例会報告  権現山~蓬莱山(1174m)

                         報告者:K・S

【山行日】 2019年11月17日(日)

【天候】  快晴 

【参加者】 CL:K、女性2名、男性2名、計4名

【コースタイム】権現山登山口9:00出発~権現山山頂10:05~ホッケ山山頂10:40~小女郎峠10:05~小女郎池着10:10~昼食休憩~小女郎池発11:50~~蓬莱山山頂12:20~打身山ロープウエイ乗場12:55~山麓駅13:05~JR志賀駅13:50

【山行報告】

出町柳駅から京都バスに乗って平のバス停に予定通り到着。増便は

去れなかったので込んでいたが座ることが出来た。平からは権現山

登山口までの国道歩きは猛スピードの車を避けながら緊張しながら

の歩きで林道に入って権現山登山口に10分程で到着。登山口からは杉の植林の森の中の登りが続く。時々倒木があったり急坂が続くがアラキ峠には30分程で到着。見晴らしの良くない場所だがバス停から先に歩かれていたお二人が休憩を取られていて我々も衣服調整で休憩を取る。アラキ峠からは人工林も少なくなり紅葉の綺麗な場所もあって気持ちを和ませてくれる。

暫く進むと大木と倒木が酷く重なるように倒れている。迂回路が分かりにくく、通過するのに少し時間がかかったが、すぐに登山道に出られた。暫く登っていくと、この数年の台風などの影響で登山道が雨で大きくえぐれてしまい歩きにくい個所が続く。うまい具合に登山道に沿ってふみあと跡が登山道の様になりそちらはとても歩きやすく、権現山山頂に予定より早く到着出来た。広場の様な山頂は360度パノラマで、東には琵琶湖や大津市の街並みが眼下に広がり、

西には京都北山の山並みが遠くまで見え、山肌の紅葉が進んでいてとても綺麗だった。

権現山からホッケ山、小女郎峠までは尾根歩きの道になり多少のアップダウンはあるが琵琶湖が一望でき、これから向かう蓬莱山の頂上が正面に見える。熊笹の稜線が綺麗で歩きながらの眺めは最高だ。登山者ともよく出会い人気のコースなのが良くわかる。天気も良く、見晴らしも良いので足取りも軽く楽しみながら歩けたが、熊笹が一面刈り取られたようになっていて、シカの食害の凄さには驚いた。小女郎峠を経て池には11時過ぎに到着した。池の北の小高い場所にお昼休憩場所を確保。最高のロケーションの場所で口々に「ずーとここにいたいな」「ここでゆっくりしていたいわ」など腰が落ち着いてしまったメンバー4人だった。

出発の頃には小女郎池の辺りは人気のスポットなのか人も増えてきて、早めに到着していて良かった。神秘的な小女郎ヶ池をバックにまたまた写真を撮ってもらって蓬莱山への最後の登りに向かう。蓬莱山への道は以前はごろごろ石だらけの歩きにくい道だったが、この数年の台風等の大雨で道が荒れて歩きにくくなり、登山者が笹の上を歩くので新たな道が出来ている。少し複雑な気持ちを持ちながら歩きやすくなっていて山頂には30分足らずで到着できた。蓬莱山頂上からは武奈ヶ岳や比良山系の山々が一望出来て大満足の山行となった。頂上付近はロープウエイを使って登ってきた方が多く身軽な格好で展望の良いところでくつろいでおられたり、スキー場オープンへの準備も進んでいるようで、人工降雪機の機会がセットされていたり自然の中を歩いてきた空気との違いにびっくりする。頂上を後にしてスキー場を下って打見山のロープウエイ乗場に着くと、有名になった展望テラスカフェをめざす長蛇の列が出来ていた。観光客の多さに圧倒されながら、我々は蓬莱山を後にした。ロープウエイは最高速のスピード運転の様で、きれい色づいた中腹の紅葉を味わう間もなく、な、なんと4分で山麓駅に着いてしまった。ジェットコースターのようなスピードにも圧倒されてしまった。 気持ちの良い、楽々?山行が出来たので、山麓駅から志賀駅まで歩いて午後2時前にJR志賀駅に到着し無事山行を終えた。

【例会報告】  谷瀬の吊り橋と玉置山(1,076m)

山行日】11月13日(水)~14日(木) 【参加者】(CL)S、女性5人、計女5人

【コースタイム】

10/13 大和八木(8:45~9:15)=上野地・谷瀬のつり橋(12:15~15:00)    =十津川温泉(16:10)=宿・山水(16:22)

10/14 宿、タクシー8:30=野猿(8:40~8:50)=玉置神社駐車場(9;30)―玉置神社(9:40~9:50)―玉置山山頂(10:10)―駐車場(10:25)=十津川温泉バス停(11:05~12:14)=上野地(13:20~13:40)=大和八木(16:36)

【報告と感想】                     記: S・W

8時45分、バスの発車30分前の集合はちょっと早すぎるかと思いましたが、一人遅れてこられ、様子のわからないところなので早い時間にしておいてよかったと思いました。5時間くらいかかる長距離バスなので、観光バスタイプかと思っていたのですが、本当の路線バスタイプなのには内心驚きました。橿原の町中をゆっくり走った後川沿いの道に入り少しスピードを上げて走ります。所々で水害の被害の跡の説明や、大きなダムの説明を運転手さんがされます。杉林や檜林のなかにきれいに紅葉した木々が見られ楽しみました。

中でも皆が我が行く先を思ったのはわたしたちが下りるバス停の手前で降りるおばあさんがバスの割引カードを買ったらそれで降りられると思って、降りようとしたのですが、それにはお金をチャージしなければいけないことが理解出来なくて運転手さんと押し問答をしていて中々バスが出ません。私たちもおばあさんの理解できないのはわかっていても説

 

明できる自信がありませんので成り行きを見ているしかありませんでした。前に座っていた比較的若い人が何とか説明しておばあさんは下りることができました。私たちもホッとするとともに世の中の進歩についていけなくなることを痛感した一幕でした。間もなく上野地に着きホットしました。観光地だから食べるところはいくらもあると思っていたのは間違いで平日のためあまりありませんでした。時間はゆっくりあるのでおうどん屋さんを見つけ昼食にしました。おうどん屋さんでゆっくりした後はいよいよ谷瀬の吊り橋です。真ん中に20センチくらいの板が4列置かれています。両端は50センチくらい針金の網があり、横まで上がっているので落ちることはないと思い歩き始めました。幅は広くて手すりとして掴まって歩くというわけにはいきません。縦揺れには何とか耐えられますが、横に揺れた時はとても怖かったです。最初怖いと言って戻った人も最後には渡り切り、全員渡ることができました。十津川温泉に行くバスのことも考えて、観光バスのお客の少ない時を見計らって戻りました。上野地から十津川温泉までは同じ十津川村だから近いのかと思ったら、さすが日本一大きな村だけあって1時間もかかるのです。十津川温泉のバス停には宿の方が迎えに来てくださり、宿へ直行です。宿ではほっこりと温泉につかり、地のものを使った食事がとてもおいしかったです。皆満足でした。

11/14心配していた雨もほとんどあがり、迎えに来てくださったタクシーに乗り込みました。まずは野猿(やえん)を体験しようと野猿のあるところでタクシーを留め、それぞれに体験しました。運転手さんがとてもいい方でロープを一生懸命に引っ張ってくださり、後の運転に差し支えるのではないかと思いました。

野猿の後は一 路玉置神社へ。玉置神社は玉置山の9合目ぐらいに位置します。玉置神社の駐車場でタクシーには待っていただいて、お詣りすることに。雨上りでしっとりした山の中、厳かな感じのする神社でした。お詣りの後は玉置山の頂上へ。私はひざを痛めているので来た道を戻り、駐車場へ戻りました。皆さんも程なく戻ってこられました。タクシーに乗り込み十津川温泉のバス停に直行。そこでやさしくて、楽しい運転手さんとはお別れです。いい運転手さんで大型タクシー(小型マイクロバス)でよかったです。バスが来るまで1時間ほどあったのでコーヒータイムと足湯でのんびりとバスを待ちました。定刻に来たバスに乗り、上野地での20分の休憩時間(長距離バスなので、3か所ほどトイレ休憩があります)にめはり寿司とこんにゃくの煮たのを買ってお昼にしました。あとは大和八木駅目指し、定刻にバスがついてくれることを願いながらバスに乗りました。定刻に着いてくれると京都行きの急行に乗れるのです。バスはラッシュに巻き込まれることもなく無事大和八木駅に着き京都行の急行に乗ることができました。

谷瀬のつり橋と玉置山1077m

                         H記

日本一長い路線バスに乗り日本一長い谷瀬のつり橋に。揺れて怖かったけれど300mを渡れました。熊野古道のある世界遺産の玉置神社は雨で無理かなと思いましたが参拝できたことと、そこから20分の玉置山に登れてうれしかったです。渓谷沿いに民家が点在するかつての秘境といわれたこの地もかなり復興したとはいえ台風の爪痕があちこちに残っていました。親切な運転手さん、野猿体験、温泉宿、夜の雑談等、心が癒された二日間でした。ありがとうございました。

例会報告 平日山行①愛宕山(924m) 

報告:K・S

【山行日】 2019年11月7日(木)

【天候】 晴れ 【参加者】 CL/K 女性2名、男性2名、計4名

【コースタイム】清滝橋8:50出発~月の輪寺10:20~愛宕神社11:25~昼食11:45~12:20発~ケーブル駅跡13:00~水尾別れ13:15~水尾14:00~JR保津峡駅14:50解散

【山行報告】

10月は雨で中止だったので「平日山行」第一回目です。朝方は冷え込んでいましたが穏やかな天気となりました。8時50分清滝橋前を出発月の輪寺コース登り口へ向かいました。ちょうど当日は嵯峨中学校の愛宕山登山競争が行われていて、「表参道やったら中学生の邪魔していたかも」と笑い合いながら30分程舗装蕗を歩いて登山口へ。

愛宕神社本殿前

月の輪寺コースは所々石がゴロゴロ、急坂もありましたがお馴染みのコースです。4人なのでこの間行った山行談義を楽しみながら、ゆっくり月の輪寺への山道を歩きました。月の輪寺に10時20分到着。月の輪寺では、本堂の中では信者さんたちらしい方たちが読経をされていて、御堂の扉も開いていて中の仏像を直接拝見できました。休憩後は愛宕神神社まで約一時間。途中の大杉谷コースとの分岐の辺りは、いつもは紅葉が綺麗に見られますが、今年はまだ早かったようですが、展望の良いところに来ると京都市内が一望出来て、太陽の光を浴びて桂川が輝いて見えていました。

神社への最後の石段に少し苦労しながらも11時25分愛宕神社に無事到着出来ました。本殿と奥の社にもお参りをして、本殿前で写真を撮って頂いて、昼食場所の広場へ向かいました。山頂の気温は10度程なので日当たりのよい場所を探す4人でした。冷え込みが早い参道の辺りは少し色づき始めていました。ちょうど広場横の参道が嵯峨中学の愛宕山競争のゴールになっていて、ヘトヘトになって登ってきた生徒さんたちに先生たちが声援をされていてにぎやかでした。先頭の早い子は、陸上部で50分程で走って登って来ていたそうです。さすがです!昼食を取りながら「運動部の子は早いけどね、苦手な子はより運動が嫌いになるかもね」等などスポーツ教育談義もしながら、三橋さん提供のコーヒーを頂き、冷え込むので30分程で広場を後にしました。

水尾別れ手前で昔あったケーブル駅跡への道を紹介していると「行ってみたい」「4人なら怖くない(笑)」という話になり、ケーブル駅跡へ行く事に決定。大きな倒木がありましたがしっかりテープ印もあり、10分ほどで愛宕山ケーブル駅舎の広場にでました。森の中から突然表れた駅舎は90年前の建物で、さすがに長い年月、時の流れを感じる姿でした。2階建の建物の壁や天井は錆びついた鉄筋が浮き出ていたり、床には穴もあき、階段も今にも崩れそうでした。(京都愛宕研究会の解説板では1929年に愛宕山ケーブルが開通、2階には食堂があったと書かれていました)タイムスリップした様な不思議な雰囲気を味わいながら、それぞれ写真に収め「今日の山行の一番の収穫やね」と口々に話しながら遺跡を後にしました。再び登山道に出て、水尾別れからは一気に柚子で有名な水尾里へ下りました。Nさんから「以前例会で愛宕山から下りて、柚子風呂に入って水だきを食べた事があるよ」とのお話を聴かせてもらい「いつかまたやりましょう」と話しながら柚子の里の集落を通って、残りJR保津峡駅までの4Kmを歩きました。15時のJR電車に乗って帰路につきました。今回、ケーブル駅跡に初めて行けて喜んでもらいました。行き慣れた愛宕山ですが、トレーニングも兼ね、行き慣れたコースをベースに一人ではいけないコース歩きなども取り入れて、気軽に参加できる平日例会を続けられると良いなと思いました。次回は12月5日(木)です。11月のふみあとには4日(水)ですが変更しています。寒くなってきたのでお昼は野菜鍋で暖まり、下山は水尾別れ手前から下山大杉谷コースです。

例会報告「 雲洞谷山~鷹ヶ峰~岩瀬 」

2019.11.4(月) 曇のち晴

 参加者 :5人 (L):O、女性:3名、男性2名

( コースタイム )朽木新本陣8:07→名護坂8:35→東山9:15→行者山9:27→p571 9:50 →雲洞谷山10:20→大彦峠11:00→大彦谷林道ランチ11:30~12:05→鷹ヶ峰12:50→桑野橋分岐13:10→p536 13:50→p427 14:20→ゲート 15:05

                        報告:O・S

朽木本陣から鯖街道であった道から、林道そして登山道になり名護坂に着く。此処からは尾根道になり早速イワカガミの群落(花は5月)。このコースは最後までイワカガミがいっぱいだ。東山山頂で一息つく。行者山には緩やかにアップダウンで到着、展望なし。10分ほどで左折、真直ぐ行かないようにロープが張ってある。P571で尾根が分かれるが西方向をとる。やがて左に蛇谷ヶ峰が見えてくる。紅葉もしっかり色づいてきて美しい。この辺りからp621までは東側の眺望が楽しめる。大彦峠では東に下るのではなく南へ、登りきると鉄塔に着く。そこは蕨がいっぱい、初夏は蕨取りが楽しめます。大彦林道に下りて暖かい場所でランチとする。食後はお腹がいっぱいになり少々辛い登りとなる。鷹ヶ峰をめざす。道標があり尾根に取りつき鉄塔まで行くと琵琶湖が見える。ここから少し行った地点に間違いやすい分岐がある。尾根芯に進まなければならないのに、テープもあり引き寄せられるようにしてトラバースを進んでしまった。間違いに気付き引き返えして分岐に戻り、尾根道で鷹ヶ峰に着く。枝の散乱が道を覆い隠し分かりにくい。コンパスを確認しながら桑野橋分岐道標に着く。蛇谷ヶ峰が右に大きく見える。北東に進むがリボンもなく地図を確認しながら支尾根に入らないように注意する。ここはGPSに頼りました。P427でほっとする。あと一息だから…。さらに尾根芯を北東に進み、尾根先端で急下降になるその手前で東に下っていく。次第に尾根らしくなってくる筈が今回はうまくいかず、本来のコースから南寄りにそれていた。そのまま何とか下り金網に突き当たる。ゲートから一般道路に出て山行は終わった。本陣までに戻る間に日没だろうと予想していたが、明るいうちに車に戻れて良かった。