例会報告 平日山行①愛宕山(924m) 

報告:K・S

【山行日】 2019年11月7日(木)

【天候】 晴れ 【参加者】 CL/K 女性2名、男性2名、計4名

【コースタイム】清滝橋8:50出発~月の輪寺10:20~愛宕神社11:25~昼食11:45~12:20発~ケーブル駅跡13:00~水尾別れ13:15~水尾14:00~JR保津峡駅14:50解散

【山行報告】

10月は雨で中止だったので「平日山行」第一回目です。朝方は冷え込んでいましたが穏やかな天気となりました。8時50分清滝橋前を出発月の輪寺コース登り口へ向かいました。ちょうど当日は嵯峨中学校の愛宕山登山競争が行われていて、「表参道やったら中学生の邪魔していたかも」と笑い合いながら30分程舗装蕗を歩いて登山口へ。

愛宕神社本殿前

月の輪寺コースは所々石がゴロゴロ、急坂もありましたがお馴染みのコースです。4人なのでこの間行った山行談義を楽しみながら、ゆっくり月の輪寺への山道を歩きました。月の輪寺に10時20分到着。月の輪寺では、本堂の中では信者さんたちらしい方たちが読経をされていて、御堂の扉も開いていて中の仏像を直接拝見できました。休憩後は愛宕神神社まで約一時間。途中の大杉谷コースとの分岐の辺りは、いつもは紅葉が綺麗に見られますが、今年はまだ早かったようですが、展望の良いところに来ると京都市内が一望出来て、太陽の光を浴びて桂川が輝いて見えていました。

神社への最後の石段に少し苦労しながらも11時25分愛宕神社に無事到着出来ました。本殿と奥の社にもお参りをして、本殿前で写真を撮って頂いて、昼食場所の広場へ向かいました。山頂の気温は10度程なので日当たりのよい場所を探す4人でした。冷え込みが早い参道の辺りは少し色づき始めていました。ちょうど広場横の参道が嵯峨中学の愛宕山競争のゴールになっていて、ヘトヘトになって登ってきた生徒さんたちに先生たちが声援をされていてにぎやかでした。先頭の早い子は、陸上部で50分程で走って登って来ていたそうです。さすがです!昼食を取りながら「運動部の子は早いけどね、苦手な子はより運動が嫌いになるかもね」等などスポーツ教育談義もしながら、三橋さん提供のコーヒーを頂き、冷え込むので30分程で広場を後にしました。

水尾別れ手前で昔あったケーブル駅跡への道を紹介していると「行ってみたい」「4人なら怖くない(笑)」という話になり、ケーブル駅跡へ行く事に決定。大きな倒木がありましたがしっかりテープ印もあり、10分ほどで愛宕山ケーブル駅舎の広場にでました。森の中から突然表れた駅舎は90年前の建物で、さすがに長い年月、時の流れを感じる姿でした。2階建の建物の壁や天井は錆びついた鉄筋が浮き出ていたり、床には穴もあき、階段も今にも崩れそうでした。(京都愛宕研究会の解説板では1929年に愛宕山ケーブルが開通、2階には食堂があったと書かれていました)タイムスリップした様な不思議な雰囲気を味わいながら、それぞれ写真に収め「今日の山行の一番の収穫やね」と口々に話しながら遺跡を後にしました。再び登山道に出て、水尾別れからは一気に柚子で有名な水尾里へ下りました。Nさんから「以前例会で愛宕山から下りて、柚子風呂に入って水だきを食べた事があるよ」とのお話を聴かせてもらい「いつかまたやりましょう」と話しながら柚子の里の集落を通って、残りJR保津峡駅までの4Kmを歩きました。15時のJR電車に乗って帰路につきました。今回、ケーブル駅跡に初めて行けて喜んでもらいました。行き慣れた愛宕山ですが、トレーニングも兼ね、行き慣れたコースをベースに一人ではいけないコース歩きなども取り入れて、気軽に参加できる平日例会を続けられると良いなと思いました。次回は12月5日(木)です。11月のふみあとには4日(水)ですが変更しています。寒くなってきたのでお昼は野菜鍋で暖まり、下山は水尾別れ手前から下山大杉谷コースです。

例会報告「 雲洞谷山~鷹ヶ峰~岩瀬 」

2019.11.4(月) 曇のち晴

 参加者 :5人 (L):O、女性:3名、男性2名

( コースタイム )朽木新本陣8:07→名護坂8:35→東山9:15→行者山9:27→p571 9:50 →雲洞谷山10:20→大彦峠11:00→大彦谷林道ランチ11:30~12:05→鷹ヶ峰12:50→桑野橋分岐13:10→p536 13:50→p427 14:20→ゲート 15:05

                        報告:O・S

朽木本陣から鯖街道であった道から、林道そして登山道になり名護坂に着く。此処からは尾根道になり早速イワカガミの群落(花は5月)。このコースは最後までイワカガミがいっぱいだ。東山山頂で一息つく。行者山には緩やかにアップダウンで到着、展望なし。10分ほどで左折、真直ぐ行かないようにロープが張ってある。P571で尾根が分かれるが西方向をとる。やがて左に蛇谷ヶ峰が見えてくる。紅葉もしっかり色づいてきて美しい。この辺りからp621までは東側の眺望が楽しめる。大彦峠では東に下るのではなく南へ、登りきると鉄塔に着く。そこは蕨がいっぱい、初夏は蕨取りが楽しめます。大彦林道に下りて暖かい場所でランチとする。食後はお腹がいっぱいになり少々辛い登りとなる。鷹ヶ峰をめざす。道標があり尾根に取りつき鉄塔まで行くと琵琶湖が見える。ここから少し行った地点に間違いやすい分岐がある。尾根芯に進まなければならないのに、テープもあり引き寄せられるようにしてトラバースを進んでしまった。間違いに気付き引き返えして分岐に戻り、尾根道で鷹ヶ峰に着く。枝の散乱が道を覆い隠し分かりにくい。コンパスを確認しながら桑野橋分岐道標に着く。蛇谷ヶ峰が右に大きく見える。北東に進むがリボンもなく地図を確認しながら支尾根に入らないように注意する。ここはGPSに頼りました。P427でほっとする。あと一息だから…。さらに尾根芯を北東に進み、尾根先端で急下降になるその手前で東に下っていく。次第に尾根らしくなってくる筈が今回はうまくいかず、本来のコースから南寄りにそれていた。そのまま何とか下り金網に突き当たる。ゲートから一般道路に出て山行は終わった。本陣までに戻る間に日没だろうと予想していたが、明るいうちに車に戻れて良かった。

〈例会報告〉 西山を歩く④ 吉峯寺~天王山

【日 時】 2019年11月3日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 (L)T、女性:14名、男性2名、計16名 

【コースタイム】吉峯寺9:30・・・白糸の滝10:05・・・九輪草の広場10:30・・・こもれび広場11:40・・・柳谷観音駐車場上12:00~12:30・・・天王山山頂14:00~14:15・・・桜の広場公園14:50

【報告と感想】

 集合場所の東向日では、「お久しぶりです」の挨拶が行き交いました。今日は体操のお姉さんも参加で、吉峯の駐車場でしっかり体を伸ばしてから出発です。駐車場から西山古道に入るまでの車道の登りがキツイです。橋を渡って山道に入り、釈迦岳への分岐を過ぎると、曲がり角の斜面に水が流れ落ちていました。「これが白糸の滝」と言うと「えーこれが?」とブーイング。自分でもこんなショボかったかなと思ったけれど…。そこから何度か曲がると、大きな岩の上に水が流れていて、木札も立っている本当の“白糸の滝”に到着。「今までの記憶を消して下さい。これが白糸の滝です」みんな納得したかな。 この山道は木が生い茂り、森林浴には良いかもしれませんが、全く見晴らしが有りません。ログハウス風の小屋を過ぎ、少し行くと京青の森への登り口です。九輪草が見事に咲く所なので、6月に行って見て下さい。上にはベンチもあり、ゆっくり休憩ができます。

 京青の森からゲートの有る柳谷観音への道を進みます。広い林道に出合いますが、古道を行きます。一ヶ所眺めの良い場所があり、正面に水井、横高、比叡山の山並みを眺められます。ススキも伸びていて“秋”です。「高野ほうきが有ったよ」との声もありました。 ゴルフ場のフェンスの横を通っていた所には、少し下に細い道が付けられています。いつの日か細道が本道になるのかな。 急坂を下り終えると、こもれびの広場です。ここから谷筋を行き、空が広くなってきて、頭が明るいところに出たら、そこが柳谷観音の駐車場の上にある畑です。閉所恐怖症気味の私には一番ホッとできる場所です。ゲートを抜けて、黄色いコスモスが咲いている畑の側で昼食タイムです。 さあ、天王山を目指します。柳谷から天王山がまた長い―。深く削られている谷筋が難所です。足を左右に広げて上辺を行くには、足の長さがちょっと足りず、あっちに渡ったり、こっちに渡ったりで進みます。ベンチの有る所には先客が居り、水無瀬の滝分岐で、立ち休憩。

「もうそろそろ着くやろう」と何度か思った頃、やっとお地蔵さんに出合います。側を回って少し登れば天王山山頂です。日曜日で人は多かったです。 酒解神社の鳥居で休憩。展望台から桂川、宇治川、木津川を眺めるのも良し、陶版画を眺めるのも良しです。 いつもは宝積寺に下りるのですが、今回は桜の広場公園に下りました。トイレも有り、春には桜が一杯咲き、新幹線もよく通るので楽しい場所です。それに車道の急坂を下りなくて良いので楽なような気もします。公園で整理体操をし、線路を渡って解散しました。 嵐山から始まり天王山まで4分割で西山を歩きました。福寿草、カタクリ、桜、九輪草、それぞれの季節にまた、歩いてみて下さい。

                            

     

山行報告   瓢箪崩山

                   記:M・A

山行日: 10月27日(日)

参加者:女性・7名、男性・4名、計11名

天気 :晴れ、暖かい

コースタイム: 8:08出町柳京都バス~8:36戸寺~9:00出発~10:15二股~11:05瓢箪崩山11:40~12:35:P461M~13:20:P346M~15:10下山口

 

 瓢箪崩山山頂にて

戸寺で下車し近くの公園で体操、地図を見て整地、山座同定を行う。雲の中翠黛山を確認する。戸寺~下山口の三宅八幡を目指し進んで行く。二股までの尾根、沢筋は前回も分かりにくかったがやはりなかなかはっきりと確認できない。その上倒木で荒れていて足元ばかりに気を使う。早く尾根に上がろうということで二股を過ぎた所から右の急斜面を登り江文峠からの尾根道に出る。そこから寒谷峠~瓢箪崩山は順調。532mの頂上で天気、眺望も良く早めの昼食休憩とする。他にも数人の方が昼食を楽しんでいた。先頭を代わりながらコンパスを合わせ行く先を確認する。ピークを踏むべき所をトラバースの楽な道に進みストップ!引き返す。P461は表示板がかかっていて安心してポイント確認できる。一番の難所は、P346を過ぎた後の尾根筋。どうしても南東のはっきりした尾根に入ってしまう。しばらく行って方向が違うとストップ!少し戻って南方向の尾根を見つけるがGPSでみるとそれも違っている。結局もう少し登り返し元の位置に戻って地図を再度確認し南南西への尾根に乗る。「迷ったら元の場所までもどる!」は鉄則。もう一か所、小屋の手前のピークで右か左か迷い左へ。道が無くなり引き返す。ここでもGPSで最終確認。もう少しじっくり地図を読むべきだった。今回天気も良くゆっくりと楽しい読図ができた。間違うことでよりルートが頭に入る。ただGPSに頼ること二度三度。復習を兼ねた山行で、初級者としてはまずまず?

例会報告            「鈴北岳~御池岳~鈴ヶ岳」

2019.10.27(日) 曇のち晴

(参加者 :女性3名、男性2名、計5名

( コースタイム )鞍掛登山口 8:05→鈴北岳9:50→御池岳 10:40→夕陽のテラス 11:20
~12:00→ヒルコバ 12:40→鈴ヶ岳 13:05→茶野14:00→鉄塔 14:50→大君ヶ畑 15:50

                           報告者:O・

鞍掛登山口駐車場はすぐに満車になるとの情報で、30 分早めて清水五条 6:30 出発す
る。車2台が湖東三山 PA に7:15 集合した。大君ヶ畑(下山口)に置き車をして鞍掛トン
ネルに向かう。トンネル西側駐車場に 8 時前に着く。既に数台が駐車済。
登山口から 30 分ほどで快適な稜線にでる。御池岳方面の紅葉は道半ばという感じであ
ったがそれでも美しい。鈴北岳から見える御池岳山頂には雲がかかっているが午後は晴
れるという予報に期待して日本庭園に下りていく。コースはポイントごとに道標もあり
迷うことなく御池岳に到着する。山頂ではまだガスが消えず写真だけとって p1182 に向
かって行く。この辺りからが今回の山行で最も素晴らしかった。日本庭園よりもみずみ
ずしい苔と紅葉。此処まで来る登山者は少なく自然がそのままにある。それだけに地図
をしっかり見るということ必携だ。夕陽のテラスと名付けられた岩場でランチとする。
それにしてもテラスで夕陽を見た登山者は少ないに違いない? 日没後は山中で真っ暗
になってしまうのだから…。尾根筋からヒルコバへのコースで谷に下りきってしまうと
そこからのヒルコバへの登りが大変なので、谷に下りきる手前で谷の東側をトラバース
した。初めての試みであったがこれは正解。危険もなく苦労もなくヒルコバに到着した。 鈴ヶ岳は眼前にそびえているがコースはジグザグになっているのでそれほどのことでも ない。前回 4 月は福寿草に関心が注がれて他に目がいかなかったが快適な尾根筋を下っ ていく。尾根がだだっ広くなると踏みあとも草に覆われていてルートファインディング が難しくなる。こういう場合 GPS が役立つ。しっかりした尾根になると鉄塔そして茶野 だ。茶野ピークからは晴れの日琵琶湖その向こうに比良山系が見えるのだが、今日はそ こまでの晴天ではなかった。ピークから戻って最後の鉄塔方面に向かう。最初は草が茂 っていて少しコースからそれただけなのに分かりにくくなって GPS を見る。なんとか鉄 塔に着きヌルヌル道を下る。暗くて不気味な所から尾根道になり大君ヶ畑に下山する。
日没が早い秋に御池岳まで足を延ばしたコース、下山時刻が気がかりだったが 16 時まで に下山できたことは参加者の健脚のおかげです。ご協力ありがとうございました。