「例会報告」救助隊遭難捜索救助訓練 記M・A

日 時:    2024年11月16(土)17(日)曇り

参加者:右京2名、計11名

コースタイム: 8:30山科駅集合~10:00経塚山付近~14:20山科駅

【山行報告】

大文字山で遭難した2人パーティーを捜索救助する訓練が行われました。

11/16夕方、救助隊員に「遭難事故発生、対策本部を開きます。19:00に連盟事務所に来て下さい」と一斉メールが届きました。捜索場所方法が対策本部で話し合われ11/17に救助に入る。村上、西脇は17日のみ参加する。

今年は参加者が少なく9名を2班に分けての捜索隊となりました。遭難者は大文字山から下った経塚山北の沢筋西の尾根から滑落し骨折してビバーグしているとのことです。救助隊は後山階陵登山口からの沢筋を詰めていく。経塚山北に回り込み二俣の沢に到着し声掛けを行う。T隊長の指示で各班まとまって「おーい!」ではなく遭難者の名前を一斉に叫ぶ。そして動かず静かに耳を傾ける。すぐにかすかに笛の音がし再度叫ぶと「おーい!」の返答が上部からあった。沢を詰めて手を振る遭難者2名を発見する。テルモスの暖かいお湯を飲ませ搬送に取り掛かる。下で担ぎの準備と上部で引き上げロープの設置に入る。

今回は1/3システムで行ったが急勾配を上げるのにはまったく威力を発揮しなかった。Nさんが負傷者を担ぎスタンバイしてからなかなかロープの張りなどがスムーズにいかない。連携が大事だ。やっと激斜面に這うようにへばりつく。

ロープで引っ張ってもらっても効果がないので左右から二人で負傷者の太ももを押し上げる。足場が悪すぎて力が入らない。担ぎ役の交代もできない急坂。落ちないよう必死で這い上がる。次回は1/5システムでないと無理でしょう。そもそもこんな急坂を引き上げる?ホンチャンなら沢を詰めるでしょう。これは特別訓練です。尾根に引き上げてからは鹿ネット搬送で登山道まで運ぶ。これがまた大変。6名で持つが斜面を上げるには人手が不足。腰が痛くみんなふらふら。今回は60kgの方だったがそれ以上だと?きつい無理。やっと登山道に運び上げ休憩昼食とする。その後時間があったので今回効果のあった「ヒトココ」探索を各自行う。慣れるまでなかなか発見できなかったがようやくコツがわかった。今回少人数だったがリモートでしか見てない遭対メンバーとも訓練でき反省会もしっかりでき良かったと思います。

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