「例会報告」シャクナゲ尾根&翠黛山 記:Y・A

【山行日】 2025年4月29日(火・祝)

【天 候】 晴れ

【参加者】会員14名、一般参加者15名、計29名(男性13名、女性16名)


【コースタイム】 地下鉄国際会館駅前京都バス(8:45発)=小出石(9:25着)~シャクナゲ尾根登山口(9:50)~ポイント(10:00)~尾根広場・昼食(11:30~11:55)~寂光院道分岐(12:15)~大原分岐(13:00)~翠黛山(13:35~13:55)~寂光院トイレ前(15:00)~大原バス停着(15:20M【山行報告】今年はシャクナゲが当たり年であることを願って「公開山行・シャクナゲ尾根」を計画しました。京都新聞のコーナーに掲載されると次々たくさんの参加連絡をいただきました。会員の知り合いの方々の参加もあります。結果、一般参加は50代1名、60代5名、70代9名で計15名になりました。会員も14名の参加で協力体制を組みました。上の表のように3班に分けて、A班CL・Mさん、B班CL・Kさん、C班CL・Yが担当しました。今回たくさんの一般参加者がおられ、ほとんどが初対面の方なので、同行者だと把握するために名札を付けてもらいました。

9時半頃に小出石バス停に着き、班ごとに自己紹介をしてから舗装道を歩き、シャクナゲ尾根の登山口まで行きました。一般参加者の方と話をすると、「別の山の会に入っていてよく山歩きをしている」「散歩はよくしているが、山にはあまり登っていない」「今年はシャクナゲがどの山も良く咲いているようだ」などと言われていました。私は、たまたま3年前にリーダーとして同じコースを歩いています。下見(4月21日)の時はシャクナゲが満開で満喫しましたが、本番の時(5月5日)は散っていて残念な思いをしたことがあり、今年も暖かい日が続いていたので花は終わっているかなと期待していませんでした。

登山口から少し急な坂が続きます。C班の先頭は丸吉さんがゆっくりペースで歩いてくれました。一般の方達をサポートする形で会員もついて行きました。一般の方の中には帽子なし、ショルダー型カバン、スニーカーなど気になる装備だったり、時々写真を撮る度に待たされたりすることもありましたが、無事昼食場所まで到着しました。シャクナゲの方は見応えのある花が満開で、ベストタイムで見られました。大原の北部はやはり街中より気温が低くて花の開花も遅いようです。ずっとシャクナゲの花を楽しみながら尾根歩きができました。しかし、気温は低く北風が吹く中なので上着はずっと着たままでした。そういえば、まだミツバツツジも咲いていました。

シャクナゲ尾根から寂光院道への分岐で、B班に倣ってC班も地図を見ながら方向が変わることを少し説明しました。寂光院道は獣除けの柵があり、頭上に縄が張ってあるので、背の高い人は特に気を付けてもらわないと危ないです。一般参加者の皆さんも「頭上注意!」と何回も声を出しておられました。大原分岐に着くとA・B班が休憩していました。C班も少し休憩してから出発です。今日2回目のきつい登りになり、翠黛山まで35分位の山歩きになります。いつものことながら昼食後の登り歩きはがまんの時間です。翠黛山に着くとB班もいて、B班とC班がそれぞれ集合写真を交代で撮りました。A班はすでに下山を開始していたようで頂上では会えませんでした。

黛山から大原まで約1時間位の下り坂です。結構きつい下りの所もあります。所々にシャクナゲの花が見られます。岩や急坂や滑りやすい坂を皆さん慎重に歩かれていました。時々B班の村上さんがルート確認をしてくれました。やっと柵のゲートまで来てホットしました。あと少しで到着という時に、A班の近藤さんからトイレ前に着いたので解散したという連絡が入りました。C班が到着してすぐに、B班も到着しました。それぞれ解散の合図をして、分かれました。A班、B班、C班とも、会員の皆さんの協力体制のお陰で無事事故もなく公開ハイクを楽しく終えることができました。皆さん有難うございました。

<帰路でのアクシデント> 帰りの京都バスでの出来事・・・満員のバスに乗っていた客の中に気分を悪くされた人がいました(若者で外国人?)。突然倒れたので、周りの人達が支え、バスの運転手さんに救急車を呼んでもらいました。救急車が来るまで乗客はしばらくバスの中で待っていました。あまり経験しない出来事でした。

<シャクナゲ尾根例会 A班の報告> A班リーダー:K・S

期待通りの石楠花真っ盛りの例会になりました。一般参加のみなさんも次々と現れる満開の石楠花を堪能されていて、当たり年と言われるだけあって感動の写真撮影、見事な石楠花尾根歩きとなり、公開ハイクの値打ちがありました。 A班はSL先頭の荒木さんのペース配分も良く、一般の40年の登山経験の方も満足されておりました。経験の浅い一般参加者の方には歩きながら地図を見たり時々注意することがありましたが、その都度CL.SLから助言をし、安全登山について伝えることも出来て、その方も含めて気持ちよく交流が出来て楽しい公開ハイク例会となりました。

<シャクナゲ尾根例会 B班の報告> B班リーダー:M・A

B班10名、満開のシャクナゲに大満足でした。一番心配していた翠黛山からの激下りも軽いスリップはありましたが無事に笑顔で下山することができました。先頭をいいペースで歩いてもらった小倉さんお疲れ様でした。今回、京都新聞には「公開ハイク・シャクナゲ尾根~翠黛山」シャクナゲ尾根から大原までを歩く。初心者歓迎。という文面でした。登山とか登るという文言は載っていません。次回は気をつけます。

「例会報告」東近江トレイル   記T・A

【山行日】 2025年4月27日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】  女性6名、男性4名、計10名CL高木・松田・吉野・高岩・奥山・岸本・近藤・西村よ・丸吉・森田           計10名 (男性4名、女性6名)

【コースタイム】9:00能登川駅~9:10猪子山登山口~9:40猪子山~10:10伊庭山~10:40雨宮龍神社~10:45地獄越~11:23キヌガサ山(観音寺山)~12:00観音正寺~13:30貴船神社~14:10北箕作山~15:20箕作山~15:50~赤神山(太郎坊山)~16:15太郎坊宮~17:00八日市駅

【山行報告】 キヌガサ山(観音寺山)に行ってみたいな、と思って調べていたら、全長約16kmの東近江トレイルとして整備されていると知りました。ヤマップを見ていると多くはないですが、1日で歩いている人もいます。コースタイムは7時間。コースと並走するようにバスが能登川駅から八日市駅まで走っているのでエスケープもしやすいし、参加者は少ないかもしれないけど、たまにはこんなロングコース例会も良いかな?と思って企画してみました。

当日は10名も参加。トレイルコースの中でも山面古墳群には寄るけど、観音寺城址は時間的にも厳しいかな?と思ったので寄らないことを説明して、いざ出発!北向岩屋観音まで行くと、早速近江平野の綺麗な田園風景に出会えました。私はこの近江平野の景色、好きですねー。さあ、でも先は長い。景色もそこそこにして次へと向かいます。もう少し自然な感じを残しておいてくれても良いけれど…、と思ってしまう程綺麗に整備された道が続きます。ロングコースなので、先頭は私とKさん、Mさんにお願いして行くことにしました。キヌガサ山で軽い昼食休憩をして、観音正寺でトイレ休憩。

そこから結神社まで一旦下り、しばらく道路を歩いて貴船神社から再度、山道開始。途中、イワカガミの群生があり癒されました。この辺りはササユリも咲くようです。今回は、下見をせずヤマップ調べで大体こんな感じのコースと把握していたのですが、後半戦は予想以上のなかなかの激下りと激登り。ロープに頼ってしまいます。北箕作山~箕作山は400m以下の低山縦走なので、まさかこんなに厳しいとは思っていませんでした。そんな中でも先頭のMさんは快調に進んで行かれ、全体として良いペースで本日ラストの太郎坊山に到着することが出来ました。

ここで集合写真を撮って太郎坊宮をお参りし、八日市駅に無事に下山しました。しかも17時10分の電車に乗れたら良いなあ、と思っていた予定通りの電車に乗れるタイムで下山出来たのが素晴らしい!皆さん、お疲れさまでした。このコースは随所に良い景色があり、寺や神社もあって見どころが多く楽しいですね。いつも以上に達成感もあって、反省会のビールもそれはそれは美味しかったです(笑)ロングコースもたまには良いね、とのお声も頂きましたので、また何か企画してみまーす!

「例会報告」JR福知山廃線跡ハイキングと大峰山(522m)記:K・S

【山行日】 2025年4月19日(土)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性5名、男性5名、計10名

【コースタイム】JR生瀬駅発9:50~旧福知山線廃線敷道入口10:10~北山第一トンネル前10:25~武庫川橋梁11:15~大峰山登山口11:35(昼食)12:05出発~林間広場12:30~大峰山頂上13:50~14:10発~ 登山口15:20~第3トンネルを経て武庫川廃線敷入口駐車場15:40着解散

【報告】1986年に廃線になった旧福知山線廃線跡ハイクングコースです。照明設備のないトンネルを6つ、武庫川渓谷にかかる鉄橋を渡ったり、ちょっとスリルを味わえるコースになっています。当日はハイキングを楽しむ家族連れや団体も多く最長の第2トンネル(413m)の中で暗闇を楽しもうとヘッドランプを一斉に消してみましたが、別のグループのランプが光っていたりして真っ暗闇の体験は出来ず残念でしたが、それでも朽ちかけた枕木を歩いたり古いレンガ造りのトンネル内は時の流れが止まっているようで不思議な感覚を味わえて面白かったです。

初夏を感じる暑い日でしたがトンネル内は冷たい空気に包まれて汗も引き、気持ちの良いハイキングになり、ゆっくり歩いて11時半に大峰山登山口の桜の園前に到着。勢の人がお弁当を広げておられましたので少し離れて昼食、デザートには小林さんのいつものパイナップルを頂きました。甘酸っぱくておいしかったです。

昼食後。桜の名所の「桜の園」公園の遊歩道を登ります。ほぼ桜は散っていましたが新緑の森が輝き、ミツバツツジのピンクの花が綺麗でした。大峰山頂上までは多少石ゴロや岩の急斜面もありしっかり山歩きで、気温も上昇し汗をぬぐいながら徐々にペースダウン。何度も休憩を取りながら大峰山(552m)山頂に13時50分に到着。山頂は雑木林に囲まれていて展望はありませんが大きな表示板と三等三角点があり、暑い中でしたが本日唯一の山頂登頂に笑顔が戻ったみなさんでした。

りの下りもゆっくりでしたが夏日の様な気温に体がついてきていないなっと感じながらの下山でした。桜の園の登山口からは武庫川に沿って廃線跡を進みます。短い2つのトンネルをくぐり武田尾温泉側の廃線敷跡コース入り口に無事15時到着してその後解散しました。

最初に訪れた2019年のころの廃線跡の道は渓谷沿いの柵は錆びてボロボロで、写真を撮ろうと近寄ると落ちそうで、鉄橋も欄干横の通路も恐る恐る渡っていて、どこも「自己責任で通行する事」の警告看板だらけでした。今も「利用者の自己責任で」とパンフには書かれていますが、柵もしっかり取り付けられて鉄橋も真ん中に柵付きの通路がつくられ安全対策がされ、歩きやすいハイキングコースになっています。個人的には以前の廃線跡の雰囲気が好きでしたが、住民のみなさんにとっては復興が進み日常の暮らしが戻ってきた事を何より喜ばれていると思います。個人的には以前の廃線跡の雰囲気が好きでしたが、住民のみなさんにとっては復興が進み日常の暮らしが戻ってきた事を何より喜ばれていると思います。今回はのどを潤すメンバーは少なめでしたが微力ながら協力をして帰路に着きました。



 

「個人山行報告」鬼ヶ牙クライミング 記:M・A

日 時: 2025年4月14(月)晴れ

参加者:女性1名、男性2名、一般1名(八日市山の会)計4名

【報 告】鈴鹿山系南端亀山の鬼ケ牙へ。最高の天気で気分もウキウキです。1P目40mの緩いスラブでリードとマルチを繰り返し練習しました。2P目はハイレベルで若手2人がかなり苦戦していました。ボルト連打ですが10Cです。今回は眺めるだけ。Kさんは挑戦したいようでしたが今回は自重して頂きました。また機会があればリードよろしくです。3ルートを順に登れるので待ち時間が少なくいい感じでした。

「例会報告」金毘羅クライミング  記:M・A

日時: 2025年4月12(土)晴れ

参加者:男性2名 

最高の天気で北尾根を満喫しました。久しぶりでゆっくりと確認しながら大原野の景色を見ながらの余裕です。後ろから2組待っていましたが焦ることもなく途中で若手Pは先行してもらいます。終了点で後続の熟年Pが「北壁」へ行かれました。次回はそれもいいかなと思います。私たちは「頭」を目指しますが途中で「白い木かぶ岩」が気になりロープを張って挑戦、まったく登れず敗退。シューズを履き替え3、4回のトライで突破。なかなかおもしろい岩でした。6歳の男児連れファミリーなど今日の金毘羅は大盛況でどこも空いていません。これ以上頑張ると二人とも肩の持病が悪化しそうなので早々に退散しました。