例会報告 和佐又山・大普賢岳山行 記Y・T

山行日:11月22日(日)~23日(祝・月)

天 候:22日曇り夜半風雨、23日・朝方霧雨のち曇り、山頂付近強風

参加者: 女性4名、男性4名、合計8名

コースタイム 

22日「和佐又山」 和佐又テント場13:53→分岐14:08→和佐又山14:25→テント場15:12

23日「大普賢岳」 和佐又テント場7:50→笙ノ窟9:00→大普賢岳10:53→国見岳手前 ランチ11:50~12:05→分岐13:30→水簾の滝15:26→テント場18:45着・帰京

 【山行報告】                       

白いベールに包まれた大普賢岳山頂

22日(日) 朝9時京都、大阪に分かれて出発。12時、奈良・道の駅「吉野路大淀センター」集合目予定した。連休であったが朝方もゆっくりしたせいか京都市内、高速共にスムースな走りで通過。奈良県内に入っても渋滞に巻き込まれることなく11時30分には集合地点に集合。昼食を取って和佐又山キャンプ場を目指す。和佐又山キャンプ場では管理棟のロッジが取り壊されていてキャンプ場に車を乗り入れることが出来巣各自個人装備とテントなどの共同装備を担ぎ上げてテントを設営。テント設営後、今日の目的地ん「和佐又山」を目指して出発。周囲はどんよりとして雲に覆われ山頂についても遠くの山を見渡すことも出来ず風が出て気温もグングン下がってきたので早々にテント場へ下山。村田シェフご自慢の早いウェルカムディナーをいただいて歓談にふけった。

テント設営してます
和佐又山山頂

23日(祝・月) 夜半から風雨が訪れテントを揺らすほどの雨と風に見舞われた。6時起床でこの日の大普賢岳山頂付近の天気予報を見ると7時には雨が上がる予定で出発も8時に遅らせてテント場を出発。

出発です
先達の修行跡
無双洞目指し激下り

大普賢岳山頂までは古来山伏の先達が修行を重ねた道場跡、朝日窟、笙の岩屋をめぐり険しい峰を繋ぐ鎖や何段もの梯子を登り詰め、周囲はガスに包まれ時に谷筋から風が吹き上げて体温も下がりコンディションとしては良くない状態で山頂に到着した。当初、ピストンを予定していたが山頂までエアリアコースタイムとさほど変わりなかったことから予定通り周回コースをたどることにした。大普賢岳を踏破して南に国見岳、七曜岳と続く稜線を下って行った。稜線では容赦なく北風が吹き付け朝の予報では「気温7℃、北の風17m」となっていて観測通りの強い風にあおられながらひたすら降りて行った。七曜岳から無双洞まで風は収まったが激下りで膝に答えた。無双洞をを過ぎると今度は岩場の登り返しで気温も下がり日没が近づいてうす暗くなりヘッドランプをともして和佐又山コルへのトレイルをひたすら歩いて行った。すでに最終下山報告時間をオーバーすることが分かっていたにも関わらず留守本部への連絡を怠り混乱を招いたヒヤリハットを発生させてしまった。和佐又山テント場には18時45分に到着。暗闇の中テントをたたんで速やかに撤収。それぞれ京都、大阪を目指して車を走らせた。

例会報告 星のブランコ(星田園地)

【日 時】 2020年11月22日(日)

【天 候 晴れ

【参加者】 女性8人

【コースタイム】京阪私市駅(9:00)~衣服調整(9:30)~ビトンの小屋(10:00)~ 展望デッキ(10:50-11:05)~やまびこ広場(11:10昼食 12:10)~ハンバーガーストーン(12:25‐12:35)~星のブランコ(13:05-13:15)~ビトンの小屋(13:40-13:50)~私市駅(14:30)

【報告と感想】  S・W

星のブランコからの紅葉を楽しみたいと計画しました。お天気にも恵まれ 心も軽く出発しました。川沿いの道は紅葉した木々が所々にあり春とはまた違った楽しみがあります。足の速い若者に先を譲ったりしながら進みます。園地の入り口であるピトンの小屋でトイレ休憩をとりました。休憩ののち「らくようの路」に入ります。以前は結構きつい道だったのが小刻みの階段道になっていて上りやすくなっていました。しかしその分いつまでも階段が続きます。やっと尾根道に出て展望台へ。これも思ったより先にあり、やっと展望台につきました。そこはいつもと違って人でいっぱいでした。こんなに人の多い園地は初めてです。大阪平野と京都方面の展望を楽しんだ後は「やまびこ広場」に行きました。「やまびこ広場」も人でいっぱいで少し早い時間でしたが場所のある間に昼食タイムとしました。つぎは「ハンバーガーストーン」を見に行きます。大岩がハンバーガーの形をしている珍しい岩です。大岩と記念写真を撮った後はメインの「星のブランコ」に向かいます。「星のブランコ」を渡るのも渋滞です。日本人も多かったですが、アジア系の外国人が多かったように思いました。「星のブランコ」はがっちりと造られた吊り橋ですが、真ん中あたりに来ると少し揺れます。苦手な人にはやはり怖いようです。あとはピトンの小屋に戻り休憩と思いましたが、ここも人でいっぱいです。そばの「わんぱく広場」でクライミングウオールを楽しんでいる人たちをしばらく見学した後帰途につきました。私市から電車に乗って枚方駅で解散しました。

〈例会報告〉 金魚の池~大文字山      記:T・M

【日 時】 2020年11月15日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 女性13名、男性2名、合計15名

【コースタイム】東天王町8:35・・・若王子神社8:55・・・新島襄のお墓9:15・・・金魚の池9:40・・・お茶会広場10:30・・・三角点10:50~11:20・・・火床11:50~12:00…千人塚12:20…銀閣寺裏12:45(解散)

山行前の体操です
金魚池にそそぐし清水
帰り道 京大銀杏並木

【行動記録・感想】目指す“金魚の池”は連盟の登山道整備の地図で見、「こんな所に池がある?見に行かなくては」と気になった所です。初めて“幻の滝”の名を聞いたときに感じたワクワク感…「大文字山に滝がある?それはどこ?」…を思い出します。地図で見当を付け、下見に行きましたが、ここは何度も通っているのに、池には気が付きませんでした。立っているところから、下を覗かない限り、池は見えないのです。足元が登りなので、上ばかり見ていたようです。初めて“金魚の池”を見る人は喜んでくれるでしょうか。 若王子神社で自己紹介をし、班分けをして出発しました。新島襄氏のお墓で、マスクを取り一息つきます。金魚の池には大文字山の伏流水(?)が出ていて、その水が池に流れ込むように溝が掘ってあります。池の水は、溜まっているだけなのか、それともどこかに流れ出しているのでしょうか、ここには、何か生き物が居るのでしょうか・・・。もっと近くに下りないと分かりません。座り込むこともなく出発です。右京の新春例会で、お茶会をする広場で休憩をしていると、到着した他のグループの女性が「エーッ、ここ頂上と違うの?」と残念そう。「あと30分と思っといたら」と教えたけれど、半分ほどで三角点に着きました。人・人・人です。三角点から火床は大文字山のメインルートで、たくさんの人に出会います。少し外れれば静かなのですが・・・。いや、最近幻の滝でも何人もの人に出会いビックリします。ここがメインルートになったらどうする?と思ってしまうほどです。三角点で昼食をとり、集合写真を撮って火床に向火床も人で一杯です。ここからの眺めは「京都っていいなあ」といつも思わせてくれます。左大文字の半分、船形、妙法…、鳥居が見えないのは残念です。銀杏の黄色が見事です。大の字の右の払いから下ります。丸くても四角くても、ここでけつまずいたら最後、下まで転がります。階段を下りきり、振り返ると、細くて長い階段が一直線です。送り火の時には火を掲げて、ここを走り下りはるのでしょう。来年の五山の送り火は、今までのように点火されますように。千人塚経由で銀閣寺に無事下山し、皆でストレッチをして解散しました。思いの外早く下りてこられ、ぶらぶらと帰るのにはもってこいの暖かい1日でした。銀閣寺門前のお店屋さんはとても賑わっていました。

個人山行報告  「 ハ ラ イ ド 」

2020.11.11(水) 晴

( 参加者 ) 7人 女性5名、男性2名

( コースタイム )朝明渓谷駐車場9:10→根の平・ブナ清水登山口9:20→根の平峠分岐10:29→ブナ清水11:10~11:50→ハライド・伊勢谷分岐12:33→キノコ岩12:53→腰越峠13:46→ハライドp903 14:16→林道15:10→ 駐車場15:22

( 報告 O ) 清水五条7:10===菰野出口で高速道路を出る。平日なのに朝明駐車場は既に多くの車で塞がっていた。舗装道路を西へ進む途中ハライド登山口標識があるが、これはハライドから下山した時の場所。更に3分歩いて、根の平ブナ清水標識から橋を渡る。伊勢谷から根の平峠分岐までは一般道で渓谷の紅葉が逆光で美しい。根の平分岐でコンパスを合わして南方向をしばらく進み次第に東方向となる。ルートファインディング、落葉で分かりにくくなっているふみあとではあるが所々リボンもあって安心する。次第に苔むした岩が出てくると、ブナ清水は近い。ブナ紅葉は落葉せず耐えてくれていた。風もなく陽も暖かい場所でランチとする。ハライドへは南東尾根を進むが、尾根取り付きに標識がある。それを確認して登っていく。ここも稜線に着くまでは要注意。やがて左に釈迦ヶ岳がドーンと姿を現すと御池岳・霊仙山も見渡せた。稜線分岐をきのこ岩へと右に、大西以外全員岩に登る。大岩は登るよりは下りる方が難しい。引き返して先程の分岐を過ぎると御在所岳が見えてくる。腰越峠へは左側崖、急下降なので前の人と間隔をあけて一歩一歩慎重に。峠に下りて一息つき一旦緊張がとける。続けてハライドへの岩を登る。急登だがこれは短時間、間もなく山頂に到着。強風なので展望後下山とする。下山コースも紅葉黄葉と岩の景色も美しかった。お天気に恵まれて季節もタイムリーで最高の山行日となりました。ここはアカヤシオ(4月)・シロヤシオ(5月)も山を飾るということなので、その季節にも行きたいですね。

キノコ岩本体は人の後ろにあり見えていない。岩から降りる方が難しい。

例会報告 金勝アルプス・天狗岩  報告K・S

【山行日】 2020年11月8日(日)

【天候】 晴れ 

【参加者】女性6名、男性4名、合計10名

【コースタイム】上桐生駐車場 9:32~落ヶ滝10:04~天狗岳下11:25着(天狗岩登頂後 昼休憩30分)12:20出発~耳岩12:35~狛坂摩崖仏13:20~分岐13:40~上桐生駐車場14:45到着 15時30分バス乗車解散

全員集合
落ヶ滝
滑りやすい岩でした・・
天狗岩頂上までもうすこし・・
天狗岩から東側
天狗岩・登ったよ・・
振り返ってみる天狗岩
見事な紅葉でした・・

山行報告】日曜日で好天ということで草津駅からのバスはほぼ満員状態で上桐生の駐車場も多くの車が停まっていて、トレランをされる集団もおられたり、紅葉シーズン真っ盛りの金勝アルプスだ。多くの人たちと御一緒することになるのかな、と思いながら登山口へ向かった。今回は天狗岩への落ヶ滝線をコースにとる。途中に岩場があったり、ロープや鎖を使う箇所もあり、金勝アルプスの特徴でもある花崗岩の奇岩もたくさん見られる人気のコースだ。登山口から山道に入った辺りは紅葉はぼちぼちだが登ると進んでそうで期待しながら先に進む。登山道に入ると前日の雨の影響でいくつも小さな渡渉が続き、登山道が浅い川になっているところもあり、靴を濡らしながら落ヶ滝へ向かう。落ヶ滝の分岐でもしっかり渡渉で、滑りやすい岩だが足掛かりにしながら思い切って超える。滝への狭い道を進むとシダに囲まれた滑りやすい道が暫く続くが5分ほどで落ヶ滝に到着した。大きな岩の間から落ちる美しい滝で、水量も多く見ごたえがあるが、かなりの人、グループも次々とやってくるので、滝下に近づくのは諦め休む間もなく元の道へ戻ることにする。花崗岩の滑りやすい急坂個所をいくつか登って、大きな一枚岩が現れる。ロープもあり各自注意しながら楽しんで登った。鶏冠山からの北峰縦走線への合流点を過ぎると沢歩きはなくなり、その先は稜線に沿ってゆっくり登りとなる。少しづつごつごつした花崗岩の岩場もあり変化があり、小さなピークをいくつか超えると展望が開けてきて気持ちがよい。湖南の町や琵琶湖がきれいに見え、遠くに比叡山も霞ながら望むことが出来た。さらに進むと奇岩の石門岩が現れ金勝アルプスらしくなってきた。この辺りの岩場に登ると展望がよく周りの山々の紅葉がとてもきれいだ。風化した花崗岩の横のアップダウンはよく滑るがお助けロープがあったり、さらに進むと目指す天狗岩が見えてくるビュースポットにつく。天狗岩の上には人影が見え、手を振ってあげると向こうも答えてくれて楽しい出会い?の山歩きだ。11時25分天狗岩下の休憩場所に到着。かなりの人がおられてリュックを置く場所を見つけるのも難儀するくらいだった。そこから天狗岩へは一本の太いロープを使て登ることになるが、下山してくる人と交互に使うことになる。ちょうど大勢いの子どもたちが降りてくるので「家族連れも楽しめるコースやな」と話しながら順番を待つ。ザックはMさんがみてくれるとのことでお願いして、空身で9名が天狗岩のてっぺんを目指す。鎖があったり、よく滑る花崗岩の溝の間をちょっと苦労しながら無事9名天狗岩の頂に着いた。 頂上では360℃の大展望が味わえて大満足できた。が、天狗岩の上はそれなりの広さはあるが大勢の先客がいて、中には食事をとっている人もいる。そこに我々も含めて(笑い)どんどん登ってくるので、こんなところで過密状態?にと思いながら。短時間眺めを楽しんで、部外者も写ってしまう記念撮影をし、々に下りることにする。天狗岩から降りてお昼休憩。その後が耳岩に向かう。途中で先ほど登った天狗岩が眺められる場所があって、改めて天狗岩の全貌を見ることが出来て良かった15分ほどで耳岩に着いた。大きな岩が縦に並び立つ。両耳が重なって見えるから耳岩なのか由来は不明だ。何人かで巨岩のてっぺんを目指すが足場が分かりにくく、探しながら登ったので面白い岩登りだった。 上からは金勝アルプスの真下を貫く新名神の道が西に伸びるのが眼下に見えた。下山は様々な奇岩を見ながら、狛坂摩崖仏、逆さ観音にお参りし、色づき始めた南谷林道を通ってオランダ堰堤横の赤く染まった紅葉を写真に収めて、14時45分上桐生駐車場に到着し解散をした。今回、人は多かったが、展望もよく登山道も変化を味わえるところなので、季節を変えて別ルートも味わってみたいと思いながら帰路に着いた。