「例会報告」 雪の愛宕山 K・S

【山行日】 2023年2月1日(水) 

天 候】 晴れ

【コースタイム】清滝8:45発~水尾別れ10:40~愛宕神社11:30(参拝後散策)~12:10(散策後昼食休憩)12:40発~荒神峠13:55~  JR保津峡駅15:00着・解散

【山行報告】

1月下旬は10年に一度の寒波襲来で京都市内でも15㎝の大雪でした。交通機関も乱れて大変でしたが、雪の愛宕山は積雪30㎝でした。

そんな状況の中の例会開催、予定では月輪寺コースから登る予定でしたが、当日の月輪寺のTwitterでは積雪が多く「登山道が危険な状態」、「倒木・滑落」事故の恐れがあるので月輪ルートは「封鎖」通行不可になると掲載されていて、例会として注意喚起が出されているのを無視できないと判断し、ルートを表参道コースに変更して清滝を出発しました。清滝の登り口はほぼ雪は解けていましたが北斜面の急坂は凍結箇所があったりして足元慎重に登りました。3合目の休憩所辺りからは凍結箇所も増えてきたのでアイゼン装着。その後は積雪も増え、完全な雪の愛宕山になりました。

市内からも白い愛宕山が見えていましたが、木の枝にはどっさりと雪が積もっていて綺麗なクリスマスツリになっていましたが、見とれていると雪の塊が勢いよく落ちてきて、命中度は低め笑)でしたが当たると結構痛かったです。風が吹かないことを祈りながら雪道を愛宕神社へ向かいました。

神社境内に着くと見事な樹氷も見ることも出来て、天気も良く素敵な「雪の愛宕山」になりました。雪の石段を登り神社本殿には11時30分到着。参拝後、雪の比良山系を見に行くことになりジープ道を少し歩いて雪を被った比良山系、蓬莱山や伊吹山も見えましたが、写真では再現難しいです。休憩所に戻り昼食休憩を取り終えた頃にツアーグループらしい大勢の登山者が来られたので、ちょうど入れ替わりで休憩所を後にしました。

久しぶりに雪のケーブル駅跡に寄ることになり表参道を下山。アイゼンを履き、たっぷりの雪道は階段や石ゴロが覆われ快適な下りでした。水尾別れ手前のケーブル駅舎跡への道は、積雪は20~30センチありましたが踏み跡もしっかりあって楽しみながら10分ほど歩きました。

ケーブル駅舎跡の周りや建物も雪で覆われ、ベンチも隠れていて、静かな雰囲気で雪景色が良い感じでした。分岐に戻ってくると表参道から入ってくるお二人が「ケーブル駅跡はこちらですか」と尋ねてこられました。最近はヤマップでも投稿や写真も多くアップされていて有名になっているようで、観光名所旧跡?か、と改めて思いました。

表参道を下り始める頃には曇り空になり、風も出てきて木からの落雪が増え水尾別れからはザックカバー装着で防御。荒神峠への下り道は雪は日の当たる場所は溶けて、急斜面は泥斜面になり、滑りやすくアイゼンが滑り止めになる苦労の激下り、ここはいつも好きになれないところ、一苦労して荒神峠に到着して休憩タイム、Mさんからの差し入れで頂いたあん団子がとびっきり美味しかったです。

ツツジ尾根ではアイゼンを外し、ところどころぬかるみがあり靴は汚れましたが(笑)、特にアクシデントもなく、「ツツジが咲く頃にもまた歩きたいですね」と話しながら午後3時前にJR保津峡駅に到着、解散しました。先頭をお願いしたNさんのペースもよく、終始3人快調に歩けることが出来ました。ありがとうございました。