「例会報告」西山連峰トレキング①  K・S 

【山行日】 2023年3月7日(火) 

【天候】 晴れ 

【参加者】女性5名、男性2名、一般1名、合計8名

コースタイム】阪急嵐山駅9:00発~松尾山9:45~苔寺谷(トレイル51標識)10:55~丁塚11:20~東ベンチ昼食休憩12:00(出発12:30)~沓掛山頂上13:10~林道出会い14:15~老ノ坂峠バス停14:58着・解散

【山行報告】春を感じさせる好天気で予想気温は18度、湿度も低く気持ちの良い例会日となりました。 嵐山駅から8名、京都トレイルコースをスタート。登り口からまずは松尾山頂上目指します。少し急斜面で滑りやすいところが数ヶ所ありますがゆっくり四辻へ。四辻から周回コースを反時計周りに登って、嵯峨嵐山が一望できる展望ベンチ前で渡月橋、愛宕山、岩田山の説明をして松尾山頂上へ、頂上で一息つきトレイルコースを南に下ります。小さなアップダウンを楽しみながら苔寺谷のトレイル51番標柱の登り口に到着。続いて唐櫃越えを目指して西芳寺川を越えます。

松尾山からの嵯峨・嵐山

3メートルほどの梯子の2つの渡ります。増水時は渡れなくなる川なのでその時はぐるっと苔寺のバス停由 の迂回路を歩く野で遠回りになります。川を渡り登り道にはいると雑木林や竹林の自然を感じながら木漏れ日を受けて歩くので気持ちよいです。20分ほどで唐櫃越えの丁塚分岐に到着、西山トレイルの唐櫃越えの尾根道では桂坂の住宅街が見え、桂坂野鳥園の散策路にもなっているので整備もされていて歩きやすく、30分ほどで東ベンチに到着。ベンチとテーブルもあるので昼休憩にしました。見晴らしが良く東には比叡山や横高山、北東方向には雪の被った比良山系、蓬莱山などが見えるビュースポットです。山々を眺めながらの休憩、快晴の空、春の日差しを受けて気分は最高!でした。

食事の後の次の西ベンチまでの尾根道は少しアップダウンはありますが、蕾の膨らみ始めたツツジや日当たりの良い場所には、アセビ(馬酔木)が満開で綺麗な小さい花に見入ってしまいます。景色を楽しみながら1時間ほどで歩いて沓掛山(415m)に到着。笑顔の集合写真を撮りました。

満開のアセビに見入る皆さん

頂上から林道出会いへは基本歩きやすい道ですが、急坂や倒木があって何度も潜ったりしながら山歩きを楽しみました。林道出会いで亀岡に続く唐櫃越とは別れ舗装道を下って老ノ坂峠のバス停に15時に到着。解散しました。

本日の最高峰・沓掛山(415m)頂上で笑顔の1枚

「例会報告」 皆子山  M・S

参加者:女性6名、男性1名、合計7名

コースタイム:平バス停8:25~登山口8:40~皆子山11:40~登山口14:25

【山行報告】

例会案内は武奈ヶ岳と案内を出しましたが、イン谷まで車が入れないと聞き急遽、皆子山に変更しました。雪山の皆子山、あまり聞いたことは有りません、行ったことも有りませんが、雪のない時は何回か行っています。あまり危険な所も無かったし、時間も良さそうなので決めました。お寺の裏、墓地の横から登って行きます。足跡はスノーシュウの人が一人だけ歩いているだけで、綺麗な新雪です。道以外は50㎝位積もっていました。先頭の右京の若手メンバーが気持良さそうに登って行きます。植林の急斜面は雪のない時よりも、ゴロゴロした石が雪で埋もっているので、かえって歩きやすいみたいです。

植林地帯を過ぎて、尾根道にでると時折、強風が有り雪が舞い上がったりしますが、それ以外は良いお天気で登っていると暑いくらいです。P914の途中立派な雪庇が出来ていました。P914から西に降りていきます。一旦下って、皆子山に向かって尾根を歩きますが、アップダウンが有るわけではないけど意外と長く感じました。途中、スノーシュウの人とすれ違いました。山頂は風が強いので少し下った所で昼食を取り、下山は滑らない様にアイゼンを着けて降りました。雪山、7人も歩くと立派な道が出来ます。

先のスノーシュウの人はそれを嫌って外れて歩いていました。私たちは雪の中を楽しく降りました。途中、男性2人組が登って来ましたがそれだけです。って雪も豊富そうです、アクセスもいいのですが、平バス停駐車場が4~5台しか停まれないのでそこが問題です。

「例会報告」 大文字山報告   M・S

日時2月23日(木、祝)

参加者 女性9名、男性4名、合計13名

コースタイム:銀閣寺10:00~眼鏡坂、ベンチ10:20~藤見台11:00~三角点11:40~天の原(フライパン)11:47~熊山13:16~中尾ノ滝14:05~銀閣寺14:30

【山行報告】眼鏡坂、ベンチから二つ目の分岐(一つ目は出会い坂を経由して表参道)を右に入ります。緩やかなトラバース道でやがておでこの様な出っ張りに出ます。ここは中尾ノ滝に行く途中のヤカンが有る所からの急坂を登り切った所です。すぐに藤見台です。誰もいない静かな所で休憩です。藤見台から中尾ノ滝から伸びている長~い坂に合流して表参道まで登ります。表参道を登りきると三角点です。ゆっくり例会なのでゆっくり昼食を取り、熊山に降りていきます。雪解けで道はぬかるんで滑りそうです。慎重に降りていくと熊山分岐です。真直ぐ降りると熊山、少し右を見ると尾根が見えます。入口は目印も無く,判りにくいのですが中に入るとはっきりと道は続いています。

赤いテープもあります。天の原に行くのには一番行きやすい道です。この道を見つけた時はうれしかった。大文字山は道が張り巡らしてあります。目的地に行きやすい所を地形図で探して探すと道は見つかります。この道も天の原の奥の尾根がなだらかなので地形図を見ると歩きやすそうです。尾根の末端から登り、見つけました。大文字山登山の面白さです。天の原から熊山に向かい、引き返さずに小熊山分岐まで行きます、分岐を左にすすむと中尾ノ滝です。中尾ノ滝からベンチに戻り、大文字山北斜面をぐるーと一周して銀閣寺に降りてきました。表参道、三角点には沢山の人がいましたが、そこ以外はほとんど人に会わず静かな山を楽しめました。 

「個人山行報告」 鎌倉山  I・H

【行先】 ; 京都・滋賀『鎌倉山(950.5m)』   【地図】;1/25000「久多」,「花脊」,

【日時】 ; 2月12日(日)   【天候】;晴れ  【山行者】;I・H

【山行目的】 ; ①「雪の『鎌倉岳』登山を楽しむ」,②「雪山歩行のトレーニングを行う」

【コースタイム】・宇治(7;15)=<自動車>=坊村/葛川市民センター駐車場(8;20-53)==登山口(8;56)=林道横断/ワカン着用(9;37;52)==ブナ平(10;26-30)==762m(11;03-10)=
=『鎌倉山山頂/950.5m』(12;12-13;10)==ブナ平(13;58-14;05)==林道横断/ワカン脱ぐ(14;30-40)==登山口(15;10-16;20)==(17;48着)宇治

・歩行時間;6時間21分,歩行距離;5.1㎞,累積登高;646m,(YAMAPデータによる)

・報告と感想:2月12日、多くの人で賑わう比良山の向かいにひっそりと佇む『鎌倉山』に山行しました。『鎌倉山』は標高950,5mで、国道367号線を挟んで比良「武奈ヶ岳」の向かいに位置し、登山口は“葛川市民センター駐車場”の奥にあります。鎌倉山山頂から真東に延びた尾根が南にカーブした末端から登ります。また、山頂から京都滋賀の県境尾根を南方向に辿ると「峰床山」「八丁平」へ行きます。私は家内とハイキングで「芝栗が多いので拾いに行こうか」とこのコースを歩いたとき、鎌倉山と八丁平の中間位の尾根で、小さいコルを挟んで真正面に熊と遭遇しました。その時は一瞬にらみ合ったあと、熊が谷の方に走り去って事なきを得ましたが、そのくらい自然が多く残っているところです。

当日の“葛川市民センター駐車場”は比良登山者の車で大賑わいです。少し奥に入った場所に5-6台のスペースがあり、そこに駐車。早速に会に入山連絡を入れ、行動開始。

谷筋を少し入ったところから、右手の尾根の横腹を斜行して登るルートがついています。急斜面ですが階段状の土留があります。雪は半分剥げた状態です。20m程登ると尾根の上の上に立ち、ここからルートは尾根を辿ります。地形図でコンターが少し鋭角になっているとおり、痩せ尾根の登りです。雪交じり、岩混じりで慎重に進むと林道を横切ります。

高度は520mで出発後220m登ったところです。雪が多くなってきましたのでワカンを着用し、いよいよワカン山行の始まりです。ここから50m程はコンターが混んでいてしんどい登りです。600mのコンターを越すと広い尾根になります。傾斜が少し急な斜面をこなすとなだらかな広い尾根に出る、を繰り返します。あるかなしかのトレース上はワカンのお陰で5-6㎝沈む程度ですが、落ち葉でトレースが分かりづらく、外すとズボズボと15㎝位沈みます。つぼ足の先行者もアチコチ行って苦労しています。ピンクのテープが所々にありますので、それを参考にトレースを外さないように歩きます。以前はこれ位の雪なら面白がってワッセワッセと歩いていましたが、今の私には辛くてしんどいです。

“ブナ平”を越して800m位まで上がると、針葉樹林帯から落葉樹に変わって急に明るくなり、雪もきれいです。雪が奇麗で気持ち良いのですが、積雪も多くなってきました。ツボ足の先行者もいつの間にかスノーシューに切り変えています。スノーシューは大きくてほとんど沈まないようですが、ワカンは大分入ります。ここまで来ると、あと150mで、「雪はきれい」、「展望も良し」、「天気も良し」で、ルンルン気分で雪山を楽しむ所ですがしんどかったです。

ヒーハー言いながらもだだ広い山頂につきました。650mの登りを3時間少し費やしています。それでもしんどかっただけに「ヤッター!」と達成感一杯です。山頂からは、木の間越に対面の「武奈ヶ岳」がきれいに西南稜をひいて真っ白に見えます。冬は木々が葉を落として展望が良くなるのも魅力の一つです。「雪山での昼は立って食べるのが基本」という教えも置いといて、ザックの上にどっかと座り、この景色を楽しみながら、お湯でスープを作りサンドウィッチを頬ばり、お握りを食べ、そして食後のコーヒーを楽しみと、全くの至福の時です。

今日は良い天気ですが、時々雲がでてきて、武奈の上にも黒い雲がかかったりしています。明日から天気が悪くなる予報ですのでその予兆かも知れません。重い腰を上げて下山準備です。そこへ峰床山方面からスノーシューの男性が上がってきました。挨拶して話しを聞くと、つぼ足からスノーシューに切り変えた先行者でした。「峰床山」まで行ってきたとのこと。7時から登り出したそうで、私より2時間先行して「峰床山」往復とは!60才前後と思われますが、えらい馬力をしておられます。「アップダウンが結構あってしんどかった!」とのことです。そのあとスノーシュー談義になって「6-7年前にワカンからスノーシューに切り変えたが、楽や!全然沈まない、急斜面は登れないと言われていたが、結構登れる」とのことでした。そうですね、今まで重たいと言われていましたが、軽量化も進んで今は“スノーシュー”の時代のようです。

私も片付けを済ませ、もう一度「武奈ヶ岳」の勇姿をも見たあと下山に向います。雪山の下山は楽です。しんどがった登りもトットコ下れます。ただ雪が締まっているとはいえ、油断していると木の根付近はズボッと入ります。場所によって太股くらいまで入り、抜くのに一苦労します。600m位から雪が少なくなり、雪が切れたところも出てきて歩きにくくなりますが、ワカンを引っかけないように注意して下ります。尾根の細いところは要注意です。

林道横断地点でワカンを外しました。ここからが雪と岩が混じりの斜面で、急なところがあって中々苦労しました。それでも午後3時過ぎに無事下山。すぐ近くの駐車場から、会に下山報告を行ってこの日のワカン山行を終えました。今日は“ワカンを履いて静かな山をウロウロ楽しむ”という私の大好きな山行ができて大満足です。しんどいですが楽しかった!

登りではしんどくて体力不足を実感して、「もう雪山は潮時かなぁ」、「もう雪山は無理な歳になったのかなぁ」と弱気の虫が出ていましたが、無事に下山してきますと、真っ白な雪の中を歩き、山頂から白く輝く比良山を眺めた良い思いが残り、「よーしもう少しトレーニングをして、今しばらく雪山を楽しみたいなぁ」と思ってしまいます。馬鹿ですかね雪山は奇麗です。雪山山行は楽しいです。皆でワッセワッセと登ればより楽しいですよ!

山里から「武奈ヶ岳」と西南稜がよく望めます
綺麗な雪の林の中をワカンでザックザックと登ります
だだ広い「鎌倉山」山頂です
雪の尾根を辿ります
林の中トレースを辿って
下は雪が剥げています
山頂に着いたぞ

「例会報告」 諸羽山から大文字山横断 Y・T

【山行日】2月12日(日)

【天 候】晴れ

【参加者】女性10名、男性2名、一般1名、計13名

【コースタイム】JR山科駅前」8:30-9:10諸羽山9:25-9:33柳山-10:00陰山-10:55毘沙門山-11:20雨社11:50-12:45大文字山山頂- 14:00東北震災鎮魂碑-14:30銀閣寺トイレ前・解散

【山行報告】

まぶしい朝日を受けて・諸羽山山麓広場にて

朝日が燦々と注ぐ中、JR山科駅前を出発。諸羽神社横の広場に集合して一般の方が参加された事もあって簡単に自己紹介を済ませいざ出発。諸羽山までの登りはいきなり急登で始まるので先頭のピッチを押さえてもらって何とかクリア。ここからは小さなアップダウンの繰り返しで雨社まで上り勾配です。大文字山正面から外れたコースだけに行き交う人も少なく、後ろからランナーが一組出会っただけでした。陽射しも柔らかく温かいのですぐに汗が出てきます。それでも吹き出すほどの汗ではないので木陰に入ると気持ち良かったです。

雨社広場にて

雨社で昼食をとっていても私たちパーティーだけの話し声しか聞こえてきません。昼食を取って大文字山山頂へ。以外と混み合っていないので拍子抜けでした。澄み切った京都市内を一望して火床へ。火床でもゆったり時間を取って休憩。大文字山山頂から見た市内が火床からは一段と眼前に迫る勢いで山頂か降りてきた実感がわきました。

東北大震災鎮魂碑を囲んで

火床から「大文字右払い」の石段を降りて「東北大震災鎮魂碑」へ向かいました。右払いを降りて鎮魂碑に向かう道を迷って少しウロウロ。鎮魂碑に向かうトレースを見つけて鎮魂碑でパチリと1枚。鎮魂碑から月待山を越えて銀閣寺へ、いつも解散宣言をする小さな広場はほかの団体に占拠されていたのでそのまま「雨社一の鳥居」まで降りて解散しました。皆さん、お疲れ様でした。