登山教室修了山行 蝶ヶ岳山行

山行日:7月26日(金)~28日(日)

天 候:26日・晴、27日・曇り後雨、28日・曇り後晴れ

参加者

 右京:T(CL)、M(SL)、女性6名、男性2名、計10名

受講生:7名、 参加者合計17名

コースタイム   7月26日(金) 京都→横尾 7:32京都発(東本願寺前)~12:05上高地バスターミナル着・12:20上高地発~13:05明神池13:22~14:12徳沢着~15:26横尾山荘着

7月27日(土) 横尾→蝶ヶ岳ヒュッテ 6:35 横尾山荘発~7:23槍見台(写真タイム)~10:52蝶ヶ岳稜線分岐蝶槍と蝶ヶ岳ヒュッテ組とに分かれる11:00稜線分岐~12:00蝶ヶ岳ヒュッテ11:00稜線分岐~11:18蝶槍着~11:36三角点~12:17蝶ヶ岳ヒュッテ着7月28日(日) 蝶ヶ岳ヒュッテ→三股 6:30蝶ヶ岳ヒュッテ発~6:35 蝶ヶ岳山頂着~6:45 蝶ヶ岳山頂発~9:03まめうち平(標高1350m)着~9:18出発~10:00ゴジラの木(休憩、写真タイム)着~10:13ゴジラの木発~10:20力水~10:53三股登山口着~11:05 駐車場着・11:17 駐車場発~12:00 安曇野(ビレッジ安曇野 お風呂、昼食)・13:45出発~14:00休憩(梓川SA)~16:13 休憩(内津峠PA)~18:50頃 京都着

【山行報告】

7月26日(金)

上高地到着後の一コマ

 7時30分、定刻通り東本願寺前を出発。名神高速から東海北陸道・飛騨清見ICを降り飛騨高山を迂回して上高地に12:05に到着。高速での渋滞に巻き込まれる事なく予想を超えて早く上高地に着くことが出来た。上高地で身支度を整えて今日の宿泊地、横尾へ向かう。上高地に早く着いた事で時間に余裕が出来、道中・河童橋で記念写真などの時間を楽しむ。明神、徳澤とエアリアタイムで中継点を通過。横尾に15時30分到着。小屋組、テント組に分かれて手続きを済ましそれぞれ宿泊施設に移る。テント組は早々に夕餉の膳をこしらえ入山記念の乾杯に興じる。小屋組は汗を流すだけだがジックリ湯に浸かり今日一日の疲れを癒し夕餉を戴いて明日に備えて早々にふとんに包まる。

7月27日(土)

   二日目出発前
あと一歩で蝶ヶ岳稜線

 急な台風の出現で山間部の天気は目まぐるしく変化。朝の携帯予報から10時頃には蝶ヶ岳稜線は小雨の予報。外に出ると前穂稜線上は晴れて気持の良い朝。朝の集合で雨の予報を伝えるとテント組は足早に出発しテント場の確保に向かう、その後を受けて小屋組が出発。稜線までは登り一辺倒、30分~40分刻みでの休憩を取りながら「槍見台」で念願の槍を見上げて一同感激、記念のシャッターを押す。槍見台からも稜線までは長く辛い登り。変わらぬ景色を横目で見ながら深い森の中を進む。右京の参加メンバーに比べて受講生の皆さんは足取りが軽やかでどちらが経験の浅い受講生か不思議な時間を過ごした。登山教室実技で経験したような足の痙攣や登山靴の損傷などそんなことが本当にあったのが不思議なくらいスムーズに登り終えた。エアリアタイムを少しオーバーして11時前に稜線に到着。稜線上の分岐地点に着いた頃、小雨が降り出す。当初予定していた三角点・蝶槍への山行は受講生3名と右京3名、合計6名で向かう。残りのメンバーは村田SL先導の元、今日の宿泊施設・蝶ヶ岳ヒュッテに向かう。この雨は台風の影響があるので蝶ヶ岳をよく知っているメンバーは寄り道をせず蝶ヶ岳ヒュッテを選択したようだ。私と仲間5人は三角点、蝶槍をそれぞれ踏んで蝶ヶ岳ヒュッテへ皆の後を追う。途中、小雨があがり日が差し込んで穂高の峰々を覆っている雲が風に流されて切れるかのような姿を見せて一同「お~・・・」とうなり声とも、ため息ともとれぬ声を出して足を止めては穂高を眺めていた。台風は夜半に関東地方に抜けて熱帯低気圧に変わる。風も深夜をピークに収まってきた。ただ、テント組はこの風雨で大きなダメージを受けたようでした。

7月28日(日)

   三日目・蝶ヶ岳山頂

 ご来光はガスに隠れて見る影もなく残念な結果に終わる。まだ台風の影響で外は風が強くガスに覆われていた。朝食を済ませ小屋の外でテント組と合流して蝶ヶ岳山頂に向かう。山頂で記念写真を撮り振り返って穂高の山頂を拝むがまだガスに覆われていた。少し様子を見ようと山頂で待機するが時々晴れるような様子を見せるのだが最後の一線を越えることが出来ず頂を見ることが出来ないため止む無く下山にかかる。右京の仲間は今にもガスが散れそうな穂高の頂に目を向けているが取れそうで取れないガスに一喜一憂してなかなか下山しようとしない。大きな声で「降りるよ・・・」と声を掛けるとやっと下山に足を運ぶようになった。昨日と違って今日はただひたすら降りる、降りる・・・。

       三股下山路中間点・まめうち平

中間点のまめうち平には9時頃に着いた。蝶からの下山路で今回感じた事は短いが沢山の階段が新設されていた事が印象深かった。階段は有ったかも知れないがここまで沢山階段を歩いた記憶がないので少し驚いた。まめうち平まで降りて頂上を降りかえると山頂近くだけがガスに覆われていた。台風明けのせいか私たちと入れ替わるように何組もの人が登ってきた。まめうち平を過ぎて足早に下ると登山口手前の力水でのどを潤す。1人1人手にすくい中にはペットボトルに取り込んで冷たい湧水にのどを潤していた。登山口に降りて今回の山行に参加していただいた仲間とハイタッチ。無事下山出来た事に感謝です。

   ゴジラの木の前で休憩

三股まで来ていただいた山下号に乗り込んでビレッジ安曇野で入浴と昼食を取って帰路に着いた。帰路は長野道・安曇野ICから中央道・名神と乗り継ぎ19時前に京都に着くことが出来ました。今回の登山教室に参加していただいた受講生の皆さんに心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

六甲・麻耶山 登山教室・第4回実技山行

例会報告

六甲・摩耶山(698.6m)

登山教室・第4回実技山行

日時;2019年7月7日(日)    天気;曇り

参加者; 会員;CL・T、女性8名、男性2名、計11名

     受講生;女性4名、男性3名、計7名 

     合計18名

コースタイム;阪急王子公園駅(9:30)~登山口(10:05)~行者堂(11:00)~摩耶山史跡公園(12:00~12:50)~山頂公園(13:10~13:30)~布引ハーブ園(15:45)~三ノ宮(16:30)

梅雨の中天気が心配でしたが、曇りながら雨もなく9時30分に集合、自己紹介と軽くストレッチをして出発しました。住宅街の坂道を登山口まで歩き、そこから青谷道を進む。行者堂跡までは舗装した(かなり剥げて荒れている)緩やかな登り道が続きます。行者小屋の前を過ぎると、緩やかな階段状の九十九折れの登りになる。私の体調が悪く先頭をMさんに交代してもらい後ろから登る。うんざりする頃ロープウェイとの分岐に到着する。ここから整備された緩い坂道になり仁王門の前にでる。門から真っすぐ石段が続いていて登りきると開けた史跡公園に着く。公園でゆっくり昼食、その後終了山行「上高地から蝶ケ岳」の説明がYさんからあった。公園から山頂まで尾根コースと森林浴コースがあるが私達は尾根コースを進み、摩耶山の三角点に出る。ここから山頂公園(掬星台)は目と鼻の先、神戸の街と海の眺めを楽しんで下山にかかる。天狗道はアップダウンが多く、道は滑りやすく足元注意で降りて行くのだが距離のわりにあまり降りない。稲妻坂に入ると急坂が続き一気に高度を下げる。ハーブ園との分岐で午後3時を過ぎていて、市が原経由で下ると距離があるのでコースを変更してハーブ園に向かう。山道からハーブ園の中に入ると華やかな観光地に雰囲気が一変しました。トイレ休憩の後、徒歩で下山するグループとロープウェイで下山するグループに別れて解散しましたが時間的には変わりなく帰りの電車で一緒になりました。

(今回、CLの体調不良で皆さんの脚を引っ張りすいませんでした。)今年の終了山行は梅雨明けの青空のもと楽しく山行できますように!!!                            記・T・T

登山教室実技4 麻耶山山行感想文

                                記:H/T

宕山でパンフレットをもらい友達を誘って教室に参加して、早くも最終の登山。摩耶山は何度か別ルートで登っているのですが、梅雨時の蒸し暑く何度も登り降りはかなりバテました。今までお会いした会員の皆さんから山での知識*マナー*色んな山々の魅力を聞かせて頂いて将来の夢がどんどん膨らみ、登山教室の方々とはお昼しながらここまでの経緯を話して縁を感じたりして充実した一日でした。有難うございます。

この日のご褒美はユリの花畑!大滝!でしたが、アルプスでは蝶ヶ岳の絶景を皆さんと楽しめたらとワクワクします。経験浅い私達ですが宜しくお願いします。

無雪期搬出講習会 報告

2019年 無雪期搬出講習会 報告

日 時:2019年6月30日(日) 8:30~13:20

場 所:天王山麓・桜の広場講演

天 気:雨

参加者:右京12名、乙訓・10名、樹の根・2名、左京・3名、田辺・5名、    西山・44名、福知山・2名、伏見・12名、明峯・3名、やましな13名。    15労山・134名。

内 容(応急法 担当会・西山ハイキング)

 傷病者及び救助者の安全を確保する。あくまで、医師又は救急隊へ引き継ぐ迄の応急手当てにとどめる。帰宅後、必ず医師の診察を受けることを勧める。等を、心得てもらい応急法の講習会が始まった。15班に分かれ実施。その後、搬出方のデモを救助隊と数名のスタッフの方々にやって戴いた。昼食をはさんでセルフ班・10班と組織班・2班に別れ各班毎に実施。終了後、反省会を行い、解散。 

時折吹き付ける雨風にシートが惓れ溜まっている雨水が落ちてくる中での講習会は講師の方も受ける方も大変だったと思いました。スタッフ&参加者の皆さんお疲れ様でした。                       救助隊事務局   

大文字山二段の滝・読図山行報告

大文字山二段の滝、読図山行報告

日時6月23日(日) 天気 晴れ            記:村田 茂子

参加者 Ⅼ・M、女性11名、男性3名、合計15

コースタイム   銀閣寺道8:30~仙人塚9:20~火床9:49~三角点10:08~熊山10:40~三叉路10:49~孫熊山11:00~小熊山11:03~曾孫熊山11:30~三叉路11:40~渡渉11:46~下降12:37~二段の滝13:03~ゲート13:38

今回は読図に重点を置き、要点、要点で立ち止まって、全員が地図を見て進行方向を決める、異議のある人は異議を唱えることを確認して出発。途中、一人体調が悪くて下山してしまいましたが、三角点まではメインルートを取る。三角点から北西の道を取ります。細いながらもふみあとが、しっかりとついています。熊山までは何人か行っています。道を知っている人が先頭に行っては面白くないとの声が有り、初めての人が2,3人組んで先頭に立ってもらい、立ち止まった所で皆で考えました。1/10000の地形図なので詳しくて良く地形がわかります。熊山から孫熊山に行く途中、三叉路で立ち止まり、考えようとしていたら、後ろから「そこを右に行くと孫熊山に行けるよ」と御親切に教えてくれました。少し有難迷惑。木にも三叉路と書いた札がぶら下がっていました。帰りはここを左に入ることを確認して、孫熊、小熊、曾孫熊と熊さん一家を巡って三叉路に戻り、下って渡渉をして、また稜線まで登ります。川の右側の尾根を下って行くのですが、何度か確認をしました。後、二段の滝までの下降点を探して尾根の先まで行きました。下からは滝の音が聞こえてきます。降りれそうな尾根が有りますがふみ跡がなく結構な急斜面です。念のため、ロープを出して下まで降りるとふみ跡が出てきました。二段の滝で、休憩をしている間に西村さんが、登り返さづにこのまま川沿いに行けば道に出ると、見てくれました。地図ではまた、尾根まで登って道に出る様になっていたので「よかった」 帰ってからGPSで確認すると予定通りの道でした。

登山教室実技Ⅲ鞍馬~天ヶ岳

登山教室実技Ⅲ 鞍馬~天ヶ岳

                    記:山下建男

開催日:6月9日(日)

天 候:曇り

参加者

 登山教室:12名

 右  京:瀬角(L),村田、吉野、坂本、岸本、川辺、佐野、瀬角、石田、山下

      右京10名、 合計22名

コースタイム

 鞍馬9:00~9:30薬王坂峠9:10~11:00戸谷峰11:10~13:00天ヶ岳13:20

  ~14:30焼杉・大原四辻峠14:40~15:00大原寂光院~15:30大原

出町柳叡電前8:30集合、叡電に乗り鞍馬へ出る。車中、倒木に覆われた斜面を目のあたりにして心が萎える。鞍馬で今日の参加者を紹介していざ出発。

                  天ヶ岳山頂での集合写真

薬王坂峠に向かう途中行き成りアクシデント。受講生のお一人が登山靴を履き違い普通の靴で登攀中、踵が割れてしまった。村田女医の救急処置を施しそのまま山行。薬王坂で一息入れて縦走に取り掛かる。天ヶ岳までは緩やかな登り、

天ヶ岳山頂手前でわずかに急な登りとなる。予報では小雨がいつ来てもおかしくない空模様ですが樹林の中では爽やかな風が吹いているだけで穏やかな天気でした。受講生の皆さんも歩き慣れて来たのか順調に歩みを重ねています。途中、三又岳、戸谷峰のピークで休憩を取り天ヶ岳手前で行動食を取る。

行動食修了間際現在地確認を地図を見ながら受講生の皆さんに問を投げかけるる。地図読みも少しづつ出来て来たのか高度640mのヒントを出したことで現在地を見事に皆さん的中。地図の使い方について方位と進行方向の確認だけでなく高度と地形より判断して現在地を予測する事にもチャレンジしていただいた。天ヶ岳山頂では昨年の台風の影響か立ち木に隙間が出来て一層日当たりが良くなっていた。山頂からの下山時、ほんの少し寄り道して関電送電線直下の広場に出て北山の山並みに見とれ、地形図を片手に整地を来ない出発地点の鞍馬方面を確認する。山頂からV字に下山路をとりシャクナゲ尾根分岐を過ぎて焼杉山・翠黛山・寂光院四辻峠へひたすら降りる。ここまでくればあと一息。風がる良くなってきたが青空も見えてお目が降る気配が薄れてきた。

四辻峠から苔むして雨に削られた道を降りてようやく寂光院へ、そのまま道を降りて行くと駐車場を兼ねた広場に出て一息入れて解散とした。

心配された雨も降らず、大きなアクシデントもなく無事に走破できました。受講生の皆さんも山歩きに慣れてきたようで後1回・麻耶山を経験して北アルプスへチャレンジします。

受講生からの感想文

 大槻弥生

 山は好きで時々登ってはいましたが登山教室に参加しての山行きは今まで

とは違う発見の連続です。机上講座での基礎知識、地図読み、お天気(雲の

形)。そういうことを知って登ると何倍も楽しい。そして山の会の皆さんとの

会話やお菓子交換でさらに何十倍も楽しくなります。

もっと早く知りたかった、そんな気持ちになりました。これからもどうぞ宜しくご指導ください。

             出発前の挨拶
        痩せ尾根を歩く
         休憩の一コマ
                                
                      遠くに霞む琵琶湖