「例会報告」 冬の武奈ヶ岳  記K・S

山行日】 2024年2月4日(日) 【天候】 曇りのち晴れ

【参加者】女性2名、男性4名、計6名

【コースタイム】 坊村登山口8:25~御殿山11:05~途中昼食休憩20分~武奈ヶ岳12:15(15分休憩)~御殿山13:00~坊村登山口15:05着

【山行報告】 朝方京都市内は小雨模様で暖かい朝だったが坊村は0℃。登り始めは雪はなく、樹林帯の急登では汗が噴き出るので衣服調整と休憩を挟むが先頭のMさんのペースもよく登る。高度が上がると少しづつ雪も増え登山道はふみ跡が固められ少し滑りやすくなってくる。シャーベット状の雪面なのでチエーンスパイクを履き始めている登山者もいたが(692m)の分岐までノーアイゼンでもしっかり歩けた。

この先はつづら折れで道幅も狭くなり積雪もあるようなのでアイゼン装着。急斜面だったがしっかりアイゼンが効くので786mの分岐に20分ほどで到着。この辺りだけ雪が少なく落ち葉を踏みながら登るが、直ぐに積雪が増え無雪期、有雪期の分岐(855m)に15分程で到着。昨夜の京都市内の雨は雪だったようで、木の枝や倒木には粉雪が残り、ブナ林の森は樹氷の世界が広がって幻想的な芸術作品に包まれているようだった。トレースもしっかりあるので踏み込みもなく夏道合流地点まで冬景色を楽しみながら歩けた。

御殿山山頂

分岐から1名が疲れの訴えがあったので、一人がついて2班に分かれて進むことにする。若干配慮はしたがほとんど差もなく11時過ぎに全員御殿山到着。昨年秋の無雪期とあまり変わらない時間だった。 後班は武奈ヶ岳山頂までは行けない可能性があるので御殿山で集合写真をとり、ワサビ峠まで一緒に下りて風よけの木のそばで昼食をとった。その後前班4名は武奈ヶ岳山頂を目指し、後班は食事後は元気になったので、ゆっくり途中までを登ることにする。

西南稜

前班が西南稜に近づく頃にはガス薄れてきて見通しも良くなり、武奈ヶ岳山頂も見えてきて足取りも軽い。西南稜の杉の木辺りは積雪も多くなり斜面ではピッケルを使った雪山講習をしているグループも見られた。西南稜を登っていると眼下に尾根筋や御殿山の展望が広がり、コヤマノ岳分岐に着く頃には時々ガスも切れ時々琵琶湖が見え山頂からの景色を味わうことが出来てラッキーだった。

武奈ヶ岳山頂

武奈ヶ岳山頂には予定時刻よりも早く登頂。大勢の登山者が風をよけながら休憩や食事をされていたが、我々が登頂したころには風も弱くなりガスも消え空は曇っているが蓬莱山や比良山系、北山も見え、タイミングよく記念撮影ができた。

コヤマノ岳
元気に下山

記念撮影をしてゆっくりしていると後ろの班のメンバーもコヤマノ岳分岐まで来ていたので合流して下山開始。帰りはほとんど差もなく御殿山に着き、ゆっくり下山。692mの分岐過ぎでアイゼンを外し、最後の「泥道」をたっぷり味わいながら15時過ぎに全員無事に登山口に下りてきた。例年に比べて雪は少なかったが、冬の武奈ヶ岳の魅力を味わえる雪山登山を楽しむことができた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です