【日 時】2023年11月23日(日)
【天 候】晴れ
【参加者】女性3名、男性1名、計4名
【コースタイム】9:45登山口~10:30展望ポイント~11:45鶏足寺跡・昼食12:25~ 12:40己高山~15:00登山口
【山行報告】駐車場を9:20スタート、中ノ谷に沿って登山口まで静かな山道を歩く。駐車場には他の車が止まっていなかった。登山口からすぐに鎌の先のような急登が始まる。気温も高め、快晴で風一つ無い絶好のコンディション。しかし、いきなりの急登で汗が滴り呼吸が乱れてくる。木々は黄色く色づいているが紅色の紅葉はなかなか現れない。
暫く登ると鎌の根元のように急登が収まり勾配がなだらかになってきた。展望ポイントの手前「六地蔵」さんと呼ばれているポイントまで来ると紅葉が目に止まるようになってきた。ちょうど一服には良いとポイントです。目指すは「鶏足寺跡」、もうひと踏ん張り必要です。
開けた尾根スジから「己高山山頂」が見えてきましたが「鶏足寺跡」はここからは伺えない。後ろから追い越す人も、前から降りてくる人も誰とも出会うことなくひたすら4人が黙々と歩いて行くと崖下の広いところが現れ石垣や石塔が現れ日当たりの良いところに出た.ここが「鶏足寺跡」でした。さほど広いとは言えない所でしたが所々に廃寺跡を思わせる跡を見ることが出来ました。
廃寺跡で昼食を取って今日の最高峰・己高山山頂(931m)を目指す。廃寺跡から最後の試練・本当に息が切れそうな急登が待ち構えていました。一応、お助けのためか危険を知らせるためか「トラロープ」が張られていて年老いて二人は「お助けロープ」をしっかり握りしめて何とか踏ん張って山頂に到着。パチリと1枚記念写真を撮って下山にかかりました。ここからはくだるだけ、登り返すこともなくただひたすら下ります。
人が入ってい居ないのかトレースは低い木々が左右から覆い被さり狭くなっていました。お昼を過ぎて下山したせいか高度を下げるたびに尾根スジに西日が当たり見事な紅葉が目に飛び込みしばし足を止めて「うっとり」、写真を撮っては小休止の連続。下山口の鶏足寺参道まで降りてくると紅葉目当ての観光客で道は大混雑。子供連れの親子、ガイド銭湯で小旗を掲げた団体、カメラを片手の手に手を取り合った二人連れなど山の中の静けさとは打って変わった下界の喧噪に現実の戻ったなんとも言えない冷めた気持ちになりました。
「己高山」は本当に久し振りに登りましたが「行き交う人」が一人だけと寂しくもありまた楽しからずやの登山でした。最後、残念なことに麓の温泉宿で入浴が出来ませんでした。施設からは「コロナで一般客の方はお断りしています。宿泊者だけの入浴施設です」と。一汗流してゆったりと帰りたかったのですが「残念無念」でした。麓の「鶏足寺」駐車場はマイカーと観光バスで満杯でした。