中山連山縦走(中山最高峰478m)

記: 吉野 あけみ

【山行日】 2024年4月14日(日)

【天 候】 晴れ  (夏日)

【参加者】 CL吉野、SL近藤、山下、佐野、三橋、中村、櫛部、河合、岸本

             計9名 (男性3名  女性6名)

【コースタイム】

阪急山本駅(9:00発)~最明寺滝(9:25~35)~宝塚ロックガーデン口(10:10)~鉄塔頂上(10:30~35)~満願寺西山(361m)(11:00~11:05)~長尾山・昼食(390m)(11:55~12:25)~中山最高峰(478m)(13:07~13:22)~中山寺奥ノ院(14:10~14:20)~夫婦岩(14:53~15:00)~北中山公園(15:35)~中山観音駅(15:45着) 

【山行報告】

コロナの真っただ中の2022年4月7日に近藤さんリーダーの平日例会で「中山連山」に行きました。山桜やミツバツツジがきれいでしたが、より満開のミツバツツジを求めて2年後の今日再び山行しました。メンバーは前回の経験者3名を含む9名です。また、1名の方は、5年ほど前に逆コースで山行した経験がありました。

阪急山本駅から高級(?)住宅街を抜けていきます。先頭はルートを良く知っているSLの近藤さんにお願いしました。不動明王参道を進み、分岐で右に進むと最明寺滝に着きます。歩き始めから暑くて川べりの参道は少し涼しく感じます。25分位で滝に着きました。落差10m程の滝で水量はまあまあ多かったです。

集合写真を撮ってから来た道を戻り、分岐から左の縦走路に入っていきます。

途中に川を渡る古い橋がありましたが、横に新しい木橋が渡してあり安心して歩けました。縦走路はずっとミツバツツジが両側にたくさん咲いていて、想定していた通りで嬉しかったです。

 さらに進むと、分岐の所で道を修理していた男性がいました。「満願寺は右側だ。」と言われたので、「満願寺西山のピークへの道」と勘違いをして、折角正規のコースを歩いていたメンバーに引き返してもらい、右側のコースに少し進みました。でも、広い林道になっていたのでやはり縦走路から外れていると思い、最初の道に戻ってもらいました。少し時間のロスになりました。

 10時10分頃岩場の入口に着きました。ここは「宝塚ロックガーデン」と呼ばれていて人気の場所です。足場はしっかりしているので、3点支持で慎重に登ればそんなに危険ではありません。久し振りの岩場で皆さん楽しめたようです。下を覗くと街の風景が広がり、六甲山や甲山もよく見えます。登りきると鉄塔があり眺望を楽しみながら休憩しました。メンバーで逆コースを歩いた人は、「やはりここは下るより登る方がいい。」と言っていました。

 ここからは歩きやすい尾根道になっていますが、アップダウンが結構ありました。縦走路から少し左に入ると「満願寺西山(361m)」の表示がありましたが、山頂らしくなかったです。登山道からは「宝塚けやきヒルCC」のゴルフ場が良く見え、芝生の緑が眩しいです。

 また、アップダウンを繰り返して進むと長尾山(390m)です。12時前だったのでここで昼食を取りました。ここも狭くて山頂らしくなかったですが、

他の登山者に邪魔にならないように座りました。匂いを感じて、ススメバチ(?)のような大きな蜂が1匹ウロウロと。警戒しながら離れて事なきを得る。ミツバツツジの蜜を吸いに来ているのかな。

 昼食後再スタート。両側が金網の尾根道を歩くと、今日最高峰の二等三角点のある中山(478m)の山頂に着きました。たくさんの人が登って来ていて、昼食を取っている人達もいました。「中山」と大きく書かれた厚紙を持って私達も集合写真を撮りました。樹木が多く展望は良くなかったです。

 「中山寺の奥ノ院」に向かって下山する登山道には道標が多くありました。

途中に分岐がいくつかありましたが、道標があり助かりました。ひたすら歩いて奥ノ院に着き、休憩、お参り、トイレなどを済ませ、再び丁石や石像が残る参道を下りました。夫婦岩の所には大きな岩がいくつか並んでいます。少し下ると「東屋」があり展望台になっています。そこに温度計があり26.5℃をさしていました。うちわが何本もおいてありました。今日は夏日の陽気で本当に暑かったですが、時々吹く風に助けられました。

 結構長い参道が続き、途中から私達は表参道ではなく沢沿いの道を下りました。中山寺(安産祈願で有名)には今回は時間の関係で寄らずに阪急の中山観音駅に直行しました。京都からはちょっと遠いですがよく整備されたハイキングコースなので、2年前に登っていても飽きることはなく、楽しく歩けました。SLの近藤さんにはコース歩きお世話になりました。皆さんもご協力有難うございました。

 

<山本駅から30分の所に ある最明寺滝  10m程の滝>

           

          <まだ余裕の顔で集合写真を 撮りました>
<宝塚ロックガーデンを 慎重に登ります>

     

<ミツバツツジが満開の 縦走路を歩く>

 

<中山連山の最高峰>

 

<中山寺の奥ノ院>
<大きな夫婦岩>

京北一周トレイル③(S⑬~京北始点細野①)

記: Y .K

【山行日】 2024年4月7日(日)

【天 候】 晴れ  

【参加者】 8名(男性1名、 女性7名)           

【コースタイム】

JR京北合同庁舎前バス停(9:45発)~JA京北前~城山登山口S⑩(10:00)~周山城址S⑥(480m)(10:50~11:00)~黒尾山S①(509m)(12:00)~分岐71-1・昼食(12:15~40)~下谷林道~柏原(13:20)~魚ヶ渕吊り橋79(14:20~14:35)

Aグループ・・・魚ヶ渕79~車道・ウッデイ京北道の駅(15:40着)

Bグループ・・・魚ヶ渕79~高瀬の道~細野92~元細野小学校①(15:50)~細野口バス停(16:00) 

【山行報告】

 周山の道の駅に8人が揃い、京北トレイルS⑬からスタートしました。ちょうど弓削川沿いにある桜がほぼ満開でした。城山は標高480mありますが、その頂上に周山城址があります。明智光秀が築いたお城で、京北トレイルの一部になっています。城山の登山口からよく整備された道ですが、少し急坂が続き、気温も高めで汗が出てきます。この登りで少しバテた人がいましたが、休憩を長めに取り頑張って歩き続けてもらいました。

 城址に近づくと虎口(こぐち)、曲輪(くるわ)、石垣などお城の一部の名称の看板がいくつかありました。頂上に11時頃着き、休憩後に集合写真を撮りました。再スタートしてからお城の遺構の大きな石垣や井戸などを見ました。

トレイル道を歩いて行くと2つの堀切がありました。今までにもいくつかの山城跡を見たことがありますが、こんなに近くにある歴史の遺物を守っていかないといけないなと思いました。

 ここからは林道や少しアップダウンのある細い登山道を1時間ほど歩くと今日の最高峰(509m)の黒尾山に着きます。登山道の両側はずっと杉やヒノキの植林地なので、花粉症には少し辛かったです。黒尾山の手前の所で、ある山の会のヒヤリハット事例を知っていたので、注意して歩きました。黒尾山の頂上までは少し岩場もあり急坂なので、2グループに分けました。Mさんに

SLをお願いして頂上を踏むグループと黒尾山を迂回し林道を歩くグループに分けました。ポイント71―1で合流して、少し遅めの昼食タイムにしました。

 昼食後再びスタート。ここからのトレイル道はほとんど下っていますが、片側は急な斜面になっているので気を付けながらゆっくり歩きました。柏原までの下谷林道には、ヤマルリソウのかたまりや鹿の頭蓋骨や名前はわからないがタラの木のような鋭いトゲのついた樹木がたくさんあり、単調な林道歩きも少し面白かったです。

 柏原の村からはアスファルト道の長い平地歩きです。民家に咲いている桜を眺めたり上桂川の流れを見たり、山村の風景を味わいながら歩き、14時20分頃に魚ヶ渕吊り橋に着きました。ここの枝垂れ桜は有名です。1週間前の下見で見た時はまだつぼみでしたが、今日は満開でとてもきれいでした。少し危なっかしい吊り橋を渡って休憩タイム。多くの見物客が来ていました。

 ここで皆さんと相談しました。トレイル79から細野口までは、まだ山道を2時間近くかかるので、体力時にきくつ感じるかもしれない人は、舗装道を歩けば周山に戻れることを伝えました。結果、まだ余裕ありの人も含めて4人は、周山まで歩くAグループになりました。残りの4人は、トレイル道を細野まで続けて歩くBグループになりました。それぞれリーダーを決めて到着したら連絡を取り合うことを確認しました。

 山道を歩いたBグループは順調に峠越えをして細野の町まで下山しました。

細野の桜も満開でした。周山に向かったAグループも無事到着したと連絡をもらいました。それにしても日曜日なのに京北トレイルを歩いている時に人にほとんど会いませんでした。皆さんは一斉に咲いた桜見物で忙しいようです。参加の皆さんご協力有難うございました。

 

<立派な看板があります>

    

<石垣があちこちにあり 昔を偲ばせてくれます>
<周山城址の看板の所で集合写真>
<上桂川沿いのシダレザクラ>
<林道に咲くヤマルリソウ> 
<魚ヶ渕のシダレザクラ 吊り橋とのコラボで 風光明媚なスポット です>

  

     

「太郎坊(箕作)報告例会報告」 記M・S

日時:3月31日(日) 天候:晴れ

参加者:女性6名、男性5名、一般1名、計12名

コースタイム:9:00近江鉄道市辺駅~9:20船岡山~10:25岩戸山~11:50箕作山12:30~13:10太郎坊山~13:45阿賀神社(14:45近江鉄道太郎坊宮前駅(解散)

【山行報告】

登山口でのショット

恒例のお花見山行、でも今年は桜の開花が遅くまだ京都、滋賀では開花宣言さえ有りません。暖かいので駅から登山口まで畦道を野辺の花を見ながらゆっくりと歩きます。登山道に入ると太郎坊神社の参道なのか階段状になっています。それなりに傾斜は有ります。日の両端には石仏が沢山あり、こんな重い石仏を山に上げるのは大変だなと思います。

信仰の力は大きいです。岩戸山まで登ると稜線に入り、階段も少なくなりました。今日は暖かいというよりも暑い位で汗が出ます。桜の季節よりもツツジの咲く季節です。この山はコンパクトながらピークが3つ(岩戸山、小脇山、箕作山)と有り変化が楽しめます。岩戸山の境内奥から進むのですが、こんな岩場は道ではない、ロープが通行止めに見えたので引き返すと通行止めの標識、ヤマップで確かめると少しずれています。元の所まで引き返し先ほどの所を進みました。岩場だと見えたのは最初だけで安全な道でした。

箕作山山頂

山頂でお昼を食べ、瓦屋禅寺、太郎坊山(赤神山)山頂で眺望を楽しみ、八日市市街が一望できました。太郎坊神社まで下り、岩山と一体となったりっぱな神社です。ここからは階段で下ります。鳥居から駅までの参道は桜並木になっていて咲いていたら綺麗だろうなと少しがっかり、振り返ると山全体が神社になっていて、先ほど登った赤神山が後ろにそそり立っていて圧巻でした。

             

「例会報告」 雪のない雨強風の堂満岳 記M・A

日時:2024年2月18(日)雨・強風

参加者:女性2名、男性1名、計3名

コースタイム:比良駅8:15~桜のコバ8:55~ノタノホリ9:35~東稜尾根720m10:45~880m昼食11:55~ノタノホリ12:45~比良駅13:45

【山行報告】「雪の堂満岳」例会のはずでしたが、ここ数日異常な暑さでほとんど雪は解けていた。堂満岳1000m付近の予想が10℃と出ていたのでそんなに厚い防寒着はいらないかなと思っていた。天気は曇りで15:00頃に小雨と強風の予報だった。比良に近づく車窓から山はガスってまったく見えない。霧雨の中を歩き始める。ノタノホリも雪は全くなく東稜尾根に取付いた所にやっと残雪があった。濡れた落ち葉がよく滑る。

タイム的には順調に進んでいたがいよいよ雨は本格的に降り出し高度を上げると強風となってきた。最初が汗をかくほど暑くその後の雨と強風で身体が冷えてしまった。すれ違う人もひとりもいない。こんな日は誰も来ないのかな。

ここからますます急登になる。下山は青ガレの予定だが雨で滑りそう。北比良峠回りも距離が長い。ここは無理せず来た道を戻ることにする。滑らないよう気を付けてゆっくりと下山。あっけない例会となったがこんなこともあるだろう。電車が京都に着くと雨のあとかたもなく明るく晴れていた。当日の京都市内の気温は17,8℃。異常だ。京都マラソンも相当に暑く大変だったと思う。曇り10℃の予報をみて準備したが完全にはずれの山行でした。

「雪山山行報告」マキノ寒風峠~栗柄峠山行 記Y・T

【山行日】2月11日(日)【天 候】曇時々晴れ

【参加者】女性4名、男性2名、計6名

【コースタイム】9:10マキノ駐車場~9:20マキノサラサの湯~10:20寒風峠分岐標識~12:50寒風峠~14:30栗柄峠~15:25武奈の木平~16:25赤坂山登山口~16:35マキノ駐車場

【山行報告】10日新聞紙上では「マキノスキー場積雪0㎝」。元の計画では「雪上テント泊」を予定していたが今年の暖冬により断念しました。変わって「寒風峠~栗柄峠稜線歩き」に変更、今日の山行になりました。マキノ駐車場に着くと「マキノスキー場」は昨夜の降雪でうっすらと雪に覆われていました。スキー場を上り詰めて寒風峠に向かう夏道は雪に覆われて冬山らしい景色になっていて高度を上げて行くと木々に覆われた山道では昨夜の内に枝や針葉に降り積もった雪が気温が上がりどんどん溶けて仲間の上に「ドサッ」と落ちて雪まみれにしてしまいました。

右にワカン組、中央つぼ足組

思った以上に雪が残り中腹からは夏道のトレースは消えて誰に尾歩いていないことから軽いラッセルを強いられるようになりました。中腹でワカン(2名)、アイゼン(1名)を装着。残り3名は「つぼ足」で歩行を続けた。寒風峠へのルートは赤坂山と違って後ろから追いかけてくる人もなく、すれ違うこともなく「静かな雪山歩行」を楽しむことが出来ました。寒風峠直下高度80メール程を残して「昼食」。雪のベンチを作ってしばし腹ごしらえ。行動食を取って寒風峠に13時前に到着。

雪上の寒風峠にて

夏に「高島トレイル」と書かれた標識は頭だけを出して雪に埋もれていました。見渡す限り白い世界に「来て良かった」と感激です。「寒風峠からは下りだけ」と思い込んでいた栗柄峠への稜線歩きは幾つかのピークを乗り越えて行かないと駄目なことが解り平坦でない稜線歩きを堪能しました。ワカン組は深雪の沈み込みが免れていましたが「つぼ足、アイゼン組」は所々で膝まで埋まり這い上がっては歩くを繰り返しながら何とか栗柄峠に到着。

雪上をフリーで下降
雪に埋もれた「栗柄峠」標識

ワカン組はそれとも知らずスイスイ「メッチャ楽しいです」とはしゃいでました。アクシデントで着前キャンセルされたKさんに申し訳ないですが「久し振りの雪山、楽しかったです」。誰も踏んでいない「新雪の上を」気兼ねなく久し振りに歩きました。栗柄峠を越えて少し下った所で「伏見山の会」の方々に偶然会いました。伏見組は「雪山でのテント泊例会」で「今からテントを張るところです」とコメントを聞いて「お疲れさん」と一言添えて別れてきました。東屋までの下りの道も雪がしっかり残っていましたが道幅が狭くなりワカンを途中で履き終えてつぼ足で下山しました。東屋からはトレースの雪が溶けて水浸しの状態でトレース横の雑木林の中を障害物競走のように「小さな木立を右に左に避けて、小枝を乗り越えて」等をしながら何とか「赤坂山登山口」へ下山。本当に何年かぶりに「誰も踏んでいない新雪の上を歩いて」冬山・雪山を楽しむことができました。