例会報告<女性委員会山行>  菊水ルンゼ 記:M・J    

【山行日】 2021年3月14日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】女性16名 (女性委員2名)右京5名、山科2名  樹の根・1名 、洛中・5名   左京・1名、 計・5労山 16名

コースタイム】鈴蘭台駅(10:05発)~ルンゼ入口(10:50)~尾根道(13:20)~菊水山(13:40~14:00)~鍋蓋山(15:20)~七三峠(15:40)~猩猩池(16:10)~JR元町駅(17:20)

【報告】

鈴蘭台駅から石井ダムに向かって線路に沿って進む。続いて川横の広い舗装路を進む。途中の広場でリーダーから説明があり、2班に分かれて行動することになる。烏原大橋を渡る手前の左側にルンゼの入口がある。山腹の踏み跡を確認しながら進みルンゼの麓に着いた。大きな岩と灌木のガレ場を登って行く。しだいに岩がむきだしになり、水がちょろちょろ流れ、滑りやすい。3点指示で登り超える岩場も。途中3か所でロープを出し安全確保してもらう。リーダーの支持に従い慎重に進んで行く。向かいには妙号岩が眼下にあった。ルンゼ上部はなだらかになり進行方向右手の落ち葉でフワフワした斜面を登ると尾根道に出た。しっかりした尾根道を進んで行くと菊水山に到着した。神戸の景色を楽しみながら少し遅い昼食を取った。城ヶ越で下り、今度は鍋蓋山へ山道を順調に登って行く。鍋蓋山山頂はなだらかで眺めが良い。帰りは七三峠から猩猩池、大師道、諏訪神社と整備された山道をただ黙々と歩いた。JR元町駅で解散となった。

【参加者の一言感】

✿久々の岩。とても楽しかったです。有難うございました。(M)

✿「菊水ルンゼから菊水山」に参加して改めて思ったのは、労山メンバーのザイルテクニックの素晴らしさです。年齢的にルンゼ申込には逡巡しました。でもこれがラストチャンスかと思い切って申し込みました。無事登れたこと、平田さん・新藤さん・辻さん皆様に感謝します。(O)

✿前日の雨もあり、岩が滑りやすく岩登りは、苦労の連続でした。しかし、危険なところは、ロープを使って安全確保をしていただき、安心して登ることができました。山頂からの眺めも良く、とても楽しい山行でした。(N/Y)                       

✿女性委員会の山行は初参加で、右京以外の会員の方と行動するのは新鮮でした。ルンゼのルートで迷うこともありましたが、岩を進んで行こうという声に勇気をもらいました。そして無事に登ることができました。山の楽しさが増えました。いい経験になりました。(M)

         

例会報告 野坂岳~赤坂山テント泊縦走

山行日:3月13日(土)~14日(日)

天 候:13日・雨、14日・晴れ

参加者:女性1名、男性2名、合計3名

コースタイム 13日(土)京都駅6:59発サンダーバード乗車~敦賀7:58分着~タクシー~8:35野坂岳登山口-9:56野坂山稜線・野坂山頂2㎞標識-11:30野坂岳避難小屋・行動食12:20-13:06・P797m-14:00P726三角点-14:40標高790m・テント設営(泊)

14日(日)標高790mテント場8:00-8:55・P886m-9:13・P806m-9:49・P661m-11:20・P756m-11:40・P827m・行動食12:15-12:50三国山山頂13:00-14:00明王ノ禿-14:40赤坂-16:35マキノ高原温泉さらさ湯・下山

【例会報告】

  いや、疲れました。けど、楽しかったです。山行直前に風邪を引いて不参加となった高岩君へ「めっちゃ楽しかった」です。

13日(土)雨:6:59のサンダーバードに乗った京都は曇り空でしたが敦賀につくと雨粒がぴちゃぴちゃと跳ねるような雨に変わっていました。登山口にタクシーで向かい車中でリーダー交代の告げられ山下がリーダーを務めることになりました。登山口では小雨に代わっていましたが止む気配は有りません。他の登山者は誰一人として見られませんでした。小雨降る中、登山口を出発。稜線に上がるまで谷筋をなめるように登り、稜線近くで登山道に雪が残り避けるように登って行きました。「野坂山頂2km」の標識が見えてやっと稜線に乗りました。雨は止むこと無く風も強く感じるようになってきました。ゆっくり先頭を歩く村上さんのお陰でばてることなく足が進みました(後から聞くと前半は調子が上がらずスローペースになったようです)。久しぶりのテント装備に加齢も加わりスローペースで山頂避難小屋まで3時間余りかかりました。避難小屋で出発間際に軽アイゼンを装着しました。小屋の外は小雨でけむり視界が悪く赤坂山へ続く尾根道への入り口がすぐに見つけられず暫くYAMAPと周りの景色を見比べながらやっとのことで尾根筋に通じる尾根道を見つけ誰も踏んでいない尾根道を降りていきました。尾根道は所々で雪をかぶり道筋がはっきりしないところや尾根全体がが白い雪(ザラメ雪)に一面覆われて小枝をよけながらルートを探して歩きました。ザラメ雪の下は時に足元が空洞になってはまり込み立ち往生しました。思った以上にアップ・ダウンが続きルート確認に時間がかかりましたが何とかコース半まで来ることが出来、テントを張ることが出来ました。昼からも雨は止まず西風が強くなりテント設営場所を作るのにも苦労しました。深夜、テントの下では風が吹き荒れるすごい音に冷や汗をかきました。 昼からはがぜん村上さんに元気が戻り道なき道をルートを探す歩きの楽しみが分かったのかいきいきしてました。雨と風と雪が混ざり合った最悪のコンディションだからこそ高岩君もここに居ればもっと楽しんでいたでしょう・・・

14日(日):5時45分起床。朝食を取りながらお湯を作るのに時間がかかり出発は8時になりました。今日は雨も止んで青空が覗いていましたが風は相変わらずすごい音を出しながら駆け抜けていました。テント場からP661mあmで駆け降りたことも有り順調に進みましたがP756mへの登りから時間がかかりました。登りは夏道一面ザラメ雪に覆われトレースは消えて雪の急斜面をジグザクにトラバースの登攀で体力の消耗が激しかったです。三国山手前で行動食を取り三国を越えて一気に赤坂山に駆け上る予定が三国山を越えて明王ノ禿を通るルートが雪で消えてしばし地形図と睨めっこしながらルートを探し明王ノ禿まで1時間を費やしてしまいました。読図山行で時間は取られましたが楽しかったです。赤坂山山頂に出ると空は快晴で遠くまで見渡せましたが風が強く吹いて栗柄峠までの下山道では西風にあおられて体がブレるほどでした。赤坂山山頂付近は強い風で雪は吹き飛ばされ暁がむき出しでしたが下山路はザラメ雪に覆われて足を足られることがしばしばありました。東屋まで降りるとホッとした気持ちになりましたがそこから長い階段道を降りていくのに程ほど疲れました。マキノスキー場跡に降りてさらさの湯バス停について時刻表を見ると10分ほど前にバスが出て次のバスあまで50分程待つことになりました。留守本部に下山報告を入れて縦走テント泊を終了しました。三人三様で疲れた表情でしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。高岩さん「めっちゃ楽しかった」ですよ。

例会報告 平日山行 

諸羽山~如意ヶ岳  報告:K・S 

【山行日】 2021年3月11日(木)

【天候】 晴れ 

【参加者】 女性9名、男性6名、合計15名

【コースタイム】 山科駅8:30~諸羽児童公園8:50~諸羽山9:10~蔭山9:45~雨社10:50~如意ヶ岳11:05(着)(昼食休憩)11:50(発)―12:15右大文字三角点12:30―13:30七福思案処13:40―14:05南禅寺山門前解散

      

【山行報告】

関西のコロナ緊急事態宣言解除になり久しぶりの例会です。15名の多人数となり諸羽公園から2ループに分かれて出発しました。朝から快晴で足取りも軽く登り口に向かいました。 諸羽山山頂までの登りは急で、石ゴロゴロ、落ち葉も多く足場の悪い道でしたが、所々で山科市街も見え少し汗ばみながらも気持ちの良い足慣らし、10分ほどで諸羽山頂上に到着です。衣服調整をしてそのあとは尾根に沿って何度かのアップダウンはありますが木漏れ日の中を気持ちよく歩けるコースです。「なんか北山の尾根道を歩いているみたいやね」の会話も聞かれました。先頭をお願いしたSL2人のペースも良く柳山、蔭山と順調にピークを越えます。雨社まではいくつもの分岐があり、立ち止まっては読図で確認していたのですが、一度毘沙門寺方面の道に入りそうになりました。後グループからの指摘ですぐに戻りましたが「高山より低山こそ道迷いが多い」の言葉が浮かびます。雨社に寄り道をして11時過ぎに如意ヶ岳の大阪航空管制台前の広場に到着。青空の下で山科方面を眺めながらゆっくり昼食をとりましたが、広場付近では台風での倒木を切るチェーンソー大きな音が響いていて、驚いたのは倒れていない立木も切り倒す作業が行われ、ブルドーザーで運ぶ音が交互に響き渡っていました。倒木を片付けてもらうのに感謝しつつ、下山時、「木が無くなると山が荒れますね」と作業をされている方に声を掛けると「新しい木を植えるためには切らなしゃあないです」と話されていました。次々と切り倒された木を見て、今から植えて、元の木の大きさに育つには何十年もかかるやろなと、ちょっと複雑な気持ちになりながら、木影がすっかり無くなった登山道を下りて大文字に向かいました。三角点までの道は通るたびに倒木が整理され、歩きやすくなり助かります。それでも大きな倒木が残っているところもあり、3年前の台風被害の凄まじさを思い出します。頂上三角点は天気も良く緊急事態解除の関係もあってか、驚く程人が多くびっくりです。学生さんたちは春休みなのかな。若い人も多く、休憩は別の場所にすることにして早々に退散移動です。京都トレイルコースに入ると軽装の山歩きのグループや観光客風の方たちとも出会うのでマスク必須。息苦しい歩き時間になりましたが、午後から交代した各SLも良いペースで歩いてもらえて、七福思案処分岐に13時30分到着です。10分ほど休憩を取り、ここからはトレイルコースから外れて南禅寺への道を下ります。途中時間もあるので、一度ゆっくり寄りたかった、「駒が滝」とその横にある「大日如来と弁財天」が祀ってある洞窟に寄ってみました。滝の水は少なめでしたが面白い掲示があります。「滝修行は興味本位、スポーツ感覚、等間違った心で行ってはいけない。正法衣で行い、裸や水着で滝に打たれてはいけない」と英語と絵も添えて注意書きが掲示されていました。観光客の中に滝に打たれる人もいるのか、滝修行の意味を伝えるのは難しいだろうな、と思いながら眺めておりました。                                     洞窟にお参りし、その後はゆっくり下山して南禅寺山門着。14時解散しました。本日の登頂は、諸羽山・柳山・蔭山・如意ヶ岳・大文字山・大日山のでした。まだまだコロナ禍で気は緩められませんが、参加者も多く、皆さんが楽しく歩き、交流をされている(気を付けてですが)姿を見て、近場でも工夫次第、トレーニングも兼ねた山行でも体も心も元気になるなと改めて思った例会でした。

    

    

                       

個人山行 日本100名山 宮之浦岳 67座目

3月14日快晴

晴れの日に宮之浦岳に登るために、まずは鹿児島に移動して自転車で温泉巡りをしながら天気予報を毎日チェックして、2日連続で降水確率10%以下になる日を待ちました。12日金曜日朝のチェックで13日14日15日が連続で該当したのでレンタカーを手配した。13日土曜日16時から2日間Jレンタカーで11740円、鹿児島県独自のキャンペーンで条件を満たして5000円引き。宮之浦のAコープで氷詰めしたビールと晩ご飯を買い込んで淀川登山口へ、先に到着した全員が淀川小屋に向ったおかげで登山口駐車場には私一人となり、テントの予定でしたが駐車場にある小屋を一人で使わせてもらいました。朝4時10分出発、小屋から頂上までの標高差は600mくらいしかないので登り下りは割と楽な登山でした。9時50分頂上到着、登山は快晴にかぎる、360度全開の最高の眺望を楽しませて頂きました。風もなく暖かな日差しのもとゆっくりとした時間を楽しみました。14時30分駐車場に下山完了、このままレンタカー返却すれば24時間のレンタルでも良かったのですが他に行きたいところもあったので。再びAコープでビールと食料を仕入れて平内海中温泉へ、この日の干潮時間は夜中の1時でしたので近くにテントを張り晩御飯を頂き、目覚ましをセットしましてちゃんと快適な温泉を楽しみました。屋久島には9つもの温泉がありますそのうち6つを堪能させて頂きました。また屋久島からしか行けない島「口永良部島」に1泊2日、行きはフェリー帰りは漁船で行って参りました。この島は火山島でいい温泉が4つもあります、交通機関も食堂も無いので全て持参です。食料は屋久島ですべて買い込み、交通は京都から持って行った自転車です。是非とも屋久島まだの方は行ってみてください、天気が良ければ最高です。

サンフラワー往復 24340円輪行ならば自転車は0円 

行き 屋久島ェリー5200円+自転車900円 

帰り 屋久島高速船9200円+自転車1000円

屋久島YHシングル1泊5280円 他全てテント泊 

レンタカ-6720円(5000円引き) ガソリン代1997円

口永良部島自転車込で往復680円 

京都-大阪南港(阪急+大阪メトロ)往復1420円

合計56,737円 こんなに安くて屋久島行って温泉堪能して、宮之浦岳登ってが楽しめます。ツアーで行くなんてもったいない。皆さんも是非とも個人で計画して、実行してください。

個人山行報告  「 武奈ヶ岳から細川尾根 」  

2021.2.6(土) 晴

( 参加者 ) 3人  Oさん、Mさん、Nさん

( コースタイム )防村登山口8:50→御殿山ランチ12:00・武奈ヶ岳12:53~13:15→p706ティータイム15:15~15:30→513m分岐15:58→16:40細川登山口

( 報告 O・S)

添付地図「武奈ヶ岳→細川尾根」は2月6日の軌跡。

暖冬ではあるが直前の寒波に雪景色を期待した。当日は申し分のない青空、しかし雪は御殿山手前からであった。寒くて弁当どころではない武奈山頂も今回はポカポカ陽気でゆっくり眺望を堪能できた。山頂から北へ進むと、右は細川峠へ、左は細川尾根と分れる。北西尾根であることを確認して下りていく。1000m辺りで右折し更に下っていく。数年前の細川尾根はワカン必携であったが、今回は途中でアイゼンを外した。706mでティータイムをとったりして、穏やかな山行日にチョット油断をしてしまったか…。樹林帯に入り513mで左折する。此処からが要注意!というのは、踏みあとがしっかりついているからとその道を行ってしまうとやがて激下りになり危険。この先は伐採した原木を転がして川に落としていたという道につながるらしい。南西方向に進路をとるのだがこれが鬱蒼として倒木もある踏みあとすらない難渋ルート、標高差にして50mはリボンを見つけながら進んだ。やがて登山道らしいと思ったらコンパスは北北西を指していた。平地になると苔むした石垣もありその昔は家も建っていたのだろう。冬の細川尾根は16時には下山しておくこと、反省。
 細川尾根については右京に入会した頃の思い出があります。I・Tさんリーダー例会「細川尾根から武奈ヶ岳」ワカン必携とありました。ワカンって何ですか?と聞いた私でした。エアリアマップ1996年版にはあった細川尾根ルートが2005年版にはルートが消えていました。