例会報告 賤ヶ岳と余呉湖畔の山々を巡る      記:K・J

【山行日】 2021年11月23日

【天候】    曇りのち小雨

【参加者】女性10名、男性4名、合計14名

【コースタイム】余呉駅10:10~岩崎山~10:30~大岩山11:00~賤ヶ岳12:25~公法寺山14:00~大平良山14:40~権現峠15:20~余呉駅16:05

【山行報告】 今回は賤ケ岳の戦いの舞台となった、賤ケ岳と余呉湖周辺の山々(5座)を巡り、戦国時代に思い馳せながら紅葉と風景を楽しみました。

余呉駅から賤ケ岳まではよく整備された穏やかなハイキングコースです。まず最初に登頂したのが岩崎山(209m)です。この岩崎山には賤ケ岳の戦いで羽柴秀吉側で参戦した、キリシタン大名としても有名な摂津高槻城主の高山右近の岩崎山砦跡がありました。 次に登頂したのが大岩山(282m)です。大岩山には羽柴秀吉側で参戦した摂津茨木城主の中川清秀の墓所と大岩山砦跡ありました。この大岩山周辺は賤ケ岳の戦いの際、遥か北方の行市山から奇襲した、柴田勝家側の佐久間盛政との間で激戦が繰り広げられた場所として有名です。大岩山を後にしていよいよ賤ケ岳(421m)に向かいました。コースの途中には紅葉スポットがいくつかあり、メンバーも時折足を止めて紅葉を撮影していました。賤ケ岳に近づいてくると少しずつ傾斜がきつくなってきましたが、登山道はよく整備されていて無事賤ケ岳に到着しました。

賤ヶ岳山頂

賤ケ岳の山頂での天候は曇り空でしたが、山頂からの展望は最高で、余呉湖や奥琵琶湖、長浜方面が一望できました。

余呉湖西側の山並と余呉湖
余呉湖
奥琵琶湖

 いよいよ後半です。賤ケ岳からは、一般的な登山道に変わり、余呉湖西側の山(2座)を経て余呉湖畔に向かいました。 4座目は公法寺山(380m)です。賤ケ岳から、一旦289mまで降りてから再び尾根沿いに登りました。賤ケ岳までとは違って多少登山道には倒木等もありましたが、尾根沿いに踏み跡やピンクのテープを目印に無事登頂しました。 5座目の大平良山(458m)は本日の最高峰でしたが、穏やかなルートと紅葉に癒されながら順調に登山を続けました。

 大平良山から権現峠(376m)に降りる辺りから、ガレ道になると共に雪まじりの小雨がぱらつき始め、レインウェアを着用して余呉湖畔を目指しました。余呉湖畔からは一般道になり無事余呉駅に到着し山行を終えました。  今回の山行は14名中10名が女性の方で、約1年ぶりに山行に参加された方もおられました。歴史あり、紅葉あり、景色ありの穏やかな山行予定が、最後には雪まじりの小雨に降られるなど一筋縄ではいかない面もありましたが、湖北を堪能出来た例会になったのかなと感じました。

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