初級登山学校実技4 アイゼントレーニング・白坂

                      記:N・H

山行日:2019/12/08(日)

天 候:晴れ

初級登山学校 実技 アイゼンワーク(比良山系・白坂)に行ってきました。朝から天候が優れませんでしたが集合場所であるJR高島駅に着くころには既に回復し一日良い天気の中での実技でした。たかが砂地の斜面だと思っていましたが、アイゼンを装着した途端様相はがらりと変わり、早朝のカリカリに凍ったアイスバーンをよく再現していると感じました。

まず最初にアイゼンを装着せずに坂の登り下りを繰り返し練習しました。フラットフッティングの練習です。一歩一歩ソールの全ての面を使い滑らないよう慎重に歩きます。登りは踵から着地しないよう、また後ろに蹴り上げないよう気を付けて歩きます。下りで踵から着地しないように歩くのは登りよりも難しいのは経験的に分かっていたのですが、雪山での歩き方の基礎なので時間を十分にかけて練習しました。また体の重心がソールから外れないよう気を付けて歩きます。30分毎に小休憩を挟みながらいよいよアイゼン装着です。12本全ての爪を同時に着地するよう心掛けながら登り、下り、トラバースを何度も何度も繰り返します。足の運び方、足の置き方、足の向きなど途中講師の方からアドバイスをもらいながら歩き続けました。フラットフッティングができないほどの急斜面では、アイゼンの前爪を勢いよく斜面に突き刺し(キックステップ)突き刺した穴を足場にして登ります。納得のいく足場が得られない場合は更に強く蹴り込み、ピッケルを斜面に打ち付けながら登っていきました。

想定しているのは雪の高山、アイゼンの爪も容易に刺さらないバーンです。未知の領域です。知らなかった冬山の歩き方を沢山教えていただきました。事故のリスクをでき得る限りゼロに近づけるための知識とスキルアップの重要性と、基本がいかに大事であるか再認識しました。これらを自分のものにするには更なる練習と経験が必要です。近くの山々もそろそろ白くなってきました。復習を兼ねて実践できる日も近いです。山の楽しみがまた増えました。

山行報告  焼杉山~翠黛山           

                記:M/A

山行日: 12月8日(日)

天気:小雨寒い

参加者: CL(M)、SL(T)、女性13名、男性4名、一般3名、合計20名

コースタイム :  9:00大原~10:30P581~11:40焼杉山12:45分岐474~13:20翠黛山~14:45寂光院~15:13大原バス停

焼杉山山頂

晴れ予報がはずれずっと小雨の寒い一日。あまりに寒いので途中からダウンを着た。登山口は草が茂ってわかりにくい。登るにつれて名前通りのきれいな杉林で気持ち良く進む。ところがP581を過ぎて焼杉山の手前からは倒木で大荒れ。トラバース道も崩れそう。跨いで潜って雨で滑って。コースタイムより1時間オーバーで山頂到着。このペースでは金毘羅以降は無理と判断。ベテランの方と相談の上、翠黛山から大原への下りに変更する。この下りも岩場、急斜面ありでなかなか手こずった。それでもほぼ時間通り14:45寂光院に無事下山する。観光の人もぱらぱら。大原バス停まで急ぎ京都バスに飛び乗る。今回焼杉~翠黛~金毘羅と三つの山を欲張った計画。多人数で超ゆっくりペース小雨そして日没の早い12月では無理があった。早めのショートカットの判断で良かったと納得している。疲れはてた方もいたがヒヤリハットなし。 金毘羅山はまた次回に。