〈例会報告〉 西山を歩く④ 吉峯寺~天王山

【日 時】 2019年11月3日(日)

【天 候】 晴れ

【参加者】 (L)T、女性:14名、男性2名、計16名 

【コースタイム】吉峯寺9:30・・・白糸の滝10:05・・・九輪草の広場10:30・・・こもれび広場11:40・・・柳谷観音駐車場上12:00~12:30・・・天王山山頂14:00~14:15・・・桜の広場公園14:50

【報告と感想】

 集合場所の東向日では、「お久しぶりです」の挨拶が行き交いました。今日は体操のお姉さんも参加で、吉峯の駐車場でしっかり体を伸ばしてから出発です。駐車場から西山古道に入るまでの車道の登りがキツイです。橋を渡って山道に入り、釈迦岳への分岐を過ぎると、曲がり角の斜面に水が流れ落ちていました。「これが白糸の滝」と言うと「えーこれが?」とブーイング。自分でもこんなショボかったかなと思ったけれど…。そこから何度か曲がると、大きな岩の上に水が流れていて、木札も立っている本当の“白糸の滝”に到着。「今までの記憶を消して下さい。これが白糸の滝です」みんな納得したかな。 この山道は木が生い茂り、森林浴には良いかもしれませんが、全く見晴らしが有りません。ログハウス風の小屋を過ぎ、少し行くと京青の森への登り口です。九輪草が見事に咲く所なので、6月に行って見て下さい。上にはベンチもあり、ゆっくり休憩ができます。

 京青の森からゲートの有る柳谷観音への道を進みます。広い林道に出合いますが、古道を行きます。一ヶ所眺めの良い場所があり、正面に水井、横高、比叡山の山並みを眺められます。ススキも伸びていて“秋”です。「高野ほうきが有ったよ」との声もありました。 ゴルフ場のフェンスの横を通っていた所には、少し下に細い道が付けられています。いつの日か細道が本道になるのかな。 急坂を下り終えると、こもれびの広場です。ここから谷筋を行き、空が広くなってきて、頭が明るいところに出たら、そこが柳谷観音の駐車場の上にある畑です。閉所恐怖症気味の私には一番ホッとできる場所です。ゲートを抜けて、黄色いコスモスが咲いている畑の側で昼食タイムです。 さあ、天王山を目指します。柳谷から天王山がまた長い―。深く削られている谷筋が難所です。足を左右に広げて上辺を行くには、足の長さがちょっと足りず、あっちに渡ったり、こっちに渡ったりで進みます。ベンチの有る所には先客が居り、水無瀬の滝分岐で、立ち休憩。

「もうそろそろ着くやろう」と何度か思った頃、やっとお地蔵さんに出合います。側を回って少し登れば天王山山頂です。日曜日で人は多かったです。 酒解神社の鳥居で休憩。展望台から桂川、宇治川、木津川を眺めるのも良し、陶版画を眺めるのも良しです。 いつもは宝積寺に下りるのですが、今回は桜の広場公園に下りました。トイレも有り、春には桜が一杯咲き、新幹線もよく通るので楽しい場所です。それに車道の急坂を下りなくて良いので楽なような気もします。公園で整理体操をし、線路を渡って解散しました。 嵐山から始まり天王山まで4分割で西山を歩きました。福寿草、カタクリ、桜、九輪草、それぞれの季節にまた、歩いてみて下さい。

                            

     

山行報告   瓢箪崩山

                   記:M・A

山行日: 10月27日(日)

参加者:女性・7名、男性・4名、計11名

天気 :晴れ、暖かい

コースタイム: 8:08出町柳京都バス~8:36戸寺~9:00出発~10:15二股~11:05瓢箪崩山11:40~12:35:P461M~13:20:P346M~15:10下山口

 

 瓢箪崩山山頂にて

戸寺で下車し近くの公園で体操、地図を見て整地、山座同定を行う。雲の中翠黛山を確認する。戸寺~下山口の三宅八幡を目指し進んで行く。二股までの尾根、沢筋は前回も分かりにくかったがやはりなかなかはっきりと確認できない。その上倒木で荒れていて足元ばかりに気を使う。早く尾根に上がろうということで二股を過ぎた所から右の急斜面を登り江文峠からの尾根道に出る。そこから寒谷峠~瓢箪崩山は順調。532mの頂上で天気、眺望も良く早めの昼食休憩とする。他にも数人の方が昼食を楽しんでいた。先頭を代わりながらコンパスを合わせ行く先を確認する。ピークを踏むべき所をトラバースの楽な道に進みストップ!引き返す。P461は表示板がかかっていて安心してポイント確認できる。一番の難所は、P346を過ぎた後の尾根筋。どうしても南東のはっきりした尾根に入ってしまう。しばらく行って方向が違うとストップ!少し戻って南方向の尾根を見つけるがGPSでみるとそれも違っている。結局もう少し登り返し元の位置に戻って地図を再度確認し南南西への尾根に乗る。「迷ったら元の場所までもどる!」は鉄則。もう一か所、小屋の手前のピークで右か左か迷い左へ。道が無くなり引き返す。ここでもGPSで最終確認。もう少しじっくり地図を読むべきだった。今回天気も良くゆっくりと楽しい読図ができた。間違うことでよりルートが頭に入る。ただGPSに頼ること二度三度。復習を兼ねた山行で、初級者としてはまずまず?

例会報告            「鈴北岳~御池岳~鈴ヶ岳」

2019.10.27(日) 曇のち晴

(参加者 :女性3名、男性2名、計5名

( コースタイム )鞍掛登山口 8:05→鈴北岳9:50→御池岳 10:40→夕陽のテラス 11:20
~12:00→ヒルコバ 12:40→鈴ヶ岳 13:05→茶野14:00→鉄塔 14:50→大君ヶ畑 15:50

                           報告者:O・

鞍掛登山口駐車場はすぐに満車になるとの情報で、30 分早めて清水五条 6:30 出発す
る。車2台が湖東三山 PA に7:15 集合した。大君ヶ畑(下山口)に置き車をして鞍掛トン
ネルに向かう。トンネル西側駐車場に 8 時前に着く。既に数台が駐車済。
登山口から 30 分ほどで快適な稜線にでる。御池岳方面の紅葉は道半ばという感じであ
ったがそれでも美しい。鈴北岳から見える御池岳山頂には雲がかかっているが午後は晴
れるという予報に期待して日本庭園に下りていく。コースはポイントごとに道標もあり
迷うことなく御池岳に到着する。山頂ではまだガスが消えず写真だけとって p1182 に向
かって行く。この辺りからが今回の山行で最も素晴らしかった。日本庭園よりもみずみ
ずしい苔と紅葉。此処まで来る登山者は少なく自然がそのままにある。それだけに地図
をしっかり見るということ必携だ。夕陽のテラスと名付けられた岩場でランチとする。
それにしてもテラスで夕陽を見た登山者は少ないに違いない? 日没後は山中で真っ暗
になってしまうのだから…。尾根筋からヒルコバへのコースで谷に下りきってしまうと
そこからのヒルコバへの登りが大変なので、谷に下りきる手前で谷の東側をトラバース
した。初めての試みであったがこれは正解。危険もなく苦労もなくヒルコバに到着した。 鈴ヶ岳は眼前にそびえているがコースはジグザグになっているのでそれほどのことでも ない。前回 4 月は福寿草に関心が注がれて他に目がいかなかったが快適な尾根筋を下っ ていく。尾根がだだっ広くなると踏みあとも草に覆われていてルートファインディング が難しくなる。こういう場合 GPS が役立つ。しっかりした尾根になると鉄塔そして茶野 だ。茶野ピークからは晴れの日琵琶湖その向こうに比良山系が見えるのだが、今日はそ こまでの晴天ではなかった。ピークから戻って最後の鉄塔方面に向かう。最初は草が茂 っていて少しコースからそれただけなのに分かりにくくなって GPS を見る。なんとか鉄 塔に着きヌルヌル道を下る。暗くて不気味な所から尾根道になり大君ヶ畑に下山する。
日没が早い秋に御池岳まで足を延ばしたコース、下山時刻が気がかりだったが 16 時まで に下山できたことは参加者の健脚のおかげです。ご協力ありがとうございました。

山科・音羽山ハイク           記:M・K

【山行日】 2019年10月20日(日)

【天 候】 晴れ時々曇り

【参加者】 M(CL)、女性3名・男性1名、合計5名

【コースタイム】 蝉丸神社(9:15発)~逢坂山歩道橋(9:25)~尾根道(9:35~55)~605段の階段登り(9:55~10:10)~音羽山路傍休憩地(10:35)~音羽山頂上(10:50~11:35)~牛尾山法厳寺(牛尾観音)(12:10~12:30)~桜馬場(12:35)~鎌研ぎ登山口(13:10)~水車小屋(13:20~25)~京阪京津線追分駅(13:50,13:58乗車)

   音羽山山頂から琵琶湖方面を背景に集合写真
    音羽山下山口の水車小屋前でいい笑顔

【総括】 先週末まで雨が続き、そして月曜日以降も雨天の予想の中で、当日の日曜日だけが「晴れ」という好天に恵まれた、運の良いハイキングでした。参加人数も5名と、パーティを組むには丁度適当な人数で、前後の間隔も空かず、快調に活動することができました。今回の見所は、音羽山山頂(593m)からの眺望です。お蔭様で、右に目を配ると比叡山、比良山地、琵琶湖、瀬田川といった滋賀県方面が、左側には山科、東山を超えた市内中心部、愛宕山を始めとする西山山地、さらにその向こうまでがすっきり、はっきりと見えました。そして何よりは、到着時刻が早かったため、頂上を我々で独り占めできたことです。風もなく、ポカポカとした暖かさの中で、特等席の備付けのベンチに座って、下界を見下ろしながら、ゆっくり昼食を取ることができました。「無理なく、ゆっくり、明るいうちに帰宅」も含めて、参加の皆さんと気持ちの良いハイキングを楽しませていただきました。どうもありがとうございました。

【報告】

京阪京津線大谷駅で下車の後、登山道入口のある蝉丸神社に向かう。本殿前で身支度を整え、出発する。昨日来の雨で道は濡れているが、歩行に支障はない。道の下の方から、いつもながらの「日本一のうなぎ 逢坂山かねよ」の鰻を焼く匂いが漂って来る。逢坂山歩道橋を過ぎ、暫くの階段道を経て、尾根道を快調に歩く。尾根道に続く「厳しい605段の階段登り」は、皆さんの健脚と石田さんの話題豊富なお話が相まって、聞き惚れている内に休憩なしで登り切ってしまった。トイレ休憩を予定していた音羽山路傍休憩地には寄らず、そのまま音羽山頂上へ向かう。音羽山頂上(593m)には10時50分頃に到着した。普段なら頂上は風が強く、体温を奪われるため、記念写真を撮り、眺望を楽しんだらさっさと下山するのだが、今回は無風で寒くなく、備付けのベンチも全て空いていたため、ここで昼食休憩を取ることとした。約1時間後、昼食をゆっくり取って、今度は体も冷えて来たため、下山を開始する。下山路は赤土で斜面がきつく滑りやすいため、ストックが重宝した。12時過ぎに法厳寺に到着する。法厳寺の境内には、参拝者・登山者用のトイレがあり、ここを使わせていただく。法厳寺から桜の馬場までは木の階段、桜の馬場から麓の山科区小山の登山口までは舗装路※が整備されており、快調に歩を進めることができる。

※ただ、雨天後のため舗装路に付いた苔?で滑りやすくなっていて、度々転倒しそうになった。

途中、音羽山を読み込んだ和歌の数々の石碑や路傍整備のボランティアの方々による由緒がありそうな「複数の滝」、そして水に濡れた道の脇を小走りに這う小さな沢蟹がハイキング気分を掻きたててくれる。鎌研ぎ登山口まで来ると今日のハイキングは終了。近くの民家前にある「水車」をバックに記念写真を撮る。そして一路、帰宅を目指して、京津線追分駅に向かう。途中では民家に植えてある柿の木、金木犀が秋の気配を感じさせてくれる。追分駅には13時50分頃に到着した。

今晩はラグビーワールドカップの「日本×南アフリカ」が楽しみなどと言いながら時間待ちをし、58分発の太泰天神川行きの電車に乗り込んだ。