六甲・麻耶山 登山教室・第4回実技山行

例会報告

六甲・摩耶山(698.6m)

登山教室・第4回実技山行

日時;2019年7月7日(日)    天気;曇り

参加者; 会員;CL・T、女性8名、男性2名、計11名

     受講生;女性4名、男性3名、計7名 

     合計18名

コースタイム;阪急王子公園駅(9:30)~登山口(10:05)~行者堂(11:00)~摩耶山史跡公園(12:00~12:50)~山頂公園(13:10~13:30)~布引ハーブ園(15:45)~三ノ宮(16:30)

梅雨の中天気が心配でしたが、曇りながら雨もなく9時30分に集合、自己紹介と軽くストレッチをして出発しました。住宅街の坂道を登山口まで歩き、そこから青谷道を進む。行者堂跡までは舗装した(かなり剥げて荒れている)緩やかな登り道が続きます。行者小屋の前を過ぎると、緩やかな階段状の九十九折れの登りになる。私の体調が悪く先頭をMさんに交代してもらい後ろから登る。うんざりする頃ロープウェイとの分岐に到着する。ここから整備された緩い坂道になり仁王門の前にでる。門から真っすぐ石段が続いていて登りきると開けた史跡公園に着く。公園でゆっくり昼食、その後終了山行「上高地から蝶ケ岳」の説明がYさんからあった。公園から山頂まで尾根コースと森林浴コースがあるが私達は尾根コースを進み、摩耶山の三角点に出る。ここから山頂公園(掬星台)は目と鼻の先、神戸の街と海の眺めを楽しんで下山にかかる。天狗道はアップダウンが多く、道は滑りやすく足元注意で降りて行くのだが距離のわりにあまり降りない。稲妻坂に入ると急坂が続き一気に高度を下げる。ハーブ園との分岐で午後3時を過ぎていて、市が原経由で下ると距離があるのでコースを変更してハーブ園に向かう。山道からハーブ園の中に入ると華やかな観光地に雰囲気が一変しました。トイレ休憩の後、徒歩で下山するグループとロープウェイで下山するグループに別れて解散しましたが時間的には変わりなく帰りの電車で一緒になりました。

(今回、CLの体調不良で皆さんの脚を引っ張りすいませんでした。)今年の終了山行は梅雨明けの青空のもと楽しく山行できますように!!!                            記・T・T

登山教室実技4 麻耶山山行感想文

                                記:H/T

宕山でパンフレットをもらい友達を誘って教室に参加して、早くも最終の登山。摩耶山は何度か別ルートで登っているのですが、梅雨時の蒸し暑く何度も登り降りはかなりバテました。今までお会いした会員の皆さんから山での知識*マナー*色んな山々の魅力を聞かせて頂いて将来の夢がどんどん膨らみ、登山教室の方々とはお昼しながらここまでの経緯を話して縁を感じたりして充実した一日でした。有難うございます。

この日のご褒美はユリの花畑!大滝!でしたが、アルプスでは蝶ヶ岳の絶景を皆さんと楽しめたらとワクワクします。経験浅い私達ですが宜しくお願いします。

無雪期搬出講習会 報告

2019年 無雪期搬出講習会 報告

日 時:2019年6月30日(日) 8:30~13:20

場 所:天王山麓・桜の広場講演

天 気:雨

参加者:右京12名、乙訓・10名、樹の根・2名、左京・3名、田辺・5名、    西山・44名、福知山・2名、伏見・12名、明峯・3名、やましな13名。    15労山・134名。

内 容(応急法 担当会・西山ハイキング)

 傷病者及び救助者の安全を確保する。あくまで、医師又は救急隊へ引き継ぐ迄の応急手当てにとどめる。帰宅後、必ず医師の診察を受けることを勧める。等を、心得てもらい応急法の講習会が始まった。15班に分かれ実施。その後、搬出方のデモを救助隊と数名のスタッフの方々にやって戴いた。昼食をはさんでセルフ班・10班と組織班・2班に別れ各班毎に実施。終了後、反省会を行い、解散。 

時折吹き付ける雨風にシートが惓れ溜まっている雨水が落ちてくる中での講習会は講師の方も受ける方も大変だったと思いました。スタッフ&参加者の皆さんお疲れ様でした。                       救助隊事務局   

大文字山二段の滝・読図山行報告

大文字山二段の滝、読図山行報告

日時6月23日(日) 天気 晴れ            記:村田 茂子

参加者 Ⅼ・M、女性11名、男性3名、合計15

コースタイム   銀閣寺道8:30~仙人塚9:20~火床9:49~三角点10:08~熊山10:40~三叉路10:49~孫熊山11:00~小熊山11:03~曾孫熊山11:30~三叉路11:40~渡渉11:46~下降12:37~二段の滝13:03~ゲート13:38

今回は読図に重点を置き、要点、要点で立ち止まって、全員が地図を見て進行方向を決める、異議のある人は異議を唱えることを確認して出発。途中、一人体調が悪くて下山してしまいましたが、三角点まではメインルートを取る。三角点から北西の道を取ります。細いながらもふみあとが、しっかりとついています。熊山までは何人か行っています。道を知っている人が先頭に行っては面白くないとの声が有り、初めての人が2,3人組んで先頭に立ってもらい、立ち止まった所で皆で考えました。1/10000の地形図なので詳しくて良く地形がわかります。熊山から孫熊山に行く途中、三叉路で立ち止まり、考えようとしていたら、後ろから「そこを右に行くと孫熊山に行けるよ」と御親切に教えてくれました。少し有難迷惑。木にも三叉路と書いた札がぶら下がっていました。帰りはここを左に入ることを確認して、孫熊、小熊、曾孫熊と熊さん一家を巡って三叉路に戻り、下って渡渉をして、また稜線まで登ります。川の右側の尾根を下って行くのですが、何度か確認をしました。後、二段の滝までの下降点を探して尾根の先まで行きました。下からは滝の音が聞こえてきます。降りれそうな尾根が有りますがふみ跡がなく結構な急斜面です。念のため、ロープを出して下まで降りるとふみ跡が出てきました。二段の滝で、休憩をしている間に西村さんが、登り返さづにこのまま川沿いに行けば道に出ると、見てくれました。地図ではまた、尾根まで登って道に出る様になっていたので「よかった」 帰ってからGPSで確認すると予定通りの道でした。

登山教室実技Ⅲ鞍馬~天ヶ岳

登山教室実技Ⅲ 鞍馬~天ヶ岳

                    記:山下建男

開催日:6月9日(日)

天 候:曇り

参加者

 登山教室:12名

 右  京:瀬角(L),村田、吉野、坂本、岸本、川辺、佐野、瀬角、石田、山下

      右京10名、 合計22名

コースタイム

 鞍馬9:00~9:30薬王坂峠9:10~11:00戸谷峰11:10~13:00天ヶ岳13:20

  ~14:30焼杉・大原四辻峠14:40~15:00大原寂光院~15:30大原

出町柳叡電前8:30集合、叡電に乗り鞍馬へ出る。車中、倒木に覆われた斜面を目のあたりにして心が萎える。鞍馬で今日の参加者を紹介していざ出発。

                  天ヶ岳山頂での集合写真

薬王坂峠に向かう途中行き成りアクシデント。受講生のお一人が登山靴を履き違い普通の靴で登攀中、踵が割れてしまった。村田女医の救急処置を施しそのまま山行。薬王坂で一息入れて縦走に取り掛かる。天ヶ岳までは緩やかな登り、

天ヶ岳山頂手前でわずかに急な登りとなる。予報では小雨がいつ来てもおかしくない空模様ですが樹林の中では爽やかな風が吹いているだけで穏やかな天気でした。受講生の皆さんも歩き慣れて来たのか順調に歩みを重ねています。途中、三又岳、戸谷峰のピークで休憩を取り天ヶ岳手前で行動食を取る。

行動食修了間際現在地確認を地図を見ながら受講生の皆さんに問を投げかけるる。地図読みも少しづつ出来て来たのか高度640mのヒントを出したことで現在地を見事に皆さん的中。地図の使い方について方位と進行方向の確認だけでなく高度と地形より判断して現在地を予測する事にもチャレンジしていただいた。天ヶ岳山頂では昨年の台風の影響か立ち木に隙間が出来て一層日当たりが良くなっていた。山頂からの下山時、ほんの少し寄り道して関電送電線直下の広場に出て北山の山並みに見とれ、地形図を片手に整地を来ない出発地点の鞍馬方面を確認する。山頂からV字に下山路をとりシャクナゲ尾根分岐を過ぎて焼杉山・翠黛山・寂光院四辻峠へひたすら降りる。ここまでくればあと一息。風がる良くなってきたが青空も見えてお目が降る気配が薄れてきた。

四辻峠から苔むして雨に削られた道を降りてようやく寂光院へ、そのまま道を降りて行くと駐車場を兼ねた広場に出て一息入れて解散とした。

心配された雨も降らず、大きなアクシデントもなく無事に走破できました。受講生の皆さんも山歩きに慣れてきたようで後1回・麻耶山を経験して北アルプスへチャレンジします。

受講生からの感想文

 大槻弥生

 山は好きで時々登ってはいましたが登山教室に参加しての山行きは今まで

とは違う発見の連続です。机上講座での基礎知識、地図読み、お天気(雲の

形)。そういうことを知って登ると何倍も楽しい。そして山の会の皆さんとの

会話やお菓子交換でさらに何十倍も楽しくなります。

もっと早く知りたかった、そんな気持ちになりました。これからもどうぞ宜しくご指導ください。

             出発前の挨拶
        痩せ尾根を歩く
         休憩の一コマ
                                
                      遠くに霞む琵琶湖

2019年クリーンハイク 京都北山        「栂ノ尾~沢ノ池~上ノ水峠~長坂越え~千束」

〈例会報告〉

2019年クリーンハイク 京都北山                       「栂ノ尾~沢ノ池~上ノ水峠~長坂越え~千束」

【報 告】 村井 宏次

【山行日】 2019年6月2日(日)

【天 候】 曇時々晴

【参加者】 CL村井、山下、石田(久)、三橋、荒木、中大路、原田、上原、吉野、西村(佳)、植平、坂本、中村、西村(健)、谷川、田尻、近藤、村上、堀池、合田、駒井、西脇、村田、草木、石田(忠)、今井、西内、佐野、高岩、川邉、松田、中山、大西、小林、櫛部、河合、※西前、※小野                      参加38名 ※うち会員外2名

【コースタイム】                                高尾白雲橋(登山口)発(10:00)~福ヶ谷林道分岐(10:30)~仏栗峠(11:15)~沢ノ池北端(11:30~12:30)~上ノ水峠(13:10)~京見峠登り口(14:10)~(長坂越え)~千束着(15:00)※台風21号による登山路の崩壊のため、迂回路に変更した。

沢池での参加者

【総 括】

令和元年のクリーンハイクには、女性会員19名、男性会員17名の合計36名と、会員外から男女各1名の参加を頂きました。昨年も会員35名(女性20名、男性15名)、会員外3名の参加を頂いており、毎年、6割近くの会員の皆さんに参加いただいている実績は、右京労山の皆さんの環境保全意識の高さを表していると思います。また、年間の例会参加実績では女性の参加者が男性の倍以上となっていますが、このクリーンハイクには男性会員の約7割が参加され、ほぼ同数になっています。来年も引き続き、参加を宜しくお願い致します。収集したごみ量の量は18袋、43.2キロ(昨年実績11袋、27.6キロ。一昨年実績9袋、19.7キロ)でした。事前の下見では登山道には殆どゴミはなく、コースの再検討が必要と考えていたのですが、私の目が節穴だったようです。毎年、収集ごみが容積、重量ともに増加しているのは、参加の皆さんの熱心さだけに起因するものではないようです。埋蔵ゴミが地表に現われてきたことも一つかと思いますが、原因分析にご意見を頂ければ幸いです。

【山行報告】

京都駅8時30分発JRバス「周山行き」に乗車、9時21分に「栂ノ尾」バス停に到着する。到着後、早速、缶、ペットボトル、食べ残し等のゴミの散乱に出くわす。近くの茶屋の方によると、前日の土曜日夜に、暴走族がバス停横の駐車場で暴走行為を繰り返し、さらにゴミを撒き散らして行ったとのこと。放置するわけにはいかず、早速、持参のゴミ袋を取り出して参加の皆さんに収集していただく。茶屋の方の了解を得て、前の広場で参加の皆さんに軍手、ゴミ袋、火ばさみ、当日資料等を配布する。また、割れると危険なガラス瓶や先の尖った金属製品に備えて、村田さんに用意していただいた専用の丈夫な袋は、最後尾を歩く今井さんに運搬をお願いする。配布後、高尾白雲橋の登山口まで一列になって移動する。登山口では、改めて山下運営委員長から全員に向けた挨拶を頂き、クリーンハイクを開始する。歩いて暫くすると相当の日数が経過しているように見える不法投棄のゴミが発見される(写真1、2)。

 不法投棄1
 不法投棄2

舗装された林道脇にポツリ、ポツリとコーヒー缶、ペットボトル、空のガソリン燃料缶等が放置されている。山仕事に従事された方の忘れものと思われる。またも林道脇に露出した古い不法投棄のゴミが発見される(写真3)。福ヶ谷林道分岐からは本格的な登山道に入る。30分ほどは細い、急な上り坂で、皆さんに心地よい汗をしっかりと掻いていただく。登り詰めると仏栗峠までの緩やかな巻道になる。登山道ではゴミは全くない。仏栗峠から沢ノ池に向かう。池近くでは昨年の不法投棄がそのまま放置されている      (写真4、5)。ゴミも散見される。

  不法投棄3
  不法投棄4
  不法投棄5

沢ノ池では多くの方がBBQをしたり、テントやタープを張ったりして屋外リクリエーションを楽しんでいる。周辺には持ち帰らず、そのまま放置されたゴミも散見される。池の南側でクリーンハイクに参加の京都府高等学校体育連盟登山専門部の教員、生徒の皆さんに出会う。私達とは逆の「京見峠登山口から栂ノ尾」を目指すルートを取られ、昼食休憩を取られていた。私達も沢ノ池の北端に到着の11時30分から12時30分までを昼食休憩とゴミ収集の時間とすることとする。                       ※小林さんには、いつもおいしいパイナップルの差入れをありがとうございます。私は2切れ+1切れをいただきました。                         12時20分頃に集合していただき、「全国の山からゴミをなくすため、清掃登山・クリーンハイクを実施・成功させよう」のアピール文を西村佳志子さんに読み上げていただく。その後、収集したゴミを持って、池の岸辺で全員の集合写真を撮影する。       ※この時点で収集したゴミの重さは40キロを超えていたと思います。         ※特に今井さんに持っていただいていたガラス・金属類は、15キロ以上はあったと思います。                                      12時30分に上ノ水峠に向けて出発する。ルートは車両も通行する幅の広い林道である。道路脇にゴミが散見される。沢ノ池も同じだが、車で遊びに来て、ポイポイとゴミを捨てている輩のために、徒歩の登山者が舗装林道で収集した重いゴミを担いで下山するのは何とも腑に落ちない。舗装路と登山道との分岐に「ゴミを捨てないで下さい」の看板が設置してあるにも拘わらず、その奥には相当前から放置されていると見られる不法投棄ゴミがある(写真6)。

  不法投棄6

看板とこれ見よがしの不法投棄の関係がブラックユーモアのように感じられる。登山路に入り、上ノ水峠を経て、京見峠登山口に向かう。上ノ水峠から10分ほどは少々急坂であるが、それを越えると適度なアップダウンの快適なハイキングコースになる。レストラン「はせがわ」へ至る分岐で小休止を取る。ここまで来ると15分程で京見峠登山口に至る。登山路は急坂であるが、下山路のため皆さんの足は快調である。ただ、重い荷物(ゴミ)を抱きかかえて下る今井さんには申し訳ない思いである。京見峠登山口に着くと高体連登山専門部の高校生達が収集したゴミが置いてある。長坂越えに入ったところで、各自の持つゴミ袋をできるだけ一つにまとめ、合わせて重量測定をすることとする。結果、18袋、43.2キロと計量できた。まとめた18袋のゴミの運搬を50歳代以下の参加の皆さんにお願いしたところ、気持ち良く引き受けていただけた。長坂越えの道は、舗装されてはいるが勾配が厳しく、膝や足に負担がかかる。ようやく15時に千束に到着する。栂ノ尾登山口を10時に出発してから5時間が経過していた。収集ゴミの仮置き場として、敷地の一部を提供していただくことができたお宅の方にお会いでき、指示に従って18袋のゴミを下ろす。そして、翌朝の業者収集に備えて、必要事項を記載した用紙をゴミ袋に貼付する。全て終了した時点で山下運営委員長から皆さんへのお礼のご挨拶をいただき、2019年クリーンハイクを終了し、解散した。

【追 記】

市岡晴美前委員には、収集ゴミの搬出拠点となるお宅を事前に確保していただいており、感謝に堪えません。また、節目、節目に適切なご助言を頂き、事前準備を踏まえて、当日を迎えることができました。いただきましたご支援にこの場をお借りして厚くお礼を申し上げます。