例会報告 野坂岳~赤坂山テント泊縦走

山行日:3月13日(土)~14日(日)

天 候:13日・雨、14日・晴れ

参加者:女性1名、男性2名、合計3名

コースタイム 13日(土)京都駅6:59発サンダーバード乗車~敦賀7:58分着~タクシー~8:35野坂岳登山口-9:56野坂山稜線・野坂山頂2㎞標識-11:30野坂岳避難小屋・行動食12:20-13:06・P797m-14:00P726三角点-14:40標高790m・テント設営(泊)

14日(日)標高790mテント場8:00-8:55・P886m-9:13・P806m-9:49・P661m-11:20・P756m-11:40・P827m・行動食12:15-12:50三国山山頂13:00-14:00明王ノ禿-14:40赤坂-16:35マキノ高原温泉さらさ湯・下山

【例会報告】

  いや、疲れました。けど、楽しかったです。山行直前に風邪を引いて不参加となった高岩君へ「めっちゃ楽しかった」です。

13日(土)雨:6:59のサンダーバードに乗った京都は曇り空でしたが敦賀につくと雨粒がぴちゃぴちゃと跳ねるような雨に変わっていました。登山口にタクシーで向かい車中でリーダー交代の告げられ山下がリーダーを務めることになりました。登山口では小雨に代わっていましたが止む気配は有りません。他の登山者は誰一人として見られませんでした。小雨降る中、登山口を出発。稜線に上がるまで谷筋をなめるように登り、稜線近くで登山道に雪が残り避けるように登って行きました。「野坂山頂2km」の標識が見えてやっと稜線に乗りました。雨は止むこと無く風も強く感じるようになってきました。ゆっくり先頭を歩く村上さんのお陰でばてることなく足が進みました(後から聞くと前半は調子が上がらずスローペースになったようです)。久しぶりのテント装備に加齢も加わりスローペースで山頂避難小屋まで3時間余りかかりました。避難小屋で出発間際に軽アイゼンを装着しました。小屋の外は小雨でけむり視界が悪く赤坂山へ続く尾根道への入り口がすぐに見つけられず暫くYAMAPと周りの景色を見比べながらやっとのことで尾根筋に通じる尾根道を見つけ誰も踏んでいない尾根道を降りていきました。尾根道は所々で雪をかぶり道筋がはっきりしないところや尾根全体がが白い雪(ザラメ雪)に一面覆われて小枝をよけながらルートを探して歩きました。ザラメ雪の下は時に足元が空洞になってはまり込み立ち往生しました。思った以上にアップ・ダウンが続きルート確認に時間がかかりましたが何とかコース半まで来ることが出来、テントを張ることが出来ました。昼からも雨は止まず西風が強くなりテント設営場所を作るのにも苦労しました。深夜、テントの下では風が吹き荒れるすごい音に冷や汗をかきました。 昼からはがぜん村上さんに元気が戻り道なき道をルートを探す歩きの楽しみが分かったのかいきいきしてました。雨と風と雪が混ざり合った最悪のコンディションだからこそ高岩君もここに居ればもっと楽しんでいたでしょう・・・

14日(日):5時45分起床。朝食を取りながらお湯を作るのに時間がかかり出発は8時になりました。今日は雨も止んで青空が覗いていましたが風は相変わらずすごい音を出しながら駆け抜けていました。テント場からP661mあmで駆け降りたことも有り順調に進みましたがP756mへの登りから時間がかかりました。登りは夏道一面ザラメ雪に覆われトレースは消えて雪の急斜面をジグザクにトラバースの登攀で体力の消耗が激しかったです。三国山手前で行動食を取り三国を越えて一気に赤坂山に駆け上る予定が三国山を越えて明王ノ禿を通るルートが雪で消えてしばし地形図と睨めっこしながらルートを探し明王ノ禿まで1時間を費やしてしまいました。読図山行で時間は取られましたが楽しかったです。赤坂山山頂に出ると空は快晴で遠くまで見渡せましたが風が強く吹いて栗柄峠までの下山道では西風にあおられて体がブレるほどでした。赤坂山山頂付近は強い風で雪は吹き飛ばされ暁がむき出しでしたが下山路はザラメ雪に覆われて足を足られることがしばしばありました。東屋まで降りるとホッとした気持ちになりましたがそこから長い階段道を降りていくのに程ほど疲れました。マキノスキー場跡に降りてさらさの湯バス停について時刻表を見ると10分ほど前にバスが出て次のバスあまで50分程待つことになりました。留守本部に下山報告を入れて縦走テント泊を終了しました。三人三様で疲れた表情でしたが楽しい時間を過ごすことが出来ました。高岩さん「めっちゃ楽しかった」ですよ。

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