〈例会報告〉ポンポン山(678.8m)&福寿草         記Y・A

【山行日】 2022年3月20日(日)

【天 候】 晴れ時々曇り

【参加者】 女性12名、男性2名、計14名

【コースタイム】阪急東向日駅バス停(8:42発)=善峯寺バス停登山口(9:17)~展望台分岐(10:25~10:30)~釈迦岳(10:45)~ポンポン山(11:20~11:45)~リョウブの丘(12:15~12:20)~福寿草(12:35~12:40)~ポンポン山(13:15~13:20)~杉谷手前休憩(14:00~14:10)~杉谷(14:15)~善峯寺バス停下山口(14:45)=善峯寺阪急バス(15:24発)

【山行報告】

阪急東向日駅に14名が集合し、善峯寺行きのバスに乗りました。休日なので乗客でバスは満員でした。善峯寺のバス停に着き、5分程登って行くと善峯寺近くの登山口になります。左に曲がって、釈迦岳経由の登山ルートを今日は歩きます。西山古道との分岐で衣服調節と休憩を取りました。この地点から急坂が続き、少し息が上がってきます。緩急の登りを繰り返しながら進み、1時間10分程で稜線に出ました。この間の道は、昨夜の雨でぬかるんでいて滑りやすくなっていたので、気を付けながらの歩きでした。左の方面に少し寄り道をすると大阪方面が望める展望台に出られます。ベンチもあるので休憩タイムを取りました。

元に戻り右の方面に10分程進むと、三等三角点のある釈迦岳に着きました。ここはスルーして、ポンポン山を目指してゆるい登山道をさらに進んでいきました。2つの鉄塔の横を通過しますが、大阪府側にある鉄塔は紅白になっていて、(京都府側は白だけ)県境の道歩きになっています。藪椿の花が結構咲いていました。ほぼ予定通りのタイムで二等三角点のあるポンポン山の頂上に着きました。案の定たくさんの登山者がいましたが、ちょうど広いテーブル、いす席が空いていたので、間隔を空けて座り昼食をとりました。すっきりと遠方が見えるお天気ではありませんでしたが、京都市内も展望できました。

頂上から北の“西尾根ルート”と言われている登山道を30分程下山すると、リョウブが丘に着きます。リョウブの木は樹皮が茶褐色で夏には白い花を付けるそうです。丘一面に花が咲いたらきれいでしょうね。そこからさらに10分程歩くと、フクジュソウの咲いてる斜面に出ます。今日は、今年最後の開放日なので訪れてみましたが、残念ながら花はほとんど散っていて、種ができていました。3月初めの下見で訪れた時は、ちょうど満開の時でした。もし、フクジュソウを目当てに山行するなら3月上旬頃来るといいですね。

  当初の予定ではここからさらに下って“森の案内所”を経て東海自然歩道を歩き、善峯寺まで戻ることになっていましたが、最終のバス(15時24分)に間に合わないかもしれないので、再びポンポン山に戻るルートに変更しました。フクジュソウの場所から40分程の登り返しの道を、皆さんに踏ん張ってもらいました。途中で空が曇ってきて、何とあられが降ってきました。少し寒い思いをしましたが、ポンポン山の山頂ではまた晴れてきたのでやれやれです。

山頂から少し下っていくと、杉谷方面へ下りる分岐に出ました。釈迦岳経由の下りより早いのは分かっていましたが、下見では歩いていないので少し不安でした。1か所橋が壊れていたり、鉄の杭がいくつもむき出しであったので、注意が必要でしたが、皆さん順調に下ることができました。皆さんのご協力で善峯寺のバス停には、予定より早めの14時40分頃着き、バス停の順番待ちも早かったので、座ることができました。

〈例会報告〉  赤坂山   記 M・A

日時: 2022年3月13日(日)

天候:曇り・暖かい・風なし

参加者:女性4名、男性4名、計8名 

コースタイム:マキノ高原さらさ9:37~武奈ノ木平11:10~鉄塔下12:28~13:05~武奈ノ木平14:03~マキノ高原さらさ14:53

【山行報告】マキノのバス停で他には1名のみ。2/11の30名の行列とは大違い。雪質が悪      くあまり来られていないようだ。それでも登山口から雪はたっぷりあった。急登では暑いぐらいでペースは鈍行でした。つぼ足で進むがトラバース道など 少々危ないところもあるなだれた跡も見受けられ慎重に進む。そんな訳で時間がかかり鉄塔下でUターンすることに。頂上にいる人達が遙かに眺めながらの昼食。風もなくゆっくり写真を撮る。予定の15:13のバスに余裕をもって乗車出来た。かなり疲れも出ていたので無理せず頂上は踏めなかったがそこそこ楽しめた山行でした。

奥の鉄塔の右のまだ奥が赤坂山山頂。写真をとっている人達がはっきり見えた。そのあとあおり遊びで下ってこ

  

ゆるんだ雪の下りは特任気をつけて。踏み抜き、尻餅は何度もつく。
2/11には屋根まですっぽり雪が覆っていた東屋。かなり溶けている。ここまで下山しほっといと行き入れています。

〈例会報告〉平日山行:三上山(近江富士)から北尾根縦走        記 K・S

【山行日】 2022年3月10日(木)

【天候】 晴れ

【参加者】 女性7名、男性3名、計10名

【コースタイム】三上山表参道登り口9:00~三上山山頂10:15~東光寺日陽山11:20(昼食)~田中山13:00~旗振山(相場振山)13:15~登山口13:50~妙光寺摩崖仏14:15~登り口14:30着・解散

【山行報告】3月の平日山行は琵琶湖の東、なだらかな稜線の近江富士と呼ばれる三上山登頂と北尾根縦走です。野洲駅からバスで7分、登り口の山出前で下車。久しぶりの参加者もいるので軽く準備体操後登り口に向かいます。表参道は登りやすい階段ですが急坂です。妙見堂跡を過ぎで朝の冷え込み衣装から衣服調整。森の中を40分ほど登り、楽しみにしていた?肥満度確認岩?と言われている「割岩」に到着。自主的判断で割れ間通過を試みます。ザックを外すなど難易度フリーで通過し、それぞれ、喜びと苦しみを味わい、思いを引きずらず頂上に向かうのでした。

頂上近くの険しい岩場には手すりが設置してあって難なく通過し、割岩に寄り道をしていましたが、一時間ほどで頂上展望台に到着です。広がる湖東の街並みや田畑、少し霞の向こうには鈴鹿の山々や比叡山も見える展望台でした。頂上は鳥居と祠があり綺麗にされています。山頂に着くと明峰山岳会のメンバーが休憩中で、知っている方もおられて嬉しい出会いになり、集合写真も撮ってもらいました。同じ北尾根縦走で後半は妙光寺山方面に行くとのことで、お互いに「お気を付けて」と挨拶を交わして別れました。

三上山頂上から下りは急坂もありますが急坂健脚ルートを下ります。何組もの方たちが登って来られていてご高齢の地元の常連さんも。京都から来たと話すと「わざわざ遠いとこからご苦労さんやね、愛宕山もあるのに」と対話になり「私らはそこの地元です」と話すと「初めの階段がきつかったことが忘れられん」と笑っておられました。常連さんだけあって足取りは軽い方でした。

北尾根の道は低木で松の木が生えザレ場の何度もアップダウンがあります。滑らないようにと気を使いますが、変わった形の露岩、奇岩が多くあり、遠く比良山系が一望出来て、麓の希望ヶ丘や近江富士花緑公園が見下ろせたり、パノラマコース歩きが楽しめました。天気も良くなってきて気持ちの良い北尾根縦走路、脚力もアップのアップダウンの道歩きとなりました。

東光寺日陽山を過ぎ、小さなピークで昼食をとり、一旦林道に下りきつい登り返しで何度か休憩を取りながら、振り返ると三上山が綺麗な三角シルエット、まさに近江富士です。名前通りの素敵な山容に気持ちがホッとして救われます。

本日3座目の田中山では長めの休憩を取り、4座目の旗振山に向かいます。またまたアップの後のダウンでロープ付きのザレ場の急坂を下り、大きな岩のある旗振り山に到着。昔、米相場を旗で伝達したと言い伝えがある山ですが、「ここからどこの旗が見えたのやろね」と言いながら、今回2回目の集合写真。その巨岩の上のメンバーの表情とリアクション、かっこよく撮れました。

旗振り山からの下山道はまたまた滑りやすいザレ場でしたが、まだ雪をしっかり被っている比良山系を望みながらゆっくり野洲中学校横の登山口へ降りました。早めの下山できたので妙光寺山摩崖仏に寄り、15分ほどなだらかな山道を進むと森の中に花崗岩の岩壁に刻まれた「妙光寺山摩崖仏」に到着。鎌倉時代の作と案内板に書かれていましたが、よく長い年月風雨に耐えられたと思うほど綺麗な姿で感動しました。下山後登り口で解散し中山道を通り野洲駅に向かいました。

もう一つの摩崖仏、「福林寺摩崖仏」に山行後、個人的に立ち寄りました。お寺跡一帯に大小の摩崖仏が残されていて、岩に彫られた観音像や如来像は見ごたえのあるものでした。

今回の例会、三上山の岩場と登頂を楽しみ、北尾根縦走路は奇岩や変化のある景色を味わえるアップダウンパノラマコースで楽しく歩けました。最後に鎌倉時代の摩崖仏も見られて味わい深い山行にもなりました。