例会報告 平日山行 中山連山縦走(宝塚ロックガーデン)  記 K・S

【山行日】 2022年4月7日(木)

【天候】 晴れ 

【参加者】 女性5名、男性1名、計6名

【コースタイム】阪急山本駅9:15~最明寺滝9:35~宝塚ロックガーデン登り口10:00~満願寺西山10:45~長尾山11:25(昼食)~出発11:55~中山山頂着12:25~天宮塚12:55~中山寺奥の院13:40~夫婦岩14:20~中山寺14:50着境内散策~阪急中山観音駅15:20到着・解散

【山行報告】4月の平日山行は宝塚ロックガーデンと中山連山縦走です。天気も良く気温も春らしく20度超えとの予報。朝から好天気の中阪急山本駅発。平日でも登山姿のグループが何組もおられて登山シーズン到来を感じます。

駅から10分ほどは住宅街でその後は一気に登山道らしく沢沿いに進み「大聖不動尊」の岩門をくぐる。滝道分岐から夏でも涼しそうな谷川沿いの石畳の道を進み、突然大きな岩盤間から流れ落ちる最明寺滝が表れます。高さは10mくらいかな、立派な滝です。きれいに掃除もされていて祠もあるので信仰の場所、修業もされるのでしょう。 見事な滝を見ながら一息つき来た道を戻り登りハイキング道を進みます。山桜が咲き、ツツジも咲き始めて丸太の少し危なげな橋もありましたが、すぐに満願寺西山への岩場への登り口に到着です。

ここからがお楽しみ?の宝塚ロックガーデン。いきなり急斜面の岩場登りが始まります。リーダーが先頭登りますが、各自でもコースを考えるようにとMさんから指示、岩場は何か所かあり緩めと急斜面が交互にあり特に60メートル続く岩場は結構な急斜面で高度感もあってスリルを味わいながらの登攀となる。三点支持で慎重に、足場や岩の持つところは探せばあるので急登でもゆっくり緊張感をもって登りました。

宝塚ロックガーデンと呼ばれるだけあって雰囲気は岩壁、岩登りをそれなりに味わえるコースでした。「久しぶりの岩場で頑張り甲斐があったわ」「急斜面なのでロープがあると思っていた(笑)」と一言感想あり。

岩場を登りきると鉄塔があり見晴らしも良く、伊丹空港や芦屋や神戸の街みがパノラマの様に広がり、登ってきた甲斐がある休憩場所でした。

がパノラマの様にひろがり、登ってきた甲斐がある休憩場所でした。その後はアップダウンの繰り返しの中山連山縦走路歩きです。ミツバツツジが咲き始めていて、楽しみながら満願寺西山頂上の三角点通過。続いて展望の良い長等山に到着。少し霞がかかっていますが、快晴のもと能勢や妙見の山々見える高台で記念撮影。宝塚の街並みが一望できる場所でお昼を取りました。風も心地く吹き「気を付けながら」話が弾んでいました。

中山頂上までの道は、ゴルフ場のフェンス沿いの雑木林の中なので、あまり展望はよくありませんが、時々鮮やかなツツジも咲いていて楽しみながら30分ほど歩いて、本日の最高峰中山山頂に到着です。景色も良く、多くの登山者でにぎわっていました。集合写真を撮ってもらって、本日の登りはほぼ終わったので一同笑顔で中山寺への道を下ります。奥の院までの道は歩きやすく、時間もあるので聖徳太子の立ち寄り場所と言われる天宮塚に立ち寄り、展望を楽しんだあと、裏参道から真新しい奥の院に立ち寄りました。

夫婦岩では今回ロックガーデンの岩場から何度か一緒になった3人組の女性方とまたまたご一緒になりました。お2人はトレランの服装なので一見若そう?と思っていたら、なんと72歳で、お一人はフルマラソンにこの間出場して、完走されたとのことで2度びっくり。トレラン歴20年、話を聞いて、自分たちもまだまだ頑張れる?な(笑)と元気を頂き、抜きつ抜かれつ中山寺に向かいました。下りに使った奥の院参道は、途中石畳は崩れていたりするので、これが長く疲れますが、タムシバや山桜、ツツジもきれいに咲いていたので気持ちを切り替えながら、土道でホッとしながらあるきました。 

一時間ほど下って住宅地を抜けて、中山寺に到着。安産祈願で有名な中山寺とのことで本堂までの階段には、長いエスレーターがつけられていて、妊婦さんも安心して参拝出来るようにバリアフリー化が進んでいて、私たちも恩恵を受けたのでした。桜が満開で珍しい立派な五重塔を見たり、登山者であることを忘れて境内をうろうろ。観光時間を過ごして阪急中山観音駅で解散しました。

※短時間感想:岩場は緊張感があったが楽しめた。景色が良かった。もう少しゆっくり歩いてもらえたらとの声とちょうど良かったとの感想もありました。スピードの加減、調整難しいですね。

                   

女性委員会 比叡山 山行報告 記M・J

【山行日】 2022年4月3日(日)

【天気】  曇りのち小雨

【参加者】 女性委員4名、右京2名、洛中(4名)・左京(1名)・やましな(1名)計12名

【コースタイム】 登山口8:10 地蔵の峠9:45 横高山9:55 水井山10:25 東海自然歩道合流地点10:50 ミツマタ群生地11:40(昼食)昼食後出発12:10 東海自然歩道合流地点13:00 仰木峠13:10 ボーイスカウト道13:30 戸寺下山14:15  

 【報告】

天気予報では午後から雨とのことで朝は大丈夫と決行しました。曇りでしたが少し日も出て、順調なスタートになりました。登山口からはつづら折りの斜面を登り続けます。峠までの中間点に山桜の大木があるのですが、残念ながらまだ咲きそうにありませんでした。30分ごとに休憩を取りながら単調な最初の登りをがんばりました。気持ちを切り替えて横高山は一気に登りきりました。次の水井山を登っていると右手に琵琶湖が見えました。曇りなので琵琶湖と空の境界がはっきりしません。水井山を下り東海自然歩道と合流し横川方面へどんどん下って行きます。さらに作業道を川下へ進んでいくと今回の目的地であるミツマタの群生地が現れました。黄色い玉のような花をつけた低木が川沿いに多数生えています。花を見ながら昼食を摂り元気を取り戻しました。ミツマタを背景に集合写真を撮りました。心配していた雨も降るのを待ってくれています。再び東海自然歩道を登り返し仰木峠で雨具を着けます。急斜面のボーイスカウト道も滑らずに下りることができ、ミヤマカタバミやショウジョウバカマなどの春の花々にも出会え無事に下山解散となりました。

〈例会報告〉福井・文殊山(366m)&橋立山 記Y・A

【山行日】 2022年4月3日(日)

【天 候】 晴れ時々曇り

【参加者】 女性9名

コースタイム】JR京都駅(7:00発)=近江今津駅(8:14)=大土呂駅(9:40)~二山登山口(10:00)~小文殊(11:11~11:19)~大文殊(11:40~12:20)~奥の院(12:50~12:55)~橋立山(13:50~13:58)~酒清水下山口(14:30~14:40)~JR下鯖江駅着(15:00)・(普通列車15:22発)=敦賀=京都(17:57着)

【山行報告】

最初の予定とは逆コースで、大土呂にある二上(ふたかみ)登山口から登山開始することにしました。大土呂駅から福井の親戚の車に乗せてもらえたので、少し早めに登山口に着けました。二山登山口の広い駐車場には普段見られないほどのたくさんの車が停まっていて驚きました。カタクリの群生を見に来ているのだと思われますが、今年は雪が多かったのでまだ花は咲いていないかもと思っていたけど、期待がもてました。広い登山道がつづら折りに続いていて、野草が目に入ると足を止め、ゆっくり進んでいきました。「今日は花の観察会・・・」と言いながらいくつかの山野草を愛でました。斜面にはショウジョウバカマの花がたくさんあったり、ネコノメソウやキンキマメザクラ、ダンコウバイ、エンレイソウ、イチリンソウなども観察したりしました。イカリソウやイワカガミなどはまだ花が小さかったです。

 途中の展望の良い所から北東方面を見ると、雪を被った富士写ヶ岳や越前大日山や浄法寺山などが見られましたが、残念ながら白山はかすんでいて見えませんでした。山頂に近付いてくると、カタクリの群生地が出てきました。3週間ほど前に下見した時は、ずっと雪道でカタクリは全く見られなかったのに、季節が進んでいることがよく分かりました。花の咲き具合は5分ぐらいかなと思いますが、何しろ数が多いです。白いカタクリも1輪見られました。小塩山のカタクリより花が大きそうです。まだ動物たちには食べられていないのも不思議です。

文殊山の参詣道上には、小文殊のお堂や天狗杉の大木や大文殊のお堂があります。大文殊堂は4年前の台風で倒れたので新しく再建されました。ふもとにある楞厳寺(りょうごんじ)の奥の院も文殊山の上にあり、小さな祠が立っていて、その近くに二等三角点の標石があります。さらに、小さいですが胎内めぐりの岩もあり、信仰の山になっています。名前の如く、「文殊菩薩」を本尊としていて717年に白山禅定道でも有名な泰澄大師が開いたと言われています。文殊山の頂上に11時40分に着いたので、ゆっくり昼食をとり、集合写真を撮りました。結構たくさんの登山者が休憩していました。ここから酒清水登山口(北鯖江)までの縦走路は結構アップダウンがあり、少し辛いですが、「縦走路でのアップダウンは想定内」と頼もしい声も聞こえてきて心強いです。さらに登山道を進んでいくと、胎内くぐり、奥の院、橋立山(261m)があります。この登山道の両側には可憐なカタクリの花がいくつも顔を見せてくれていて、アップダウンの辛さを癒してくれます。

文殊山の感想・・・M・A

京都から少し遠くの山です。366mしかない山ですが、山野草の宝庫です。近くにあれば毎日登って、次々と咲くお花に出会いたいです。そこかしこにカタクリが咲き、白いカタクリも1輪だけありました。他に咲いていたのは、アマナ、ルリ草、春蘭、キンキ豆桜、もっとあったように思いますが、私の頭の容量ではこのぐらいしか覚えていません。イカリ草も咲いていると聞きましたが、見つけられませんでした。どうしてこんなに花があるのかなとMさんに尋ねると、明快な答えが返ってきました。雪深いので鹿や猿などの餌がなくて、動物たちがいないからだと。動物に新芽を食べられることがないようだ。勿論、地元の方の自然を残す努力もかかせませんが。機会があれば山野草の好きな方は一度訪ねてください。

ショウジョバカマ
カタクリ
白いカタクリ
カタクリの群生地
胎内めぐり
ヒロハノアマナ
文殊山から越前大日方面の景色