり彼方を見下ろす事も出来なかった。昼食後メインの紅山の麓に到着。一同、紅山を見上げて「オ~」を歓声。驚きともため息ともとれる奇妙な声をあげた。紅山は一枚岩の痩せ尾根で山頂に近づくほど勾配がきつくなる高度感も出てくるが岩が風雨によって浸食され程よく窪みが出来て手掛かり足掛かりが有るので皆さん余裕で登ることが出来た。メインの紅山を登るとパワースポットがある岩山ルートは鴨池駐車場には遠回りになることから迂回せずに直に鴨池駐車場を目指して下山した。下山後はユピカ温泉が修理のため使えず地元タクシー運転手の方に聞いた近場の温泉施設により汗を流した。帰り道、地元で栽培しているブドウ園によりブドウを買い求めて皆さんお土産として持ち帰りました。

金毘羅岩稜トレーニング①

日時 8月18日  晴れ

参加者  M(L),女性4名、男性2名、合計7名

コース  金毘羅、Y懸取りつき~中間~Y懸沢

北アルプス、奥穂高岳のトレーニングです。奥穂高岳のザイティングラードや山頂付近は高度間のある岩場が有ります。その場で立ちすくんだりしない様に、一度は金毘羅の岩稜トレーニングに参加を条件つけました。取りつきでそれぞれビレーをして、何回か登り降りして、村井さんはビレーの練習をしました。この日はとても暑くて、岩を触っていると岩盤浴をしているみたいです。Y懸の頭手前まで行って、1時半に終了してMK沢を降りました。ゴロゴロした石が有る急斜面のMK沢は岩稜とは違った緊張の有る沢でした。

硫黄岳・天狗岳山行

山行日:8月12日(月)~14日(水)

天 候:12日・晴れ、13日・晴れ、14日・山頂小雨・麓曇り

参加者:Y(CL)、K(SL)、女性2名、合計4名

コースタイム

8月12日(月)京都→桜平田→硫黄岳山荘

 5:25京都東インター~9:06諏訪インタ~9:47唐沢鉱泉・桜平分岐~10:10桜平着~ 10:30登山道発~11:15夏沢鉱泉着~12:10オーレン小屋着~12:45夏沢峠~14:20硫黄岳山頂~15:00硫黄岳山荘着

8月13日(火) 硫黄岳岳山荘→天狗岳→根石岳山荘

 7:00硫黄岳山荘出発~7:30着・硫黄岳山頂7:45発~8:30着・夏沢峠~9:20天狗岳・夏沢峠・オーレン小屋分岐~9:55根石岳山頂~10:35東天狗岳山頂~10:45東天狗岳発~11:05西天狗岳山頂着~11:25西天狗岳発~(東天狗途中より中山峠に向かうが途中で引き返す)~12:25東天狗岳~13:00根石岳山頂~13:15根石岳山荘着

8月14日(水)根石岳山荘→桜平→京都

 6:35根石岳山荘出発~6:45天狗岳、夏沢峠、オーレン小屋分岐~7:25オーレン小屋着~8:05夏沢鉱泉~8:15夏沢鉱泉発~8:37登山道口着~8:50帰路~9:25縄文の湯~11:45諏訪インター・彦根で高速を降りる~17:00京都着

【山行報告】

 8月12日(月)

 今回の山行は台風の急な発生で山行を断念しようと考えたときもあったのですが本土を目前にして急に行動が緩慢となり停滞気味になったことからエアーポケットのように僅かだが山行が可能と判断して結構に踏み切った。8月12日(月)早朝5時過ぎに京都を出た。今回車を停める予定の桜平には三ヶ所の無料駐車場が整備されているのだが登山口付近を第一、中間点と第二、そこから下を第三駐車場としたとき、第三駐車場に停めれば登山ゲートまで2時間の歩きとなり第一は無理としても第二駐車場には何とか停めたい第二からはせいぜい20~30分でゲートに着く。そんな気持ちがあり早朝の出発となった。焦る気持ちを抑えながらアクセルを踏み込まないでゆるりと高速を走る。早朝に出た事で走る車の量もぐんと少なく中央道に入っても渋滞や混みあうこともなかった。諏訪ICで降りて茅野市内を抜けて山道に入る。後ろから就いてくる車もなひたすら一台だけデコボコの山道を走る。前から一台タクシーが降りて来たので「上は混んでますか」と尋ねると「第二は一杯だね、でももしかしたらその上の第一辺りに停めることが出来るかも知れないよ」と返事をもらう。第二駐車場に着いて場内を一周したが一台も停めるスペースがない。運転手さんの言った通り。仕方なく上の第一駐車場(20台ほどが置ける)に向かって登って行った。道端の停めることが出来るスペースには必ず来るが何台か留まっていておけるスペースは無い。はらはらドキドキしながら 登っていくと山道から左に入る林道(5m先に進入禁止のチェーンが張っていた)にわずかに1台置けるスペースを見つけて車を停める。(神様に感謝です・・・)。

       一日目・硫黄岳山頂

車を置いて身支度を整えて歩いて行くと直ぐに登山口のゲートが現れた。登山ゲートを10時30分に出発、夏沢鉱泉を経てオーレン小屋に12時頃に到着。そこから少し登って夏沢峠について行動食をとる。3年ほど前の春先に本沢温泉から登ってきたことを思い出しました。この調子だと硫黄岳山荘には2時過ぎに着くだろうと予想したのですがなかなかどうして、爆裂火口を左に見る硫黄岳の急斜面にてこずり山頂に2時20分に着いた。風も穏やかで硫黄岳山頂とは思えなかったが眼前の赤岳に雲が架かり両サイドの阿弥陀岳・横岳が顔を見せた。山頂も沢山の登山者で賑わっている。赤岳山頂の雲がなかなかきれないので痺れを切らして硫黄岳山荘に向かい15時に手続きを済ませた。硫黄岳には何度も登ったがこの山荘に泊まるのは初めてでした。驚いたことに一人1枚の布団は幅広く寝返りを打っても隣の人にあたることが無いくらい幅広の布団で心地良く寝ることが出来ました。

8月13日(火)

 6時30分朝食でゆっくり朝を迎えました。蝶ヶ岳では緩和なかったご来光も小屋を出て直ぐのところで拝むことが出来、仲間は大いに喜んでいました。ただ、今日のスケジュールで横岳に向かう稜線い取付く予定でしたが昨日の硫黄岳斜面への登りを見て急遽予定を変更してすぐに硫黄岳へ控えし東・西天狗岳へのチャレンジを優先することにしました。硫黄岳山頂では爆裂火口に沿って少し東に足を延ばすと北アルプスが遠目に一望できるスポットに出会い「あれが槍、あれがキレットで左が穂高」などかすかに見える北アルプスに酔っていました。硫黄岳を後にして急斜面を降りて夏沢峠に8時30分に着きました。昨日の登りを見ていたので今日の下りの時間は脅威的に早いです。皆さん進化しています。峠で少し休んで箕冠山の斜面(眼前に見ると急に見えたがいざ登ると緩斜面でした)を登って今日の宿泊施設・根石岳山荘によって宿泊の手続きをして荷物を置いて身軽になって東・西天狗岳に 向かった。根石岳山頂から見る天狗岳は手強そうに見えてエアリアタイムに仲間から疑問符が出てきた。しかし、ここまで来たなら登るしかないのでまずは東天狗めがけてアタック開始。根石岳を下って鞍部に降りると東天狗への斜面は石がゴツゴツして手強く見えた。時間は十分あるので慎重にゆっくり登り始める。SLでトップを行くKさんを見ていると特に怖がることもなくスイスイと難所をクリアしていく。後ろから見ていると驚きでいつの間に今なに成長したのだろうとおもった。

       二日目・東天狗岳山頂

東天狗にはほぼエアリアタイムで登頂。しばし休憩後西天狗に向かう。東天狗山頂で西までのタイムは20分と書かれているので「うそ・・・・」とブーイングが出ましたがいざアタックっしてみるとエアリアタイムで登頂。西天狗山頂で早い行動食を取って中山峠を目指すプランを進めるため西を下山して東の裾をトラバースするコースを取る予定が東の裾に来るとトラバース道に羽通行止めの柵がしていて止む無く東を登り返す。東を登り返して東の難所の岩場を下って行ったが途中で下山を停めてミーティング。中山峠から東天狗を経て根石岳山荘まで3時間として今から下りて山荘に着く時間を考えると少し不安になったのでここで引き返して山荘に変える事を提案し、了承してもらう。しかし不安だった岩場も難なく突破して東天狗を経て根石岳に到着。私一人が不安に思っていたことで仲間に申し訳なく恥ずかしい気持ちになりました。根石岳山荘に早く着いた事で念願のお風呂(汗を流すだけ)に入ることが出来ました。この山荘も硫黄岳山荘と姉妹山荘で小さな小屋ですが布団などの設備は硫黄岳山荘と同じスタイルでゆっくり休むことが出来ました。

     二日目・西天狗岳山頂

8月14日(水)

今日は下山だけですが6時30分出発の予定が外は小雨交じりの風雨にさらされていて携帯の予報では7時に一時的に雨が止む予想でしたので30分遅らすことを決定、しばらく様子を見ていると6時30分ごろ雨がやんで風が残っているだけでしたので下山を開始。小屋を出て樹林の中の山道に入ると風雨を避けることが出来た。暫く下山していると風雨も止んで来たのでレインの上を脱いでオーレン小屋を目指して降りて行った。途中3組ほどが登ってきたので台風に接近が考えられるのにどこに行くのか不思議でした。オーレン小屋に7時30分についたが人影は見当たらず。ひと息ついて夏沢鉱泉に向かって下山。エアリアタイムで登り50分、下り30分と書いてあったがもう少しかかるだろうとおもっていたがどうしてどうしてエアリアタイムで夏沢鉱泉まで降りることが出来ました。夏沢鉱泉もまたまた硫黄岳山荘・根石岳山荘と姉妹店、むしろ2山荘の本店だと思います。我が仲間は根石で買ったバンダナを本店の夏沢鉱泉の売り場で素敵な色合いのバンダナと何と交換を持ち上げすんなり交換していました。なかなか商売上ずですね・・・。夏沢鉱泉まで来ても小雨が降り続いていたが桜平を過ぎて茅野市内まで降りてくると雨もやみ青空が見ていました。帰り道の「縄文の湯」で汗を流し茅野市内の蕎麦屋で昼食を取って帰路に着く。途中、諏訪PA、養老PAなどは人と車で溢れていました。養老を過ぎて電工掲示板に竜王自然渋滞が目に入り彦根で降りて琵琶湖湾岸道路走って堅田から京都・地中を経て八瀬に出て仲間を一人一人順に降りていただいて無事帰宅しました。

硫黄岳・天狗岳

                     記:S/M

令和元年の夏山は、硫黄岳・天狗岳へ行ってきました。台風が来ていて直前までどうなるかとヒヤヒヤしていましたがのろのろ台風だったので無事行くことができました。

八ヶ岳のしっとりした森を抜けて、ごろごろと岩の転がる登山道は足に堪えました。硫黄岳は爆裂火口が迫力満点でした。山半分吹っ飛んでいました。高山植物もたくさん見られました。特に嬉しかったのは夜、流星群と天の川が見られたことです。すごく素敵でした☆願い事し放題でした。

硫黄岳山荘は、建物は古いもののトイレは水洗、なんとウォシュレット付き!お布団もゆったりスペースで、ふかふか毛布が上下に2枚。今までで1番快眠できました。

3月に中山峠から見るだけだった天狗岳にも念願叶って登れました。目の前にあるのに赤岳にずっと雲がかかっていて姿がはっきり見えなかったのが残念でした。

いつも通り足が遅くて、同行のメンバーにお世話をおかけしました。ありがとうございました。

硫黄岳爆裂火口

                八ヶ岳 硫黄岳~天狗岳

                                    K/R

      東天狗から硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳を眺める

 北八ヶ岳と南八ヶ岳の境は夏沢峠にあるそうです。今回は夏沢鉱泉からこの夏沢峠を通って1日目は南の硫黄岳へ、2日目は北の天狗岳へと行きました。硫黄岳は何と言っても爆裂火口が見どころです。岩でゴロゴロのジグザグ道を登るとむき出しになった岩壁が迫ってきます。想像もできないような大噴火の痕のすぐ近くを歩くのはスリルがありました。硫黄岳の山頂は意外にもなだらかで登りきると正面に赤岳が顔を出していましたがすぐにガスに隠れてしまいました。少し下ったとこに1泊目の硫黄岳山荘があります。稜線上にあるので夕日もご来光も楽しむことができました。台風10号でお天気が心配されましたが1日目、2日目は晴れて念願の天の川を見ることができ、さらに夏の風物詩の流星群も見れて今までで最高の星空でした。

 2日目は来た道を夏沢峠まで戻ります。硫黄岳へ登り返すと大感動パノラマが広がっていました。山頂から爆裂火口の縁を歩いて少し先へ行くと北アルプスの全貌が見えました。大キレットがくっきりと見えその両側に穂高と槍ヶ岳、右に目をやると立山と剱、さらにその右には鹿島槍、五竜、白馬と知ってる山がたくさん並んでいて感動しました。御嶽山や中央アルプスも見えずっと続いている様な景色でした。名残惜しいけど夏沢峠まで下り一息入れて天狗岳へと進みました。すぐに樹林帯へと変わり苔の広がる森を30分ほど登って箕冠山に着きました。少し下ったとこに根石岳山荘があり先にチェックインを済ませ根石岳へ登りました。根石岳から見る東天狗と西天狗はとても雄大に見えこれからこの2つにアタックするのかと思うと気おくれしそうなドキドキ感がありました。西天狗からは歩いてきた稜線や正面からの爆裂火口や赤岳も見えました。 八ヶ岳は3回目ですが初めて山頂に立つことができ、たくさんの景色や高山植物を楽しむことができ大満足でした。