日時 3月19日~4月4日
参加者 2名
【山行報告】
/19 久しぶりの関空です。娘はシンガポールに在住しているので、現地集合。カトマンズまで一人旅なので心細いです。何とか手続きをして、空港を出ました、現地時間で23:40。合流出来てホットしました。
3/20 カトマンズからバスでシャベルベシまで8時間、この道は中国から物資を運ぶ道なので渋滞します。又、道路工事中で片道しか通れない所が多くギリギリすれ違うのにスピードはあまり落とさず、一番前に座ったのでハラハラドキドキ。カーブでは前に道が有りません。今日はバスに乗っているだけだけど疲れました。
3/21シャベルベシ(1550m)8:00~15:40ラマホテル(2380m)標高差830m。途中のバンブーで泊まる予定でしたが調子がいいのでラマホテルまで来ました。
3/22 ラマホテル8:00~16:00ランタン(3430m) 標高差1100m。このコースは最初から終わりまでランタン川に沿って歩きます。エベレストベースキャンプやアンナプルナベースキャンプの様に8000m級の山が見えるのでは無くて、川の音の変化を聞きながら樹林の間を歩きます。
時期なのか、コースなのか知りませんがトレッカーの数も少なく静かな山歩きが出来ました。その分、一歩歩くごとに自然を間近に感じました。少し早かったけれどお目当てのシャクナゲも沢山咲いています。大きな木に真っ赤な花を咲かせています。ピンクの花は遅いのかチラホラです。
頭上ではヒマラヤラングール(大きな顔の白い猿)が飛び交い、赤いシャクナゲの花を食べています。現地の人も魚の骨などが喉に刺さった時に食べるそうです。食べてみると酸っぱくてほろ苦い味がしました。沢のガラ場にはヒマラヤタール(野生のヤギ)がじーっとこちらを見ています。日本ではなかなか見れない紅マシコや青い鳥が水溜まりの水を飲んでいます。
シャクナゲの森を抜けるとランタンです、2015年に地震と雪崩が有りました。山の斜面全部が崩れて村を呑み込み、100人以上の死者がでたそうです。今では雪崩の跡の上と下に沢山の新しいロッジが出来ています。雪崩の跡は大きく歩いても、歩いても渡り切れません。お昼を過ぎると風が強くなり、とても寒くなります。娘が頭が痛い高山病かもと騒いでいます。パルスオキシメーターで計ると93パーセント大丈夫かなと思いますが様子を見ます。
3/23 ランタン8:30~12:30キャジンゴンバ(3890m) 標高差460m ランタンを出ると一変します。樹林は無くなり、眺望が開けます。正面にギャンチャンポウ(6387m)が綺麗な白い三角の姿を見せてくれます。左手にはランタンリルン(7272m)ランタンユウブラ(6048m)ユウブラ86264m)の峰が連なっています。ランタンリルンの氷河は青い帯を垂らした様です。見とれるような綺麗な氷河です。
3/24 キャジンゴンバ8:00~ランタンレイク周遊~11:00 今回最高点4000m
娘の調子が良くないので、キャジンリ(4550m)に行くのを止めてランタンレイクに行きました。ガイドさんがあまり人が行かないコースを連れて行ってくれました。ガラガラの所を登って、降りて又登って、急斜面には雪がまだ残っています。湖は 余り大きくありませんが白いランタンリルンにエメラルドグリーンが綺麗です。昨日、感動した青い氷河には雪が積もって、白い斜面に溶け込んでしまいました。この湖の水を取水した水力発電所があります。道理でランタンもキャジンゴンバもロッジの照明が明かるく、シャワーも熱いお湯が出るし、携帯も充電し放題でした。時間が余ったのでガイドさん、ポーターさん、娘、私とトランプのセブンブリッジをしました。言葉は通じなくても遊べるものです。
3/25 キャジンゴンバ8:10~15:40チャマ。下りは早いです。ランタンを通りすぎて2時ごろから雨が降ってきました。ランタンでは雪が降っています。手前のゴーダカベラもチャマもロッジは一軒だけです。早い目にロッジに入りました。
3/26 チャマ8:00=16:30シャベルベシ シャクナゲの満開には後、一週間遅い方が良かったみたい、行きのときに見れなかった高山植物、背の低いアヤメ、サクラソウ、野イチゴ、リンドウ、ピンクの花、黄色の花、その他が見れました。シャクナゲも満開の木が沢山でした。 3/27 シャベルベシ~カトマンズ 予定より早く降りてきたので直行便のバスが取れず、何回か停まりました。でも行きと同じ時間です。行きよりも強引に割り込んでいました。でも帰りは常に山側を走っているので怖くはありませんでした。
帰国まで時間が有るので、急遽チトワン国立公園の2泊3日の旅行を組んでもらいました。ジャングルウォーク、カヌーの川下り、ジープで公園の中を5時間も走って野生動物を観察しました。
5/4 無事帰国しました。