「例会報告」京北一周トレイル2(亀ノ甲橋㉖~K⑲お~らい黒田屋) 記Y・A

【山行日】 2023年11月5日(日)

【天 候】 晴れ (京都市夏日…27℃)

【参加者】 女性9名、男性2名、合計11名

 

【コースタイム】京都駅JRバス停(8:00発)=周山バス停(9:30着)=ふるさとバス(10:03発)=最玄寺バス停(10時30分着)~亀ノ甲橋㉖~山稜橋㉞(昼食11:25~12:05)~K①江口橋~中野橋~K⑨掛尾峠登山口(12:45)~K⑪掛尾峠(13:08)~K⑬黒田発電所(13:30)~津ノ橋~宮坂峠~K⑲お~らい黒田屋(14:15着)~ふるさとバス宮バス停(14:52発)=周山バス停(15:30着)=周山JRバス(15:47発)

【山行報告】連休最終日の5日は、京都市内の気温が上がり、11月に入っているのに季節外れの27℃の夏日になっていました。京北トレイル2はほとんど平地歩きのハイキングコースです。距離は8.2kmとのことで、トレイル4回シリーズの中では一番短いです。(ただしバス代が高くつきますが・・・)

0月15日(日)の連盟の交流会山行では、トレイル2の一部の山稜橋~黒田発電所(往復)を歩いていますが、今日は全部を歩きます。亀ノ甲橋~山稜橋までの歩きでは堤防の地道を少し歩き、六ヶ井堰という用水路を越えて国道477号に出ます。ここをしばらく歩くと光厳(こうごん)古道に合流します。農家の家が続いていてまっかなダリアの花をたくさん育てているのも目に入りました。古道をずっと歩いて行くと、上桂川の河川敷に下りて歩く道になりました。水量が多い時は迂回道がありますが、雨の少ない今年は楽々歩けました。金網ゲートを2つ通って山稜橋に向かいます。

山稜橋の広場で昼食タイム

ここから黒田コース(K①~K⑲)が始まります。江口橋の所にアルミ製の二連梯子を固定したものがあり、そこを下りると再び上桂川の河川敷に出ます。前回は気付かなかったのですが、上桂川には鉄線が所々に張られています。鮎を狙ってくる鳥除けのためだということです。中野橋で再び国道477号に出てしばらく歩くとK⑨掛尾峠登山口です。少し休憩してから今日初めての山歩きをしました。最初は急坂ですがゆっくり登ってもらい、標高差約100mの峠に20分ほどで着きました。

江口橋の所にある二連梯子
黒田発電所の所で集合写真

峠から下山すると黒田発電所がすぐ近くにあり寄りました。前回もここで集合写真を撮ったので、今回も発電用水路を入れて撮りました。この発電所は、明治43年に京都府内5番目の水力発電所として運用開始されたということです。のどかな田園風景や少し紅葉した山々を見ながら再び国道を歩き、津ノ橋まで来ました。この辺りで営業している宿泊施設の方から、「京北トレイル歩きですか?もうすぐゴールですよ。」と声をかけてもらいました。

お~らい黒田屋の前で

黒田トンネルの入口前にK⑮の標識があり、案内を見ると、トンネルをくぐるのではなく宮坂峠を越えるようになっていました。この峠の途中に神社に登っていく参道がありましたが、私達は下りて行き、朱の鳥居をくぐってトンネルを抜けた国道に戻りました。ここから終点のK⑲お~らい黒田屋や春日神社が見えてきました。

春日神社の鳥居
春日神社にある百年桜の木

最終バスの時間まで30分ほどあったので、買い物をしたりトイレをすませたり水分をとったり、ゆっくり過ごしました。春日神社の脇にある「黒田百年桜」は、樹齢300年以上たっているそうです。八重の中に一重が混じる珍種ということです。桜が咲くころに時間がある方はまた来てみてください。ふるさとバスに乗って周山まで戻り、JRバスで京都に戻りました。次のトレイル歩きは桜の時期に歩きたいと思いました。同行の皆さん、お疲れ様でした。

「例会報告」 金毘羅クライミング 記M・A

日 時:2023年11月5(日)

参加者:女性1名、男性4名、合計5名

コースタイム:江文神社9:30~ホワイトチムニー~江文神社15:30 

【山行報告】11月になり涼しくなってきたはずなのに今日は、京都市内26,5℃の夏日。目指していたホワイトチムニーに辿り着くまでにフラフラで汗だくでした。チムニーとサラワリにロープをセットしていたら20名ほどの団体が押し寄せる。滋賀の会の人たちで一般参加の岩初体験の人もいるよう。左のルートにロープをセットされる。さすがに全員は無理なので半数はピラミッドへ行かれた。

ところが昼前に10人ほどの別の団体がやってきてレイバッグ、右ハングにロープをセット。足元は広い所だが人であふれている。ロープを取り替えたり、譲り合ってこちらのロープで登られたり人だらけで混雑していた。こちらは「サラワリ」で悪戦苦闘中。

見本を見せてもらおうとリーダーらしき男性に声掛けして「サラワリ」を登って頂いた。核心部をいとも簡単に通過されたのでもう一度リプレイをお願いすると少し下ってまたゆっくりと説明しながら登って下さった。それを参考に再度アタックしたが核心部はその人が置いた足場やホールドはまったく見当たらず「なんで?」その男性は、背も高いし、若いし、腕力もかなりありそうな二の腕をされていた。大いに落胆。技術の違いを痛感させられました。

「サラワリ」まだ2回目、これから何度も足を運べば何とかなるだろうか。

 昨年、N・Sさんに無理を言って始めた「金毘羅クライミング」例会も計10回実施できました。事故もなく無事に終えられてほっとしています。西村澄さん、Iさんには毎回丁寧なご指導をして頂きありがとうございました。参加メンバーもみんな毎回それぞれに達成感を持って楽しめたように思います。目標にしていた「支点構築」「リードクライミング」の基本をしっかり身につけることができました。これを足掛かりに今後は何度もトレーニングして技術を少しずつでも高めていきたいものです。登りは、山頂を目指す山登りとまた違った面白さもあります。どちらも体力維持のためのトレーニングは必要ですが。私個人としては、岩、丸太切り、その他いろいろと忙しいですがまたゆっくり楽しめる山行にも参加できればとも思っています。

「個人山行報告」 ネパール/ゴーキョ  記M・S

日時 10/19~11/7(山行は10/20~10/30)

参加者 女性2名

【山行報告】

10/20  カトマンズ=飛行機=ルクラー(2840m)~パクディン(2610m)ルクラからパクディンまでは下りです。パクディンは川沿いで寒かった。

10/21 パクディン2610m)~ナムチェ(3440m):ヒラリー橋まで長い吊り橋を渡ったりして250m登ります。ここから600m長い登りです。ここが今回一番しんどかった。

10/22 高度順応の日。早朝、日の出を見るために丘の展望台まで登ります。同行の娘はエベレストビユウホテルまで高度順応。

10/24 高度順応の日

10/23 ナムチェ(3440m)~ドーレ(4200):ナムチェから400m登って、マンガでコーヒータイム。400m下ってリバーサイドのポルツェタンガ、又500m登ってドーレ到着。この間エベレスト(8848m)、ローツェ(8516m)、アマダブラム6189m)が見れました。

10/24 ドーレ(4200m)~マッテルモ(4470m): 標高差は無いけれどアップダウンが有りました。チョーユウ(8188m)が正面にどっしりと白い姿を見せてくれました。

10/25 マツェルモ(4470m)~ゴーキョ(4800m):この間、湖が3つも有りとても綺麗です。6000m、7000mの白い峰々に囲まれて蒼い湖は神秘的です。3つも湖の淵を回るので道は延々と続きます。

エメラルドグリーンに輝く湖

10/26 ゴーキョ(4800m)~ゴーキョリ(5300m)~マッツェルモ(4470m):いよいよゴーキョリに登ります。500mの裸山をほぼ直登。5000mを超えているので空気は薄く息が切れます。休み休み登りやっと山頂に。エバレストベースキャンプのカラパタールより2倍しんどくて、3倍眺望が素晴しい。8188mのチョユウ、エベレスト(8848m)ローツェ(8516m)マカルー(8468m)の連なる山脈、地球の背骨、世界で一番高い山脈が見えます。数々のドラマの舞台となった山々です。眼下には三つの青い湖、すいおんが低いため魚もいなくて水草もはえていません。エメラルドグリンからピーッコクグリーンのグラデーションもとても綺麗です。お昼をゴーキョで食べてマッツェルモまで下ります。

エベレストの背骨

10/27 マッツェルモ(4470m)~マンガ

高度障害の心配ないのでひたすら下ります。

10/28 マンガ~ナムチェ~パクディン

10/29 パクディ~ルクラ

10/30 ルクラ=飛行機=カトマンズから車で5時間西のルクラ行専用の飛行場は混雑するため10月、11月はこの飛行場から発着。=車=カトマンズ

11/1~11/4  予定より2日早く下山出来たのでカトマンズから車で2時間のリゾート地ナダルコッタに行きました。あいにく雲が出て来ましたが、800m~6000mの山々が27座も見られました。その中には中国のシシャパンマ(8013m)マナスル(8157m)も見られました。

ゴーキョに行く途中のドーレ。山はシャクナゲの木で覆われて、谷もシャクナゲで埋め尽くされていました。プーンヒルよりもランタンよりも多いと思います。高度も4200mなのでゆっくりと歩けば高山病にも掛かりにくいと思います。愛宕山に登れる人なら行ける様に、標準よりも行きも帰りも1日づつ増やして計画したいと思います。来年の5月は屋久島を予定しているので再来年になるかもしれません。

「例会報告」赤坂山~寒風峠  記M・J

【日時】 11月3日(祝・金)

【天候】 晴れ

【参加者】女性7名、男性2名、合計9名

【コースタイム】赤坂山登山口9:50~武奈の木平10:45~粟柄越11:40~赤坂山11:55(昼食休憩30分)粟柄越12:30~寒風13:45~西山林道出合14:30~寒風登山口15:15

【山行報告】晴天が続き11月に入ったとは思えない暖かい日でした。山科から滋賀県琵琶湖一帯は霧で真っ白でした。山を登り出して10時を過ぎた頃から太陽と青空が出てきて素晴らしい秋晴れになりました。水分休憩を4回摂り、順調に登って行きました。木々の紅葉はきれいです。山頂で昼食休憩中も風が穏やかで寒くなく良かったです。360度の景色を堪能しましたが、少しかすんでいました。今回はこの後、寒風までもうひと頑張りです。

赤坂山山頂

斜面一面ススキが揺れて秋を感じます。眼下に琵琶湖を眺めながら絶景の尾根歩きですが、小さいながらアップダウンを繰り返し結構疲れます。中間地点で温かいお汁粉をすすり景色を眺めて一服しました。尾根から見下ろしたメタセコイア並木はまだ青々としていました。寒風からは急斜面を一気に下って行きます。途中のベンチで休憩をして、最後の下りをケガのないよう慎重に進み無事に下山しました。天気に恵まれ、無理なく調子よく歩を進めて、楽しい山行となりましした。

「例会報告」武奈ヶ岳   記K・S

【山行日】 2023年10月29日(日) 【天候】 曇り一時雨   

参加者】 女性5名、男性3名、合計8名

【コースタイム】 坊村登山口8:25~御殿山10:55~途中昼食休憩20分~武奈ヶ岳12:15(15分休憩)~御殿山12:55~坊村登山口15:00着

【山行報告】

途中を超えたあたりから雨雲が時々流れてきて小雨模様、坊村駐車場では小雨がぱらぱらと降っているのでカッパを着用。山はガスがかかっていますが天気予報では回復基調と出ていて、皆さん「もうすぐやむよね!」と前向きで登山口からスタートです。 御殿山コースの始まりはいつものきつい急坂が待っています。今日はカッパを着ての登りなので、気温は10度ほどですが直ぐに汗が流れ衣服調整休憩を取ります。細かく何度か休憩を挟みながら1時間ほど登り、急斜面のトラバース道です。慎重に進んで冬道との分岐手前に到着。薄くガスのかかった登山道、樹林帯の色づいた落ち葉が広がり、明るく秋らしくなっています。今年は全体に色づくのは遅いようで、中間地点辺りはまだ少し色づく程度でした。

雨上がりの泥道を進みます

積雪時冬道分岐を過ぎるころには雨はやみ時々青空が雲の割れ目から見えたり、適度に風も吹き、山歩きのコンデションになってきましたが、しかし、昨日の雨で道はべちゃべちゃ、ズルズルのぬかるみの急坂、ここまで靴が汚れたらどうにでもなれ(笑)の開き直りの心境になるほどの泥道。勾配のきつい場所を登ります。でも高度が上がってくると赤や黄色に色づいた木々の葉も増え、冬道との合流地点で展望も良くなり気持ちは前向きです。ちょうど洛中山岳会の3名が登って来られてご挨拶、さっさと抜いて行かれます、我々も出発、気持ち元気で予定時間より早く御殿山に到着。

高度が上がり綺麗な紅葉

御殿山頂上では武奈ヶ岳にかかっていたガスも風に飛ばされて綺麗に見えてきました。若者グループが強風の中、休憩や食事をしていましたが、若者は風に負けず、我々は直ぐにワサビ峠に向け下ります。滑りやすい急坂を下り、風よけの場所で昼休憩を取りました。

時々青空
もうすぐ山頂

食事の後は一気に西南稜への登りに向かいます。今回この辺りが一番綺麗に色づいていてドウダンツツジが真っ赤に染まり鮮やかでした。西南稜に出ると風は湯とくなり頂上まで強風の中の登りでしたが、山々に陽が差し、進みゆく紅葉、グラデーションが綺麗でした。武奈ヶ岳山頂に12時過ぎに到着、山頂からは遠く鈴鹿山脈や伊吹山、琵琶湖、蓬莱山が日差しを受け360パノラマの展望を味わえました。風が強くて長居は出来ませんでしたが続々と若者?が登ってきて、元気な声が広がるにぎやかな山頂、集合写真を気持ちよく撮って頂き、山頂を後にしました。

遠く伊吹山と琵琶湖。下界は晴れで展望、良かったです。
武奈ヶ岳山頂・1214m

山を始めるころから空には北から雨雲がかかり始めて小雨模様になり、御殿山に着く頃には武奈ヶ岳山頂はすっかり雲に覆われ、あの大パノラマの景色、あれは嘘の様でした。 御殿山から下る頃には小雨もやみましたが猛烈な風。寒い下山でしたが風のおかげで道や濡れ落ち葉も乾き始めて、心配していた急斜面も何とか大きく滑らずに下りられました。が、泥道は残っています。靴は泥まみれ、底はスリッパ状態、しりもちをつきたくない共通の思いで、登りで苦労した急坂を慎重に無事下って、15時には坊村登山口に到着しました。大きな汚れもなく(笑)「来週あたりから見ごろを迎えるかな」「新緑の季節も良いね」と余裕の会話をして武奈ヶ岳例会を終わりました。こんなに汚れた靴を見たことがない例会、洗いがいがありましたね。皆さんお疲れ様でした!

初めての例会 武奈ヶ岳」 K・R

右京労山に入会して初めての登山でした。小雨模様でのスタートとなりました。最初から急な登りが続き足元も滑り下山の事を考えると不安になりました。でも頂上に着く頃には青空も見え強風でしたが360度見渡せる絶景を見る事が出来感動しました。山の醍醐味です。
 下山の道も思いの外乾いていて紅葉も楽しめほっこり出来るひと時でした。まだまだ初心者でわからない事ばかりです。ご指導よろしくお願い致します。