「個人山行報告」南アルプス・北岳(3193m)&間ノ岳(3190m)  記Y・A

【山行日】 2025年8月25日(月・夜)~8月30日(土・朝)

【天 候】 晴れ  

【参加者】女性5名

【コース&報告】

<1日目・8月26日> 甲府駅(9:05発)=広河原(11時着)~白根小屋分岐~白根御池小屋(15:25着)(宿泊)

甲府駅前で安全登山のキャンペーンをしていて、キャラクターの富士子ちゃんがアミノバイタルを配っていました。

  広河原から野呂川にかかる吊り橋を渡る。登山道の階段は21か所あるとのこと。木の根や段差が高く結構難所だった。

1日目の白根御池小屋は2006年に再オープンでとてもきれい。5人が個室に入れて満足。食事もまあまあでした。

<2日目・8月27日>白根御池小屋(5:43発)~(草スベリコース)~肩ノ小屋~北岳(11:40)~北岳山荘(14:10着)(宿泊)

11時頃に肩の小屋に着きました。残念ながらガスがかかっていましたが、ゆっくり休憩ができました。肩の小屋から1時間ほどかけて北岳山頂へ。日本で2番目の山に登れたと感激。シロバナタカネビランジが待っていました。

北岳山頂でもガスってて、早々に先に進む。周りの景色は3日目に持ち越しです。下山道も岩稜帯で厳しいです。

<3日目・8月28日> 北岳山荘(5:50発)~中白根山~間ノ岳(7:55)~中白根山~北岳山荘(10:02)~北岳~肩ノ小屋(14:20着)(宿泊)

3日目、北岳山荘から望む、日の出、雲海の中の富士山。

雲海に浮かぶ富士山を眺めながら3人で中白根山へ。ここから先は、段々と岩稜の登山道になります。間ノ岳の山頂は強風が吹いていたので、早々に引き返しました。北岳山荘迄の往復は4時間かかりました。

3日目の北岳山頂は快晴で素晴らしい景色が見られました。

<4日目・8月29日> 肩ノ小屋(5:50発)~(右俣コース)~白根御池小屋(9:45)~ 広河原(13:00着)・山梨交通バス(14:00発)

4日目の朝は強風だったけど下山するうちに晴れてきました。帰りの下山道は右俣コースにしました。北岳の岸壁、バットレスが見られる。

Y・A:一年前に北岳を計画しましたが、諸事情で中止になり、今年リベンジの北岳です。小屋の予約ではNさんに大変尽力してもらいました。トレーニングや体力や持ち物など何かと心配なことは、皆で智恵を出し合い、何回もメール等で意見交流をしました。 ゆとりを持った行程だったので、全員怪我なく歩くことができました。南アルプスの天空の縦走路は、富士山、中央アルプス、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山など山々の素晴らしい景色を見ながら歩くので、満足感いっぱいです。皆さんに大変お世話になり有難うございました。

M・A:北岳に行くにあたって3日にあけず高温の中、山へ登ってトレーニングしました。白根御池小屋は綺麗で親切で自分の家で寝ているのかと錯覚して目覚めた時、蛍光灯の紐をさがしました。草スベリの500mの壁は覚悟していたもののきつかった。登れども登れども尾根は遠かった。肩ノ小屋を越えて北岳はガスの中。タカネビランジの花が慰めてくれました。北岳山荘に向かう道の方が岩ゴロゴロで長かった。 2泊目の北岳山荘の夜、息苦しく動悸も早く、ナンダ、ナンダと思う内に夜が明けました。顔がむくみ体調がすぐれないので、間ノ岳はパス。待っている間に回復。肩ノ小屋は印象悪し。 4日目は草スベリではなく右俣へ。北岳バットレスがバッチリ。絶対バスに座りたいと言うSさんの希望通り、13時にバス停へ着く。 私の不調は塩分不足。75歳の挑戦は無謀かなと思っていましたが、皆の笑顔に励まされ無事登頂できました。“ありがとう、仲間達”

N・K:三千メートルの稜線歩きやお花など楽しみはたくさんありましたが、とにかく怪我なく下山することを願っていました。 風が強くて寒くて怖い時もありましたが、駅前で山梨警察の方から貰ったアミノバイタルのおかげか全員無事でした。 下山後に入った銭湯は、太宰治が通った温泉でした。「富士には月見草がよく似合う」って思い出しました。    

S・M:日本で2番目に高い山へ。この度、Mさんにお誘いいただき、日本で2番目に高い山への登山に挑戦しました。「行こう!」と決意したものの、すべてが初めての経験で、不安ばかりでした。標高3,000m級の山、3日間の山小屋泊、10キロを超えるリュック・・・どれも未知の世界です。それでも、いざ登り始めると、ご一緒した皆さんが登山の基本を繰り返し声がけしてくださったおかげで、大きくバテることもなく、最後まで歩き通すことができました。(残念ながら間ノ岳は断念しましたが…)。雲海の中に浮かぶ富士山、ご来光、登山道の途中で真横に見えた錚々たる名峰たち・・・そのすべてが、今も目に焼き付いています。初めての本格的な登山を無事に終えることができたのは、支えてくださった 皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。                     

N・Y:草スベリの急坂を上り、稜線に富士山の頭が見えた時は感激しました。すれ違った方から山頂に、タカネビランジが咲いているよと教えてもらい、花を楽しみに肩ノ小屋を通り過ぎて北岳山頂へ。岩の割れ目にピンクの花を見つけた時は、暖かい気持ちになりました。 北岳山荘から夕日に光る北岳、朝日に照らされる富士山を見て、またまた感動。間ノ岳までは偽ピークに何度も騙されながらやっと着いた山頂は凄い風。写真を撮って直ぐに退散。霧や雨を心配しながらも天気に恵まれて事故なく下山できて目標達成です。皆さんありがとうございました。   

                       

「個人山行報告」開聞岳と鶴見岳  記Y・T

【山行日】8月10日(土)~14日(木)

【天 候】10日(晴れ)11日(晴れ),12日(晴れ)、13日(晴れ)、14日(晴れ)

【参加者】女性3名、男性1名、計4名

【コースタイム】

10日(日)六甲アイランド~フェリー~大分港(船中泊)

11日(月)大分港~宮崎経由・指宿~長崎鼻~指宿民宿(泊)

12日(火)6:40開聞岳北登山口~7:45五合目展望台~9:35開聞岳頂上10:00~11:40五合目展望台~12:40開聞岳駐車場~宮崎経由20:00別府(泊)

13日(水)9:00別府ロープウェイ~9:50鶴見岳山頂~12:30火男火売神社登山口下山~13:30別府温泉入浴~16:00フェリー乗場・乗車(船中泊)

14日(木)6:35大阪南港着(解散)~8:30京都着

【山行報告】

10日(日)六甲アイランド16時集合、18時乗船。船中泊

11日(月)早朝大分港に到着。前日のミーティングで鹿児島へのルートは「熊本集中豪雨」により熊本経由の高速道路通行止めのため宮崎経由に切り替え鹿児島へ。前夜まで指宿地方も雨予報のためテント設営を中止、開聞岳近場の民宿に宿泊を切り替える。宮崎を抜ける頃には雨も上がり指宿で「砂風呂」を堪能して開聞鼻の観光地で旅の疲れを癒やして民宿で温泉に。明日早朝起床を決めて床につく。

12日(火)5時起床、6時民宿出発。6時30分開聞岳駐車場に到着、登山開始。朝からどんよりとした天気で開聞岳は麓から雲に覆われていた。登山道は木立に囲まれて風が無い。湿度の高い中での歩きなので直ぐに汗が噴き出し少し歩いただけで玉の汗。湿度100%です。二合目、五合目と休むたびに帽子の庇から汗が流れ落ちてくる。七号目辺りで少し風を感じるが山全体がガスに覆われているため風を感じることは無かった。

やっとの思いで頂上に到着。頂上に立っても見えるのは白いガスだけ。見えるはずの太平洋の海や塩のにおいも感じない白い雲の中でした。

開聞岳は火山の山。頂上に近づくにつれて火山噴火で飛ばされた大きな石がゴロゴロ。溶岩が固まった後の石がゴロゴロ。登るのにてこづりました。 少し頂上で休憩していざ下山。今日も熊本経由の高速道路や一般道が豪雨で通行止めになっているので宿泊先もキャンセルして宮崎経由で別府を目指す事になり「水を飲んでは汗になって出る」を繰り返して昼過ぎに下山。開聞岳公園管理事務所でシャワーを浴びて温泉に入ることも無く宮崎経由で別府へ。昨夜スマホで取れた「別府アパマンホテル」へ直行、夜も遅いので直ぐに外に出て腹ごしらえ。各自部屋に入って一日の汗を流してクーラーの効いた部屋で休みました。

13日(水)7時ホテルを出てコンビニで朝食。鶴見岳駐車場へ移動、9時始発のロープウェイに乗って頂上へ。天気は晴れているが頂上付近は雲に覆わて別府市街を見渡すことが出来ない。今日も汗をかきながら頂上「七副神巡り」を済ませて頂上でドイツ人のお父さんにカメラを渡して記念撮影。

撮影後、女性3人は「火男火売神社登山口」目指して山道を降りる。男性1名はロープウェイで降りて車を登山口に回す運転集の役目。女性3人は登山口に元気な様子で下山。その足で別府鉄輪温泉へ直行。別府温泉で腹ごしらえをして昨日・今日の疲れをたっぷり温泉に浸かり疲れを取る。さすが別府は温泉所、至る所に温泉が湧き出している「蒸気」があちこちで吹きしていました。

入浴後はお決まりの「お土産」を買って「大阪南港行き」のフェリー乗場へ。豪華で綺麗なフェリーに乗りロビーのホールで生のコンサートを聴いてリッチな気持ちで船のベッドに潜ってグッスリでした。

14日(木)大阪南港に早朝到着。船上で舞鶴・Oさんと別れて京都組は車で帰京しました。今年の夏山は熊本での集中豪雨の影響で九州での宿泊先が全て予定をキャンセル。当初予定していた交通網も全て変更。気象に左右された旅。登山では無く温泉巡りの様相でした。ただ、その中にあっても念願でした「開聞岳」に登れたことが最大の収穫で良い思い出になりました。

【個人山行報告:】2025.6/4(月) 北小松の岩場.ピラーロック  記:S・M

参加者:女性1名、男性2名、計3名

【報告】今日は平日なのに、3パーティも!!珍しく込み合ってます。

空いてるピラーロックに、トップロープをはり 空くのを待とうかなと

はじめました。が、1日中ここで 特訓に(笑)

出だしからかぶってる岩で、クレードは10c,11,,,,,,,,,,,,,って

先ずは 離陸できるように 何度もトライ。下部の形が決まったら

つなげたいけど、つながらない。。。

何本トライしたんだろう、皆ヘロヘロ、フラフラ(笑)

指先まっかっかに!!いい練習になりました。

「個人山行報告」 春の唐松岳山行報告 記:Y・T

【山行日】5月3日(土)~6日(月)

【天 候】3日:晴れ後雨、4日:強風低温雹、5日:強風・晴れ

【参加者】女性2名、男性1名、計3名

【コースタイム】

 3日:7時30分京都発~舞鶴―北陸時自動車道・糸魚川IC下車~18:00 白馬村・道の駅白馬(車中泊)

4日:8:50八方ゴンドラ~9:20八方池山荘~10:15八方山~13:15丸山ケルン~14:55唐松岳頂上山荘着(泊)

 5日:7:25唐松岳頂上山荘出発~8:20丸山ケルン~10:20八方山~11:00八方池山荘~11:40八方ゴンドラ終点・下山~12:00八方の湯~14:00糸魚川IC―北陸自動車道―舞鶴経由/京都着21:00

【山行報告】

3日:京都を早朝出発、舞鶴経由で北陸自動車道糸魚川IC目指して快適なドライブ。途中「親知らずピアパーク」に立ち寄り巨大な「翡翠の岩」を眺めて「少しだけ削ることが出来ないかと」知恵を出し合ったが答えが出なかったので海岸に降りて翡翠原石の小石を持ち帰る。糸井川ICで降りて国道148号線をひたすら白馬目指して南下。白馬村に入って五竜スキー場麓の「小十浪温泉」で汗を流して「道の駅白馬」へ。道の駅でテントを張るつもりが「10時から雨」の予報でテントを張るのをやめて車中泊に切り替える。国道から少し離れた場所に車を止めた時周りはに空きのスペースがしっかり有ったのが翌日目を覚ますと車中泊の車でビッシリでした。トランクからシュラフを持ちだし明かりが差し込まない小用工夫して9時には眠りにつく。

4日:6時起床。夜半車の屋根をたたく雨の音で目を覚ます。6時には雨は上がっていたが車の外は沢山の水たまりが出来ていて時折小雨がパラつく。食事を済ませ車内を片付けて八方ゴンドラへ向かう。8時過ぎにゴンドラ前の広場で「長野県山岳救助隊」のテントで入山届を出す。ゴンドラ切符を買う際「上のリフトが風で停まるかも知れないのでリフト乗場で切符を買って下さい」とゴンドラの切符しか買えなかった。しかし、風は吹いているものの何とかリフトを乗り継いで「八方池山荘」前に到着。今年は雪が多いせいか山荘横の斜面に雪が残りガレガレ道を登らず途中まで雪渓の上を歩いている人達が沢山いました。例年通り「下の樺」でアイゼンを付けて急登を登る。しかし一人Y君が送れる。Y 君曰わく「アイゼンがこんなに重たかったとは思わなかった」と。その後も前二人とはどんどん離れていく。そのうち風も強くなり気温もグングン下がって雪や氷の粒が横殴りに降ったきた。丸山ケルン辺りから一段とガスで陽射しが遮られ強風と氷の粒でアウターは凍り付いて歩くたびにバリバリと音を立てていた。勾配のある尾根では風に煽られて前傾姿勢が取りにくい事がしばしばあった。

座り込むと次は歩く事が出来ないので「立ち休憩」を取っては先に進むを繰り返して何とか山荘に到着出来た。山荘に入ると「手の先がかじかんで」思うようにアイゼンの紐を解くことが出来ない。帽子には氷の塊がいくつも付いてツララ状態。アウターは凍り付いてバリバリ音を立てていました。季節は春の5月ですが外は冬の嵐でした。中に閉じこもっていました。日没にはガスも取れて星空も少し見えていましたが風は収まる気配はありませんでした。(ここの感想は女性二人の感想、Y 君は早々に布団に潜りこんでいました)。の音ゴーゴー、ビュービューと翌日の朝まで続いて止むことは無かったです。

5日:朝食6時開始。7時出発を予定していたが風の様子を見るため30分遅らす。しかし、少々待っても風が収まる気配もないし予報も10時まで収まる気配がないので7時30分出発を決めて小屋を出る。予想通り小屋の周でも風が吹き抜けて小屋を回り込んだ登りの階段では強風で背中を押され足がもたつく。小屋付近の馬の背を越えて掘り雪原に出た時には少し高度も下がってきたこともあり風が少し和らぐ。振り返ると「唐松岳、不帰嶮、天狗ノ頭、白馬鑓ヶ岳」の白馬連山が遠目に目に入る。

この瞬間を待っていたかのようにシャッターを何枚も切る。「この時を待っていました・・・」と目に涙を浮かべていました(ちょっとオーバーな表現になりました)。居残りのKさんから「白い雷鳥を見つけてきて下さい」と頼まれていましたが残念ながら泣き声も聞くことが出来ませんでした。山荘に着くまで何度か風に煽られて「耐風姿勢」を取って通り過ぎるのを待ちました。空は晴れ渡り高度を下げるに従い気温もグングン上がってアウターを脱いで薄着に。銀世界がまだまだ続くのでゴーグルからサングラスへ。着込んだ服を脱ぐたび気持ちも軽くなり飛び跳ねたい気分になりました。

「個人山行報告」 瑞牆:ジョイフルモーメント・マルチピッチクライミング  記:S・M

【報 告】今年目標にしてきた1登目瑞牆ジョイフルモーメントに行って来ました。前日の雨で空気は澄み渡り 高山は雪化粧をしていて気持ちいい朝のスタートになりました。

 瑞牆十一面まだ 私には早いんじゃないかと思ってましたが、「頑張ったら大丈夫」って言葉を信じて 挑戦しました。 ゆっくり歩いてくれましたが、アプローチ1時間半 前日のクラック練習4本で 夜足が吊りビックリ‼️ マッサージ、水分補給で回復したけど 不安。。道は途中凍ってる箇所あり

無事取付に 到着 準備してスタート

1ピッチ目:身体も緊張でコチコチ、トラバース怖すぎて上手く動かないなんとか終了点へ

2ピッチ目:落ちない様に ハイハイしながら移動

3ピッチ目:いよいよ40mのクラック!深呼吸して確実にジャミングを考え 何とか登りテラスで安堵して座り込んでしまった(笑)が!!!

振り返ったら絶景の富士山🗻、南アルプス

4ピッチ目:15mワイドクラックからハンドクラックへ 習った事を独り言いいながらずりずりと登る

5ピッチ目:少し歩き移動から 最後の短いクラックへ ここは気持ちよく登れた。

無事 奥壁山頂へ!素晴らしい天候に恵まれ

完登出来ました‼️禁酒解除(笑)

ここに向けて練習した日々 経験 指導してくれた方々 一緒のメンバー全てに 恵まれて いい経験になりました。