「例会報告」余呉湖・賤ヶ岳  記N・Y

【山行日】 2023年11月19日(日)

【天 候】 曇り

【参加者】 女性12名、男性3名、計15名

【コースタイム】  賤ケ岳登山口9:50~賤ケ岳遊歩道分岐~大岩山10:35~賤ケ岳山頂11:55 昼食休憩 12:50~飯浦切通し分岐~飯浦越切通し登山口13:25~余呉湖散策路~JR余呉湖駅15:00到着・解散

【山行報告】  JR「余呉駅」から大通りを歩いて賤ケ岳登山口へ。賤ケ岳登山口からすぐのところに「賤ケ岳観音堂」があり山行の無事をお願いして賤ケ岳山頂を目指します。少し急な階段を上がって行くと岩崎山分岐からは緩やかな尾根道を進んで行きます。賤ケ岳分岐には「熊、出没注意!!」の看板があるので迷うことはありません。大岩山(「中川清秀の墓」)でしばし休憩。清秀は秀吉に味方しここに砦を築いたが佐久間盛政の奇襲に会い、全滅した。100周忌に墓が建立されたそうです。大岩山から山頂に向けて登山道を進んで行くと、清秀の首を洗ったと言われる「首洗いの池」の道標や古戦場跡である「猿が馬場」の解説板があり、それらを見ながら気持ちよく登山道を進んで行きます。山頂に近づくにつれて登山道は植林から自然林に変わり、緑の木々に赤や黄色の紅葉が見られるようになってきました。

「赤だけでなく黄色もあるとキレイだね」や「緑があると紅葉も映えるね」など景色を楽しみながら山頂へ。穏やかな傾斜の登山道でしたが、山頂手前だけ急登になります。きれいに紅葉した木々が目に入り、しんどさを少し和らげてくれます。途中、所々に見える 紅葉と余呉湖を見ながら急坂を登り切り山頂に到着。山頂は心配していた風もなく曇ってはいましたが、余呉湖やうっすら雪化粧をした横山岳等の山々、時々指す日ざしで水面がきらきら輝いている琵琶湖と竹生島などの景色をゆっくりと楽しみながら少し長めの昼食タイム。

琵琶湖と竹生島

おぜんざいもおいしくいただき、午後からの英気を養いました。下りは展望台の横の道を余呉湖まで下山します。

しばらく階段の急坂を下っていくと飯浦切通しの分岐(飯浦切通しの峠)があります。正面の尾根に続いている道を行くと大比良山を経由して余呉湖の西側を半周して下るトレイルのコースもありますが、今日は右側へ飯浦越切通し登山口(国民宿舎跡)に向かって下ります。余呉湖の南端から余呉湖散策路を余呉湖の水面に映る景色を楽しんだり、振り返って賤ケ岳山頂から下りてきた道を確認したりしながら余呉湖ビジターセンターへ。ここで最後の休憩をしてJR「余呉駅」で解散しました。賤ケ岳・余呉湖ハイキングをゆっくり楽しめました。

        

「例会報告」『岩稜歩きトレーニング/金比羅』記 I・T

【行先】 ; 京都大原/金比羅Y懸尾根 

【日時】 ; 11月12日(日)  【天候】;曇り,一時時雨あり

【参加者】 ;女性7名、男性4名妙計「11名

【例会目的】 ; ①岩稜歩きの基本技術(三点支持の登り、クライムダウン)や、安全技術の技術を練習し、習得する。
②「金比羅/Y懸尾根」実際に登り、岩稜地の登りを実体験する。

【コースタイム】 ・出町柳(8;30)-<車>-江文神社下駐車場(9;00-05)==江文神社前(9;10-20)==Y懸尾根取付き下の林〔プルージック等の練習〕(9;30-10;10)==Y懸尾根取付き部~Y懸の頭〔岩稜の登り、降りトレーニング〕(10;30-16;00)==<Y懸沢>==江文神社前(16;45-17;00) 〔解散〕

【報告】以前にやったことあるかなぁ・・」、「Y懸尾根の上まで行ってないが、下の所で登り下りの練習をした」、「このような例会は初めて」と、経験、未経験の会員さんが7名、私たち技術スタッフ4名を交えて合計11名の参加でした。当日は、遅れていた秋が一気に来た感じで、北西の冷たい風が吹き、曇天に時に細かい雨が降るという悪いコンディションでしたが、参加の皆さんは熱心に最後まで取り組んで頂きました。無事にY懸の頭まで登り終え、急斜面やガラ場のY懸沢を下って江文神社前でミーティングを行って、この日の例会を終えました。事故無く、初期の例会目的を達成できて良かったです。参加者の皆さんには、寒い中熱心に取り組んで頂き感謝します。また技術スタッフとして参加頂いた皆さんにあつくお礼申し上げます。ご苦労さまでした。今後の参考のため、当日の状況を以下に報告します。また、久しぶりの岩稜歩きトレ例会で、うまく行ったこと、うまく行かなかったこと、終了が午後4時になったことなどを踏まえ、今回の例会の総括もしておきたいと思います。

〔行動記録〕9時に江文神社下駐車場に全員集合。江文神社前で、自己紹介と各自装備を装着して出発。林道すぐ上の林で、木の間にロープを張って“クレイムハイスト”と“プルージック”の実地練習を行う。集いで練習してきたので皆さんスムーズです。続いて今日は登る人を“直接確保”で確保するため、自分をロープに連結する“グローブヒッチ”を練習する。こちらも簡単な結び方のため、皆さん早々にマスター。以上を行った上、実際の岩場に向います。

Y懸尾根の取付きの岩は非常に良い練習場ですが、その上の岩が動いているとのことで使えず、巻き道を使って一段上の岩で練習します。上で確保して順番に登ってもらいました。続いて今度はクライムダウンで下降して登り返す練習を行いました。スタッフの皆さんが、岩場の途中や下からアドバイスします。一人ずつですので結構時間がかかります。待っている間が寒いので、何か着て防寒対策をお願いし、丁度昼になりましたので待ち時間に朝食をとって頂きました。出来ればクライムダウンを2-3回ずつやりたかったのですが、上まで行くのに時間がかかること、天気も降ってくるかも知れないこと等を考えて皆さん1回で終了。半分の方が終わった時点で、村上さんに終わった皆さんと次の岩場に先行してもらいました。途中傾斜の緩い岩場を通りますが、皆さんスムーズです。

次の岩場は2段になっていて、1段目の取付きが一寸難しく、“お助けヌンチャク”でも掛けて登ってもらおうかと考えていましたが、Mさんから「初級登山学校も1段目は飛ばして、2段目からやっています」とのことで、今日は2段目から登ることにしました。今度はMさんが上で確保して、皆さん順番に登ります。この岩場はトユ状になっていて中に入り込まず両側の岩にホールド、スタンスを求めて登りますが、ここも最初のスタンスが乏しく苦労される人が多かったです。難なく行く人、苦労してやむなく膝をついて行く人、いろいろです。ここでも半分の人が終わると、先にNさん、S子さんに登ってもらい、Nさんにビレーを交代して、MさんとS子さんに終わった人達と次の岩場に向います。後ろに取付きの岩でアイゼントレをしていた同志社のワンゲル部が追いついて着ました。事情を話して待ってもらいます。

3番目の岩は、そんなに難しくなく、みなさんも岩に慣れてきてスムースに登ります。ただ、一人二人人登ったあと、細かい雨がパラついてきました。うーん!このまま降り続いて岩が濡れるほどになると、上まで通り抜けることが困難です。このコルからY懸沢にエスケープしなければなりませんが、道はなく灌木の急斜面のようです。澄子さんに上がって来てもらってロープを出して偵察に行こうかなと悩んでいる内に、雨が止んでくれてホッとして練習を続けました。

4番の岩場は最終の岩場で、ここを登るとゴールの“Y懸の頭”です。何とか雨も止んで、ゴールまで登り切れそうです。村上さんに上がってもらって確保をお願いし、また順番に登ってもらいます。ここは一段上がった所から外傾した斜面に立って右手に渡り、右手のリッジにホールド、足場がありますのでそこから登りますが、その外傾の斜面に立つのが中々です。
中間点に上がってそこのルートを説明すると皆さん苦労しながらもクリアして行かれます。ここの岩は、一段目、二段目と繋がって上部もやさしいですが少し長いので、少し時間がかかります。それと登られたあとの、次の人用のロープがスムースに降りてきません。ロープワークに慣れない為ロープが絡まるようです。最初のため仕方ないことです。2人登った位で、西脇さんが追いついて来ましたので、ここの岩は左側でも登れそうなので、ロープを持って上がって確保をお願いしました。しかし、上で適当なビレー点が無いとの連絡で2ルート作るのは断念。それではと澄子さんから、中間点で切ってそこで確保して、一段目と二段目を同時進行で登ることを提案され、私が中間で確保して一段目を登ってもらい、ここで確保ロープを切り変えて二段目を登ってもらいました。こうして時間短縮を図りながら全員が無事にY懸の頭に到達。

4番の岩場は最終の岩場で、ここを登るとゴールの“Y懸の頭”です。何とか雨も止んで、ゴールまで登り切れそうです。村上さんに上がってもらって確保をお願いし、また順番に登ってもらいます。ここは一段上がった所から外傾した斜面に立って右手に渡り、右手のリッジにホールド、足場がありますのでそこから登りますが、その外傾の斜面に立つのが中々です。
中間点に上がってそこのルートを説明すると皆さん苦労しながらもクリアして行かれます。ここの岩は、一段目、二段目と繋がって上部もやさしいですが少し長いので、少し時間がかかります。それと登られたあとの、次の人用のロープがスムースに降りてきません。ロープワークに慣れない為ロープが絡まるようです。最初のため仕方ないことです。2人登った位で、Nさんが追いついて来ましたので、ここの岩は左側でも登れそうなので、ロープを持って上がって確保をお願いしました。しかし、上で適当なビレー点が無いとの連絡で2ルート作るのは断念。それではとS子さんから、中間点で切ってそこで確保して、一段目と二段目を同時進行で登ることを提案され、私が中間で確保して一段目を登ってもらい、ここで確保ロープを切り変えて二段目を登ってもらいました。こうして時間短縮を図りながら全員が無事にY懸の頭に到達。

〔総括〕

・岩稜トレーニングが初めての方や期間が長く空いている方が殆どのため、より安全にと“プルージックでの確保”ではなく、直接確保で行った関係で、時間が長くかかりました。ただ、皆さん誰もスリップ等してテンションを掛けておられませんので、次回以降は“プルージックでの確保”で大丈夫と思います。それでいくと今回は時間の都合で下部の岩でのクライムダウン練習を1回で済ませましたが、次回は2-3回繰り返し練習出来ると思います。(最後のミーティングでも参加者から「クライムダウンの練習をもっとしたかった」との意見がありました。参加者感想にも同様意見が出ています。皆さんの要望に応えたいですね)

・事前学習会を行ったため、皆さん登るときに「余り遠い所の手掛りはダメやねぇ」とか、「足は真っ直ぐに」とか、勉強会で学習したことを思い出しながら登られていました。姿勢も岩にへばりつく事無く登られていて、事前学習会は効果がありました。

・今回は直接確保をする上で、スタッフの方が将来マルチクライミングの練習として取り組んで頂きました。お二人とも講習は受けられてシステムは理解されていますが、実戦経験は乏しかったと思いますので、今回は各岩場の全てを二人でやって頂きましたので、非常に良い練習になったと思います。

・直接確保で時間がかかるのは想定して内ですが、一つの反省点は一人登り終えると次の人用にロープを下ろしますが、ここでロープがスムーズに下ろせませんでした。これは、上部で確保する時にワンターンで上に支点をとりますが、これを出来るだけ上部にとって確保者の足下を広くして、そこに確保でロを引上げてきたロープを輪になるようにさばいていけば、絡まること無くあとロープを落とすときもスムーズに行きます。マルチでの細かいノウハウですが、こういう点を説明出来ていなかった点は反省点です。それと登る人をロープに結束する場合は、今回の様に短い岩場であれば、ロープ末端を使わずに出来るだけロープの上部にグローブヒッチで結びます。こうしておくと上部確保者の所にロープが多く溜らず、ビレー解除した特にしたら下でロープを引っ張ればそのままに落とせます。また、本当に短い岩場であれば、ロープを一々下ろすこと無く2-3人を続けて確保し続けられます。次回から直接確保でもこのような点を改善すれば時間短縮が図れると思います。

例会参加者感想》   『岩稜歩きトレーニング/金比羅』

例会終了後、参加の皆さんに今後のトレーニング例会の参考にさせて頂くため、出来るだけ「参加感想」の提出をお願いしました。以下の「参加感想」が寄せられました。

久しぶりの岩稜トレーニング、新鮮でした。次回が楽しみです。記 M・A

「初めての経験です。ハーネスやカラビナなどを付けるとそれだけで緊張します。一人ずつなので最後の方だった私は、前に登る人の足や手を置くところや運び方など見て、自分の時は、と思うけれど、いざとなると余裕は持てません。それでも少しずつ分かることもあって、最後の所が一番楽でした。終わってみると楽しかったです間人の海の岩場で友達と遊びまわった頃を思い出しました。」                     記 K・K

ハーネスを着けるのも久しぶりでねじれがないか見てもらいながら何度も着けたり外したりしてようやく装着できました。

岩に取り付く前にロープワークの練習をして結び方と名前を覚えましたが、忘れないように繰り返し練習が必要だと思いました。今回収穫だったのは最後の頭への登りで今までどうしても登れなかった所が自力で登れたことです。何度かの練習と実践で少しずつ慣れてきたのかなと思いました。下りはまだ恐怖心があるのでまた何度か練習して慣れていきたいと思います。     記 K・R

 『右京のつどい』で岩場・岩稜帯の登下降の基本技術やロープワークについて学んだ後、「金毘羅」で久しぶりに練習をして大変勉強になりました。特に、ロープワークを斜面を使って現地で注意点やポイントなどを丁寧に教えていただき、実践できたことはとてもよかったです。岩を登るときも足の置き方などその場その場で声掛けをしていただき、分かりやすかったです。今回は、人数が多く皆さんの様子を見ながら実践ができたことはよかったのですが、同じところを登ったり下りたりする練習回数が少なかったのが残念でした。次回は下りる練習をもう少ししていただけるとうれしく思います。定期的に岩稜トレーニングをしていただけると、少しずつステップアップしていけると思いますので、これからもよろしくお願いします。 記 N・Y


「女性委員会紅葉山行報告」 蛇谷ヶ峰・南尾根    記M・J

【日時】 11月12日(日) 

【天候】 曇り

【参加者】女性委員4名。右京(1名)、洛中(6名)、樹の根(4名)・乙訓(1名)・山科(1名)非会員(1名) 計18名

【コースタイム】畑登山口9:50~横谷峠10:50~荒谷峠11:10~須川峠(ボボフダ峠)11:25~昼食休憩(11:35~12:00)~滝谷ノ頭12:05~蛇谷ヶ峰12:50~滝谷ノ頭13:40~須川峠(ボボフダ峠)13:55~林道14:40~畑15:10

【山行報告】曇り空でしたが風はなく寒さはましでした。のどかな棚田が広がる畑からスタートです。女性ばかり18名でカラフルなウエアーが晩秋に映えてました。登りは つづら折りの峠道を進みます。とても静かです。登山者は私たちパーティーだけです。横谷峠まで登ると道はゆるやかになり眼下に集落や琵琶湖が見えました。落ち葉を踏みしめながら荒谷峠、須川峠と過ぎてお昼休憩となりました。滝谷の頭から急斜面を登ると蛇谷ヶ峰に到着です。

蛇谷山頂にて・右京2名

帰りは須川峠から谷筋を畑の集落まで一気に下ります。短縮道で登山道はあるのですが、結構荒れています。倒木をまたいで、くぐって、渡渉して、崩落している所を慎重に進みと、結構大変なコースでしたが、みんなで声を掛け合って楽しんでいました。慎重にすれば危険なことはありません。無事に畑バス停へ到着しました。女性委員会の山行に参加すると顔馴染みの方もでき、また自分たちの会からは行かない山やコースを知ることができるいい機会になっています。

「例会報告」第3回公開ハイク 金勝アルプス 記K・S

山行日  11月12日(日) 天気 くもり

受講生  3名(女性2名、男性1名)

スタッフ 右京1名、 田辺1名、 らくなん1名、 明峯1名

☆コース :上桐生登山口スタート9:00~落ヶ滝9:35~天狗岩11:00着(天狗岩登頂・昼食休憩)12:0発~白石峰12:20~狛坂摩崖仏12:50~~出会12:50~逆さ観音13:50~上桐生登山口14:10着

【山行報告】今回の公開ハイク金勝アルプスは多くが花崗岩の道で大きな岩や滝、渡渉も何回もある変化にとんだ登山道とメインの天狗岩からの360度のパノラマ展望がすばらしく、関西各地からも来られ、テレビでも紹介されている人気の楽しいコースです。公開ハイクとしては3回目で天気は少し不安定でしたが秋の休日、駐車場はほぼ満車。遠く徳島からの登山者を乗せたバスも来ていました

落ヶ滝

登山道は整備されていて歩きやすく初めての方も問題なく歩けるコースですが、最初の見どころの落ヶ滝への道は狭くて、滑りやすく心配していましたが、皆さんしっかり歩かれて、滝では写真を撮ったり余裕でした。

鶏冠山からの尾根道までは渡渉の繰り返しと岩場登りもあり大岩を登るロープ箇所があったり、天狗岩手前では垂直の岩場を三点支持で登ったり、すこし大変でしたが楽しんで登っておられてました。天狗岩では日曜日ということもあって登るのに順番待ち、ようやく岩の上に登っても大混雑で写真を撮る場所も順番待ち状態でした。時間はかかりましたが、天狗岩からの360度の大展望をみて、皆さん「登った甲斐があった」と大満足、喜んでおられました。

天狗岩の上は大勢の人

下りは白石峰から急坂の岩場や渡渉もありましたが、順調に下りて狛坂摩崖仏に到着。その先の出会いからは道幅も広がり皆さん余裕で会話を楽しみながら逆さ漢音に寄り、上桐生のバス停に14時10分に到着。14時35分のバスに乗り草津駅で解散しました。

山行後のアンケートには「変化のあるコースで楽しかった」「天狗岩からの景色がとても素晴らしかった」「落ヶ滝、摩崖仏など見どころが多くて良かった」「いつも丁寧にやさしく丁寧にアドバイスやサポートをしてもらえてよかった」等の感想を頂きました。 次回は最終回になる12月3日の比叡山です

「例会報告」西山連峰トレキング③ 記K・S

【山行日】 2023年11月8日(水) 

【天候】 晴れ 

参加者】 女性6名、男性2名、合計8名

 

コースタイム】 善峯寺バス停9:15発~釈迦岳10:30~ポンポン山11:00~リョウブノ丘11:35着(昼食休憩)12:00発~森の案内所12:55~小塩山14:40~金蔵寺14:40~南春日バス停15:35着・解散

【山行報告】朝から快晴の登山日和になりました。善峰寺の紅葉はまだ早いようですが少し色づき始めた木々を見ながらスタートです。昨日の明け方が大雨で足元を心配しましたがほぼ乾いていて、釈迦岳への登山道の途中にロープ有りの急登箇所がありましたがスムーズに通過、木漏れ日が差す登山道を気持ちのよく歩けました。一時間ほどで本日一座目釈迦岳(630m)到着。余裕の記念写真。その後は一旦階段状の急坂を下りますが、以前はズルズルの箇所も整備をされていて難なくくだり、平坦な道を進みます。例年紅葉の時期は「この辺りは黄色く色づいた葉が日に当たると金色に輝く道になるよ」と話をしながらポンポン山に向かいます。

釈迦岳への急坂を登ります

の辺りは昔からクマ出没注意の看板があります。クマの話題が多いので新しくなっています。東尾根分岐を過ぎるとカタクリ保護のフェンスが張られていて、花が咲く時期には自然保護団体のみなさんが案内をしてくれます。

ポンポン山山頂から見えた京都市内

30分ほどでポンポン山山頂到着。快晴の下、人は数人で静かです。いつまでも居たくなる気持ちの良い山頂広場で休憩を取り、集合写真を快く撮って頂いて、森の休憩所方面へ向かいます。西尾根に向かう階段は落ち葉がいっぱいで滑りやす慎重に下っていると下からしめじを袋に入れた方が登って来られてびっくり、秘密の場所があるようです。アップダウンがいくつもあって特に尾根筋はドングリや落ち葉が積もっていて、急坂は滑りやすくてちょっと難儀しました。

昼休憩はリョウブノ丘です。愛宕山が双耳峰のようにも見え、どちらが愛宕山なのか、右や左が竜ヶ岳だ、地蔵山やも、地図とコンパスで確認して地蔵山と確認、盛り上がっておりました。

ポンポン山山頂

楽しくお昼を取った後、森の休憩所へ向かいます。歩き始めるとは「この付近で10月20日熊目撃」の新しい掲示が何ヶ所もかけてあり、ちょっと速足に。森の休憩所に着くとそこでの掲示は、熊目撃の翌日21日東尾根で熊の糞を確認、注意するように」とより強めの注意喚起の掲示になっています。以前からこの辺りはクマがいるとは聞いていましたが、「最近の事やでこれ、近いやないか」と流石に緊張感が走りました。熊に遭遇したら背中を向けたらあかんらしい」「そりゃむりや」と熊話ししながら、休憩所から小塩山への登り返しをスタート。気温も上昇してきたので汗が流れます。快晴の空を見上げながら高圧鉄塔下を通り小塩山山頂に到着しました。

紅葉の始まりの金蔵寺庭

山頂からは通信施設の管理用舗装道路のショートカット登山道をどんどん下ります。かなりの急斜面や削れた滑りやすい岩があり、時々しりもちをつくメンバーもおりましたが、ハイペースで金蔵寺に下りてこられました。 金蔵寺は紅葉の見頃にはあと少しでしたが、色づき始めたもみじそれなりに良いもので見入ったり、事務所前の無人販売4個100円の柿をお土産に買ったりして、一息ついて金蔵寺を後にしました。南春日バス停までの道は前回のトレキング②で下りてきた同じ道なので距離感もつかめていたからか、皆さんスタスタ歩きで予定より一本早いバスに乗ることが出来ました。

本日3座目のピークハント、笑顔の小塩山(682m)

直近のクマ出没の話があって少し心配しながらでしたが天気も良く、気持ちよく歩くことが出来ました。今回も先頭を順番にお願いし、楽しく歩けました。12.6㎞、6時間20分 ありがとうございました。次回、西山トレッキング④最終回11月30日㈭では紅葉も進んでいると思います。お楽しみに!