【山行日】 2020年11月8日(日)
【天候】 晴れ
【参加者】女性6名、男性4名、合計10名
【コースタイム】上桐生駐車場 9:32~落ヶ滝10:04~天狗岳下11:25着(天狗岩登頂後 昼休憩30分)12:20出発~耳岩12:35~狛坂摩崖仏13:20~分岐13:40~上桐生駐車場14:45到着 15時30分バス乗車解散
【山行報告】日曜日で好天ということで草津駅からのバスはほぼ満員状態で上桐生の駐車場も多くの車が停まっていて、トレランをされる集団もおられたり、紅葉シーズン真っ盛りの金勝アルプスだ。多くの人たちと御一緒することになるのかな、と思いながら登山口へ向かった。今回は天狗岩への落ヶ滝線をコースにとる。途中に岩場があったり、ロープや鎖を使う箇所もあり、金勝アルプスの特徴でもある花崗岩の奇岩もたくさん見られる人気のコースだ。登山口から山道に入った辺りは紅葉はぼちぼちだが登ると進んでそうで期待しながら先に進む。登山道に入ると前日の雨の影響でいくつも小さな渡渉が続き、登山道が浅い川になっているところもあり、靴を濡らしながら落ヶ滝へ向かう。落ヶ滝の分岐でもしっかり渡渉で、滑りやすい岩だが足掛かりにしながら思い切って超える。滝への狭い道を進むとシダに囲まれた滑りやすい道が暫く続くが5分ほどで落ヶ滝に到着した。大きな岩の間から落ちる美しい滝で、水量も多く見ごたえがあるが、かなりの人、グループも次々とやってくるので、滝下に近づくのは諦め休む間もなく元の道へ戻ることにする。花崗岩の滑りやすい急坂個所をいくつか登って、大きな一枚岩が現れる。ロープもあり各自注意しながら楽しんで登った。鶏冠山からの北峰縦走線への合流点を過ぎると沢歩きはなくなり、その先は稜線に沿ってゆっくり登りとなる。少しづつごつごつした花崗岩の岩場もあり変化があり、小さなピークをいくつか超えると展望が開けてきて気持ちがよい。湖南の町や琵琶湖がきれいに見え、遠くに比叡山も霞ながら望むことが出来た。さらに進むと奇岩の石門岩が現れ金勝アルプスらしくなってきた。この辺りの岩場に登ると展望がよく周りの山々の紅葉がとてもきれいだ。風化した花崗岩の横のアップダウンはよく滑るがお助けロープがあったり、さらに進むと目指す天狗岩が見えてくるビュースポットにつく。天狗岩の上には人影が見え、手を振ってあげると向こうも答えてくれて楽しい出会い?の山歩きだ。11時25分天狗岩下の休憩場所に到着。かなりの人がおられてリュックを置く場所を見つけるのも難儀するくらいだった。そこから天狗岩へは一本の太いロープを使て登ることになるが、下山してくる人と交互に使うことになる。ちょうど大勢いの子どもたちが降りてくるので「家族連れも楽しめるコースやな」と話しながら順番を待つ。ザックはMさんがみてくれるとのことでお願いして、空身で9名が天狗岩のてっぺんを目指す。鎖があったり、よく滑る花崗岩の溝の間をちょっと苦労しながら無事9名天狗岩の頂に着いた。 頂上では360℃の大展望が味わえて大満足できた。が、天狗岩の上はそれなりの広さはあるが大勢の先客がいて、中には食事をとっている人もいる。そこに我々も含めて(笑い)どんどん登ってくるので、こんなところで過密状態?にと思いながら。短時間眺めを楽しんで、部外者も写ってしまう記念撮影をし、々に下りることにする。天狗岩から降りてお昼休憩。その後が耳岩に向かう。途中で先ほど登った天狗岩が眺められる場所があって、改めて天狗岩の全貌を見ることが出来て良かった15分ほどで耳岩に着いた。大きな岩が縦に並び立つ。両耳が重なって見えるから耳岩なのか由来は不明だ。何人かで巨岩のてっぺんを目指すが足場が分かりにくく、探しながら登ったので面白い岩登りだった。 上からは金勝アルプスの真下を貫く新名神の道が西に伸びるのが眼下に見えた。下山は様々な奇岩を見ながら、狛坂摩崖仏、逆さ観音にお参りし、色づき始めた南谷林道を通ってオランダ堰堤横の赤く染まった紅葉を写真に収めて、14時45分上桐生駐車場に到着し解散をした。今回、人は多かったが、展望もよく登山道も変化を味わえるところなので、季節を変えて別ルートも味わってみたいと思いながら帰路に着いた。